神々が住む街ネパール・カトマンズのおすすめ観光スポット16選!

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神々が住む街ネパール・カトマンズのおすすめ観光スポット16選!

ネパールの首都「カトマンズ」は、別名「栄光の都」や「天空都市」とも呼ばれるネパール最大の都市。カトマンズはヒマラヤ登山の玄関口としても知られ、ヒマラヤ山脈の絶景やトレッキングを目的に、世界中から観光客が訪れています。世界遺産にも指定されている歴史的建造物めぐりや宗教施設、異文化体験を求める観光客が絶えません。

今回はそんな魅力たっぷりのカトマンズ観光で訪れたい、おすすめの観光スポットを16選でご紹介します。ぜひカトマンズ旅行プランの参考にしてください。


この記事を書いた人


Y Yasue

京都出身、旅行が趣味です。カプリ島「青の洞窟」、ユングフラウ、アンテロープキャニオン、マウナケアでのサンライズは、特に心に残る絶景でした。またアイスランドでは、オーロラやアイスケーブの神秘的なクリスタルブルーなど、多くの感動を体験しました。これからも、旅の計画に役立つ情報から、心に響くような感動まで幅広く発信していきます!


目次

神々が住む街ネパール・カトマンズのおすすめ観光スポット16選!

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【カトマンズ盆地内の観光スポット】

ダルバール広場をはじめ、魅力的な見どころが多数あるカトマンズ盆地内の主な観光スポットからご紹介していきます。

1. ダルバール広場

ダルバール広場(カトマンズ)

「ダルバール広場」は、カトマンズの中心部にある歴史的な広場で、世界遺産にも登録されています。数多くの古寺や宮殿が集まるこの場所にはかつて王宮があり、宗教的な儀式が執り行われてきました。

ヒンドゥー教の神様像が「ハヌマン・ドカ」の前にあり、生きた女神として信仰される少女が暮らす「クマリの館」もダルバール広場に面しています。ネパール独自の文化を象徴するこの広場は、地元の憩いの場としても利用されており、人々の日常を垣間見ることもできます。

2. ハヌマン・ドカ(旧王宮)

ハヌマン・ドカ(カトマンズ)

ダルバール広場の北西側に位置する「ハヌマン・ドカ(旧王宮)」は、17世紀に建てられたネパール国王の宮殿だった場所です。1886年にダルバールマルグに建つ現在の王宮に移されたため、現在は博物館として一般公開されています。

「ハヌマン像」ハヌマン・ドカ(カトマンズ)

「ハヌマン・ドカ」という名称は、ヒンドゥー教の聖典『ラーマーヤナ』に登場する猿の神様「ハヌマン」と、門を意味する「ドカ」に由来します。門のすぐ横には、顔に赤色の塗料が塗られた「ハヌマン像」があり、人々が祈りを捧げる姿を見ることができます。

3. クマリの館

クマリの館(カトマンズ)

ダルバール広場にある代表的な建物のひとつ、それが「クマリの館」です。美しい木彫りの彫刻が施されたこの建物は、1757年にジャヤ・プラカーシュ・マッラ王によって築かれました。

この館には、ネパールで「生きた女神」として崇められる少女、クマリが住んでいます。彼女たちは10歳前後で選ばれ、初潮を迎えるまでこの館で暮らすことが伝統です。1年に一度開催される「インドラ・ジャトラ祭」の際には、神輿に乗って街を練り歩く姿を見ることができます。

またクマリは不定期に、館の2階にある窓から顔を出すことがあります。その神聖な姿を一目見ようと、多くの観光客が窓の下に集まる光景は、クマリの信仰が今もなお人々の生活に根付いていることを物語っています。

現代に実在する生きた女神に会えるかもしれないこの場所は、カトマンズの歴史と文化を深く感じられる、おすすめの観光スポットです。なお、女神クマリの写真撮影は固く禁じられていますので、ルールを守って見学しましょう。

4. カーラ・バイラブ像

カーラ・バイラブ像(カトマンズ)

「カーラ・バイラブ像」は、ダルバール広場の中で、ひときわ強い存在感を放っています。

一見、愛嬌があるようにも見えますが、カーラ・バイラブはヒンドゥー教の破壊神シヴァの化身!

