土浦の観光おすすめ13選!豊かな自然と歴史情緒が溢れる町!

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土浦の観光おすすめ13選!豊かな自然と歴史情緒が溢れる町!

土浦は、土浦駅からすぐのところに霞ヶ浦が広がり、昔から水運や漁などで栄えた町です。バスの路線数も豊富でターミナル駅として機能しているので、つくば方面への観光客も出入りする事が多いです。土浦市内には江戸時代の宿場町の風情が色濃く残る地域があったり、霞ヶ浦の自然を体験出来る公園やサービスがあったりと観光要素が満載!様々なジャンルの観光スポットがありますよ。今回は、豊かな自然と歴史に触れ合う事の出来る土浦の代表的な観光スポットを厳選してお伝えします。

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土浦の観光おすすめ13選!豊かな自然と歴史情緒が溢れる町!

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1. 霞ヶ浦

土浦だけでなく、茨城を代表する観光スポットである「霞ヶ浦」。琵琶湖の次に面積が広く、東日本を代表する水瓶です。あまりにも規模が大きいため、茨城県全体の約3分の1が、この霞ヶ浦で占められています。霞ヶ浦の歴史は古く、海水性の貝類が湖周辺の貝塚から数多く出土している事から、元々は湖ではなく巨大な入江だったものと考えられています。中世以降は、帆曳船を利用してワカサギやシジミといった魚介類の漁が盛んに行われてきた歴史があり、現在でも帆曳船は、土浦の観光用として乗船する事ができます。

また、かつての霞ヶ浦は茨城の農作物を江戸へ卸すための主要なルートとして多くの商業船が往来し、その中心地である土浦は主要な港湾都市として栄えました。また、昭和初期には阿見に海軍航空隊の予科練が設置され、霞ヶ浦上空を海軍機が飛んでいるという情景が見る事が出来たとのこと。現在では、バスフィッシングの聖地として大規模なトーナメント大会が開催されたり、ウインドサーフィンやヨット等のウォータースポーツをする人が見られ、様々な目的で土浦に訪れる観光客が後を絶たない土浦の観光スポットです。

2. 霞ヶ浦総合公園

出典: トシアキ / PIXTA(ピクスタ)

オランダ風の風車がシンボルの「霞ヶ浦総合公園」。霞ヶ浦総合公園は、土浦駅と陸上自衛隊土浦駐屯地の間に位置する霞ヶ浦に面した土浦の観光スポットです。霞ヶ浦総合公園の風車の周りにはチューリップ畑が一面に広がっており、毎年4月上旬頃には、色とりどりのチューリップを楽しむ事が出来ます。風車の上部には展望スペースが設けられているので、土浦市内や霞ヶ浦が360度の大パノラマで楽しむ事が出来ます。

また、園内にはプールもあり、夏には、土浦市民を始め、市外から来た観光客などで大いに賑わいます。その他にも、かつて土浦に来日したドイツの飛行船「ツェッペリン号」をモチーフにしたジャングルジムやローラー滑り台、ネイチャーセンターや水生植物園など、大人も子供も一日中楽しむことができる土浦の観光スポットです。

3. 亀城公園

土浦は室町時代に築かれた土浦城を中心として栄えた城下町であり、土浦駅周辺には当時の名残が見られ、江戸情緒を感じられる町として観光客に人気です。その土浦城の跡地が後に整備され、「亀城公園」となりました。土浦はこれまでに何度も水害にあっていますが、その際にもこの土浦城は水没せず、何重もの堀で囲まれた本丸が水に浮かぶ亀のように見えた事から通称「亀城」と呼ばれるようになりました。

本丸跡の外側にある東櫓と西櫓のみが現存していましたが、東日本大震災の際に壁面が剥がれる等の被害を受けており、修復されたのち再び観光客にお披露目する事が出来るようになりました。この2つの櫓門は関東で唯一残存する貴重な建造物で、土浦に来る多くの観光客が必ずと言っていいほど足を運ぶ観光名所です。また園内には、ミニ動物園があり、ほっこり出来る土浦市民の憩いの場としても人気です。

4. 土浦市立博物館

土浦市立博物館は亀城公園に隣接している歴史的博物館で、亀城公園と合わせて観光する人が多い印象です。館内では、土浦市内の古代遺跡や土浦城の保存・整備、市内に現存する甲冑や刀剣、土浦の農業や商業で使われた民具等の文化財の保存・展示を行っています。

中でも江戸時代の土浦城主、土屋家から伝わる国宝・国指定重要文化財級の刀剣や茶器等の美術品は、県外からも見に来る人がいるほど歴史好きな観光客に注目を浴びる展示資料です。現時点での博物館資料は、国宝1点、重要文化財4点、重要美術品6口を含む83口の刀剣が資料として館内で保存されています。また、展示されているもの以外にも市民から譲り受けた甲冑や民具、明治以降に使われていた消防器具等も随時保存・整備しており、非常に幅広い分野の歴史を学ぶ事が出来る土浦の観光スポットです。

