ヒンドゥー教徒の聖地、バラナシの観光スポット15選に迫る!

画像出典:Juan Antonio F. Segal

ヒンドゥー教徒の聖地、バラナシの観光スポット15選に迫る!

ヒンドゥー教、仏教徒の聖地であるインドのバラナシ。ヒンドゥー教徒のインド人が一生に一度は訪れたいと願ってやまない街です。広いインド国内からはもちろんのこと、全世界から多くの人々が毎年訪れ、特別に神聖な土地ながら観光地としてもよく知られています。

観光の中心はガンジス川です。その他にも迷路のような旧市街など見所は満載ですので是非インドに訪れたら足を運んで見てください。

それではバラナシの観光スポット15選に迫ります!

目次

ヒンドゥー教徒の聖地、バラナシの観光スポット15選に迫る!

目次を閉じる

1. ガンジス川

バラナシの中で最も有名な観光スポット、ガンジス川。現地ではガンガーと呼ばれる全長2500キロメートルからなるヒンドゥー教徒にとって聖なる川です。

川のほとりでは毎日無数の巡礼者達が沐浴をして神々に祈りを捧げています。特に朝の時間帯は多くの人々が真剣な表情で川へと進んでいく姿を見ることができます。ガンガーでの沐浴をすることで全ての罪が流されると言われ、一生かけてヒンドゥー教徒はこの川を目指すと言います。そして男性は下着一枚、女性はサリーを着たまま入ります。

バラナシ観光の最大にして間違いなく忘れられない風景になるガンジス川は見逃せないスポットですよ!

2. マニカルニカーガート

バラナシには数多くのガートがありますが、世界的に有名なのがこのマニカルニカーガートです。とても大きな火葬場でいつ何時でも4ヶ所ほど同時に火葬が行われています。また観光客で常に賑わっているのもこのガートです。

マニカルニカーガートに死者を運び、輪廻から解脱するための儀式をします。そして最後にはガンガーの水に浸され、喪主が火をつけます。写真を撮ることはできないのでお気をつけください。

普段見ることのない衝撃的な光景が日々ここマニカルニカーガートでは流れています。生と死を考える貴重な機会になること間違いないでしょう。

3. サールナート

バラナシ郊外にある仏教の四大聖地の一つであるサールナート。ブッダが初めて説法をした地として知られています。ブッダはブッダ・ガヤにて悟りを開き、教えをここサールナートを目指したと言います。当時のサールナートはバラモン教徒の修行者にとって聖地でありました。

ここサールナート観光の見所は高さが43メートルもある大きなダメーク・ストゥーパです。このストゥーパは紀元前3世紀にアショーカ王が建設を始め、徐々に増築していったと言います。過去にこのストゥーパからお釈迦様の教えが刻まれている石版が見つかっているそうです。

また美しいレリーフももりだくさんで精密な彫刻から深い歴史を感じることができると言います。

少し街の中心から足を伸ばし仏教徒の聖地、サールナートを観光してみてはいかがですか?

4. バーラト・マーター寺院

マハトマ・ガンディーが創始した寺院としても有名なバーラト・マーター寺院。決して派手な外見ではありませんが内部には762枚の白い大理石を使って作ったインドの立体地図があり、インドの文化や歴史そして地理を一気に見ることができます。驚くべきことに川や山なども精密に計算されて大きなインドを縮小された姿をここで確認することができるのです。

特に見所はヒマラヤ山脈の彫刻でヒマラヤの偉大さを感じざるを得ません。

インドに数多くあるヒンドゥー教寺院の中でも一際異彩を放つバーラト・マーター寺院に是非訪れてみてくださいね!

5. 旧市街

バラナシの旧市街はまるで迷路かのような小道から成り立っています。市街では鳴り止まないクラクション、大勢の人、リキシャー、そして牛とあまりにエネルギッシュな光景が広がっています。旧市街を訪れた人々は忘れられない思い出になったと評判が高いですよ!

細い路地にある家々からスパイスの香り、飾っていない地元の人々の生活、小道にある人一人入るのが精一杯なお店などインドらしさがぎゅっと詰まっている興味深い観光スポットです。

インド商人との交渉は中々骨の折れるものですが、きっと良い経験になるので是非値段交渉を楽しみながら旧市街を闊歩してみてくださいね!

