桜の季節を楽しむ！春に行きたい愛媛の観光スポット7選

春は観光に絶好のシーズン。春の陽気に誘われて、どこかに旅行に行きたくなりますよね。そんな時は愛媛県へ。温暖な気候と穏やかな瀬戸内海。みかんの花も咲き始め、甘い柑橘系の香りが春の訪れを感じさせてくれます。春の愛媛を観光するなら、やっぱり桜と海、両方が見られる絶景スポットがおススメです。愛媛県なら波が穏やかな瀬戸内海も見られますし、遠く九州も見られるエリアがあったりと、絶景ロケーションがとっても豊富。また、山や小高い丘も多く、自然が豊かな場所です。

そして春といえば桜。海をバックに眺める桜も良いですが、森の中をハイキングしながら見る桜も最高！ハイキング途中で名前も知らない春の花を見つけて調べながら楽しむのも良いですね。また、花だけではない愛媛の魅力をご紹介。誰かに薦めたくなる春の愛媛観光のオススメ7選です。

1.春は桜「松山城」

愛媛県松山市にある松山城は、四季を問わず多くの観光客が訪れる愛媛県の観光スポット。お城の建築の素晴らしさもさることながら、庭にある様々な花が四季を通じて観光客や愛媛県民を楽しませてくれています。

春といえば桜。愛媛の桜の時期は、4月の初め頃（気温など資源条件によって毎年異なりますので、ご注意ください）。ソメイヨシノをはじめシオガマ桜、ボタン桜など、約200本の桜の木があります。松山城は大天守へロープウェイで手軽に行けるので、是非大天守に登ってみてくださいね。大天守の最上階から眺める桜も最高にきれいですよ。大天守は360度眺望ができ、松山平野や瀬戸内海などを見渡すことができる春の絶景ポイントでもあります。また、桜の花のライトアップもありますので夜桜も必見。

なお「桜の時期にはちょっと早かったかな…」という方には梅の花見がオススメ。2月上旬から中旬にかけて本丸広場の紅梅・白梅が見頃です。

2.長さ日本一の藤棚「大三島藤公園」

愛媛県今治市にある大三島藤公園は、大三島美術館を中核にした観光客にも愛媛県民にも大人気の広々とした公園です。

公園の庭園が東と西に分かれており、東は洋風庭園、西は日本庭園という見所いっぱいの公園で、東の藤棚はなんと日本一の長さというから驚き。その長さは300m。春に咲く藤棚から下がる藤の花は、下からの眺めが圧巻です。穏やかな春の一日を藤棚の下で過ごすなんて贅沢な時間ですね。公園には桜もあり、桜と藤、一緒に楽しめるのもお得です。

毎年5月3日には藤まつりが開催され、愛媛県の地元の料理が振舞われたりと、にぎわいます。入園は無料ですので、春の愛媛観光の一日は大三島藤公園でのんびり藤やバラ、桜を眺めて過ごすのはいかがでしょうか？

ちなみに西は千本のボタン、紫陽花などが咲く日本庭園。季節によって花の咲く花が違うので、一年中楽しめる愛媛のオススメ観光スポットです。

3. 三千本の桜が咲き乱れる花見の名所「積善山」

愛媛の春の桜の名所と言って名前が挙がるのがココ。愛媛県越智郡にある愛媛の観光名所、積善山です。

春には山全体に桜が咲き「三千本桜」として親しまれています。愛媛内外から多くの観光客が訪れるお花見スポットです。山を覆いつくすような桜色の姿は「天女の羽衣」と呼ばれ、その美しさに息を飲みます。その長さは4キロにも渡るというから圧巻の眺めです。展望台から眺める景色は瀬戸内海の海と一面の桜。パラグライダーがある施設なので、空から山一面に広がる桜を見るのも春限定。ダイナミックでおススメです。

積善山は岩城島にあり、広島県尾道からと愛媛県今治からのアクセスがあります。フェリーの時間をチェックしてからお出かけくださいね。

4.12か所の桜を満喫「内子の桜めぐり」

愛媛県内子町は12か所のさまざまな桜をめぐることができる贅沢な春の観光スポットとして有名です。郷之谷川のシダレザクラ、竜王公園の八重桜、知清公園の桜、芋種桜など、それぞれ違った桜が見られるなんて嬉しいですね。

