春爛漫の福岡県に訪れたら行きたいおすすめ観光スポット7選

春爛漫の福岡県に訪れたら行きたいおすすめ観光スポット7選

福岡県は三方を海に囲まれ、豊かな自然環境に恵まれています。少し足を伸ばせば、海や洞窟など大自然にふれられる観光名所や、梅・菜の花・藤などキレイな花に癒される観光地がいっぱい。太宰府や縁結びの神社、大人も子供も楽しめる運転シミュレーターや蒸気機関車にワクワクできる鉄道記念館まで、福岡には楽しめる観光スポットが目白押し。さぁ、穏やかな陽気の中、福岡県のとっておきの春を探しに出かけてみませんか。

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春爛漫の福岡県に訪れたら行きたいおすすめ観光スポット7選

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1.一面の菜の花畑の中が美しい「のこしまアイランドパーク」

出典: タイチ / PIXTA(ピクスタ)

のこしまアイランドパークがオープンしたのは1969年4月。元農家だった久保田耕作が、農業を辞めて能古島(のこしま)の景観をそのまま活かした自然公園を作ったのが始まりです。開園当初は、園内には遊戯施設を一切置かず、花や樹木を植えただけの公園でした。当時は車がなかったので、お客様を牛車で送迎していたというのも驚きです。

今では、コスモス畑や菜の花畑、宿泊コテージ、美術館、アスレチック、ミニ動物園と充実。春先の菜の花畑の眺めは壮観で、黄色い絨毯がそのまま海まで続いている様子には深い感動を覚えます。

アイランドパークのある能古島は、福岡市姪浜の船着き場からフェリーで約10分で行ける周囲約12kmの離島です。能古島には、こちらのアイランドパーク以外にも魅力的な場所が数多くありますので、泊りがけで滞在してみるのもおすすめですよ。

2.学業の神様を祀る太宰府天満宮と梅の花

出典: SUI / PIXTA(ピクスタ)

九州を代表する太宰府天満宮は、「天神さま」と呼ばれる菅原道真を祀っている神社です。そのため「学問・至誠(まごころ)・厄除けの神様」を崇めようと、国内から多くの参拝客が訪れます。

太宰府は「飛梅」で有名ですが、この「飛梅」というのは菅原道真が京都から左遷された際に、一緒に京都から飛んできたとされる梅のことです。かの有名な「東風(こち)ふかば にほひおこせよ 梅の花 あるじなしとて 春な忘れそ」という歌はその伝説にちなんだもの。太宰府の拝殿の近くにその飛梅の老木があります。

太宰府天満宮の境内にはこの「飛梅」を始めとして、道真がこよなく愛した梅の木が約6000本もあり、春先の開花の時期になると、ほんのりした梅の香りが辺り一面に漂います。境内で一番先に開花するのはこの「飛梅」で、3月中頃には境内全ての梅の花が咲き揃います。

▶ 福岡を代表する観光スポット!学問の神様を祀る太宰府天満宮の見どころ!

太宰府天満宮のお神酒は日本でも珍しい梅酒です。また、表参道には梅ヶ枝餅という餡入りの焼いた餅を販売しているお店が軒を並べています。少し早い春を感じに、太宰府へ出かけてみましょう。

3.玄界灘の芥屋の大戸で周遊巡り

芥屋の大戸 黒磯海岸

出典: ヘ○レ / PIXTA(ピクスタ)

玄界灘沿岸は福岡県から佐賀県、長崎の離島まで広がっており、玄海国定公園に指定されています。玄界灘は日本海の一部で水深は50~60mくらいの比較的浅い海ですが、波は強く、荒波で浸食された奇岩などの自然の風景はまさにアートそのもの。中でも、4月から11月の限られた期間にしか目にできない玄武岩窟芥屋の大戸(けやのおおと)は国の天然記念物にも指定され、一生に一度は目にしておきたい景勝地。荒波によって浸食された芥屋の大戸は高さ64m、奥行き90cm、間口10mという、まさに国内最大級のスケールの洞窟です。

芥屋の大戸へは期間限定の遊覧船に乗って行きます。船は岩肌に触れるくらいまで近づき、波が穏やかな時には洞窟内50mくらいまで船に乗って観光が可能。遊覧船が港に戻るまでの約30分間で、雄大な自然の神秘に触れることができますよ。日本三大玄武洞のひとつでもあり、日本最大級の芥屋の大戸で、大自然からのパワーを存分に浴びてみてはいかがでしょうか。

4.恋愛の神様「恋木神社」

出典: ジョイエッリ / PIXTA(ピクスタ)

恋木神社(こいのきじんじゃ)は日本で唯一、恋愛の神様である恋命(こいのみこと)を祀っている縁結びの神社です。こちらの神社も実は菅原道真にゆかりのある神社で、太宰府に左遷された道真が遠く離れた家族を思って、水田天満宮の片隅に小さな祠を建てたのが始まり。それがいつからか恋の神様として知れ渡るようになり、今では日本全国から多くの参拝客が集うようになりました。

