チンギス・ハーンを生んだモンゴルの首都ウランバートルの観光スポット4選

モンゴルといえば、東洋から西洋まで世界を席巻した英雄チンギス・ハーンを輩出した国。その首都ウランバートルは、モンゴルの人口の半数近くが集まる同国最大の都市です。とはいえ、それでも人口は130万人ほどで、日本の大都市と比べれば十分静かで落ち着いているといえます。

そんなウランバートルには、チンギス・ハーンにまつわる施設はもちろん、モンゴルの広大な自然や、チベット仏教の建築物など観光スポットが盛りだくさん！モンゴル伝統の移動式住居「ゲル」に宿泊できるツアーもあるんですよ。

遊牧民族の文化と伝統を引き継ぐ魅力的たっぷりのウランバートルの、おすすめ観光スポットを厳選して4ヶ所ご紹介いたします。

1.ボグド・ハーン宮殿博物館

ボグド・ハーンは、ウランバートルがまだフレーという都市名だった20世紀初頭に、モンゴル最後の君主として君臨していた人物です。チベット仏教の化身ラマとしての、ジェプツンダンバ・ホトクト8世という名で呼ばれることもあります。

ボグド・ハーン宮殿博物館は彼の冬の離宮を改装したもので、遊牧民の国の代表的な歴史的建造物として、ウランバートルの代表的な観光スポットとなっています。木組みを基調とする宮殿は、壁面の朱色や屋根瓦の緑色が鮮やかで見ごたえがありますよ。

内部はモンゴルの歴代ハーンの生活や当時の文化がよくわかるような展示になっていて、ハーンが実際に使用していた日用品や洋服も展示されています。ガイドツアーがあるので、ぜひ参加することをおすすめします。ついついスルーしてしまいがちな箇所も丁寧に説明してくれますよ。

2.チンギス・ハーン騎馬像

せっかくモンゴルへ観光に来たのなら、世界帝国を築き上げた英雄チンギス・ハーンの姿を一目拝んでおきたいですよね。そんな人にオススメなのが、ウランバートルの東方にあるチンギス・ハーン騎馬像です。

草原が広がるばかりのモンゴルの大地を車で駆けていると、突如目の前に現れる巨大なチンギス・ハーンの像。銀色に光り輝くインパクト満点のチンギス・ハーン像が、雄大な大草原の中にそびえ立ちます。近づけば近づくほど、そのあり得ないほどの巨大さに驚くことでしょう。

博物館も併設されているので、眺めて終わりではもったいないですよ。館内には、モンゴルの遊牧民族が「匈奴（きょうど）」と呼ばれていた時代の遺物などが展示されています。歴史の教科書に出てくるワードが満載なので、歴史好きにはたまらない観光スポットですよ。

騎馬像の建物の中には出店もあるので、チンギス・ハーン関連のグッズなどウランバートル観光のおみやげを買うこともできます。誰もが知っているチンギス・ハーンのグッズは、きっと贈り物にも喜ばれるはずですよ。

3.ゴルキ−テレルジ国立公園

ウランバートルの中心部から車で2時間、雄大な自然の風景が広がるゴルキ−テレルジ国立公園に到着します。

モンゴルといえばこの景色！と私たちが想像するような自然公園で、草原と岩山の大地が続いています。モンゴルの伝統的な住居「ゲル」に宿泊できる観光ツアーもあり、モンゴルならではの体験ができる観光スポットです。内部は意外に広々としていて、暑さ寒さをしのげる快適な住居なんですよ。夜になると、一面に星がちりばめられた夜空を楽しむことができます。

また、乗馬を楽しめるツアーも、ウランバートルで申し込むことができます。馬に乗って草原を散策するなんて、まるで遊牧民になったような気分ですよね。

ちなみに、日差しが強いので、日焼けをしたくない人はばっちり対策することをおすすめします。

4.ガンダン・テクチェンリン寺

ガンダン寺の通称で知られるガンダン・テクチェンリン寺は、1727年に清の雍正帝によって建立されました。モンゴルのチベット仏教の総本山とされていることから、数多くの参拝者で連日賑わっています。マニ車を丁寧に熱心に回して、お祈りしている地元の人たちをたくさん見かけることでしょう。

内部には、高さ25mという大迫力の観音像があります。黄金に塗られていて、まばゆく光る観音様は一見の価値がありますよ。

広場には願い事が叶う木があるので、観光の記念になにかお願いをしてみましょう。モンゴル最大の仏教僧院で、見ごたえ抜群なガンダン寺。ウランバートル観光の目玉の1つです。

◎まとめ

歴史の教科書でおなじみのチンギス・ハーンにまつわる施設や広大な自然、チベット仏教建築物など、見どころ満載たっぷりのウランバートル。

近年は相撲レスラーの出身地として、日本人の耳にもなじみ深い都市となってきています。ぜひ一度魅惑のモンゴルを訪ねてみませんか。

チンギス・ハーンを生んだモンゴルの首都ウランバートルの観光スポット4選