名称:万座温泉
住所:群馬県吾妻郡嬬恋村干俣 万座温泉
公式・関連サイトURL:https://www.manzaonsen.gr.jp/index.php
硫黄成分含有量が日本一を誇る群馬県嬬恋村の「万座温泉」は、温泉総選挙2024の「秘湯/名湯部門」で第1位を獲得した標高約1800mに位置する名湯です。万座温泉の泉質は、白・青・緑などを帯びたさまざまな色合いの「にごり湯」があり、中でも非常に珍しい硫黄そのものの「黄濁」の温泉もあります!
蒸気が立ち上る火山地帯ならではの遊歩道を散策したり、紅葉を愛でたり、冬季は万座温泉スキー場でウィンタースポーツを楽しんだりと、多彩な魅力が満載。軽井沢の奥座敷とも称され、湯治目的で訪れる人も多い万座温泉で、周辺観光も満喫してください。おすすめのホテルや、日帰り入浴も可能な露天風呂もご紹介します。
目次
万座温泉の周辺観光スポット15選!おすすめホテルと露天風呂もご紹介
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万座温泉とは
上信越高原国立公園の標高約1800mという高所に湧く万座温泉は、泉質20種類を越える名湯中の名湯。1日あたり540万リットル以上の湧出量を誇るといわれています。
万座温泉の宿泊施設は、湯畑(姥湯)、大苦湯、鉄湯、錫湯、苦湯など約18か所の源泉から引湯しています。酸性の硫黄泉が中心の多くの源泉があることから、万座温泉ではさまざまなにごり湯に浸かれるのも魅力です。
万座温泉は草津白根山の西側中腹に位置するので、周辺では高山植物の花も鑑賞できます。5月から6月頃にはヤマツツジやノアザミ、7月から8月初旬はハクサンシャクナゲやコマクサ、8月下旬頃までヤナギランやネジリバナなどがキレイな花を咲かせますよ。
春は新緑、夏は避暑地、秋は紅葉、冬にはスキーやスノーボードなどウィンタースポーツを楽しめる万座温泉は、四季折々の観光やレジャーの魅力溢れる自然に囲まれた温泉郷です。
1.湯畑
草津温泉の湯畑とは全く雰囲気の異なる万座の「湯畑」。大自然の中にある万座の湯畑は、万座温泉の中で一番大きな緑乳白色の源泉です。硫化水素ガスが出ているため近付くことはできませんが、遊歩道からでもはっきり見ることができます。
2.熊四郎山の遊歩道
万座温泉の奥、熊四郎山には活火山を体感できる遊歩道が整備されています。
日進館から上がっていくと見えてくるのが「万座薬師堂」。さらに登っていくと「熊四郎洞窟」があります。万座川に架かる橋を渡って、東屋のある展望台に向かいましょう。歩きながらでも、湯畑やホテルなどの景色を見渡せます。湯畑や所々に引湯するためのパイプが設置されているのを見た後で温泉に浸かると、楽しみが一層増えますね。
遊歩道はいろんなコースを歩くことが可能で、熊四郎洞窟から橋を渡らずに真っすぐ登っていくと「見晴らし台」へ行くこともできます。
冬は雪のため遊歩道を散策することはできませんが、春から秋に万座温泉を訪れるならぜひ歩いてみてください。地獄というほど噴気は強くありませんが、ロープで規制された硫化水素ガスが発生している所は危険です。ロープ内には絶対に入らないようご注意ください。
名称:熊四郎山の遊歩道
公式・関連サイトURL:https://www.manzaonsen.gr.jp/guide/hiking.php
◆万座薬師堂
遊歩道の入り口に、万座温泉の守り神である「万座薬師堂」が建立されています。中には薬師如来様が祀られていますので、お参りしてから先へ進みましょう。
万座温泉薬師堂では例年、大晦日の23:30から約1時間、カウントダウン&初詣イベントが開催されます。年始を万座温泉のホテルで迎える方は、キャンドルの明かりが幻想的な標高約1800mの薬師堂へ初詣に行きませんか?お酒や甘酒サービスもふるまわれます。
◆熊四郎洞窟(熊四郎神社・稲網宮)
