北陸石川に来たらぜひ見ておきたいおすすめの絶景スポット8選

画像出典:とっちい / PIXTA(ピクスタ)

北陸石川に来たらぜひ見ておきたいおすすめの絶景スポット8選

かつては加賀百万石の城下町として隆盛を誇り、金沢をはじめ名勝地を多く要する北陸石川は、北陸新幹線が開通してアクセスも良くなり石川への観光客も多く訪れるようになりました。石川には能登半島など自然いっぱいの野趣あふれる絶景ポイントも見逃すことができません。そんな情緒たっぷりの一押し石川の絶景をご紹介します。    

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北陸石川に来たらぜひ見ておきたいおすすめの絶景スポット8選

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1.世界でも珍しい砂浜を車で走れる石川県「千里浜なぎさドライブウェイ」

石川千里浜(ちりはま)なぎさドライブウェイは、全長8㎞の波打ち際の砂浜を自転車やバイク、車で走ることができる海岸です。日本で車が走れる砂浜はここだけです!

自転車やロードバイクの走行も可能ということで、悪天候でもない限り走ることができます。車が普通に走れる理由は、海岸の砂粒が極めてきめ細かく締まっている為。その砂が海水を吸って、まるで舗装されているかの様に固くなるのです。

近くにある千里浜海岸は海水浴場としても知られ、日本海に沈む夕景の美しさも有名な北陸石川の絶景スポット。潮風を受けながら雄大な波打ち際をドライブするのは爽快ですね!

2.幾重にも重なる様に連なる階段状の水田が美しい石川「白米の千枚田」

このスポットは石川県輪島市白米町にある日本海に面した棚田。それぞれの水田一枚は、面積として約18㎡と狭小で約4haの範囲に1004枚が積み重ねられたようにあり、典型的な棚田風景となっています。

初夏の田植え時期になるとそれぞれの水田に水が張られ、晴れた日には陽の光が鏡の様な水面にキラキラと輝き美しい景色が見られます。夏は稲の瑞々しい光に輝く緑と能登の海の青さとのコントラストが美しく映え、秋には黄金色に輝く稲穂がさざ波のようにうねる素晴らしい光景。

白米(しろこめ)千枚田は石川県能登の里山里海として世界農業遺産にも認定され、石川が誇る代表的な棚田として「日本の原風景」とも呼ばれています。

輪島から曽々木海岸に向かう途中、奥能登の最高峰高洲山からの裾野が海岸へと広がる約4万㎡の斜面に小さな水田が無数に階段状に幾何学模様のように連なる様子は日本海の海とも相まって絶景ですよ。

北陸石川の奥能登を代表する絶景スポットと云って良く、平成13年には国指定文化財名勝に指定されています。

3.その姿から別名軍艦島とも呼ばれる「見附島」

北陸石川の見附島は石川県能登半島の内浦の海を望む見附海岸にあってどっしりとした、まるで軍艦が停泊している様な島です。佐渡の島から北陸石川に渡ってきて最初に目についた島ということから「見附島」と名付けられました。

自然の造形によって造りだされた高さ28mの無人島で、浜辺から大きい踏み石が200mに渡って敷き並べられており、歩いて島まで渡ることが可能。能登半島を象徴する絶景の景勝地として知られていますが、珠洲市の特産物でもある「七輪」の原材料となる珪藻土が産出されることでも知られています。

見附海岸一帯は能登半島国定公園に指定されている絶景の地で、芝生の広場や約1000本もの松や桜が植えられているので、春は花見が楽しめる多くの人で賑わいます。また、恋路海岸から見附島までの3.5㎞ほどの海岸は「えんむすびーち」と呼ばれ、浜辺には縁結びの鐘が設営されています。恋人と訪れても楽しめる観光スポットです。

4.断崖絶壁、奇岩奇勝が見るものを圧倒する「能登金剛」

松本清張の推理小説「ゼロの焦点」の舞台として設定されたことで名を知られるようになった石川県を代表する絶景スポット「能登金剛」。能登半島の海岸を中心にして石川県から富山県にかけて師弟されている能登半島国定公園の一部です。

関野鼻の断崖や奇岩の景観は、国道49号線道沿いに設営されている展望台からも望めます。海岸断崖の先端から覗くと身も痩せるほどと言われるヤセの断崖に象徴される断崖絶壁を要する海岸線と、岩に大きく穴が空いた巌門や機具岩(はたごいわ)、に代表される奇岩怪石の奇勝が連なっていて、その光景は大変美しいと賞賛されるほど。

源義経一行が奥州に逃れる際に兄頼朝の追手から身を隠すために、48隻の舟を隠したとされる伝説が残されています。厳門の周辺には30分程度で巡ることのできる遊歩道も整備されており、ゆっくり奇岩などを鑑賞しながら散策できますよ。また近くには現存する日本最古の木造灯台の旧福浦灯台もあります。

ゼロの焦点の舞台となった断崖や巌門を始め鷹の巣岩や機具岩、碁盤島などを巡る遊覧船も出ていますので、海上から奇岩などの絶景を楽しむことができ、違った迫力を堪能できる北陸石川のおすすめポイントです。