カーラ・バイラブ像(ネパール カトマンズ)

「恐怖の神」として信仰されており、よく見ると、左手に生首を持っています。

この像はカトマンズの観光名所であると同時に、現地の人々にとって重要な信仰の場です。周辺にはお参り用の花が売られており、熱心に祈りを捧げる人々の姿を日常的に見ることができます。神聖な祈りの光景に触れられるのも、カトマンズ観光の大きな魅力のひとつですね。

5. タメル地区

タメル地区(カトマンズ)

ネパール・カトマンズでお土産を探すなら、まずはタメル地区に足を運んでみてください。迷路のように入り組んだ狭い道に無数のお店がひしめき合い、”何でも見つかる”と言っても過言ではないようなエリアです。

アジアならではのローカルで活気あふれる通りに入れば、歩いているだけでワクワクしてきます。ギフトショップには雑貨や衣類、布製品、革製品、茶葉など、バラエティ豊かなお土産が並びます。価格交渉にチャレンジして、地元の人々との温かいやり取りを楽しんでみましょう。

世界中からバックパッカーが集まるタメル地区 は、気の向くままに一日中過ごせる魅力がある場所です。レストランで、ぜひ本場のネパール料理も味わってみてください。

6. ガーデン・オブ・ドリームス

ガーデン・オブ・ドリームス(カトマンズ)

タメル地区の喧騒から少し離れた場所に、静かな美しい庭園「ガーデン・オブ・ドリームス」があります。かつてネパールを支配していたラナ家の一族、ケシュハル・シャムシェル・ラナ将軍の邸宅の一部であったこの場所は、手入れが行き届いた緑豊かな空間です。

観光客だけでなく、地元の人々が読書をしたり、お茶を飲んだりしてくつろぐ姿が見られる憩いの場。園内にはカフェやレストランも点在しています。カトマンズ観光で一息つきたい時や、静かな時間を過ごしたい時におすすめの心落ち着くスポットです。

7. アンナプルナ寺院

アンナプルナ寺院(ネパール)

「アンナプルナ寺院」は、カトマンズ旧市街の中心にある活気あふれる市場、アサンチョークに位置しています。このエリアは多くの人々が行き交い、バイクが行き来する、エネルギッシュな雰囲気が特徴です。

寺院は地元の人々の生活に溶け込むように建っており、人々が日常的に祈りを捧げに訪れています。周囲では地元の人々が野菜を売っていたり、様々なお店が並んでいたりと、カトマンズの活気ある日常を体験できる場所です。

8. スワヤンブナート寺院

スワヤンブナート寺院(ネパール・カトマンズ)

カトマンズ観光で外せないのが、小高い丘の上に建つ「スワヤンブナート寺院」です。1979年に世界文化遺産に登録されたこの寺院は、ネパール最古の仏教寺院としても知られています。

頂上の仏塔(ストゥーパ)までは400段もの階段を登る必要がありますが、荘厳な仏塔を間近に見られるだけでなく、カトマンズの街並みを見下ろす素晴らしい景色を望めるので上がってみましょう。

仏塔の周りには、チベット仏教の信仰具である「マニ車」が並んでいます。これを回転させた数だけお経を唱えたことになり、幸せになれると信じられているので、こちらもぜひ体験してみてください。。

スワヤンブナート寺院(ネパール・カトマンズ)

また、この寺院は非常に多くの猿が住み着いていることから、別名「モンキー・テンプル」とも呼ばれています。愛らしい姿ですが、いたずらをしたり、荷物を盗んだりすることもあるため、注意が必要です。