赤い鳥居が目印の「熊四郎洞窟(熊四郎神社)」。「稲網宮(いなづなぐう)」が岩窟の中に祀られています。
狩人の熊四郎が野宿していた時、熊・白という2匹の愛犬に危険なところを救われたという伝説が残る嬬恋村指定史跡です。弥生式土器が発見されていることから、先史時代の住居跡であったと考えられています。
3.万座川
草津白根山から流れ出す「万座川」は、pH2~3という強酸性の河川です。そのため、魚は全く生息していません。熊四郎山の遊歩道沿いを流れていて、橋も架かっているので、すぐそばで見ることができます。
4.万座しぜん情報館・万座温泉観光協会
万座ハイウェーを車で上っていくと、万座温泉の玄関口となる万座温泉バスターミナルに「万座しぜん情報館」が建っています。火山や温泉、高山植物、周辺に生息する生き物などの写真が展示されており、キレイなトイレも併設されているのでぜひ立ち寄ってみてください。
また、万座しぜん情報館内に「万座温泉観光協会」の窓口もあります。ここでは万座温泉の情報収集ができるほか、「湯めぐり手形」も販売していますよ。
名称:万座しぜん情報館
公式・関連サイトURL:https://www.manzanc.jp/
名称:万座温泉観光協会
公式・関連サイトURL:http://www.manzaonsen.gr.jp/index.php
5.空吹
熊四郎山の遊歩道周辺と合わせて、万座の人気観光地が「空吹(からぶき)」です。万座温泉バスターミナルからすぐの場所にあり、前述の「万座しぜん情報館」に駐車したまま徒歩で観光できます。
空吹は、かつての噴火口跡。地面から染み込んだ雨水や地下水が、噴火口跡の岩場から水蒸気となって硫化水素ガスと共に噴出しており、活火山の噴気活動の迫力を感じられます。有毒ガスが出ているので近くまで行くことはできませんが、「万座空吹展望台」という看板に従って階段を登っていけば、展望台から見渡せますよ。
空吹を見て左手には、湧き流れるお湯の川が流れています。地球のエネルギーを体感できるとともに、周囲に草木が1本も生えていない景色はひと味違う自然の力強さを感じることができるでしょう。
名称:万座の空吹
公式・関連サイトURL:http://www.manzanc.jp/visitors-guide/highlight/2016-04-06-17-09-48
6.牛池
万座温泉まで人や荷物を運ぶ牛方が、ここに牛をつないでおいたことから「万座牛池」と呼ばれるようになりました。牛池の周囲は200mほどなので、約20分ほどの散策を気軽に楽しむことができます。
遊歩道はしっかり整備されているので、お子さんを連れたファミリーにもおすすめ。水質は酸性のため湖底が見えるほど透明度が高く、周囲の木々や空の色が映る様は息をのむ美しさです。遊歩沿いには食虫植物のモウセンゴケなど様々な高山植物を、時期によってはヤナギランと呼ばれるピンクの可愛らしい花も観賞できます。
秋には色鮮やかな紅葉が絶景!赤や黄に染まった紅葉が池に映り込んだ神秘的で美しい景色を楽しめます。牛池は、熊四郎遊歩道や空吹とは全く違う雰囲気の緑豊かな観光スポット。木道が整備された気軽に歩ける散策路なので、万座温泉観光の合間に、万座温泉で入浴する前に、朝起きてぷらっとなど、気軽に訪れてみてください。
名称:万座牛池
公式・関連サイトURL:https://www.manzanc.jp/visitors-guide/highlight/2016-04-06-17-43-28
7.万座温泉スキー場
万座温泉には、標高1994mから標高差約400m、最大滑走距離約2000mの「万座高原スキー場」があります。
プリンスゲレンデの上部にあるのは、万座山の山頂まで広がる万座山ゲレンデ。初級、中級、上級コース、林間コース、非圧雪ゾーンまでバリエーション豊かなコースでスキーやスノーボードを楽しめます。浅間山や妙高高原などの大パノラマを一望。快晴時には、リフト山頂から富士山まで望めますよ!