順路としては、まず水田天満宮で道真にご挨拶してから、本殿裏手の恋木神社に向かいます。「恋参道」と名付けられた参道では、神様の通り道とされているハートの陶板を踏んでしまわないよう気をつけましょう。境内に入ると、どこもかしこもピンクのハートがいっぱいで、何とはなしにウキウキした気持ちになります。神前で恋の成就をお祈りしたら、「恋みくじ」を引いたり、ハート付きの「恋木絵馬」を奉納。恋木神社は女性だけでなく、男性にもご利益があります。鎌倉時代に建立したとは思えないほどラブリーな神社で、「良縁幸福」を願ってみませんか。

5.都会の中のオアシス「大濠公園」で憩いのひと時を

福岡市の代表的な公園である大濠公園(おおほりこうえん)は、福岡城跡の池を囲んだ日本でも有数の水景公園。中国の西湖をイメージして作られたという公園の面積は約40万平方メートルもあり、おおよそ半分に当たる21万平方メートルが池になっています。池の周囲は約2kmで、ジョギングや散歩をしている人の姿がよく見られます。春先には福岡城跡のお堀の桜を眺めながら、公園まで散策するのも楽しいですよ。

身体を休めたくなったら、水辺にあるオシャレなレストランやカフェでお茶を飲みながら、池でボートをこぐ人たちをぼんやりと眺めつつ、のんびりするのもおすすめ。カフェのテラス席が公園の池のすぐ横まで張り出しているので、まるで水の上に浮かんでいるかのような不思議な感覚が味わえますよ。

日本庭園は福岡市が開設から半世紀経った記念で築庭したもので、伝統ある日本の庭園技法で作られた廻遊式庭園。枯山水の庭や数奇屋造りの茶室、茶会棟などもあり、その大きなガラス窓から四季折々の風景を楽しむことができます。都会の中のオアシスとでもいうべき大濠公園で、春のひとときを楽しんでくださいね。

▶ 福岡屈指のオアシス!自然と水景が美しい大濠公園おすすめの楽しみ方

6.童心に返って鉄道の世界を楽しめる九州鉄道記念館

出典: ja.wikipedia.org

門司港レトロにある九州鉄道記念館は、明治21年に設立された九州鉄道会社の歴史や鉄道の文化について学べる貴重な記念館です。九州鉄道会社は明治40年に国営化されるまで、門司港から九州各地までの鉄道網を幅広く造り上げました。赤レンガの外観が印象的なレトロな建物は、明治24年に建てられた本社社屋をリノベーションしたもの。この歴史的建造物だけでも一見の価値ありです。

出典: ja.wikipedia.org

施設内には懐かしいSLや貨物、畳敷きが珍しい明治時代の客車などが展示されており、実際に中に入って座席などに腰掛けることができます。子どもから大人まで楽しめる運転シミュレーターや、九州の鉄道大パノラマコーナーも大人気で、常に多くの人でにぎわっています。また記念館の外には、本物の列車と変わらない1周約130mのミニ鉄道のコーナーもあります。特に鉄道好きでない方でも、こちらの記念館に一歩足を踏み入れたら悠久の時に思いをはせて、鉄道へのロマンを感じられることでしょう。

7.世界的にも有名な「河内藤園」の藤棚

河内藤園は北九州市にある広大な私営の藤園ですが、その美しい風景は国内だけでなく海外でも話題を呼んでいます。2015年には、アメリカCNNの「日本の最も美しい場所31選」にも選ばれました。毎年、藤の花が見頃をむかえるゴールデンウイーク前後には多くの観光客でにぎわいますが、その人混みをおしてでも出かけて行く価値があります。

園内の一番の見どころは、何といっても花下面積約6000平方メートルに渡る「藤棚と藤の花のトンネル」です。トンネルは80mと110mの2種類があり、開花時期には22種類の藤が開花してその美しさを競い合います。トンネルを登り切った先にある大藤棚の眺めも圧巻。目の前に垂れ下がる藤の房が風にそよぐ様を見ているだけでも、心豊かな気持ちになれますよ。

2016年からはスムーズに入園できるように、最大ピークになるゴールデンウイーク前後の入園方法を事前チケット購入制に変更。世界中からも多くの観光客が訪れる絶景「河内藤園の藤棚」にぜひ足を運んでみて下さい。その美しさと自然の神秘に心打たれること間違いなしです。

◎まとめ

福岡県内には、自然の神秘さと雄大さにふれられる場所が数多くあります。また明治時代からの建物を大切に保存して、うまく活用している例も少なくありません。おそらく、自然を守ることは、そのまま古くからの文化や建物を守ることに繋がるのでしょう。福岡の穏やかな春の陽気の中、絶景スポットを巡ったり、歴史的に価値のある建造物を見て回って、心の洗濯をしてみてはいかがでしょうか。

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