北海道グルメから雪まつりまで!年中楽しめる札幌市の人気イベント

北海道グルメから雪まつりまで!年中楽しめる札幌市の人気イベント

過ごしやすい気候に美味しいグルメ、便利な交通網が揃っている札幌市は、春から冬まで人気で話題のイベントがいっぱい。四季折々の催し物で賑わっているので、どの季節に訪れても楽しむことができます。賑やかな札幌市街地で、それぞれに魅力のある話題のイベントを目一杯楽しんでしまいましょう。春から冬までの札幌市の人気のイベントを、季節に沿って紹介します。

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北海道グルメから雪まつりまで!年中楽しめる札幌市の人気イベント

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【春のイベント】北海道の自然を満喫出来ます!

北海道に春がやってくるのは、4月も半ばを過ぎた頃。春休みは雪解け間近の山で春スキー、5月のGWには寒さが残る公園でお花見など、北国らしい春の訪れを感じることができます。長く寒い冬の後だけに、春になると北海道全体が一気に明るくなります。札幌市の春も例外ではなく、明るい緑と美しい花々でいっぱいです。そんな春を思い切り満喫できる札幌市の人気イベントは、どんなものがあるのでしょうか。

●定山渓温泉渓流鯉のぼり

定山渓温泉渓流鯉のぼり

札幌の奥座敷と呼ばれている南区定山渓。札幌市街地から車で約1時間のところにあります。札幌市中心部から定山渓温泉地へ向かうバスもあるので、日帰りでも行ける温泉街です。定山渓の春を彩るのは春紅葉や桜など春の花々と、大空を泳ぐたくさんの鯉のぼり。今や定山渓温泉の風物詩となり、札幌市民のみならず観光客にも人気のイベントとなりました。

1987年に始まったイベントで、端午の節句の思い出の一つとして掲揚されたのがきっかけ。今では家庭や職場で不要になった鯉のぼりを集めるなどして、大小合わせて400匹もの鯉のぼりが観られるイベントになっています。大きな鯉たちが豊平川上空を泳ぐ姿は圧巻。子どもと言わず大人にもぜひ観て欲しい光景です。

5月のこどもの日を祝い、子どもたちの健やかな成長を願って飾られる鯉のぼりですが、今では各家庭で立てられる鯉のぼりもあまり見られなくなってしまいました。定山渓温泉渓流鯉のぼりは、遮るもののない大空をたくさんの鯉のぼりが泳ぎ、その下で咲き誇る桜を観られるという札幌の春を満喫できるイベントです。鯉のぼりを眺めた後は、定山渓温泉でゆっくりするのも素敵ですね。

●梅が咲き乱れる「平岡公園」で、桜ではないお花見を

平岡公園 梅まつり

春の訪れと言えば、全国的には梅が咲いた後に桜が咲くものですが、北海道ではその順番が逆になります。桜と梅がほぼ同時に咲くか、梅の方がやや遅いです。中心部より約11kmほど離れたところにある清田区の平岡公園は、敷地の半分以上が樹林地となっているので、野鳥や昆虫類を数多く観ることができます。

この公園の西地区に広がる札幌でも、最大級の梅林には約1200本の梅が植栽され、毎年多くの観光客の目を楽しませてくれます。例年約10万人もの人々が訪れるんですよ。そんな札幌市平岡公園で開かれる人気イベント「平岡公園梅まつり」は、毎年4月下旬から5月中旬に開催されています。紅白のコントラストも美しい梅林には毎年訪れるファンも多く、春の札幌の人気イベントとなっています。

イベント期間中には、臨時売店「ひらおか梅ほんぽ」が営業開始。ここではポテトやチキンなどの軽食の他、様々な梅味の食品があります。鑑賞だけではなく梅を味わいたい方で行列ができるほど。札幌市民にも人気がある期間限定売店なので、観光の際にはぜひ寄ってみましょう。