9. ボダナート

ボダナート(ネパール・カトマンズ)

ネパール最大のチベット仏教寺院「ボダナート」は、チベット仏教徒にとっての聖地。カトマンズ中心地から車で30分ほどの所に位置しています。高さおよそ36mを誇る巨大な仏塔(ストゥーパ)は、ユネスコ世界文化遺産にも登録されており、カトマンズで最も人気の高い観光スポットの一つとなっています。

仏塔の周りを埋め尽くすように飾られているカラフルな旗は「タルチョー」と呼ばれ、風に揺らめくたびに人々の願いを世界に広げると信じられています。信者たちがマニ車を回しながら仏塔の周りを108回(人間の煩悩の数)廻る神聖な儀式を見ると、カトマンズにきたことを実感できるでしょう。

周辺にはお土産店やカフェがひしめき合い、とても賑やかな雰囲気。活気に満ちた信仰の場として、カトマンズ観光では外せないスポットとなっています。

10. コパン僧院

コパン僧院(カトマンズ)

「コパン僧院」は、チベット仏教の中でも戒律が厳しいとされるゲルク派の僧院です。大勢の僧たちが、日々修行に励んでいます。

約10日間から参加できる外国人向けの瞑想体験コースは、本格的な瞑想をしてみたい方におすすめ。きっと、一生忘れられない貴重な経験となりますよ。

小高い丘の上にあるコパン僧院は、ボダナートからゆっくり歩いても1時間ほどで行くことができます。カトマンズでは人気の観光スポットですが、比較的落ち着いた場所なので散策にも最適です。

11. パシュパティナート

パシュパティナート(ネパール・カトマンズ)

ヒンドゥー教徒の聖地「パシュパティナート」は、シヴァ神を祀るネパール最大のヒンドゥー教寺院。1979年に世界文化遺産に登録されたカトマンズ渓谷の主要な構成要素の一つです。

ガンジス川の支流であるバグマティ川のすぐそばにあるパシュパティナートには、ヒンドゥー教徒の遺体を焼いて灰にする火葬場があります。バグマティ川の水で死者の体を清め、灰になる前の最後の儀式が行われます。

パシュパティナート(ネパール・カトマンズ)

パシュパティナートはカトマンズの人気観光地ですが、ヒンドゥー教徒以外の人は立入禁止。観光客は周りからそっと見守るだけですが、それだけでも十分にただならぬ雰囲気を感じることができます。

【カトマンズ盆地郊外のスポット】

12. パタン

古都パタン(ネパール)

カトマンズ市の南に隣接するネパールの古都「パタン」。正式名称は、「美の都」を意味する「ラリトプル」です。美しい建造物と伝統文化が息づくパタンは、歴史と芸術を深く感じたい方におすすめの観光エリア。299年に開かれたという伝わる、カトマンズ盆地で最も古い町の一つとされています。

パタンは、美しい木彫や金属細工の仏像・彫刻などの伝統工芸で知られる芸術的な町です。ダルバール広場をはじめとする歴史的建造物の数々は、この町が長い歴史の中で数多くの芸術家を育んできたことを物語っています。

13. バクタプル

バクタプル(ネパール)

カトマンズ盆地の東端に位置する「バクタプル」は、マッラ王朝の3つの都の中でも特に美しい街並みが残る古都です。889年に築かれ、12世紀から18世紀にかけては首都として栄えました。「信仰の街」を意味するサンスクリット語が、その名の由来とされています。

この町最大の魅力は、赤レンガ造りの美しい建造物と、巧みな木彫り彫刻が施されたネワール建築。曲がりくねった細い路地を歩けば、まるで中世の時代に迷い込んだかのような気分を味わえます。

バクタプル ダルバール広場から望むヒマラヤ連峰(ネパール)

