四国内陸旅の代表格!徳島県「三好市」は秘境と伝説が眠る大自然の宝庫!

画像出典:mirei / PIXTA(ピクスタ)

四国内陸旅の代表格!徳島県「三好市」は秘境と伝説が眠る大自然の宝庫!

徳島県西部にある「三好市」。吉野川が横切る町の90%が山地で形成される自然豊かな街です。広大な大自然は、四季によって姿を変え、海側とはまた違った四国の風情で、訪れる人を楽しませてくれます。

これらの自然をただの自然と侮るなかれ。三好市には、秘境と呼ばれる名所の数々が存在します。秘境レベルの大自然は、他ではなかなかお目にかかれません。自然だけでなく、歴史的な名所やアクティビティ、年間を通し催される様々なイベントなど、一年を通して楽しめる事も大きな魅力といえるでしょう。

また、北には香川県、南に高知県、西は愛媛県に囲まれているので、他県と併せて周りたい方にもオススメのエリア。「三好市」の魅力を知れば、四国の旅ももっと有意義なものになるはずです。

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四国内陸旅の代表格!徳島県「三好市」は秘境と伝説が眠る大自然の宝庫!

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1.「塩塚高原キャンプ場」で、楽しく気軽に自然を感じよう!

徳島と愛媛県にまたがる「塩塚高原」は大自然を満喫するのに絶好のスポット。木々がない広々とした草原で心地よい風を感じながら、雄大な景色を堪能できます。秋にはススキの大草原に一変。銀色の幻想的な美しさは、まるで絵本の世界に迷い込んだようです。オートキャンプ場やコテージなどの宿泊施設がそろう「塩塚高原キャンプ場」には、家族で楽しめるアクティビティもあります。

山肌に造られたコースを滑走するアトラクション「スカイコースター」や、朝食を手作りする体験など、みんなで楽しく自然を感じられる工夫がいっぱい。日帰り観光から宿泊まで、色んな楽しみ方ができる「塩塚高原キャンプ場」、ぜひ訪れてみてください。

2.自然の力が生み出した絶景!「大歩危峡・小歩危峡」の川下りは迫力満点!

桜や紅葉観光にもおすすめの「大歩危(おおぼけ)峡・小歩危(こぼけ)峡」は、結晶片岩が水蝕されてできた日本有数の景勝地。大股で歩いても小股で歩いても危険、という意味で名づけられたというのも頷ける断崖絶壁が約8km続きます。

大歩危は、国の天然記念物と名勝に指定された名所。大歩危下流3kmにある小歩危は、規模こそ小さいですが、圧倒的な迫力や魅力は大歩危にも劣りません。その岩石は約一億年の歳月をかけて形成されたものだというから驚きです。

遊覧船でゆっくり眺めるも良いですが、おすすめはラフティング。開けた川ではなく、間近に迫る岸壁の迫力は渓谷ならでは。豊富な水量と曲がりくねった川により「日本一の激流」とも評され、ラフティングの世界大会も行われるほど。日本が誇る天然のウォータースライダーをぜひ体感してください。

小歩危のラフティング出発地点付近には、複合観光施設「River Station West-West」もあり、飲食店やコンビニ、お土産店などがそろっています。これなら、大自然の中での観光も、準備不足の心配もなく安心して一日過ごせますね。川の上からしか観ることのできない大迫力の絶景を、ぜひ堪能してください。

3.日本三大秘境「祖谷渓」に眠るもう一つの伝説。度胸が試される絶景スポット!

日本三大秘境のひとつ「祖谷(いや)」。V字に深く切り込んだ「祖谷渓」は秋になると全山紅葉し、圧巻の景色が広がります。絶景を観るなら祖谷展望台から「小便小僧の像」までが特におすすめ。像自体は可愛らしいのですが、そこはまさに断崖絶壁。スリルを味わいたい方は、細心の注意を払った上でぜひ!