梅せんべいや梅まんじゅうなどの箱入りのお菓子に、梅味の乾麺や梅ふりかけ、梅ロンパンという面白いネーミングの菓子パンも売っていますよ。中でも人気なのが梅ソフトです。まだ寒さの残る札幌ですが、ソフトクリームの甘さの中にほんのりと梅が香る独特の味は、一度食べたらクセになりそうな美味しさ。例年、梅ソフトを求める観光客で行列ができるほど人気が高いです。

●札幌に初夏の訪れを告げる「さっぽろライラックまつり」

さっぽろライラックまつり

「さっぽろライラックまつり」はライラックの花が咲き揃う季節に、文化の香り高い行事を行う目的で呼びかけられました。翌年、ライラックは札幌の木として選ばれ、その後約60回に渡り開催し続けている札幌の代表的な春のイベントです。約400本のライラックが咲く札幌市中心部の大通会場、第50回開催から参加を始めた白石区の川下会場の2会場に分かれてイベントを開催しています。

中央区の大通会場ではオフィス街を横切る大通公園の西5丁目から7丁目までがイベント会場となっています。札幌市民手づくりの作品の展示や販売、水彩画や折り紙の体験教室などが並ぶ5丁目会場。イベントのオープニングセレモニーが行われ、野外ステージでの音楽祭を鑑賞しながら飲食できる6丁目会場。ここにはフードコートが設置され、道産食材を使った飲食店の出店が並んでいます。

7丁目会場は道産ワインと食事を楽しめて、屋外で飲食できる開放感もあって賑わっていますよ。他にもイベント会場を回るスタンプラリーやライラックの写生会(いずれも子ども向けイベント)も実施。散歩をしながら会場を回る親子連れの姿も見られます。

一方、白石区の川下公園は市民がつくりあげるイベントを開催しています。川下公園の職員が案内してくれるライラックガイドツアーやライラッククイズラリーなど、無料で参加できるイベントがたくさん。芝生の広場では野外コンサートも行われ、ライラックを鑑賞しながらゆっくりとした時間を過ごせます。

どちらのイベント会場でもライラックの苗やオリジナルのライラックグッズを販売しているので、興味のある方はぜひ寄ってみましょう。育て方の相談にものってくれますよ。札幌市民にとっては、長く寒かった冬から春、そして初夏に向かう季節を感じられるイベントです。

【夏のイベント】短い夏を駆け抜ける!お祭りでいっぱいの季節

全国的に6月頃から暦は夏ですが、北海道はまだまだ涼しい日が続きます。本格的な夏を感じられるのは、7月中旬から8月末頃まで。札幌をはじめとした北海道の人気イベントは、初夏の季節から、短い夏が終わるまで目白押し。梅雨もなく過ごしやすい札幌で、イベントでいっぱいの夏を満喫しましょう。

●札幌が熱くなる5日間!「YOSAKOIソーラン祭り」

YOSAKOIソーラン祭り

「YOSAKOIソーラン祭り」は札幌市民のみならず、全国から参加者が集まる札幌の初夏の一大人気イベントです。毎年6月下旬、札幌市内はソーラン節と鳴子の音、踊り子達の掛け声が響き渡ります。少しずつ夏が近づいてくる街が、一層明るく賑やかになる5日間です。

YOSAKOIソーラン祭りは「高知のよさこい祭り」と「北海道のソーラン節」を融合させたもの。第一回目は参加チームが10組でしたが、2001年の408組をピークにして近年では大体270組から280組に落ち着いています。かつては大きなイベントがなかった6月ですが、今では6月の風物詩となりました。

メイン会場の中央区大通公園西8丁目広場には特設ステージが設けられ、最終日のコンテストや話題の特別イベントが開かれています。他には大通公園を挟んだ道路でのパレードや、誰でも飛び入り参加出来るワオドリスクエアなどがあり、道内の学生主体で企画していますよ。

