須坂市のオススメ観光9選!有名動物園から蔵元・味噌蔵まで

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須坂市のオススメ観光9選!有名動物園から蔵元・味噌蔵まで

西は長野県の県庁所在地である長野市に、東は群馬県に隣接する須坂市。長野といえばやっぱり自然がイチオシで、須坂市にも自然あふれる観光スポットが多くあります。四季折々に桜や新緑、紅葉や雪景色を堪能することができるのは当たり前。季節にあった植物を様々な場所で楽しむことができますよ。

また、須坂市はもともと製糸業が盛んであった町であり、いまでもそのころの土蔵造りの町並みが残っています。観光スポットをめぐりながら、その町並みもぜひご覧ください。蔵をリノベーションしたお店やカフェなどもあって、雰囲気がありますよ。

今回は、自然や蔵造りの雰囲気あふれる須坂市でオススメしたい観光スポットを紹介します。長野県の有名観光スポット善光寺がある長野市や小布施町とも隣り合っているので、あわせて観光に訪れることをおすすめします。ぜひ、家族や友達、恋人に声をかけて長野県須坂市へ観光しに足を運んでみましょう。

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須坂市のオススメ観光9選!有名動物園から蔵元・味噌蔵まで

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1.カンガルーやカピバラに会える「須坂市動物園」

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長野県須坂市にある「須坂市動物園」は、臥竜公園(がりゅうこうえん)内にある市営の動物園。テレビ番組で紹介されたアカカンガルーのハッチが日本一有名なカンガルーになったことから、須坂市動物園も全国的に知られるようになりました。人気者ハッチは老衰のため永眠してしまいましたが、今でもたくさんのハッチファミリーに会うことができます。2016年12月にはハッチの孫がお披露目されました。

ハッチファミリー以外にも、カピバラの華(はな)と光(こう)やベンガルトラ兄妹の臥桜(がお)と未桜(みお)といった人気の動物たちが待っています。展示やイベントも工夫されているので、楽しみながら園内をまわってみてくださいね。

動物園のある臥竜公園は「さくら名所100選」と「日本の名松100選」に選ばれている須坂が誇る名園です。散策したり、竜ヶ池ではボートに乗ることもできますよ。人気のD51蒸気機関車実物展示もあって、鉄道ファンにも人気の観光スポットです。

2.年間を通して美しい「臥竜公園」

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須坂市にある「臥竜公園」は美しい松が有名で日本の名松100選に選ばれています。 また、さくら名所100選に選ばれており、公園の中心にある竜ヶ池の周りは、ソメイヨシノを中心とした桜がぐるっと囲んでいます。公園全体では約600本の桜が立ち並び、満開の時期には市内外から多くの人が訪れ、その景色を楽しむ春の人気観光スポットです。

須坂での桜の見ごろは毎年4月半ばから下旬ころで、さくらまつりが開催されます。満開の期間中は夜桜ライトアップも行われ、真っ暗な池を取り囲む桜の風情を楽しみに訪れる人でにぎわっています。桜以外にも、アヤメやフジ、ツツジ、アジ サイといった花々も楽しめるので、春を長くたのしめる公園ですね。

公園の設計者は、明治神宮や日比谷公園などを 設計した日本初の林学博士で、「公園の父」こと本多静六。様式美に関心のある方に、須坂オススメの観光地ですよ。竜ヶ池は寒い季節には凍り、あたりは雪で覆われることもあります。

凍っていない池の部分にカモたちが身を寄せ合っている姿は、寒い冬でも心がほっこり。寒い冬だからこそ、雪と松、池が織りなす庭園の美しさを見に訪れるのもおすすめです。動物園に行ったり、竜ヶ池でボートに乗ったりと、丸一日楽しむことができます。

3.新緑や紅葉の時期が特にオススメ「米子大瀑布(よなこだいばくふ)」

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須坂市にある「米子大瀑布」は、四阿山(あずまやさん)北麓の懸崖から並んで落ちる権現滝と不動滝という2つの滝の総称。この2つの滝は日本有数の夫婦滝としても有名な須坂の観光スポット。「恋人滝」とも言われ、恋のパワースポットとしても人気があります。

権現滝は「男滝」と言われる水量の多い真っ直ぐな滝。不動滝は水量が少なく霧のように流れ落ちる「女滝」。滝の下にある米子不動尊は「米子のお不動さん」として親しまれています。日本三大不動尊のひとつとされる米子のお不動さんも、須坂で訪れたい観光スポットです。

米子大瀑布までの道のりは、トレッキングコースとしても人気があります。一周1時間30分程度の周遊道があり、景色を楽しみながら歩きましょう。急傾斜で滑りやすいところもあるので、歩きやすい靴で行くのがオススメ。須坂の自然の美味しい空気を吸って体を動かすのは気持ちが良いですよ。

4.撮影スポットとしても人気の「楠ワイナリー」

須坂市の「楠ワイナリー」は、日本食にもよく合うワインを目指して2011年にオープンした新しいワイナリー。須坂の素敵なワイナリーとして、グルメの方なら外せない須坂の観光スポットです。オーナーの楠氏は故郷の長野県にワイナリーを作るために、オーストラリアのアデレード大学大学院に留学。ワイン醸造学とブドウ栽培学を学び、須坂市にワイナリーを作りました。

信州の恵みを詰め込んだワインは、2016年に軽井沢で開催されたG7交通大臣会議の歓迎レセプションで提供されました。日本や信州、須坂を代表するワインです。

楠ワイナリーは見学可能ですが予約が必要。また農繁期はワイン製造を優先するため見学できません。ワイナリーに併設されたショップでは常時10種類ほどのワインが販売され、オリジナルジャムやグッズもあるのでお土産の購入に訪れるにもぴったりな須坂の観光スポットです。