5. 土浦まちかど蔵「大徳」「野村」

亀城公園から駅の方へと少し歩くと、中城通りという旧水戸街道の宿場町の雰囲気が残された風情のある街並みを見る事ができ、この一帯も土浦へ来る観光客には大人気の観光スポットとなっています。

中城通りには「まちかど蔵」という観光案内所が二つあり、いずれも江戸時代末期に建造された蔵を改築した建物となっています。

◆ 土浦まちかど蔵「大徳」

「大徳」は土浦の観光情報を扱うアンテナショップとしての役割を果たしており、土浦の土産品や資料の展示などを行っています。

土浦名物「れんこんサブレー」も、「大徳」で手に入れる事が出来ます。土産品販売の他にもレンタサイクルの受付を行っているので、土浦市内観光の際には、まず「大徳」から土浦観光を始めてみるのもいいですよ!

◆ 土浦まちかど蔵「野村」

「大徳」の向かい側にある「野村」は蕎麦打ち体験や喫茶を楽しむ事が出来る土浦の観光スポットです。

「野村」の建物の奥にはレンガ造りの天井の高い蔵を喫茶店として改装した喫茶「蔵」があります。レトロモダンな風情が感じられる店内では「氷温熟成珈琲」をはじめ、「紅茶のシフォンケーキ」、飛行船を模した「ツェッペリンカレー」等の個性豊かなメニューを楽しむ事が出来ます。土浦観光の休憩がてら、足を運んでみてもいいですね。

6. ほたて

亀城公園から中城通りの方へと向かって歩いていると何とも香ばしいごま油の香りが漂ってきます。その香りの元が歴史情緒あふれる外観の「ほたて」です。「ほたて」は天ぷらの専門店で、創業は1869年(明治2年)。土浦で現存する最古の食堂として市民や観光客に長く愛され続けています。昭和初期には土浦からほど近い阿見に海軍航空隊の予科練が移転し、「ほたて」は予科練の指定食堂として少年達の胃袋を満たす重要な役割を果たしていたと伝えられています。食堂は1階のみですが、2階では予科練に通う少年達が家族と面会するのに使われていたとのこと。

店内には振り子時計が掛かっており、天ぷらを食べながら当時の情景を思い浮かべるのも中々感慨深いものです。レトロな外観のせいもあってか、「お代が高そうだな」と感じてしまうお店ですが、看板メニューの天ぷら定食は、良心的なお値段。天ぷらはれんこん・わかさぎ・大葉・海老・ごぼうと人参のかき揚げが皿に盛られ、それにどんぶり飯とブリのあら汁が付いてくるというボリューム感!このお値段でこれだけのサービスを提供してくれるという点は長く続くのも頷けます。ぜひ、土浦観光でお腹がすいたら、足を運んでみましょう!

7. 吾妻庵総本店

「吾妻庵総本店」は、土浦の観光スポットが集中する中城通りを土浦学園線方面へと抜けていく途中にあるお店で、1873年(明治6年)創業の老舗のお蕎麦屋さんです。県内に数店舗ある吾妻庵の本店であるこちらの店は、予科練の指定食堂として営業していた過去があり、店内は当時と変わらない間取りになっているので昔の情景を容易に思い浮かべる事が出来ます。予科練の指定食堂ではありましたが、学生以外にも山本五十六連合艦隊司令長官や吉田茂元首相等の著名人も訪れる程、この界隈では有名なお店です。また、映画「永遠の0」の影響もあり、観光客で賑わいを見せています。

「吾妻庵総本店」も老舗の外観からお値段が高いのではと不安になりますが、良心的な価格設定がされています。そばが一般的なものより少し量が多めで、お得感が得られるのも観光客に人気の理由の一つです。店内の棚の上には明治40年頃のせいろと張り紙がされているせいろが置かれており、歴史の長さと物持ちの良さを感じさせてくれます。

8. 霞月楼

「霞月楼」は、中城通りの中にある老舗の店舗の中にひっそりと佇む料亭で、長い歴史の中で数多くの観光客が料亭の味を味わおうと足を運んできました。近代以降の土浦の歴史とともに歩んできたと言っても過言ではない程重要な場所で、ドイツのツェッペリン号やチャールズ・リンドバーグ夫妻の来日時の関係者を歓迎する際に利用され、一種の迎賓館的な役割を果たしていました。

霞月楼で出される「飯村牛」は幻の牛と名高い肉質で、口に入れた途端とろけてしまうような柔らかさ!また、土浦唯一の屋形船も出しており、雄大な霞ヶ浦の湖上で比較的リーズナブルなお値段で老舗料亭の手の込んだ料理を味わう土浦観光が出来ます。

