温泉とオーロラの国・アイスランドの大自然が織りなす定番観光スポット8選

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温泉とオーロラの国・アイスランドの大自然が織りなす定番観光スポット8選

ヨーロッパ諸国の観光地と言えば、古い街並みや教会、ミュージアムばかりだと思っていませんか?ヨーロッパには先進的で開発された地域というイメージがありますが、虫の目で見れば原始的自然の姿を残すネイチャースポットもいっぱいあるんです。その代表的な国がアイスランド。アイスランドには氷河や火山によって作られた世界遺産や観光スポットがたくさんあります。未開発のエリアが多く、それらが市街地から近いこともあって、オーロラを始めとする大自然の産物が気軽に見られるのが特徴なんです。

日本からアイスランドへの直行便はありませんが、ヨーロッパの主要都市から飛行機が就航しています。アイスランドでの移動はバスやレンタカーが便利。観光客を受け入れる体制があるので、それほど不便を感じません。今回は数ある観光スポットの中から、特に人気のあるものを紹介します。

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温泉とオーロラの国・アイスランドの大自然が織りなす定番観光スポット8選

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1. Blue Lagoon(グリンダヴィーク)

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アイスランドを代表する観光スポットで絶対に訪れてほしいのがBlue Lagoon(ブルーラグーン)。レイキャヴィークから車で1時間もかからないので、アクセスも苦労はしません。ブルーラグーンは地熱発電所を利用した巨大な露天温泉スパで、アイスランドの無骨な大地に囲まれたロケーションが自慢。温泉が好きな日本人にとっては非常に親しみやすい観光地です。黙々と湧き出す水蒸気と遠くそびえる山々の雄姿&見たこともない広大な乳白色温泉の組み合わせは、コンパクトな日本の温泉とは別次元の代物です。

アイスランドの温泉は水着着用で混浴です。カップルや家族でも一緒に入ることができます。日本と違って泳いでも怒られないので子供が退屈することもないですよ。お湯は地熱海水を利用していて、温度は約40度。海水由来なので天然ミネラル成分をたっぷり含んでいます。湖底に堆積しているシリカサンドと呼ばれる泥を塗ってパックすれば、肌がツルツルになります。温泉施設以外にもレストランやマッサージがあり、ギフトショップではブルーラグーンオリジナルのスキンケア商品も販売。お土産に買って帰りましょう。

2. Gullfoss(グトルフォス)

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アイスランドにはたくさんの滝がありますが、中でもおすすめなのが世界遺産にも選ばれたGullfoss(グトルフォス)。グトルフォスはクビート川の中域に位置する幅70m、落差30mの豪快な滝で、天気のいい日には水しぶきに虹が架かって滝が黄金色に見えます。レイキャヴィークからは車で1時間30分のところにあるので、アクセスも簡単です。滝周辺は観光設備が整っていてレストランや土産店もあります。

駐車場から滝近くまでは遊歩道が続いていて、夏季はその道を通ることができます。近くで見ると水量が豊富で迫力満点です。冬季は遊歩道が凍り付くため近くことはできませんが、離れた場所からみる凍った滝も独特の情緒があって絶景ですよ。

3. Seljalandsfoss(セリャラントスフォス )

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たくさんあるアイスランドの滝の中でも、グトルフォスと並んで人気なのがセリャラントスフォス。レイキャヴィークから車で3時間程度でアクセスできます。セーリャランスアゥ川から流れ落ちる最大落差約65mの滝は、裏側の岸壁がえぐられたような形をしていて、人が通れる空間になっています。そこから落下する水流とその先に広がる絶景で人気で、滝越しに絶景が拝めるのは世界的にも珍しいと言われています。滝の周囲には草原が広がり、春には花が、夏には青々と茂った緑に覆われます。季節や天候、時間帯で表情が変わるので、何回訪れても新しい発見があると評判です。

4. スカフタフェットル国立公園(キルキュバイヤルクロイストゥル)

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スカフタフェットルは、レイキャヴィークから車で4~5時間ほど東へ行ったところにある国立公園。夏季に当たる6月から8月まではバスが運行してます。スカフタフェットル国立公園は火山、氷河、森林が織りなすアイスランドならではの光景が自慢。溶岩大地が多いアイスランドでは珍しく森林地帯があり、他地域では見られない高山植物や野鳥、野生動物が生息しています。