アクセスは、カトマンズ中心部からバスで約40分。天気の良い日には、街の向こうにヒマラヤ山脈を望むこともできます。

14. ナガルコット

ナガルコットから望むヒマラヤ山脈(ネパール)

ネパール・カトマンズと聞くと、やはりヒマラヤを思い浮かべる方は多いのではないでしょうか。「ナガルコット」は、ヒマラヤ山脈を望むことができるベストスポットとして知られる丘陵地です。

ここでは、息をのむほど美しい朝日と夕日の光に染まるヒマラヤの絶景を、さらに運が良ければ、雄大な雲海を目にすることもできます。カトマンズの喧騒を離れ、まるで天空にいるかのような気分を味わえる、特別な場所です。

ナガルコットへのアクセスは、カトマンズからタクシーで約1時間。カトマンズ市内から朝出発し、夕日を拝んで戻るという日帰り観光も可能です。

もし滞在日数に余裕がある場合は、ナガルコットに宿泊して朝焼けを眺めるプランがおすすめ。ナガルコットでは、素晴らしいロケーションにホテルが点在しています。早朝のヒマラヤが黄金色に染まる、夢のような光景を独り占めできるでしょう。

【より遠方のスポット】

15. ランタン国立公園

ランタン国立公園(ネパール)

カトマンズの中心部から北に位置する「ランタン国立公園」は、手つかずの自然が広がるネパール最古の国立公園です。1976年に設立され、その後、緩衝地帯が追加されました。約1,710平方キロメートルもの広大な敷地を持ち、北端と東端はチベットとの国境に接しています。

国立公園内には、標高7,236mのランタンリルン山をはじめ、ガンチェンポやドルチェラクパといった7,000m級の壮大な山々が連なります。この圧倒的な山岳風景を求めて、世界中からトレッキング愛好家が訪れます。カトマンズから最もアクセスしやすいトレッキングエリアの一つであり、ヒマラヤの自然を体験したい方には欠かせないスポットです。

16. ダクシンカリ寺院

ダクシンカリ寺院(ネパール)

カトマンズ中心部から車で1時間半ほど離れた場所にある「ダクシンカリ寺院」は、血を好む女神「カーリー」を祀るヒンドゥー教の寺院です。

ここでは、毎週火曜日と土曜日に、巡礼者たちが鶏やヤギなどの生贄を捧げる儀式が執り行われます。観光客にとっても非常に衝撃的な光景ですが、見学は可能。儀式が行われる時間帯には事前に心構えをして、心を落ち着かせて臨むようにしてください。

寺院の周辺には、お土産を購入できる出店が並んでいます。カトマンズ市街地から少し足を延ばしてでも、ネパールの奥深い信仰の核心に触れることができる貴重な場所です。

◎日本からカトマンズへのアクセス

ネパール・カトマンズのトリブバン国際空港へ

2025年8月現在、日本からカトマンズへの直行便はないため、アジアや中東の主要都市を経由するのが一般的なルートです。乗り継ぎ時間を含めると、カトマンズまでの所要時間は12時間~20時間程度が目安。

カトマンズのトリブバン国際空港から市内中心部へは、タクシーを利用すると便利です。空港出口にタクシー乗り場があります。

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◎カトマンズ市内の移動方法

スワヤンブナート寺院(カトマンズ)

カトマンズ市内の移動は、タクシーか徒歩がメインです。タクシーはメーターを使わず料金交渉となることがほとんどなので、乗車前に料金を確認しておきましょう。アプリ(PathaoやinDriveなど)を使うと、事前に料金が分かるため安心です。

バスも利用できますが、路線が複雑なため観光客にはあまりおすすめできません。タメル地区やダルバール広場のある旧市街は、細い路地が多く、徒歩で散策するのが最適です。

ナガルコットやダクシンカリ寺院などカトマンズから距離がある場所は、タクシーをチャーターするか、現地の旅行会社が催行する日帰りツアーに参加するのがおすすめです。

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