5.銘酒がそろう風情ある老舗蔵元「遠藤酒造場」

須坂市にある「遠藤酒造場」は歴史ある醸造元として地元で有名な須坂の観光スポット。創業は元治元年(1864年)で、国際コンクールW金賞・全国新酒鑑評会3年連続金賞受賞ほか数々の受賞歴を誇っています。銘酒を無料試飲できますので、お酒好きの方には是非訪れいただきたい須坂の観光スポットです。

毎年4月と9月には「蔵開き」というイベントが行われ、たくさんの日本酒好きが集まります。中でもお土産としてオススメなのが甘酒。お砂糖は一切加えられていないのに自然の甘みが感じられ、アルコール分は含まれていないため、子供やアルコールが苦手な人にも安心です。ダイエット中の人も楽しめますね。

6.味噌蔵ツアーが人気「塩屋醸造」

須坂市の塩屋醸造は、江戸時代に塩問屋として創業した須坂の老舗問屋です。1932年に味噌と醤油の醸造を始め現在に至ります。人気の味噌蔵ツアーでは歴史ある蔵を見学することができるとあって、参加する観光客が多く、予約制になっています。

手造り蔵は、大暖簾をくぐると味噌の香りがただよってきます。正面には岩の屏風、右には手造り蔵を見ることができます。この岩屏風は古くから縁起石と呼ばれてきた岩。母屋と醸造蔵の仕切りのために運ばれてきた際、石をおろすと不思議なことに自分で立ったとのいわれがあるとか。運んできたあと商売がとても繁盛したことから、縁起石としてこの塩屋醸造でずっと大切にされてきました。

みそ蔵では、味噌を醗酵・熟成・貯蔵するために並んでいる桶を見ることができます。桶に入る味噌の重量は約3トン!圧巻の光景です。諸味蔵は、醤油の諸味を醗酵・熟成させる蔵です。もろみを一年間、長いものでは三年間じっくり寝かせます。諸味蔵では、このもろみを寝かせた桶を見学することができます。

手造り蔵は、大豆を煮たり、製麹という麹をつくる作業をしてきた蔵。見学では、大豆を煮るための和釜やレンガでつくられた手造り糀室を見ることができます。醤油蔵は、もろみを搾ったり火入れやろ過を行う蔵。味噌はここで完成します。

普段食しているお味噌ができるまでの工程見学は、なかなか興味深く、おすすめ観光コース。工場見学人気ともあいまって、訪れる方がとても増えています。

7.ミニチュア鉄道模型館「トレインギャラリーNAGANO」

須坂市にある「トレインギャラリーNAGANO」は年間1万人以上の来館者が訪れるミニチュア鉄道模型館。子供連れの家族だけでなく、鉄道マニアの大人が多く訪れる観光スポットです。人気の高い展示物は実物の電車。屋外に長野のローカル鉄道「長野電鉄」を引退した車体が保存されています。

この車両、実はもともと東急東横線で使われていた車体。古いこの車体は、鉄道愛好家のかたから熱い視線を集めています。屋内のトレインギャラリーでは、模型が毎日走っていますよ。走行している車両は、あさまやジョイフル電車など。展示されている模型車両は3000車両以上にもなり、電車好きな子供は夢中になること間違いなしです!

併設のレストラン「トレインギャラリー」では、ご当地名物の信州蕎麦を食べられます。お子様ランチコースなど子供も向けメニューもあるので、家族で訪れるのにピッタリなレストラン。トレインギャラリーの割引もあるので、忘れずに店員さんにたずねましょう。レストランで販売されている鉄道関連グッズも、鉄道ファンに高い人気を誇っていますよ。

8.信州銘菓を購入するなら老舗の「二葉堂」

二葉堂は長野市に本店のある長野銘菓店。江戸時代に須坂の殿様から御用菓子司を任じられたのがはじまりで、定番のカステラをはじめ、色々な季節のスイーツが購入できます。長野銘菓が取り揃えられているので、お土産購入にもおすすめ。

カステラには季節限定品や、黒糖カステラ、抹茶カステラ、甘いものが少し苦手な方でも美味しく食べられる味噌カステラや塩カステラもあります。須坂で昔から親しまれている二葉堂。地元の人々に愛されるお菓子をぜひ召し上がってみてくださいね。

9.老舗たい焼き「升田屋」

「升田屋」では、定番のたい焼きや大判焼きはもちろん、長野・須坂ならではの珍しい味のたい焼きを頂けます。醤油やごま油、トウガラシで味付けされた長野の名産品「野沢菜」入りのたい焼きは、甘いものが得意ではない方でも美味しく味わえますよ。隣の小布施の名産品・栗餡のたい焼きもオススメです。

いずれも旬の時期にお店に並びます。カフェスペースもあるので、店内ででき立てのあつあつたい焼きをゆっくり味わいましょう。夏季限定のかき氷も人気です。手書きの看板、店内のメニュー表記もお店の良い味。ぜひ訪れておいしいたい焼きとお店の雰囲気にほっこりなごんでください。

◎まとめ

新幹線で長野駅まで行けば、須坂へは長野電鉄で約30分ほど。アクセスがよいため、都心から日帰りで訪れることもできますよ。宿泊をして長野市、小布施町といった近隣の観光スポットと合わせて訪れるのも良いですね。ぜひ次のお休みは、須坂市へ出かけてみましょう。

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