万座高原スキー場は冬季だけでなく、10月にはリフトに乗って紅葉を愛でる「紅葉リフト」を営業しています。
名称:万座温泉スキー場
公式サイトURL:https://www.princehotels.co.jp/ski/manza/winter/
8.草津白根山の湯釜
草津白根山の「湯釜」は、白濁したグリーンが非常に美しい火口湖。直径約300m、水深約30m、そして水素イオン濃度pH1という世界有数の強酸性湖です。湯釜展望台に最も近い「草津白根レストハウス駐車場」に車を止めて、湯釜方面に歩いて観光できます。
ただし、万座温泉から草津白根山を経由し、東方面の草津へ向かう「志賀草津道路(国道292号線)」は噴火警戒レベルが高く閉鎖されていることがほとんどです。草津白根レストハウスはその区間内にあるので、もし通行可能ならとてもラッキー!ぜひキレイな湯釜を見に行ってみてくださいね。
万座温泉から湯釜への道路は、11月中旬から4月中旬ごろまで冬期閉鎖されます。お出かけ前に必ず、最新の噴火警戒レベルと道路状況を確認しましょう。
名称:草津白根山の湯釜
住所:群馬県吾妻郡草津町草津 吾妻郡草津町白根国有林草津白根山内
公式・関連サイトURL:https://bit.ly/2Va02XL
名称:「志賀草津高原ルート」道路交通情報
公式・関連サイトURL:https://www.kusatsu-onsen.ne.jp/access/koutuu.php
9.日本国道最高地点
万座から草津白根山を経由して北方面、長野県の志賀高原へ向かう「志賀草津道路(国道292号線)」は、雪で通行止めになる冬季以外は通行可能。春から秋にかけてはオススメのドライブコースです。
志賀高原の少し手前、標高2172mの地点が日本の国道の中で最も高い「日本国道最高地点」。ゴールデンウィークなら、雪壁も残っています。「日本国道最高地点」の石碑が建てられていて、パノラマ絶景と美しい紅葉の眺望にピッタリですよ。
名称:日本国道最高地点
住所:群馬県吾妻郡中之条町入山 国道292号線
公式・関連サイトURL:https://bit.ly/2AgDU5s
10.嬬恋牧場
万座温泉へ向かう万座ハイウェイの途中に位置する「嬬恋牧場」は、ビューポイントとしてもおすすめ。標高約1400mに位置し、約70ヘクタールという広大な嬬恋牧場からは浅間山、四阿山などの雄大なパノラマ絶景を眺めることができます。
シンボルツリーであるナラの巨木も必見。嬬恋牧場はNHK朝ドラ『ファイト』などドラマのロケ地になっているほか、レミオロメンのPV撮影地にもなっています。
その名前から愛妻家の聖地として名高い「嬬恋村」。日本愛妻家協会が提唱する「愛妻家テミル原則」のゲートをくぐり、ハグマットの足型の上に立ってお互いに「愛しているよ」と相手に愛の告白をして記念撮影。嬬恋牧場の「愛妻の鐘」で、浅間山に向かって愛を叫びましょう!
一息できるレストハウスでは、「つまごい祭り C級グルメキャベツ横丁」でグランプリ1位を獲得したこともある「愛妻スロッピージョー」というハンバーガーが観光客の間で大人気。嬬恋特産のキャベツと特製ミートソースのコラボレーションが絶品です。嬬恋牧場のしぼりたて牛乳やソフトクリームもおすすめ。嬬恋で採れたての農産物も販売しています。
牧歌的な風景を堪能でき、癒しの時間を過ごせる嬬恋牧場には、万座温泉から車で約15分で行くことができるので、観光のラインナップにぜひ入れてみてくださいね。
名称:嬬恋牧場
住所:群馬県吾妻郡嬬恋村干俣 嬬恋牧場
公式・関連サイトURL:https://tsumatabi.com/spot/spot_6/
※11月中旬から3月ごろまで冬期休業
11.万座プリンスホテル
万座温泉を代表する高級リゾート「万座プリンスホテル」には、男性専用2槽、女性専用2槽、混浴1槽の計5槽の露天風呂「こまくさの湯」があります。山々のパノラマ絶景を見ながら、冬には雪見露天風呂として入浴できると人気です。
ほかにも、女性専用屋根付き露天風呂の「しゃくなげの湯」、男女別の内風呂「ななかまどの湯」もあります。
万座温泉スキー場のゲレンデ中央部に位置する万座プリンスホテルは、ホテルから出るとすぐ前がゲレンデ!というベストロケーション。万座温泉でのウィンターアクティビティにイチオシの高級リゾートホテルです。
12.万座高原ホテル
珍しい黄色のにごり湯、青みがかった白濁や緑がかったにごり湯、万座では珍しい無色透明のお湯など4種の源泉、8つの浴槽がある「石庭露天風呂」に入ってみませんか?