大通公園より南側の商業地区やすすきのエリアが歩行者天国になり、特に夜のすすきの会場はライトアップもされ迫力満点です。札幌市街地だけではなく、イベント会場は市内のあちこちに広がっています。ショッピングモールや区の施設前の広場、路上での演舞など、大通会場に比べると踊り子たちとの距離の近さが魅力的。公共交通機関で行ける会場が多いので、アクセスしやすく便利です。

また、一風変わった話題のイベント会場が「白い恋人パーク」。札幌銘菓としても有名な白い恋人の製造元・石屋製菓の施設です。サッカーチームの「コンサドーレ札幌」が使用する練習施設なので、なんとサッカーグラウンドでよさこいの演舞が観られるという面白さがあります。

コンテストが大きく注目され、チームのプロフェッショナル化もありましたが、試行錯誤をしながらも年毎に成長し続けているのがYOSAKOIソーラン祭りの魅力です。今では学生サークルのチームや混合チームなども増えていますよ。誰でも参加出来るYOSAKOIソーラン祭り。札幌の初夏を熱くさせる人気イベントをぜひ体感してみましょう。

●100年以上もの歴史を肌で味わえる「北海道神宮祭」

北海道神宮はお花見や七五三、初詣など季節のの話題のイベントでいつも賑わっている神社です。普段から観光客も多く、時には結婚式が行われることもありますよ。その北海道神宮で毎年6月15日に開催されている人気のイベント「北海道神宮祭」の歴史はなんと明治にさかのぼります。1872年に初めての例祭を行ってから現在に至るまで約140年以上もの間、札幌市民に親しまれているのです。

「札幌まつり」と呼ばれることもあり、札幌市内を練り歩く山車やお神輿、札幌市中心部の中島公園に広がるたくさんの屋台などで、3日間に渡り札幌の街を盛り上げてくれます。例祭日前夜に神の降臨を仰ぐ儀式として行われる宵宮。北海道神宮でも、例祭日前日の6月14日に宵宮祭の催しなどが観られます。神宮境内にはこの夜から出店が並び始め、早くも多くの市民で大賑わい。

翌日午前10時から始まる例祭は多くの出店を楽しめる他、札幌市内を進む山車とお神輿を見物することができます。境内で一般公開されている奉納行事には、普段なかなか観られない神事を鑑賞しようと、札幌市民のみならず多くの観光客でいっぱい。昔ながらの装束を着て弓で的を射る、迫力満点の「古式大的式」や無形民俗文化財に指定されている「三条神楽」など貴重なものが観られます。

最終日の16日は札幌市街地に万燈(まんど)と呼ばれるお囃子や笛・太鼓の音が響き渡り、神輿渡御が実施。これは北海道神宮の神を乗せた4基の神輿の他、祭典区の山車が9基、平安時代の衣装を身に着けた1200人の行列が札幌市内を練り歩く昔からのイベントです。美しい現代の平安絵巻をぜひ鑑賞してみましょう。

一方、中央区の中島公園では公園内にずらりと並んだ屋台を楽しむことができます。神宮境内と合わせると、その数は例年450店ほど。北海道らしい「ツブ焼き」や海鮮お好み焼きなどもあるので、道産グルメを楽しんでみましょう。また、中島公園では昔ながらのお化け屋敷やオートバイサーカスなども観られます。まさにお祭りといった雰囲気で楽しいですよ。

中島公園は札幌駅から地下鉄で3駅、徒歩では南に向かう直線道路を20分ほどのところにあるためアクセスが便利。観光のついでに寄ってみるのもいいでよう。札幌市内がお祭りムード一色に染まる北海道神宮祭。それぞれのお祭り会場に特徴があり、小さなお子様からお年寄りまで楽しんで参加できる人気のイベントです。厳粛な中にも盛り上がりを見せる、札幌らしいイベントを堪能しましょう。

●国内最大規模のフェスティバル!札幌がジャズに酔いしれる「SAPPORO CITY JAZZ」

「札幌がジャズの街になる」をコンセプトに、2007年に開催された「SAPPORO CITY JAZZ」。その話題のイベント規模は国内最大とされ、ジャズファンの札幌市民や観光客を楽しませています。

