名称:村営洞川温泉センター
住所:奈良県吉野郡天川村洞川13-1
公式・関連サイトURL:http://www.dorogawaonsen.jp/sightseeing/127/
「洞川温泉」は奈良県天川村にある温泉で、大峯山・山上ヶ岳の登山口に位置しています。標高が高い場所にあるため、夏は涼しく避暑地として親しまれています。洞川温泉の周辺には20件以上の旅館が建ち並び、一年を通して観光客が訪れます。
洞川の宿場としての歴史は古く、戦前にまでさかのぼります。大峰山は昔から修験の山として知られており、現在でも修験者や参詣客が訪れています。そのほかにも、蟷螂の岩屋や五代松鍾乳洞など、自然を満喫できるスポットがいくつもあります。そこで今回は洞川温泉の魅力あふれる旅館街とその周辺の観光スポットを紹介します。
目次
歴史ある宿場町・天川村で洞川温泉や自然を楽しめる観光スポット7選
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1.村営洞川温泉センター
洞川温泉の泉質は弱アルカリ性の単純泉です。唯一の温泉センターということもあり、登山者をはじめ多くの観光客が体を温めて休めるために利用する憩いの場となっています。露天風呂から眺める景色がこれまた素晴らしく、リラックス効果は抜群といったところです。
村営洞川温泉センターの温泉は、冷え性、リウマチ、神経痛、筋肉痛の治療に効果的といわれています。内風呂と露天風呂の2種類で吉野杉を使用した風呂からは、何とも言えない落ち着く香りが漂います。ジェットバスもあるため、観光で歩き回って疲れた体をしっかり癒やすことができます。
2.蟷螂の岩屋
蟷螂(とうろう)とはカマキリのことで、カマキリの岩屋と呼ばれるのがこの「蟷螂の岩屋」です。洞窟の天井が低くなっているところを身をかがめて歩く修験者の姿がカマキリに似ていることから、そう呼ばれるようになりました。
天井が低いところを身をかがめて歩くという経験を通して、世の中、頭を高くするよりは低くして生きた方が良いということを学ぶのだそうです。現在では修験者だけでなく、観光客もこの蟷螂の岩屋へ人生の指針を学ぶために訪れます。洞川を観光する際には、蟷螂の岩屋で身をもって知る体験を積むのも良いかもしれません。
名称:蟷螂の岩屋
住所:奈良県吉野郡天川村洞川
公式・関連サイトURL:http://www.dorogawaonsen.jp/sightseeing/188/
3.五代松鍾乳洞
天井からひたひたと水が滴る、薄暗くて神秘的な空間。鍾乳洞好きなら一度は観光したい、洞川一押しの観光スポット「五代松鍾乳洞」。五代松鍾乳洞という名は、昭和4年にこの鍾乳洞を発見した五代松さんという方の名前を付けたそうです。
五代松鍾乳洞の最大の見どころは「大黄金柱」。高さが8mもある石の柱です。それ以外にも20~30cmほどの鍾乳石から3~4mの石筍など見どころが満載です。見学の折には「ごろごろ茶屋」での受付が必要。トロッコで入り口まで向かう上、案内のガイドさんも付いてくれます。
鍾乳洞は人の力が一切加わっていない場所です。一年に数ミリ単位で少しずつ削られて、現在の形になり、今もなお変化し続けています。鍾乳洞を訪れるとそんな自然の神秘を目の当たりにして、驚きとともに神聖なものに触れている様な気がします。洞川で自然の神秘に触れられる観光を、ここ五代松鍾乳洞で経験してください。
名称:五代松鍾乳洞
住所:奈良県吉野郡天川村洞川
公式・関連サイトURL:http://www1.plala.or.jp/CUE/cave_goyomatu.html
4.ごろごろ水(ごろごろ茶屋)
鍾乳洞の中を歩き回るには結構体力がいります。しばらく夢中で歩き回れば背中にじっとりと汗がわいてくるようです。そんな時には、五代松鍾乳洞から湧き出た新鮮な水で体を潤しましょう。
「ごろごろ水」は五代松鍾乳洞の石灰岩相から湧き出た水です。小石が転がるような音を響かせながら水が流れ出たところから「ごろごろ水」と名付けられたといいます。人の手が加わらない大自然から湧き出た水はとてもナチュラルな水質です。お茶やコーヒーが美味しく入れられるということで観光客の間でも人気のある水なのです。
この水を味わうことができるのは、ごろごろ茶屋。洞川財産区が管理するごろごろ水汲み場所です。ごろごろ水もさることながら、茶屋で提供しているコーヒーや葛餅も絶品。洞川観光の際にはぜひ訪れたい、おすすめ観光スポットです。
名称:ごろごろ水