そして「もうひとつの平家伝説」と言われる伝説が、ここ「祖谷」には伝わります。壇ノ浦の戦いで敗れた平氏の武将一行が、幼い安徳天皇を連れて海に身を投げたという「平家物語」の有名なお話。ですがそれは影武者で、山深い「祖谷」に逃げ込み平氏再興の望みをつないだ、というもう一つの物語があるのです。

今も祖谷に残る「かずら橋」は、当時敵の侵入を防ぐため、いつでも切り落とせるように作られたものだと言われています。今では、国の重要有形民俗文化財に指定され、多くの観光客が訪れる人気のスポットに。高さ14mの橋から覗く岩だらけの谷底がスリル満点です。

4.登山初心者にもおすすめ!「剣山」に登って美しいご褒美をゲット!

西日本で2番目の標高(1955m)で日本百名山のひとつ「剣山」。安徳天皇の剣をこの山中に隠したという伝説が残る神秘的な山です。眺望は360度に広がり、瀬戸内海や中国山地まで見渡せます。

頂きから眺める雲海は、まさに絶景!西日本でも指折りの高峰ですが、登山道中腹までリフトが設置されてることから、日本百名山の中でも非常に登りやすい山としても有名です。登山初心者の方もチャレンジしやすい「剣山」。頑張った後には、美しく雄大な絶景があなたを待っています。

5.冬の醍醐味はここで!「井川スキー場腕山」は子供から大人上級者まで楽しめる

「井川スキー場腕山」は、お子様から上級者まで幅広い層が楽しめる四国屈指のスキー場。中級者以上向けの「パノラマコース」と「タクイラコース」は、雄大な景色を眺めながら楽しめるコースです。特にパノラマコースは、人口造雪機を使っているのでいつでもベストコンディションで滑れますよ。

1~2月の土曜日にはナイターも開催され、ライトアップされたゲレンデが大好評!時間を気にせず、とことん滑りまくれます。大会や雪まつり、クリスマスイベントなども行われるのでリピーターも多い大人気のスキー場です。

6.知る人ぞ知る秘境駅「JR土讃線・坪尻駅」

全国の鉄道ファンの間では「秘境の駅」として有名な「坪尻駅」。最近ではメディアでも取り上げられるようになりました。徳島県と香川県の県境に位置し、猪鼻峠の谷底にある「坪尻駅」は、周りには人家も無く車でも近づけない立地で、まさに秘境なのです。

静かな山間の中にひっそりとひかれたレール、崖に囲まれ佇む小さなホーム、そこに滑り込む一両編成の可愛らしい電車。その絵はなんともノスタルジックで、映画のセットのような雰囲気さえ感じます。山に囲まれた「三好市」ならではの名所、鉄道ファンでなくとも、ぜひ訪れて欲しいスポットです。

7.いまやスポーツ!「雪合戦四国大会」で熱い冬を観戦しよう

子供の頃に経験した雪合戦といえば、雪が触りたいだけで、ただただぶつけ合っていただけですよね。それが今やれっきとしたスポーツとして公式ルールが作られ、全国大会も行われるようになりました。「遊びだって真剣に!」「マジになって遊ぶからおもしろい!」。

そんな大人たちが大ハマりしている雪合戦の四国大会が、ここ三好市で行われます。大会では、全国大会への出場をかけて争う四国リーグのほか、子供向けのジュニア・ちびっこリーグ、気軽に楽しめるエンジョイリーグや初心者リーグなど、レベルに合った参加が可能。大の大人が本気でやる雪合戦は必見ですよ。

◎まとめ

山に囲まれた三好市だからこその規格外の景色、皆さんも観てみたくありませんか?自然の力が作り出した絶景と秘境、伝説のほかにも、ここでは紹介しきれなかった魅力がまだまだたくさんあります。自然大好きなアウトドア派にも、フォトジェニックな美しい景色を求めるカメラ女子にも、人ごみを避けた静かな大人にも「三好市」はぴったり。海側ばかりが注目される四国だからこそ残る、手つかずの大自然をぜひ体験してみてください!

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