元々、ジャズに対する愛好が強い傾向の北海道で、1999年に始まったサッポロ・ジャズ・フォレストを前身とし、その8年後に創設されました。当時から有名ミュージシャンが出演するなど多くの話題に盛り上がったイベントでしたが、今では年を追う毎に開催期間が延び、出演アーティストも増え、よりパワーアップしている人気イベントに成長しています。

メイン会場となるのは中央区の大通公園。園内に設置された「サッポロミュージックテント」は、収容人数550人以上という大きさ。ここでは国内外の一流アーティストが、イベント開催中の約1ヶ月間ほぼ毎日公演を行っています。会場内にはレストランもあり、美味しい食事とお酒を味わいながらジャズをゆっくりと聴くことができますよ。

その一方、札幌市内のホテルや公共施設などで行われている「パークジャズライブ」は観覧無料。全国から集まった350組を超えるプロ・アマチュアバンドが演奏を行う参加型イベントです。バンド演奏を身近に体験することができるので、多くの札幌市民に親しまれている人気イベントになっています。誰にも知られていない、お気に入りのバンドを発掘できるかもしれません。

パークジャズライブに参加したバンドのうち、事前審査を突破した10組が出場するコンテストもあります。ミュージックテントで行われている特別イベントで、優勝バンドには賞品として海外のジャズフェスティバルの出場権利と渡航費(一部)が贈呈。若いアーティストの支援・国際交流を目的として2008年に始まったので、世界に羽ばたくチャンスを貰える夢のある話題のイベントです。

SAPPORO CITY JAZZのフィナーレを飾るのが、南区の芸術の森野外ステージで行われる「ノース・ジャム・セッション」。国内外のトップアーティストの演奏が続き、札幌の夏を大いに盛り上げてくれます。ステージ前の指定席の他、広い芝生は自由席になっています。レジャーシートの上で思い思いにくつろいだり、家族でジャズを楽しむ光景などが見られますよ。

イベント会場内に飲食店舗も並びますが、アルコール以外は基本的に持ち込み自由というのも嬉しいですね。札幌の夏を彩るSAPPORO CITY JAZZは、それぞれのスタイルで自由にジャズを楽しめるイベントです。今まであまりジャズに親しむことのなかった方も、この機会にジャズに触れてみてください。

●短い真夏を満喫しよう!飲んで食べて、「さっぽろ夏まつり」

さっぽろ夏まつり さっぽろ大通ビアガーデン

1954年に始まった歴史ある「さっぽろ夏まつり」。北国の短い夏を思い切り楽しもうということで企画された、7月下旬から約1ヶ月間続く夏の恒例イベントです。開催当時、現在は札幌まつりが行われている中島公園の他、札幌市内各地で様々なイベントが行われていましたが、1957年からは今の大通公園がメイン会場となりました。

札幌市民にとって、夏まつりの中でも特に楽しみにしているイベントが「さっぽろ大通ビアガーデン」です。大通公園の中にそれぞれのビール会社のブースが設置され、13000席もの座席が用意されたさっぽろ大通ビアガーデンの規模は国内最大級。ビールが好きではない人も思わずワクワクしてしまうような、賑やかな空気が広がります。

大通公園5丁目から8丁目までは大手ビール会社のブースが続きますが、遊具のある9丁目を挟んだ西側の10丁目会場には世界のビール広場、11丁目には札幌ドイツ村と珍しいブースがズラリ。世界のビール広場では貴重な世界各国の缶・瓶ビールが20種類集まっています。それに加えて、札幌の老舗ホテルから提供されるフードメニューが一緒に味わえるのでおすすめのエリアです。

また、札幌ドイツ村ではミュンヘンから直輸入された本場ドイツの樽生ビールと、アイスバインなどの家庭料理を楽しめます。ビール好きな方はぜひ足を運んでみましょう。そして、8月中旬に始まるのが北海盆踊り。北海道の盆踊りの代表とも言えるもので、子どもと大人の2部制イベントに分かれています。

