藤岡市の観光スポット!雄大な自然と歴史がある町を散策しよう

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藤岡市の観光スポット!雄大な自然と歴史がある町を散策しよう

群馬県藤岡市は、埼玉県の北西側に隣接する位置にあり、首都圏から日帰りでも楽しめる観光地です。平成26年6月に世界遺産に登録された観光スポット「富岡製糸場」が程近くにありますが、藤岡市に在る「高山社跡」も「富岡製糸場と絹産業遺産群」のひとつとして世界文化遺産となっています。

他にも藤岡市の花に指定されている藤の花、天然記念物の冬桜といった四季を彩る花々が美しい観光公園もあります。また冬桜りんご、とっちゃなげ汁、藤岡ラーメンなどのおいしい藤岡観光名物も堪能できますよ。多くの楽しみがある街・群馬県藤岡市から気になる観光スポットを選んでみました。

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藤岡市の観光スポット!雄大な自然と歴史がある町を散策しよう

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1.ふじの咲く丘

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藤岡市の花には藤・サルビア・冬桜が制定されています。その中の藤をテーマとした丘陵地の観光庭園が「ふじの咲く丘」です。回廊のように続いている多数の藤棚が設置されており、4月下旬ごろからの藤の花の咲く季節にはやわらかな紫色の藤の花が咲き誇ります。全長250mの藤棚は見ごたえありですよ。入園無料なのも藤岡観光するのに嬉しいですね。

他にも、45種類の藤が植えられた「見本園」や藤の写真、藤についての展示がある「ふじふれあい館」もあります。一般的によく知られている紫色の藤の他にも、白やピンクなど多くの藤の花を鑑賞できますよ。藤の咲き始める4月下旬頃からは「ふじまつり」が開催されます。

祭り中は、藤岡市の観光物産展や藤の即売会、ライブなどのイベントも行われ、見頃の藤を見に観光に来る方も大変多いです。駐車場も混み合うので時間に余裕をもって観光に訪れると良いでしょう。また、この期間は夕方から藤棚のライトアップがあり、園内もイルミネーションに彩られます。

日中に見られる藤の景色とは違った雰囲気で幻想的ですよ。「ふじの咲く丘」では3月終わり頃からは桜と芝桜も楽しめます。桜の期間もライトアップや提灯があり、夜桜見物観光も楽しめます。

2.桜山公園

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桜山公園は国指定名勝・天然記念物の冬桜が見られる藤岡の観光名所。桜山公園の冬桜は「コバザクラ」という種類の桜。11月過ぎから白い小さな花を咲かせ、春にも咲くという珍しい二度咲きする桜で、年に2回お花見ができるんです。

桜山公園には約7000本の冬桜があり、冬の開花時期は紅葉観光シーズンにも重なっているので、この時期には小さな白い花と紅葉の美しいコントラストが楽しめます。冬桜のライトアップもあり、夜桜見物観光もできますよ。毎年12月1日には「桜山まつり」が行われています。

以前に藤岡市に編入された「鬼石」という町の名物である「とっちゃなげ汁」もお祭りで振る舞われます。桜山公園では冬桜だけではなく、春の桜「ソメイヨシノ」や、椿、梅、ロウバイ、ツツジなど、四季ごとに様々な花が咲きます。

3.工芸体験村 土と火の里公園

土と火の里公園は工芸体験ができる施設がある公園です。藤岡の大自然の中で、染色工房、陶芸工房、ガラス工房、竹工房、瓦工房があり、陶芸や染め物、ガラス細工や竹細工などの伝統の技に触れ、自分自身で作る体験ができます。

「やったことない!」という方でも大丈夫。専門家が丁寧に指導してくださいます。藤岡観光に来た記念に、ぜひ自分だけの作品作りにチャレンジしてみてください。観光の思い出にピッタリですよね。他にも、そば・うどん、味噌作りなどの特別体験も開催されています。レストランやバーベキューができる広場もあり、雄大な藤岡の自然と工芸体験をゆっくりと一日楽しむこともできます。

