名称:高知城
住所:高知県高知市丸ノ内1-2-1
公式・関連サイトURL:http://kochipark.jp/kochijyo/
東西に長い高知県は雄大な太平洋に面した「海の国」としてのイメージが強いですが、実は県域のほとんどが海の近くまで山が迫る典型的な山国です。それによって、最後の清流と言われる四万十川をはじめ水量豊富な河川を多数有し、日本の原風景とも言える美しい大自然が残されています。また、カツオのタタキなどの郷土料理、よさこい祭りに代表される伝統芸能も有名ですね。
一方、高知といえば、坂本龍馬や中岡慎太郎など幕末の志士や、岩崎弥太郎や板垣退助など明治に活躍した偉人を多く輩出しており、各地に多数の史跡・名所が残されています。今回は、そんな高知の歴史を知る上で絶対に外せないスポットを厳選してご紹介します!(※なお、写真は京都円山公園の坂本龍馬・中岡慎太郎像です)
目次
山と海の国・高知の歴史を肌で感じる人気観光スポット6選!
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1.南海道随一の名城、歴史ロマンあふれる「高知城」
高知平野を見下ろす高知城。「南海道随一の名城」とも謳われるその優美な姿は訪れた人を魅了し、日本100名城にも選出されています。
関ヶ原の戦いで功績を挙げた山内一豊が初代土佐藩主となり、慶長6年(1601年)に築城開始、10年の歳月をかけて完成させました。1727年に高知城下は大きな火災にみまわれて殆どが焼失しましたが、1753年までに創建当時の形を復元しました。その後、自然災害や戦争など何度も襲った非常事態を乗り越え、優々たる形を今も表しています。
高知城は創建当時の姿を見られる全国でも数少ない城で、天守閣など15の建造物が国の重要文化財に指定されており、県立歴史公園となっています。山内一豊・一豊夫人・板垣退助の銅像が公園内で拝見できます。本物の城が持つ歴史ロマンに思いを馳せてみてはいかがでしょうか。
2. 坂本龍馬像が佇む「桂浜公園」
高知を代表する絶景スポット桂浜。東端の龍頭岬と西端の龍王岬に挟まれた弓状の海岸は、雄大な太平洋に面した月の名所でもあります。一帯が公園としてメンテナンスされており、近隣には坂本龍馬記念館や闘犬センター、桂浜水族館など多くの観光スポットがあり、気軽に周辺施設に足を伸ばすことができます。
中でも東端の龍頭岬に建つ坂本龍馬の像は、歴史ファンならずとも外せない高知の観光スポットでしょう。昭和3年に高知県の有志が寄付を募る活動を行い建立しました。台座も含めると高さ13.5mの龍馬像、その目は太平洋の遥か彼方を見据え、小さな日本に収まらない龍馬の夢を物語っています。毎年、龍馬の誕生日と命日が同じ日である11月15日前後の約60日間、像の横に据えられた展望台からは、龍馬と同じ視線で太平洋を眺望できます。
名称:桂浜
住所:高知県高知市浦戸桂浜
公式・関連サイトURL:http://www.city.kochi.kochi.jp/soshiki/39/katsurahamakouen.html
3.龍馬の歴史を心ゆくまで堪能できる「坂本龍馬記念館」
桂浜の近くにある高知県立坂本龍馬記念館は、幕末の志士・坂本龍馬をテーマにした資料館です。龍馬が生を受けてから暗殺されるまで、そして、その思想が次代へ受け継がれていく歴史を目の当たりにすることができる、高知観光の必見スポットです。
常設展示では、龍馬が兄や姉・坂本乙女に宛てた直筆の手紙をはじめとする貴重な歴史資料が分かりやすく展示されており、ドラマチックな映像などで龍馬の歩んだ道程を紹介しています。「世界に出たい」という壮大な夢に向かって動いた人、坂本龍馬。彼の軌跡を思う存分楽しめるスポットです。
2017年4月から全面改装のため約1年間休館、2018年春リニューアルオープンの予定となっています。パワーアップした記念館を訪れるのも楽しみの一つですね。
名称:坂本龍馬記念館
住所:高知県高知市浦戸城山830
公式サイトURL: http://www.ryoma-kinenkan.jp/
4.三菱財閥源流の地「岩崎弥太郎生家」