子ども盆踊りではイベントの前に抽選があり、当たった子は中央のやぐらで和太鼓が打てるという貴重な体験が可能です。子ども盆踊りの後にはお菓子などのお土産が貰えるので、お子様連れの方は参加してみるといいでしょう。最終日には盆踊りと並行して仮装大会のイベントも行われています。気軽な衣装から本格的に凝った仮装まで様々。前日までの申し込みを守る以外は特にルールはありません。

もちろん、普段着でも盆踊りには参加できますよ。浴衣の方も会社帰りの方も自由に参加できるのが北海盆踊りの魅力。観光地としても有名な大通公園なので、外国人観光客も飛び入り参加していますよ。札幌の夏の人気イベントとも言えるさっぽろ夏まつりは、美味しい物や楽しいことでいっぱいです。

●札幌市民も大注目!華やかな花魁道中が目を引く「すすきの祭り」

札幌すすきの

8月上旬に開催されている「すすきの祭り」は、1964年に始まった札幌を代表する歓楽街・すすきののイベントです。8月初めの木曜日から土曜日にかけての3日間に渡って行われています。すすきのの飲食店の多くが、日曜日を定休日としているところから決まったものだそうです。

注目が集まるのがお祭り初日の「花魁道中」。1984年のすすきの祭り20周年記念として、浅草から花魁を招いて行ったものでした。評判が良く、翌年からはお祭りの恒例人気イベントとして定着し現在に至ります。

当初の花魁とは違い、今では札幌市内に住む女性に応募を募り、その年毎に花魁役が変わります。一時期はすすきので働いている女性限定でしたが、今は特に規定は設けていません。高さ25cmもの下駄で「外八文字」を描きながらすすきのを練り歩く花魁道中。絢爛豪華な衣装に身を包み、大勢のお付きを引き連れて歩く姿は圧巻です。観光客だけではなく、札幌市民も毎年楽しみにしていますよ。

2日目は京風神輿として名高いコンコン神輿を観覧することができたり、ステージやYOSAKOIソーランの演舞で盛り上がります。金曜日ということもあり、3日間に渡って出店される飲食店の屋台が一番賑やかになるのもお祭り2日目です。

最終日の連合神輿渡御も迫力満点。1,000人以上の手によって、7基の神輿が威勢よくすすきのを進んでいきます。ネオンの中に掛け声が響き渡る様は、観ているだけで圧倒です。また、2日目に引き続きYOSAKOIの演舞や歩行者天国の真ん中で行われている梯子乗りなどのイベントもあり、普段なかなか観ることのできない催し物が目白押しです。

大人の歓楽街であるすすきのが、小さな子どもも楽しめる街に変わるのが「すすきの祭り」です。他のお祭りと違い、やはりすすきののイベントなだけあって始まるのは夕方から夜にかけて。普段は行くことのない方も、この機会に足を運んでみてはいかがでしょうか。

【秋のイベント】収穫の秋に相応しい、美味しい物に囲まれるフェスティバル

秋は美味しい物がいっぱい!広い大地と豊かな自然が残る北海道は収穫の季節になると、多くの市町村が北海道グルメに溢れます。新鮮な野菜やお米だけではなく、自然に囲まれて育て上げられた食肉と獲れたての海産物がテーブルを彩ります。札幌市では全国に誇る北海道グルメを集めた話題のイベントを開催しています。残暑もない穏やかな天候の秋の空の下、見た目もお腹も満足なイベントを堪能しましょう。

●北海道グルメを食べ尽くせる食の祭典「オータムフェスト」

さっぽろオータムフェスト

話題の食イベント「さっぽろオータムフェスト」。9月上旬からの約1ヶ月間、中央区の大通公園が北海道グルメを味わえるイベント会場となります。元々、さっぽろ夏まつりとさっぽろホワイトイルミネーションの端境期に当たるこの時期に、賑わいのあるイベントを企画出来ないかということで、道内市町村や民間業者が連携し、地域間の活性化を促すイベントとしてスタートしました。