公園内には「ヴァトナ氷河」と呼ばれるアイスランド国土の約8%を占めるヨーロッパ最大の氷河があります。氷河には氷の洞窟があって、同国立公園内でいちばんの見どころ。混じりの気ない氷塊と太陽光が生み出す独特の青い世界は、神秘的でこの世のものとは思えない美しさです。氷の洞窟へは冬のみ行くことができるので、貴重な体験を得たい人は時期を選んで行ってみてください。

5. ヨークルスアゥルロゥン(ヨークルスアゥルロゥン)

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ヨークルスアゥルロゥンはアイスランド最大の氷河湖。レイキャビクからは車で5時間ほどかかります。乳白色とコバルトブルーのコントラストが美しい湖です。アイスランドでは特に人気のある観光スポットで、ツアーに組み込まれていることが多いです。

5月から9月の夏季限定で氷河湖をボートや水陸両用バスでクルージングができるツアーがあります。運が良ければ野生のアザラシを見ることもできますよ。5月だと氷が残っていることも多くボートが出せない日もあるので、この時期に訪れる方は現地で確認が必要です。冬季はボートクルーズこそありませんが、ヨークルスアゥルロゥンはオーロラ観測値としても有名。氷河とオーロラの奇跡のコラボレーションが見られるかもしれません。

6. ゲイシルの間欠泉(ゲイシル)

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アイスランドには地熱地帯が多く存在します。その地熱で熱せられた水が高温で吹き上がるのが間欠泉です。レイキャヴィークから車で1時間30分のところにあるGeysir(ゲイシル)は、間欠泉がたくさんあることで知られるエリア。ストロックル/ゲイシル/Litli-Geysir/Blesi/Konungshver/Haukadalslaug Hot Potなどの間欠泉が有名です。アイスランドの観光地を巡るツアーには間欠泉観光も含まれていることが多いので、気になる方は参加してみてください。

いちばん人気のストロックル間欠泉は5~10分間隔で噴出します。高さは70mに達することもあり迫力満点。噴出寸前のコバルトブルーの熱水が盛り上がる様子も見逃せない現象です。間欠泉の周囲は地熱の影響で水蒸気が沸きあがり、冬でも気温高で快適に観光できます。ストロックル間欠泉の近くにあるゲイシル間欠泉も有名ですが、今のところストロックル間欠泉の方が大規模で頻度も高いと言われているので、選ぶならストロックル間欠泉がおすすめです。

7. ブラックサンドビーチ(ヴィーク)

ブラックサンドビーチは、アイスランド南部のヴィークという街にある黒い砂浜。その不思議な光景はまるでフィクションの世界です。ビーチには奇岩が転がり、遠くに目を遣ればそびえ立つ断崖。沖合には鋭く削られた孤島が見え、他のアイスランドの観光地とは一線を画す風景が広がります。一見殺風景ですが、夏になるとアイスランドを象徴する海鳥、パフィン(ヒメツノメドリ)が岸壁に巣を作ります。愛くるしいパフィンの姿は必見です。ビーチの近くにはレストランやホテルがあるので、景色を眺めながら食事をしたり体を温めたりすることもできます。レンタカーを借りて観光するならドライブコースに組み込んでみてはどうでしょうか。

8. Hallgrimskirkja(レイキャヴィーク)

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アイスランドを観光する場合、必ず首都レイキャヴィークを訪れ滞在します。そのレイキャヴィークの象徴的建造物がハットルグリムス教会。この教会は建築家、グジョン・サムエルソンによって1939年に設計されたものです。高さは約73m。高層建造物がないレイキャヴィークでは、20km先からでもこの教会が見えると言われています。ヨーロッパでよく見るゴシック様式とは違い近代的なコンクリート製建築物で、周囲の北欧らしいカラフルな家々とは雰囲気が異なります。

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教会内部には5275本のパイプからなる巨大なパイプオルガンが鎮座し、夏の間はリサイタルやコンサートが開かれることも。タイミングが合えば聞きにいってみても楽しいでしょう。大自然を満喫する観光がメインのアイスランドでは珍しい観光スポットかもしれません。

◎まとめ

今回紹介したアイスランドの観光地は、すべて首都レイキャヴィーク近郊からアイスランド南部の地域にあります。まとめて観光しやすいスポットを選んだので、併せて見に行ってみてください。季節によって観光内容が変わるスポットも少なくないですが、まずは秋~冬のオーロラが見られる季節がおすすめ。ゆっくりブルーラグーンで体を温め、日本では味わうことができない大自然に身を委ね、日々の喧騒を忘れてエネルギーをチャージしましょう。

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