「道後温泉」だけじゃない!愛媛の歴史と文化に触れる特選スポット6選

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「道後温泉」だけじゃない!愛媛の歴史と文化に触れる特選スポット6選

日本で最も古い歴史書と言われている古事記に「伊予国は愛比売と謂ひ」と書かれていることが県名の由来とされている愛媛県。日本三古湯のひとつとされている「道後温泉」があります。聖徳太子や数多くの天皇が視察のときに道後の湯に浸かり、休憩をとっていたと記録されています。

ですが、それだけが観光スポットではありません。意外と知られていませんが、愛媛は他にも歴史的建造物がいっぱい。例えばお城。伊予松山藩の松山城と宇和島藩の宇和島城は、共に「現存十二天守」に数えられており、全国で今も尚、十二天守の城としてあるのは愛媛県のみ、という貴重な建築物。

知っているようで知らない愛媛の文化と歴史をご紹介します。

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「道後温泉」だけじゃない!愛媛の歴史と文化に触れる特選スポット6選

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1. おすすめ日本三古湯!道後温泉

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日本三古湯の一つであり、3000年の長い歴史を持つとされている、松山市にある道後温泉。道後温泉のその歴史は万葉集の時代までさかのぼるほど。温泉入浴施設として唯一の重要文化財に指定されている貴重な「道後温泉本館」。風情ある佇まいで風格があり、日本人だけでなく多くの外国人旅行者にも大人気のスポット。

『千と千尋の神隠し』の油屋のモデルになったと言われていますが、行けば納得。ライトアップもされていて、夜にふらっと立ち寄ると異空間に誘われるような、不思議な感覚になりますよ。

また、道後温泉本館の建物の隣に立地している商店街「道後ハイカラ通り」は明治の風合いを感じます。朝9時から夜の10時まで営業をしており、レトロな雰囲気を浴衣で楽しむのもおすすめです。

2. 行ってよかった!日本の城ランキング2014 第2位 松山城

日本最後の完全なる城郭建築と言われる連立式天守を有し、江戸時代末期の姿を今尚、存続させている愛媛県松山市の松山城。天守が残っているのは全国で12城しかなく、「現存十二天守」にも数えられています。

また平成18年、19年、26年には「お城ランキング」などに選ばれているほどの満足度の高いお城です。日本で今も尚、存在している防衛の方法である「登り石垣」や「野原櫓」など、松山城は見所いっぱいです。

ロープウェイで手軽に登れる大天守の最上階からは、360度眺望がひらけ、松山平野や瀬戸内海などを見渡せる絶景ポイント。松山城天守がある本丸広場は人気のある都市公園であり、人々が集えるコミュニティの場所としてオープンしています。ここから松山市街の夜景が一望できる、夜景スポットとしてもおススメしたい場所です。

3. 難攻不落の要塞 今治城

築城の名手とも言われた藤堂高虎により建立された、愛媛県今始市にある今治城。数々の彼の技術が注ぎ込まれており、海水を堀に引きこんだ堀は特殊な造りで、当時は海から堀へそのまま船で入っていけるなど、海の要所を取り入れたお城。高松城、中津城と共に日本の「三大水城」の一つとして数えられています。

海水を引き込んでいるため、最近では、広大な内堀にサメやエイの姿が目撃され話題になりました。この内堀は、潮の満ち引きによって水位も変わるのも見所の一つ。城郭の要所要所に強固な枡形を配置するのが、高虎の縄張の特徴で難攻不落と言われています。

海藤春樹氏(照明デザイナー)が手掛けたライトアップが、およそ100個の照明を取り付け、夢想的な情景が見られるのもおすすめポイント。ライトアップは夕暮れ時の陽が沈んでから23時まで、毎日開催となっています。
(※2016年11月現在)

4. 全国に3例しかない八幡造 伊佐爾波神社

愛媛県松山市市街地西部、全国で3例しかないと言われる八幡造。道後温泉の近くにある道後山の山腹あたりに所在する伊佐爾波神社は、八幡造とは2つある建物を前後に繋げてひとつの社殿になったものを言います。

135段の石段を上った先に見える鮮やかな朱色の建物は、桃山時代の世界へタイムスリップしたかのようで思わず見とれてしまうほど。社殿も鮮明なつくりとなっていて、荘厳で神秘的な風合いを醸し、その美しさは是非見て頂きたいです。

鮮やかな蝦虹梁(えびこうりょう)には彫刻が施され、極彩色に彩られていてカラフル。エビのように湾曲した虹梁は、鎌倉時代からの唐様建築に用いられた特徴ある様式で見応え十分です。

5. 地元では「椿さん」の愛称で慕われている 伊豫豆比古命神社

愛媛県の名前の元となっている愛比売命(えひめのみこと)も祀られており、「縁起開運、商売繁昌」などの御利益があるとされ、創建2000余年という長い歴史を持つ神社。見どころの一つは90種類全て違う椿の花が描かれている本殿天井絵。ひとつひとつ職人さんが丁寧に書かれた椿は見ごたえ満点です。

毎年、旧暦1月7日~9日には大祭「椿まつり」が行われ、特別な神事として「合せ火」「お忍びの渡御」「貸銭神事」が開催されています。この貸銭神事は、20円の守り金を神社から借りて、その一年後の翌年に倍の金額にして返金するという他にはあまりない行事です。「椿さん」から誰でも無条件で借りられます。お守りとして20円お借りすれば金運アップしそうですね。

6. 必見!日本最大級の石造涅槃仏 高昌寺

室町幕府の時代に創られた伝統や、深い歴史を持つ愛媛県喜多郡にある高昌寺。見所は日本最大と言われる巨大な涅槃像。釈迦の最後の教えである八戒「少欲、知足、遠離、精進、正念、定、智慧、不戯論」を身近に感じて実生活に活かしてもらえるよう平成10年11月1日に安置されたものです。

石造涅槃仏としては、日本で最大の、長さ10m、重さ200トンという大きさ。中国敦煌にある莫高窟の涅槃仏を基に彫像されたもので、細部にわたり素晴らしい彫刻が施されています。後ろにも回り込めるので、お背中や足の裏の彫刻も要チェック。巨大涅槃仏の傍らには小さな涅槃仏も。そちらも是非探してみてくださいね。

この高真寺のお寺は曹洞宗なのですが、その本山永平寺に似た作りから「伊予のミニ永平寺」と呼ばれているそうですよ。毎年3月15日の「ねはんまつり」は250年の歴史を持つ春祭りで多くの観光客でにぎわいを見せています。

◎まとめ

愛媛県の歴史的な観光地の神社仏閣は一見の価値ありのスポットばかり。ゆっくりと訪ねてみてくださいね。

それぞれに趣があり、歴史を感じる建造物です。歴史ファンはもちろんですが、そうでない方も先人たちの知恵や技術に驚かされること間違いなし。魅力的な愛媛へ、ぜひ出かけてみてください。

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