当初は大通公園5丁目から8丁目のみの開催でしたが、現在ではさっぽろテレビ塔のある1丁目、4丁目から8丁目、遊具の広場を挟んで10・11丁目に広がり、夏のビアガーデンと同規模のイベントに成長しています。

1丁目のテレビ塔の下では、本場ドイツのビールが味わえる「さっぽろオクトーバーフェスト」が開催。普段なかなか味わえる機会のないドイツビールやドイツの郷土料理など、200年以上続くドイツの伝統的なイベントをミュンヘンの姉妹都市である札幌で再現しました。

札幌駅前から続くメインストリート沿いの4丁目会場は「さっぽろウェルカムパーク」として賑わいを見せ、地元企業が提供するワインや道産食材を使った料理などが勢揃いです。会場には総合案内所も設置され、会場全般の案内やおすすめグルメの紹介など、初来場者に役立つ情報を発信しています。

5丁目会場は「HOKKAIDOラーメン祭り」として道産小麦麺を使用したラーメンの他、選りすぐりのご当地グルメが食べられるエリアです。6丁目会場では様々なジャンルのお店が集合し、札幌発信のスープカレーやさっぽろスイーツなども味わえます。

7丁目会場は「大通公園7丁目BAR」と称され、ビールやウィスキー、ワインや日本酒、カクテルまで様々なお酒を堪能できます。お酒に合う料理も揃っているため、まるで公園そのものがBARに変身してしまったかのような面白さ。「ほっかいどうベーカリーマルシェ」も開催されていて、話題のベーカリー30店舗ほどが出店しています。

8丁目会場は道内市町村が集まった「ふるさと市場」。札幌市内で、道内の様々なグルメを楽しむことができます。10丁目は豊富な種類のお肉料理を味わえる女性にも人気の会場です。羊肉やエゾシカ肉を使用した料理など、まさに北海道といった料理が揃っているので、この機会にぜひ味わってみましょう。

秋の豊穣祭としての意味合いも強いオータムフェスト。天候も穏やかな季節での開催と、中心部の大通公園で開催されていることから、ランチタイムに気軽に寄ってみたり会社帰りに園内のBARで過ごしてみたりとその楽しみ方は様々。ゆるキャラが登場したりステージイベントがあったりと、週末は家族連れの姿も多く見られます。思い思いの楽しみ方がある札幌の秋の大イベントです。

●地元の飲食店が勢揃い!地域の食を楽しめる「創成川サンキューフェスティバル」

札幌市中心部を流れる創成川の歴史は古く、1866年の開拓の際に用水路として開削された堀が前身です。さほど大きくはない川ですが、2011年に完成した創成川公園と合わせて札幌市民の憩いの場となっています。現在は東側の再開発が盛んに行われ、お洒落なカフェやバーが続々とオープンしました。新たな商業地域として、注目されているスポットです。

9月上旬の「創成川サンキューフェスティバル」は、その創成川公園で行われる食のイベント。近隣の二条市場や狸小路商店街から多数の飲食店が出店し、様々なメニューを楽しむことができます。北海道ならではの海鮮焼きや小樽ビールなど、ご当地グルメがたくさん登場しますよ。

もちろん、海産物とお酒だけではありません。北海道の鶏の唐揚げ・ザンギやジェラートなどのデザートもあるので、小さなお子様連れの方も大丈夫。ステージイベントもあるため、食事をしながらゆっくり楽しめます。始まったばかりの話題のイベントですが、これからも長く市民に愛されていくでしょう。

【冬のイベント】北国の本領発揮!寒い冬を熱く過ごそう!

