名称:鳳凰三山
住所:山梨県韮崎市清哲町青木(青木鉱泉登山口の住所)
公式・関連サイトURL:http://www.yamakei-online.com/yamanavi/yama.php?yama_id=585
山梨県の西部に位置する韮崎市は南アルプスの玄関口であり、周囲を山に囲まれた盆地です。
韮崎市は他の市に比べ、山の部分の面積は小さく、それ故、田畑の耕作がしやすい地形になっているのが特徴です。甲斐駒ケ岳から流れる豊かな水で育った農作物は、観光的にも一見の価値があります。
観光地としての韮崎市は武田氏の発祥の地と言うだけあって、関連する寺社や伝説などが多く残されています。また、韮崎市には山頂に奇岩が聳え立つ鳳凰三山や、謎の鉄剣が発見された椹池、そして日本百名山で有名な深田久弥の最期の地である茅ヶ岳など、豊かな自然を感じられる観光スポットが揃っています。
韮崎市における自然を感じられる観光スポットを紹介します。
1.鳳凰三山
韮崎市は中央が平地で、周囲を山に囲まれた典型的な盆地です。しかし、登山客には人気の観光地です。
韮崎の観光名所として、周囲を形成する有名な山の一つに『鳳凰三山』があります。鳳凰三山は南アルプスの玄関口に位置し、地蔵岳・観音岳・薬師岳の三つの山をまとめた通称です。韮崎駅の南側から路線バスが出ており、御座石温泉と青木鉱泉が韮崎からの主な登山口になります。
青木鉱泉の登山口から山頂を目指した場合は「ドンドコ沢」という、沢沿いを登ることになります。初心者には辛い登りが続きますが、韮崎の観光名所として名高い「南精進ヶ滝」を始め、鳳凰の滝、白糸滝、五色の滝などの美しい情景に何度も遭遇できます。それらの癒し効果で、辛い登りも我慢出来ます。
ちなみに、一風変わった名称の「ドンドコ沢」は、大雨が降るたびに激流と化した沢を、巨石が大音量で流れ落ちていく時の音が「ドンドコ」と聴こえることから呼ばれるようになりました。
また、8月初旬頃には世界でもここにしか無い「ホウオウシャジン」などの高山植物が山中で見られます。きっと、目に焼きつくほどの印象に残る充実した韮崎観光になりますよ。
2. 深田記念公園
韮崎市でも文学的な観光要素が高いのが、深田記念公園。韮崎駅から車で20分ほどの茅ヶ岳登山口に隣接する公園です。
茅ヶ岳は八ヶ岳と風貌が似ているため「ニセ八(にせやつ)」などと言われる山ですが、『日本百名山』で知られる深田久弥が最期を遂げた山としても知られており、この公園は深田久弥の功績を称え、偲ぶ目的で作られました。
園内には石碑が建てられており、「百の頂に百の喜びあり」という、深田久弥の言葉が石碑に刻まれています。毎年4月には深田祭が催され、深田久弥を偲ぶ目的で茅ヶ岳の記念登山が行われます。韮崎駅から深田記念公園行きの路線バスが出ており、茅ヶ岳の登山で訪れた観光客が必ず通る韮崎の公園です。
ちなみに、深田久弥は登山に必ずあんぱんを持参することが知られています。あんぱんを片手に深田久弥の気分に浸りながら、韮崎市観光するのも良いですね。
名称:深田記念公園
住所:山梨県韮崎市穂坂町柳平
公式・関連サイトURL:http://www.nirasaki-kankou.jp/?page_id=129
3. 椹池
椹池(さわらいけ)は、韮崎駅から8kmほど離れた甘利山(あまりやま)の中腹、標高約1,200mの湿原にあります。
韮崎駅では、かつて、池には大蛇が棲んでいたとされ、近付く者は池に引きずり込まれるという噂がありました。韮崎に家を構えていた武田氏の家臣の甘利氏も、2人の息子が餌食になった事で怒り心頭、池の大蛇の退治に乗り出したという伝説が残されています。
伝説が残る池のほとりには、白鳳荘という山小屋があり、椹池を訪れる観光客のために、池の周囲を整備しています。売店や食堂だけでなく、宿泊設備やキャンプ場も整備されています。静かな池のほとりで珍しい水生植物を眺めながら、のんびりとキャンプしたり、レンゲツツジで有名な甘利山登山のベースにするのも良いですよ。
池までは、すぐ近くに道路が通っているので、韮崎の市街地からのアクセスは、車の利用がおすすめです。
名称:椹池
住所:山梨県韮崎市旭町下条北割
公式・関連サイトURL:https://goo.gl/cifzGG
4. 銀河鉄道展望公園
韮崎駅から茅ヶ岳に向かう途中のちょうど中間にある公園です。
韮崎の中心地よりも少し小高い丘の上にあるため、韮崎市内だけでなく、八ヶ岳や南アルプスを広範囲で眺望出来る観光スポットとして人気です。
特に、夜になると公園から見える中央線が、星空の下を走り抜ける姿が銀河鉄道さながらで、幻想的な情景を演出してくれるところがポイントです。その光景をカメラに収めようと、星空と夜景の写真を撮影に来る人が多くいます。
夜景を見に行くときは、車で行った方がアクセスしやすいです。しかし、駐車場があまり広くないので、その点に注意が必要です。立地環境に恵まれているので、山へ登らずとも気軽に広々とした景色を展望できる韮崎市の公園です。
名称:銀河鉄道展望公園
住所:山梨県韮崎市穂坂町宮久保3144-1
公式・関連サイトURL:http://www.nirasaki-kankou.jp/?page_id=126
5. コクテール堂 韮崎工場
『コクテール堂』はコーヒーの卸売の他に直営も行っており、主に「エイジングコーヒー」を販売している韮崎のお店です。
エイジングコーヒーとは、生豆を1年以上熟成させる事で、コーヒー豆の主成分であるタンニンの渋みを甘味に変化させたもの。コクテール堂の韮崎工場はその熟成するのに空気が綺麗で年間雨量が少ない土地が最適だと創業者が判断し、この地に設置したのが始まりです。
韮崎市の工場は豆を寝かせておくための施設ですが、豆の直営販売も行っています・ですので、カフェ店舗でなくてもエイジングコーヒーを購入ができます。最近では、韮崎市のふるさと納税の返礼品にも採用されている、コクテール堂のエイジングコーヒー。
韮崎観光のお土産として、コクテール堂のコーヒーを買って帰ってみるのも良いですね。
名称:コクテール堂 韮崎工場
住所:山梨県韮崎市穂坂町宮久保5136-1
公式・関連サイトURL:http://www.cocktail-do.co.jp
◎まとめ
隣の北杜市と比べて、韮崎市の観光スポットは全体的にこじんまりとした場所が多く、古来からの言い伝えとリンクする歴史的・自然的な観光名所が多いのが特徴です。
また、市内の観光スポットは全体的に駅から離れた豊かな自然の中に点在していので、アクティブに観光するのがちょうどいい場所。さらに登山をする人にとっての韮崎市はアウトドア的な観光要素が高く、非常に馴染み深い町です。
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