公園の中の桜を見るも良し。池のほとりの桜、川のせせらぎを聞きながら眺める桜、全て制覇したくなるのも頷けます。それぞれが少し離れた場所にあるので、春の一日、レンタカーを借りてドライブしながら桜めぐりツアーをしてみてはいかがでしょう。

次の場所の桜が、どんな桜か想像するだけでワクワクしますね。贅沢にタクシーで回る旅もおススメ。楽ちんプランなどがあってお値打ちになっています。運転手さんから、地元ならではの情報が聞けるかも。

私のオススメは「世善桜」。樹齢500年以上の桜の木で「よい世の中であるように」という願いが込められて名づけられたそうですよ。桜めぐりの途中には道の駅「小田の郷せせらぎ」があり、花も団子も満喫できる春の愛媛の人気観光スポットです。

5. すごい大凧合戦「五十崎凧博物館」

愛媛県内子町にある凧を集めた五十崎凧博物館。館内の中へ行くと突然、縦7m、横6mの「大凧」が目の前に現れます！常時400点もの凧に出会える貴重で珍しい博物館ですよ。

春の風物詩と言えば、この博物館の近くの豊秋河原で、毎年5月5日に行われる「いかざき大凧合戦」。400年の歴史を持つという、いかざき大凧合戦は愛媛内子町のみんなが待ちに待ったお祭りです。県無形民俗文化財に指定されているだけあってすごい盛り上がり。

けんか凧で歓声があがったかと思うと、子どもの成長を願ってあげる大きく立派な「出世凧」が空を舞います。数百もの凧が青空に舞う姿は圧巻。子どもも無心に凧を操り、大人は子どもに戻ったようにけんか凧に夢中になっている姿は、見ているだけで微笑ましくなります。

ぜひ「いかざき大凧合戦」を子供と一緒に楽しんでみてはいかが。

6.春の涅槃まつり「高昌寺」

愛媛県喜多郡内子町にある高昌寺は、室町時代に創建された伝統と歴史のあるお寺。

見所は日本最大と言われる巨大な涅槃像で、実際に見てみると、その大きさに驚きます。釈迦の最後の教えである八戒「少欲・知足・遠離・精進・正念・定・智慧・不戯論」を手近く感じて実際の生活に取り入れててもらえるよう平成10年11月1日に安置されたもので、石造涅槃仏としては、日本で最大の、長さ10m、重さ200トンという大きさ。

毎年春には「涅槃（ねはん」まつり」が行われ、多くの観光客、参拝客でにぎわいを見せています。涅槃まつりでは、滅多に見られない、江戸時代に描かれたとされている縦3.5メートル、横幅3メートルの涅槃図や地獄、極楽絵図などが公開されるので、これは必見ですね。お祭りでは、未入学児のお稚児行列もあり、可愛いお稚児さんと、お稚児さんを写真に収めようとする保護者で大賑わいになるそうです。

愛媛観光に来た際は、貴重な涅槃像を拝みながら、春らしいお祭りにも是非、参加してみてくださいね。

7. 五郎菜の花まつり

愛媛県大洲市にある五郎河川敷は、春になると黄色一色になります。6haの畑一面に菜の花のじゅうたん！見渡す限りの黄色。大迫力で、見とれてしまいます。

場所は、電車ならJR予讃線の五郎駅下車。車で向かうなら大洲ICを降りて約10分。43号線沿いにありますので、大洲市五郎河川敷を目指してきてください。50台の無料駐車場もあるので便利ですよ。もちろん入場も無料。春ならではの光景に何枚もシャッターを切りたくなりますね。

春の愛媛観光はぜひ素敵な景色と一面黄色の菜の花で記念写真はいかが？

◎まとめ

愛媛にはたくさんのお花見スポットや春ならではのお祭りがあります。寒さも和らぎ心地よく、多くの種類の花が咲き、それを見るだけでも和みますね。お出かけには最適です。ゴールデンウイークもありますし、ゆっくりと遠くへ出かけられるのも春ならでは。

道後温泉や歴史の旅も良いですが、どこかで一日お花見をするのもほっこり癒されますね。桜に菜の花、藤と沢山の綺麗な花に出会えますよ。都会ほど混雑していないのも愛媛観光の魅力。日頃のストレスを癒すのには最適な観光スポットかもしれません。

桜の季節を楽しむ！春に行きたい愛媛の観光スポット7選