毎年12月から4月まで札幌は雪に覆われます。気温は低く、道路が凍結して生活が不便になる季節ですが、そんな気持ちを吹き飛ばす話題のイベントが冬季は盛りだくさん。冬にしか見られない美しい景色やグルメ、壮大な雪像など札幌の冬は市民だけではなく観光客で賑やかさを増します。近年では観光客の多くが外国人旅行客になっているほど。世界的にも有名になりつつある札幌の冬季イベントをどうぞ楽しんでください。

●雪に輝く83万個の電球…幻想的な景色を楽しめる「ホワイトイルミネーション」

ホワイトイルミネーション

冬の人気イベント「さっぽろホワイトイルミネーション」は、中央区の大通公園を中心に1981年に開催されました。当初は大通公園2丁目をメイン会場として、1048個の電球が点灯されるイベントでしたがその規模は徐々に拡大。現在は大通公園と札幌駅前通り、南1条通りで開催されています。雪の世界に輝く電球はとても美しく、今では冬の札幌になくてはならない人気のイベントです。

11月下旬から始まるホワイトイルミネーションは、毎日午後4時半から同10時半まで点灯されています。クリスマス期間は点灯時間が延長し、日付が変わる0時まで観られますよ。

大通公園には大きなツリーやライラックなどのオブジェが作られ、彩りも鮮やかな電球で縁取られます。テレビ塔が建っている1丁目から8丁目まで続きますが、それぞれにコンセプトがあり、中には光の迷路を体験出来る会場も。また、2丁目のミュンヘン・クリスマス市と5丁目のクリスマスガーデンカフェでは、軽食やホットドリンクを楽しむこともできます。

2月に行われているイベント「さっぽろ雪まつり」の準備のため、大通会場のイルミネーションは12月25日までの約1ヵ月しか観られませんが見ごたえは抜群。JR札幌駅前からすすきのまで続く中央分離帯の立木には、金色に輝くLED電球が飾られます。札幌のメインストリート・駅前通りを明るく輝かせる装飾は、観光客だけではなく、普段から生活圏内として利用している市民にとっても魅力的なもの。

南1条通りを飾る電飾は、クリスマスディスプレイなどで賑やかになるショッピング地区をさらに盛り上げ、寒い外気も吹き飛ばしてくれます。立ち並ぶ銀杏につけられたLED電球の下を歩いてみてください。

大通会場には発電機が設置され、廃棄油から作ったバイオディーゼル燃料を使って発電しています。節電効果と共に地域参加型のイルミネーションを実現させようという試みで、大通公園2丁目会場には廃棄油を回収するボックスが置かれていますよ。

わずか1048個の電球から始まった「さっぽろホワイトイルミネーション」は、毎年のように努力と工夫を重ね30年以上も続いてきました。札幌になくてはならない冬の人気イベントをぜひ体験してみましょう。

●ドイツ生まれのクリスマス市を、札幌で再現「ミュンヘン・クリスマス市 in Sapporo」

ミュンヘン・クリスマス市 in Sapporo

ドイツではクリスマス前4週間の期間をアドベントと呼ばれ、どの町でもクリスマス市を行います。14世紀頃から行われているそうで、始まりは街の広場でクリスマスに必要な食べ物や生活用品を交換し合ったのがきっかけとか。今でもドイツではアドベントが大いに盛り上がり、街の広場ではクリスマスに向けて熱気の溢れるマーケットが軒を連ねています。

そんなドイツのイベントが札幌に来たのは2002年。姉妹都市として1972年から交流を続けているドイツのミュンヘン市と、提携30周年を記念して企画されたイベントです。同市の年中行事であるクリスマス市を札幌で再現しようという試みでした。

寒い冬の温かいイベント「ミュンヘン・クリスマス市inSapporo」は大通公園を舞台に約1ヵ月間、ドイツのホットワインやソーセージ、クリスマス雑貨などを提供する屋台が並びます。イルミネーションの下、明るい電燈を放つ屋台は本場ドイツの雰囲気たっぷり。オリジナルグッズも豊富で、記念のマグカップやタオルハンカチは売り切れになってしまうほど人気です。