6. ラームナガル城

ガンジス河の対岸にあるラームナガル城。ラームナガル城はバラナシを過去に統治していたヒンドゥー教徒のバルワント・シンが治めたバラナシ藩帝国の城塞です。今現在もそのマハラジャの末裔が住んでいるようです。城の上の方に行くとガンガーの反対側に見える違った顔のバラナシが見えると評判です。特に日没の時間帯のバラナシは幻想的な雰囲気を醸し出すのでお見逃しなく。

乾期にラームナガル城を訪れると、浮き橋が現れるのでそれもまた一興です。

また建物自体も歴史が深く、見ごたえがあります。ラームナガル城の近くには美味しいラッシー屋さんがありますので、是非そちらにもお立ち寄りください。

7. ドゥルガー寺院

バラナシのモンキーテンプルことドゥルガー寺院。とても歴史深いヒンドゥー寺院でヒンドゥーの神像が祀られています。外観は赤くインパクトのある寺院の一つです。この寺院の中に入れるのはヒンドゥー教徒のみの立ち入りが許されています。しかし、お堂と神像の前で信者が祈りの言葉をつぶやき、儀式を行なっている姿を見ることができます。

また無数にサル達が寺院の敷地を走り回っている姿を見ることができるのもこのモンキーテンプルの観光ポイントの一つです。

ドゥルガー寺院は毎日公開されていますが、特にオススメの時期は秋のナブラトリの祭りの時期です。ドゥルガーの女神が9つの姿に形を変えて現れます。

バラナシの観光スポットの中で見逃せない寺院の一つドゥルガー寺院に是非足を運んでみてくださいね!

8. ムールガンダ クティー寺院

心があらわれるような美しい庭園の中にあるモダンなムールガンダ・クティー寺院。仏教徒の巡礼地としても知られ、世界中から日々仏教徒が集まります。寺院までの参道には5色の仏旗が風になびいており、寺院までの道も楽しむことができます。

外からは繊細な彫刻がなされた突塔を見あげることができます。近くに菩提樹の子孫と言われる木もあるので是非探してみてくださいね。瞑想している僧侶に出会うこともあるでしょう。実際に寺院に足を踏み入れると、数々の芸術品とカラフルな壁画に目を奪われることでしょう。非常に落ち着いた雰囲気なので是非ゆっくり時間をとって過ごしてみてください。

夕方にはブッダの初めての説法を聞くこともできるので是非その時間帯にムールガンダ・クティー寺院に足を運んでみてくださいね!

9. 新ヴィシュナワータ寺院

バラナシ・ヒンドゥー大学敷地内にあるヴィシュワナート寺院。時間がゆっくりと流れる庭園でゆっくりするのも、彫刻や芸術のコレクションも見逃せません。この寺院は1960年代にヴィシュワナート寺院を複製して建立されました。ヒンドゥー教徒のみならず誰もが入ることができます。

寺院の周りを見ると、動物の彫刻やアーティスティックなデザインがなされた建造物が寺院を彩っているのがわかります。

寺院に歩を進めると煌びやかな装飾のホールを見ることができます。また壁にはヒンドゥー教の経典を確認することができます。その他にもシヴァ神像が堂々とそびえ立つのを確認することができます。

毎日一般公開されているので是非新ヴィシュワナート寺院に足を運んでみてくださいね!

10. ネパール寺院

ネパール様式で建てられたヒンドゥー教寺院のネパール寺院。ガンジス沿いのラリータ・ガートに位置するネパール寺院は赤色の個性溢れる外観がまず目につきます。そして一番の見所はクオリティの高い木工細工です。世界中から細かい技術を見に人々が訪れると言います。実際にネパールの職人達が彫刻を担当し、木材などの材料も全てネパール産で賄われています。

インド国内を見渡しても木工建築はとても珍しく、更にネパール国王によるものということもあって貴重な建築物として重宝されています。

寺院内にはシヴァリンガが祀られており、早朝と夕方の時間に訪れることを是非オススメいたします!

11. アッシーガート

地元の人々の憩いの場として知られるアッシー・ガート。一切飾っていないインド人を見ることのできるアッシーガートはのんびりするのに最適と地元の人々から人気を集めています。ガートの北側からは流れ行くガンガーと街並みを眺めることができます。地元民向けだけあってインド特有のアクの強さを持つ客引きが少なく、熱いチャイを飲みながら思う存分ガンガーを楽しむことができます。数年前までは何もない土手だったようでその雰囲気がどこか残っているのを感じられるでしょう。

アッシー・ガートからガンガーのボートクルーズに参加することもできます。あまり目立つガートではありませんが、数多くあるガートの中でも巡礼をしている人々にとっては重要な巡礼地として知られているのも興味深い点です。

是非時間を忘れて地元のインド人達とのんびり過ごしてみてはいかがですか?