住所:奈良県吉野郡天川村洞川686−139
公式・関連サイトURL:http://www.dorogawaonsen.jp/sightseeing/174/
5.かりがね橋
スリリングな体験を求めるなら、この観光スポット「かりがね橋」です。別名「大吊り橋」とも言い、吊り橋の長さは約120m、高さは約50mあり、洞川温泉の街を見渡すことができます。
名前の由来は奈良の天然記念物であるイワツバメのことを、洞川では「かりがね」とも呼んでいて、その飛ぶ姿が似ているため名付けられたと言われています。吊り橋というくらいですから歩けば揺れ、風が吹いても揺れます。しかし苦労して渡る分、見える景色の美しさは倍増ですよ。
歴史ある大峰山の登山口にある洞川温泉も、大自然に囲まれた宿場町は遠くから眺めれば、小さくひっそりと見えます。観光地の景色は、旅の思い出として写真に残しておきたいものです。洞川の街を残すならかりがね橋からの景色もまた良いですね。
名称:かりがね橋
住所:奈良県吉野郡天川村洞川
公式・関連サイトURL:http://www.dorogawaonsen.jp/sightseeing/184/
6.天川村立資料館
本日天川村洞川の村立資料館ではえんがわ音楽祭を開催中です(*^_^*)
— りんご (@ringo_travel14) September 25, 2016
尺八や二胡の演奏家の方や、歌手の尾崎亜美さんが出演されています!
私は資料館向かいの蜂蜜店で店番しながら楽しんでます♪ pic.twitter.com/CQqARtdkGO
洞川の観光をとことん楽しみたいなら、天川村の歴史を学ばない手はありません。「天川村立歴史資料館」は人々の暮らしに必要な道具の展示がされており、山仕事とはどのようなことをするのかなど、山で暮らす人々の生活の様子が伝わってきます。また、洞川は古くから山岳信仰の地として有名で、山岳信仰に関する資料も豊富におかれていて興味深いです。
資料館のエントランス部分はギャラリーになっていて、地元の絵画や写真、版画などが飾られています。時期によってはコンサートやトークショーが行われることもあるようです。歴史のみならず、ちょっとしたイベントも楽しめる観光スポットは、なんだかお得な気持ちになれそうですね。子供連れのファミリーにはいい社会勉強にもなりそうです。
名称:天川村立資料館
住所:奈良県吉野郡天川村洞川674−1
公式・関連サイトURL:http://www.dorogawaonsen.jp/sightseeing/192/
7.洞川エコミュージアムセンター
お散歩(๑° ꒳ °๑)@洞川 エコミュージアムセンター pic.twitter.com/QeVfPGuiKq
— 洞川温泉観光案内所(公式) (@dorogawaonsen) June 30, 2015
「洞川エコミュージアムセンター」では、大峰山周辺の自然について詳しく紹介しており、自然の情報発信地として多くの登山者や観光客が利用する人気のスポットになっています。
ゾーン別にテーマが設けられていて、それぞれのテーマに沿った展示が楽しめます。体験型の博物館だけあって、ただ展示物を眺めるだけでなく水遊びなども可能。外の芝生でのびのび遊ぶこともできます。
四季折々の表情を見せる天川村の自然。その魅力を存分に味わえる映像コーナーはエコミュージアムセンターいち押しの展示です。不定期ですが、自然を体験しながら学べるツアーも企画しています。機会が合えばツアーを体験してみると良いですね。
名称:洞川エコミュージアムセンター
住所:奈良県吉野郡 天川村洞川784−32
公式・関連サイトURL:http://www.pref.nara.jp/dd.aspx?menuid=2978
◎まとめ
洞川のすぐ近くにある大峰山は山岳信仰の地としての歴史があり、修験者の修行の場としても有名です。大峰山はひとつの山を指すわけではなく、長い山脈全体を通してそう呼ばれています。洞川の街に漂う、どこか浮世離れした神秘的な空気はそういった昔の名残を残しつつ、観光地として栄えてきた土地独特のものなのかもしれません。
観光といえば概してテーマパークやアニューズメントパークを思い浮かべがちですが、洞川のような人の手が行き届いていない場所に行くからこそ本当の観光ができて、心の底からリラックスできるのではないでしょうか。非日常を体験できる、癒しの観光なら天川村の洞川がおすすめです。
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