4.道の駅 ららん藤岡

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ららん藤岡はいわゆる道の駅。通称は「ハイウェイ・オアシス ららん藤岡」といいます。「関東好きな道の駅ランキング」で5年連続2位に選ばれている道の駅です。上信越自動車道藤岡パーキングエリアの上り側に併設されているので、高速道路からも立ち寄ることが可能。

ららん藤岡には、敷地内に6つの施設があります。新鮮な野菜がたくさん並ぶ農産物直売所の「アグリプラザ」、観覧車などの遊具のあるミニ遊園地の「メルヘンプラザ」、イベントが催されたり噴水や小川で水遊びができる「ふれあい広場」、四季折々の花が楽しめるアトリウムガーデン「花の交流館」、飲食店が入っている「グルメプラザ南館・北館」に分かれます。

アグリプラザでは、群馬県にある日本で最古の洋式牧場・神津牧場のソフトクリームも食べられます。放牧ジャージー牛乳で作られていて、とても濃厚なおいしいソフトクリーム!他にも、「ファミリーダイニングらん蘭」もオススメです。動物性飼料を除き麦類を多く含んだ飼料で育てられた「上州麦豚」使用のカツ定食や、群馬の牛「上州牛」使用のメニューや採れたて野菜など、新鮮な地域の食材を使用したレストランです。季節ごとの旬の味を楽しんでくださいね。

5.高山社跡

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藤岡市には「富岡製糸場と絹産業遺産群」の構成資産のひとつとして世界遺産に登録された「高山社跡(たかやましゃあと)」があります。「高山社」は、近代的な養蚕飼育法「清温育(せいおんいく)」の研究と技術指導を行っていました。その昔、蚕は「運の虫」と呼ばれるほどに飼育が難しかったそうです。養蚕業者・高山長五郎氏が研究を重ね、蚕が病気になりにくい「清温育」を開発しました。その技術を多くの方が高山氏の元で学び、技術を全国に広め、明治中期以降は清音育が標準的な養蚕技法となったのです。

現在は、蚕室(養蚕用家屋)と付属施設、蚕室を兼ねた住居用の母屋、江戸時代の長屋門などが残っており、入場無料で観光ができます。無料ガイドさんもいらっしゃって施設内を丁寧に解説してくれますよ。高山社跡から「桜山公園」、「ららん藤岡(道の駅ふじおか)」なども、車でほど近い場所です。併せて藤岡市の世界遺産、観光地を満喫してみてください。

6.三波石峡

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三波石峡(さんばせききょう)は、神流湖の東側、下久保ダムの下にある渓谷です。約1.5キロメートルに渡って、大小様々の岩石が連なっています。緑色片岩(りょくしょくへんがん)が地表に露出しており、ここらの石は通称「三波石」と呼ばれています。藤岡の地域特産の「三波石」は緑・黄色・白の石が織りなす美しい模様が特徴。江戸時代初期ごろから庭石や鑑賞用の石としても、その美しさゆえに全国的にも有名です。

自然のままの状態で残っているのは現在は三波石峡だけで、地質学的にも珍しいため天然記念物として保護され、石の採集は禁止されています。そんな三波石が織り成す渓谷の景観は美しく神秘的。遊歩道も整備されており、観光にもちょうど良い場所です。観光に訪れる人はさほど多くないようですが、清らかな水の流れと珍しい形の岩石の大自然をゆっくりと観光できますよ。

◎まとめ

藤岡市は広い市なので、上記に紹介した場所以外にも多くの観光スポットがあります。藤岡は自然が豊かで、世界遺産以外にも古墳や石器時代の住居跡などの長い歴史を感じられる観光場所が残っています。そして群馬県には有名な温泉地も多いですが、藤岡市内にも4つの温泉が湧き出ています。日帰り温泉を楽しめる温泉宿もありますよ。首都圏から藤岡市は日帰り観光で楽しめるとはいえ、夜桜や藤の花のライトアップもゆっくり楽しむなら温泉に一泊観光するのもアリですね。藤岡市を観光して藤岡市の様々な魅力を楽しんでみてください!

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