12. マーン・マハル

ジャイプルのマハラジャがバラナシに建てさせた離宮マーン・マハル。マハラジャがかつて巡礼の際に滞在したと言われています。決して大きい建造物ではありませんが、ガンジス河を一望することのできるスポットとしても知られています。見所の一つとしてはやはり天井に姿を残す壁画でしょう。いかにかつてのマーン・マハルが豪勢であったかを確認することができます。

屋上に上がると、サワーイ・ジャイ・シン2世が造った天文台を見ることができます。日時計をはじめとし、6つの観測機が並んでいます。300年以上も前に作られたものですが、当時の最先端の技術を駆使したのであろうことが想像できるほどの素晴らしいクオリティです。

展示室も常設されており、天文台の説明からガンジス河の歴史を写真とパネルから知ることができます。

ガンジス河を見渡すも良し、観測機などを見て楽しむも良しと見所が満載のマーン・マハルはバラナシ観光に欠かせないので足を運んでみてくださいね。

13. 考古学博物館

出典: images.google.de

考古学や仏教建築が好きな方には特にオススメの考古学博物館。決して大きい博物館ではありませんが、コンパクトに見所が詰まっていると高い評価を得ています。博物館の中には発掘作業中に見つかった仏教彫像の細い部屋が4つあり、保存状態の良い仏像を確認することができます。

何よりも見所は仏教美術の最高傑作とも言われるサールナート・ブッダの像です。繊細かつ圧倒的な存在感にしばし言葉を失うことでしょう。またアショーカ王の塔などもあり、心に残る展示が盛りだくさんです。

クオリティの高い展示で国内外からのファンが多い考古学博物館に是非足を運んでみてください!

14. ラムナガルフォート

バラナシのマハラジャの城跡であるラムナガルフォート。マハラジャがかつて乗っていた高価な車のコレクションが展示されており、城壁からはバラナシの向こう岸を確認することもできます。バラナシの隠れ観光スポットの一つであまり観光客はおらずインド人がほとんどです。館内には歴史を感じる品々がたくさん展示されており、過去を追憶しながらのんびりと観光するにはもってこいのスポットと言えるでしょう。

敷地のはずれにはヒンドゥー寺院があるのでそちらからガンガーを眺めるのも良いでしょう。

ローカルで賑やかな雰囲気のあるラムナガルフォートはバラナシそしてインドらしさを感じられる観光スポットの一つなので是非訪れてみてくださいね!きっと大勢のインド人達があたたかく出迎えてくれることでしょう。

15. スタンディングブッダ像

サールナートに堂々とそびえ立つスタンディングブッダ像。タイでも違ったスタイルのスタンディングブッダ像を見ることができますが、この像はモダンな作りをしています。タイ様式で作られとても美しい庭園の中にあり、街中から少し足を伸ばしてでも見る価値のある観光スポットとなっています。

この庭園一体にはゆっくりと時間が流れていて平和を感じることができると旅行者から現地の人々まで幅広く人気を集めています。特に欧米の人々から強い人気を集めています。

インパクト大のスタンディングブッダのもとでのんびり観光の休憩をしてみるのもオススメですよ!

◎まとめ

いかがでしたでしょうか?インドにあるヒンドゥー教徒、仏教の聖地バラナシのオススメ観光スポット15選に迫りました。バラナシはガンジス河を中心とし、数多くの宗教施設や深い歴史を持った観光スポットがたくさんあります。朝早起きをしてガンガーの日の出とインド人達の沐浴を見て、ガートを歩き、疲れたら屋台のチャイでちょっと休憩、そして美しい夕暮れを眺める。インドらしい過ごし方ですが、体験してみるとバラナシが聖地と言われる意味がわかるのではないでしょうか。

エネルギッシュなバラナシはインドの代名詞とも言えるような有り余るパワーを感じられるオススメの観光地です。

広くて観光スポット目白押しのインドですが、特にバラナシは見逃さない観光地なので是非足を運んで見てくださいね!

国内のエリア一覧

海外のエリア一覧

カテゴリー一覧

インドネシアでおすすめの記事

インドネシアのアクセスランキング