週末のイベントステージの他、屋内会場ではドイツ料理やホットワインの作り方講座、クリスマスの飾り作りのワークショップが開催されています。ドイツの絵本の読み聞かせなどもあるので、小さなお子様も楽しめそうですね。また、会場内にはサンタクロースが訪れることもあり、記念撮影を求める人たちが列を作ります。イベント期間中、毎週日曜日にはサンタさんからプレゼントをもらえる抽選券もあるとか。

まるでドイツに行ったかのような雰囲気の「ミュンヘン・クリスマス市」。クリスマス前の4週間、マーケットで賑わう公園で一日過ごしてみるのも楽しそうですね。

●雪と氷の壮大な彫刻!北国の一大イベント「さっぽろ雪まつり」

さっぽろ雪まつり

今や札幌の代表的なイベントとなっている「さっぽろ雪まつり」の歴史は古く、第1回目の開催は1950年です。初めての雪まつりは、雪捨て場として利用されていた大通公園7丁目を会場として行われました。当時の雪像は学生が手掛けた計6基。イベントには歌謡コンクールや演芸大会、犬ぞりレースなど様々な試みがありました。今では毎年200万人以上が訪れるイベントとして国内外での人気を保っています。

大小様々な雪像が立ち並ぶ「大通公園会場」。1丁目から12丁目までの約1.5kmを雪の彫刻が並びます。1丁目には特設スケートリンク、3丁目にはスキーとスノーボードのジャンプイベントが観られる「白い恋人 PARK AIR」。6丁目と11丁目には食の広場などが設けられ、雪像を観るだけのお祭りではありません。お祭りを訪れる人々に喜ばれるような工夫を続けて現在の形に至っています。

市民の広場と称された、有志の団体が制作した雪像が並ぶエリアもあり、人気のキャラクターや話題の人物が雪像のテーマになっていることも。見ごたえのある作品が並んでいますよ。

一方、体験型の雪まつり会場として家族連れに人気の「つどーむ会場」は、長さ約100mのチューブスライダーや、ワイヤーで80mの距離を滑空するスノージップラインなど、ワクワクするようなアトラクションがいっぱい。年齢制限のない滑り台やかまくら、雪遊びコーナーも揃っているので小さなお子様も安心です。

屋内には遊具や休憩スペースが完備されています。全天候型施設の嬉しいところですね。寒くなったら屋内で遊び、ゆっくり休んでから外で遊ぶなど、それぞれのペースで楽しむことができますよ。

すすきのアイスワールド

3番目の会場として「すすきのアイスワールド」があります。ここはすすきの氷の祭典として親しまれているエリアです。元々は1981年にすすきの独自のイベントとして開催されていましたが、1983年よりさっぽろ雪まつりのイベント会場になりました。

展示は雪像ではなく氷像が中心で、近隣ホテルや飲食店の調理人が手掛けている物がたくさんあります。驚くほど精巧な作品が並んでいますよ。他にも本物の魚介類を氷の中に閉じ込めたオブジェやアイスバーも立ち並び、歩行者天国の最後には氷の滑り台も設置されているんです。

さっぽろ雪まつりは2月初旬の一週間ほどのイベントですが、短期間に多くの観光客が訪れる、札幌の一年の中でも首位を争うほどの大イベントです。寒い冬でも温かなおもてなしを感じられるさっぽろ雪まつりに一度足を運んでみませんか?

◎札幌市の人気イベントまとめ

北海道の中心都市として栄え続ける札幌市は、四季折々の気候とグルメ、そして年間を通して楽しいイベントでいっぱいです。札幌市の中心、大通公園付近で開催されているもの人気のイベントから札幌市郊外で行われているものまで、イベントの種類は様々。日頃はなかなか足を運ぶことのない郊外の公園や施設など、広い敷地を生かしたイベントも数多くあります。季節に応じた過ごし方、楽しみ方を大いに盛り込んだたくさんのイベントを体験してみましょう。

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