高知県安芸市中心部から内陸へ約3km入った所にある観光スポット、岩崎弥太郎生家。高知が生んだ傑物の一人で、坂本龍馬と同じ幕末の時代を生き、明治から今日に至る大財閥三菱を築きあげた人物です。商才に優れていた彼は、明治初年土佐藩所有の船舶の払い下げから海運業を興し、後に「東洋の海上王」と呼ばれました。
そんな岩崎弥太郎が生を受けた茅葺き屋根の家は、彼の曽祖父が1795年頃建築したもので、激動の歴史を経て今に残り、当時の生活を想像させます。敷地内にある土蔵の鬼瓦には岩崎家の紋が刻まれており、土佐藩主山内家の紋を組み合わせて、現在の三菱マークが作られました。また、小さな庭には、弥太郎が日本列島を模して配置したという石組があります。「日本はわが手にあり」と天下雄飛を夢見た弥太郎の想いが伝わってきますね。
名称:岩崎弥太郎生家
住所:高知県安芸市井ノ口甲1631-1
公式・関連サイトURL:http://www.akikanko.or.jp/kanko/yatarouseika.html
5. 長宗我部元親公出陣祈願の社「若宮八幡宮」
高知市長浜にある若宮八幡宮「元親楽市」ゆうがをやりよった。
— 宇宙の果てのネコ (@yambf6) October 29, 2016
(=^ω^=) フリーマーケットやね。 pic.twitter.com/kA0SIzl0vR
高知市に所在する若宮八幡宮は、四国平定で高名な戦国武将、長宗我部元親公にご縁のある神社で、歴史好きの元親公ファンが多く訪れるスポットになっています。
元親公は、幼少の頃は色白でおとなしく、軟弱者と思われていました。しかし永禄3年(1560)の初陣「長浜の戦い」の前に戦勝を祈願したところ、見事に敵を討ちやぶることができました。以来、縁起の良い若宮八幡宮を出陣祈願の社とし、合戦のたびに戦勝祈願したそうです。
必見は外苑に建つ「長宗我部元親初陣の像」でしょう。平成11年元親公没後400年を期して造られた像で、長槍を右手に構え、左手で像の前にある四国地図をつかもうとする勇壮な姿を見ることができます。この場所から少し離れた場所に元親公の墓所もあり、歴史好きにはたまらない観光スポット。
名称:若宮八幡宮
住所:高知県高知市長浜6600
公式・関連サイトURL:http://wakamiya-kochi.com/
6.高知市立自由民権記念館
高知市立自由民権記念館。「自由は土佐の山間より」の碑も。 pic.twitter.com/0Ve90TKzbD
— 土井洋彦 (@doinakamura) October 23, 2016
「自由は土佐の山間より」とは、自由民権運動の発祥である高知を象徴する言葉です。ここ高知は、板垣退助を代表とする多くの自由民権運動家を輩出し、その運動は全国へと広がり、日本で最初の国民的な民主主義運動になりました。
この高知市立自由民権記念館は、そんな傑物達が歩んできた自由民権運動の歴史や資料を次世代へ残すために、高知市が市制100周年を記念して建設した資料館です。自由民権運動の中心的結社である立志社の日本憲法見込案や、板垣退助が岐阜で襲われたときの短刀、自由万歳と書かれた徳利といった貴重な資料が展示されており、広い館内をゆっくり見て回ることができます。JR高知駅からは路面電車またはバスで15分。市中心部からの交通アクセスも良い高知市立自由民権記念館で、近代日本の夜明けを体感してみてはいかがでしょうか。
名称:高知市立自由民権記念館
住所:高知県高知市桟橋通4-14-3
公式・関連サイトURL:http://www.i-minken.jp/index.html
◎まとめ
いかがでしたか?高知には、遥か古代から戦国時代、幕末を経て近代に至るまで、非常にドラマチックな歴史があります。東西に長い高知県のそこかしこに歴史あるスポットが多く残されており、悠久の時を生きた人々に思いを馳せることのできる絶好の場所ではないでしょうか。
そんな魅力いっぱいの高知県で、歴史ある文化に触れ、活動的で包容力のある地元の人々と交流し、四季折々の大自然を堪能しつつ、山海の名物を味わう贅沢な旅を満喫してください。
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