プリンスホテル系列「万座高原ホテル」の露天風呂は、とても広くて色とりどりの泉質が魅力。川のせせらぎを聴きながら、大自然の中で露天風呂に浸かれる贅沢を味わえます。
石庭露天風呂は混浴ですが、専用バスタオルをレンタルするか、売店で専用の湯あみ着を購入すればOK!混浴に抵抗がある方は、女性脱衣室から洗い場を抜けた女性専用エリアにある屋根付き露天風呂でも、黄色のにごり湯をかけ流しで楽しめます。
13.万座ホテル聚楽
「万座ホテル聚楽」のおすすめポイントは、何といっても万座温泉の露天風呂に浸かりながら「空吹」を眺められることです。ホテル3階にある内湯付き露天風呂「雲海の湯」でその贅沢を堪能してください。
奥万座にある自家源泉の高濃度硫黄泉は、もちろん源泉かけ流し。男女別で用意されていますが、片方には露天風呂が2槽あるので男女入れ替え制になっています。
大浴場のすぐ隣にあるテラス「空吹展望台」では、空吹の景色を見ながら火照りをしずめられると好評。地産地消のヘルシー・ナチュラルなバイキング料理も絶品です。
14.万座温泉日進舘
湯畑から近く、「日本一の高地温泉」と銘打ったホテルが、湯元「万座温泉日進舘」。日進舘では、雄大な山々、オレンジに染まる夕焼け、満天の星を見ながら入浴できる展望露天風呂「極楽湯」がオススメです!
大浴場の「長寿の湯」にも、屋根付き露天風呂の「姥苦湯(うばにがゆ)」、熊笹を浮かべた薬湯「ささ湯」があります。内湯には「苦湯(にがゆ)」「姥湯」「真湯」のほか、気持ちいい「滝湯」で日頃の疲れを癒せますよ。
15.白鐵の湯「万座亭」
「白鐵の湯(はくてつのゆ)」を源泉とする、白濁硫黄泉の宿「万座亭」は、日進館の西側にあります。万座亭の露天風呂は「ログ露天風呂」というだけあって、まさにログハウスの屋上に設えた露天風呂。
内湯はというと、丸太で組まれたログ露天風呂とは雰囲気が全く異なっています。ヒバで造られた内湯は木の温もり感じながらも趣のある雰囲気。ログ露天風呂、内湯どちらも、白鐵の湯源泉掛け流しの乳白色のお湯にゆったり浸かれます。
名称:白鐵の湯「万座亭」
住所:群馬県吾妻郡嬬恋村干俣万座温泉2401
公式・関連サイトURL:https://www.manzatei.com/
◎万座温泉へのアクセス
万座温泉へ公共交通機関でアクセスする場合は、北陸新幹線「軽井沢駅」からバスかタクシーで向かいます。
万座プリンスホテルと万座高原ホテルの宿泊者は、軽井沢駅発着の無料送迎バスを利用可能です。
※万座プリンスホテル・万座高原ホテルの宿泊者専用無料送迎バスは、冬季と特定日を除き、予約制で利用できます。
車の場合は、上信越自動車道「碓氷軽井沢IC」から鬼押ハイウェー、万座ハイウェーを経由して100分ほどです。
※万座ハイウェイ(有料道路)は一年中通行可能です。ただし冬季はスタッドレスタイヤ、タイヤチェーンの準備が必須です。
※志賀高原~白根山~(万座温泉~)草津温泉を最短で結ぶ「志賀草津高原ルート」は、11月中旬から翌4月中旬頃まで、雪のため冬季閉鎖されます。
※「志賀草津高原ルート」は4月中旬から11月中旬においても、草津白根山の噴火警戒レベルによって通行止めになる場合があります。
名称:万座ハイウェイ
公式・関連サイトURL:http://tourism-road.or.jp/drive_guide/manza-highway
名称:「志賀草津高原ルート」道路交通情報
公式・関連サイトURL:https://www.kusatsu-onsen.ne.jp/access/koutuu.php
◎「湯めぐり手形」もおすすめ!
湯めぐり手形 𝐆𝐄𝐓♨♡♡
— ひよこ🐤♨ (@ro10261126) January 15, 2024
#湯めぐり手形 #万座温泉 pic.twitter.com/WpwbAiNkAy
泉質も温泉地としても魅力いっぱいの万座温泉。そして周辺の観光、おすすめの露天風呂についてご紹介しました。周辺には1年を通して様々な見どころたっぷりの観光地が充実しています。ぜひ万座温泉と周辺観光に出かけましょう。
観光やスキーを楽しんだ後は、硫黄成分の濃いにごり湯の露天風呂に浸かり、心身ともに癒されてください。ホテルに宿泊してゆっくり過ごせない場合は、日帰り入浴だけでもどうぞ。
複数施設の露天風呂に入りたい方には、「湯めぐり手形」がおすすめです。自然のエネルギーやパワーを感じる観光やスキーを楽しんだあとに、万座温泉の露天風呂に浸かるのは格別!宿泊者用と日帰り入浴用がありますので、ご宿泊のホテルか万座温泉観光協会にお問い合わせください。
名称:http://www.manzaonsen.gr.jp/index.php万座温泉「湯めぐり手形」
公式・関連サイトURL:http://www.manzaonsen.gr.jp/onsen/bill.php
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