5.能登半島の突端にあって海と岩が織りなす自然美が美しい北陸石川「曽々木海岸」

輪島市にある日本海の荒波を受けて形成された荒々しい断崖の絶景が見られる曽々木海岸。

この絶景は硬い流紋岩が波の浸食によって複雑な模様や奇岩を生み出し、水門崖(すいもんへき)や福が穴、尋岐(ひろき)の険などの奇岩が見られ、特に曽々木海岸のシンボル的存在は「窓岩」。大きな岩の真ん中にぽっかりと直径2mほどの穴が空いていて窓のように見えることから名が付けられたそうです。

春と秋の夕暮時に運が良ければ、窓の中にすっぽりと夕日が収まる瞬間の絶景が見られるかも知れませんよ。また砂浜や岩の間には、ハマツメクサやエゾオオバコなどの希少植物も見られます。厳冬期には打ち寄せる波が岩にぶつかって砕け、フワフワした白い綿状になって飛び散り、海面を覆い尽くす神秘的な風景が見られる北陸石川のおすすめの絶景です。

6.石川三名瀑のマイナスイオンを満喫「姥ヶ滝」

石川県と岐阜県を結ぶ33.3㎞の白山白川郷ホワイトロードの一番の絶景ポイントといっても良いのが「姥ヶ滝」です。やはりきれいな状態で見たいなら標高770mの位置にある蛇谷園地駐車場に車を止めて遊歩道を歩き、滝の側まで行って見て、いっぱいマイナスイオンを浴びるのがおすすめです。

1990年に日本の滝百選にも選ばれ石川県の観光名所のひとつとなりました。白山白川郷ホワイトロード内には姥ヶ滝以外にも「ふくべの大滝」など多くの滝があり、紅葉の時期には素晴らしい絶景を見せてくれます。

また近くには露天風呂「親谷の湯」があり、源泉は97℃あるので水を加えて調整していて、熱かったりまた反対にぬるかったりする時は竹筒を使って湯を川に流して温度調整をしているとのこと。温泉に浸かりながら滝の姿を眺めることができるので、秘境の湯として人気となっています。

この姥ヶ滝は水量の変化の度合いが割と大きいとのことで、せっかく見学に訪れたのにチョロチョロの水の流れしか見れないことも。滝の状態の良い時期は比較的雨が多く降った後か雪解けシーズンが見ごろでしょうか。

但し冬季は通行止めとなる様ですから石川県の観光情報などを事前に確認をするよう注意することをお勧めします。

7.石川県のシンボル、霊山「白山」

日本三霊山のひとつとされており、標高2702mで古来から信仰の山ということで多くの方たちが参拝登山をしてきた石川県のシンボルとなっている絶景ポイントです。

手付かずの自然がいっぱいで、ブナの原生林や、オコジョ、日本カモシカなどの希少動物や様々な高山植物が登山者の目を楽しませてくれていて、ハクサンコザクラやハクサンフウロなどハクサンと名が付く花は、古くから白山で自生していたことから名付けられたものです。

頂上からは白馬、剱岳、立山他北アルプスの山並みの絶景が眺められ、雲海から登る日の出を拝むことができます。運が良ければブロッケン現象も拝めるかも知れませんね。

8.石川県が誇る北陸随一の絶景「鶴仙渓(かくせんけい)」

山中温泉街に沿って流れる大聖寺川に架かるこうろぎ橋から黒谷橋にかけて約1.3㎞の距離の渓谷が続き、いろいろな変った形の岩や小さな滝など渓谷沿いにある遊歩道を辿りながら、移り行く風景を楽しみながら散策すると心も身体もリフレッシュできるでしょう。

かつてこの場所の行き来が極めて危ないとされていたので行路危(こうろぎ)と云われたという説と秋の夜のこおろぎの鳴く声が喧しかったのでという説もあります。こおろぎ橋と黒谷橋のほぼ間にあり、活け花草月流の元家元で「勅使河原宏(1927年~2001年)」氏が鶴仙渓を活けるをコンセプトにしデザインされて架けられた橋で、紅紫色に塗装されS字形をした橋と周囲の風景が見事に一致調和した美しさは絶景といって良いでしょう。

鶴仙渓のもっとも下流にあって大きな淵をなしており、奇岩などが見られる箇所が黒谷と称し、そこに架かる重厚なアーチ型をした橋が「黒谷橋」。以前は木造の橋でしたが、昭和10年に石橋となったものです。北陸石川の奥座敷として知られる山中温泉にあって四季折々に美しい絶景など見どころはたくさんありますよ。

◎まとめ

ロマンチックな風情が漂い、情緒を感じさせる風景を数多く有する石川県ですが、自然が織りなす絶景ポイントも見逃せません。石川の絶景スポットを紹介してきましたが、他にも絶景と称して良い景勝地がたくさんあります。石川県内を周遊しながら思いがけない絶景に出会うことがあるかも知れませんよ。

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