9. 旧制土浦中学校本館

「旧制土浦中学校本館」は1904年に建造されたゴシック様式の校舎で、現在は、茨城県立土浦第一高等学校の敷地内にあります。2018年3月までは大規模な修復工事が行なわれるため、現在は非公開となっていますが、今までは毎月第2土曜日に観光客向けに一般公開されていたそうです。つい数十年前までは高校の校舎として使われており、国指定重要文化財でありながら使われ続けていたというのは極めて珍しいですよね。

旧制土浦中学校本館は、東日本大震災の被害があいましたが、なかには無傷のまま残ったオリジナルの手漉ガラスがあったりと、昔の物のしっかりとした作りを感じさせてくれます。近年ではNHKの連続テレビ小説「おひさま」のロケでも使用されており、土浦の観光スポットとしての注目を浴びています。2018年の完成が待ち遠しいですね。

10. 上高津貝塚ふるさと歴史の広場

土浦駅前から車でつくば方面へと向かう途中に位置し、土浦市立博物館の分館として1995年に開館した考古資料館です。約3000年から4000年前に使われていたと推定される縄文時代の貝塚は屋内に保管され、断面展示という貝塚の様子が分かりやすい展示方法を採っています。古代の霞ヶ浦を物語る貴重な資料は県内外から多くの古代史好きの観光客が訪れます。

資料館の常設展示では、動画やジオラマといったもので学習することができ、子供でも楽しく縄文時代を知る事が出来るようになっています。また、屋外の貝塚広場では竪穴式住居や掘立柱の建物、墓など当時の村の様子が再現されており、縄文土器を焼いてみたりする体験講座も行われています。江戸情緒溢れる街中とは異なり、古代人になった気分で色々と体験できる土浦の観光スポットです。

11. つくばりんりんロード

「つくばりんりんロード」は、土浦駅旧北口付近が起点の土浦市と桜川市(旧岩瀬町、旧真壁町)を結ぶ自転車専用道路で、総延長距離は40.1kmとなっています。つくばりんりんロードはかつて存在した関東鉄道筑波線の軌道跡に設置されたもので、途中にところどころ筑波線時代の名残が見られる場所があったりします。土浦の街中から筑波山の麓までサイクリング出来ることから、県外からも自転車好きの観光客が自転車持参で訪れる人気の観光スポットです。

また、「土浦駅東口サイクルステーション」では、コインロッカー、サイクルラック、空気入れ、洗面台が揃っており、気軽にサイクリングで土浦観光を楽しむことが出来るような環境が整ったところは注目すべき点です。自転車で観光地を走ることで、普段とは違ったものの見え方が体験出来ますよ!自転車好きの人は、ぜひ、「つくばりんりんロード」を走ってみましょう。

12. 朝日峠展望公園

土浦市内の外れの方に位置する「朝日峠展望公園」は比較的高い場所にあるため、土浦市内と霞ヶ浦が一望出来る観光スポットとして人気です。茨城の観光百選にも選ばれ、週末には見晴らしの良い芝生の上でお弁当を食べている観光客も多く見られます。また、パラグライダーの離陸地点としても知られており、休日にはゆったりとしたパラグライダーが空を舞う姿も見られます。

そして、園内は終日開放されているので、夜景スポットとしても有名です。土浦市内で夜景を見るならば、1番きれいに見える土浦の観光スポットです。夜景を見に行く際には懐中電灯も持参することをオススメします。

13. 観光帆曳船

霞ヶ浦では、毎年7月下旬から10月中旬にかけて観光向けに帆曳船が運行されています。高さ9m、幅16mの巨大な帆は船を見に来た観光客を圧倒させています。

期間中は毎週土・日曜日および祝日の運行スケジュールになっており、遊覧船も同時に運行されます。帆曳船には実際に乗ることは出来ませんが、帆曳船の運行に合わせて遊覧船が運行されますので、伝統の帆曳船の雄姿を近くで見ることが出来ます。街中も楽しい土浦ですが、夏は涼しい湖上でゆったりとした帆曳船を眺める土浦観光もおすすめです。

◎まとめ

かつて城下町、そして水戸街道沿いの宿場町として栄えた土浦の観光スポットは、歴史的なものと自然に触れ合う事が出来るものが多いです。また、つくばエクスプレスが出来るまではつくば方面への観光と言えば土浦が1つの拠点となっていました。1985年の筑波科学万博に合わせて土浦からつくばセンター間にモノレールを建設する計画も持ち上がっていましたが、計画途中で中断し、現在に至っています。そのような歴史を、土浦では触れることもできます。自然と歴史に触れあうことができる茨城県土浦市。ぜひ、友達や家族に声をかけてみて、観光に行ってみましょう!

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