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「芦屋」といえば、兵庫きっての高級住宅街。誰もがテレビ等で耳にしたことがあるセレブの街としても知られています。兵庫県民からも「いつかこんな場所に住んでみたい」という憧れの場所。豪邸があるのはもちろん、街並みがハイソで日本にもこんな場所があったなんて！と驚く人が多い芦屋。そんな芦屋を観光で訪れて、優雅な気分を楽しんでみませんか。イメージ通りの素敵なレストランやカフェ、スイーツ店で美味しいグルメを満喫してみましょう。

また、芦屋は意外にも祭りやイベントが盛んで、花火大会も開催。川や滝、山登りなど自然にふれ、景観や絶景を楽しる観光スポットもあるんですよ。そんな芦屋を探索する14ポイントをご紹介したいと思います。

1.ヨドコウ迎賓館

出典： 663highland (CC BY 2.5)

「ヨドコウ迎賓館」は、20世紀最高の建築家といわれるフランク･ロイド･ライト氏が設計した建物で、大正時代に建てられた国指定重要文化財。もともとは灘の酒造家である山邑（やまむら）家の別邸として建築され、戦後は進駐軍の社交場としても活用されました。

その後、情勢が落ち着いてからは淀川製鋼所が所有し、1989年から一般公開。2016年11月から約2年の予定で工事が行われ,、リニューアルオープンしました。

コンクリートと大谷石（おおやいし）を中心に、木目が気にならないマホガニーを使用するというこだわりと、重厚で落ち着いたデザインが特徴。。奥まったところにある玄関、暖炉、和室をはじめ、随所に散りばめられた凝った設計が見どころです。

1992年にフランク・ロイド・ライトがアメリカに帰国したため、実際の建築は遠藤新と南信が携わっていたといわれています。遠藤新と南信といえば、帝国ホテルの建設でもなじみの2人。散策がてら、ぜひ立ち寄ってみてください。

2.芦屋川河畔

出典： M.F.S. / PIXTA(ピクスタ)

「芦屋川河畔」は、時間があればぜひ立ち寄ってほしい芦屋の観光スポット。ここはなんといっても四季を楽しむのに最適で、芦屋の人にも馴染み深い場所です。河畔の桜がとても綺麗で、芦屋さくらまつりの開催に合わせて芦屋入りするのもおすすめ。

周辺にはおしゃれなカフェやスイーツのお店、雑貨店などが点在しています。このあたりはレトロな建物が多いことでも有名であり、芦屋の中でも美しい街並みです。阪急芦屋川・JR芦屋・阪神芦屋の3線が利用できてアクセスも抜群。川沿いには、旧芦屋警察やカトリック芦屋教会もあります。

3.高座の滝

出典： そら / PIXTA(ピクスタ)

阪急芦屋川駅から歩いて30分ほどの場所にある「高座の滝」は、芦屋川の支流にある落差約10mの滝。昔は修行場だったことから、すぐそばに護摩堂が建っています。六甲山や芦屋ロックガーデンに行く人の通り道で、ハイキングを楽しむ観光客の憩いの場。売店や自動販売機もあります。

紅葉の見頃は例年11月末頃。普段ウォーキングする機会がない人でも、紅葉シーズンに高座の滝を見つつロックガーデンを目指すのも良いですね。高座の滝は、人々を癒してくれる滝です。

4.芦屋ロックガーデン

出典： Souzan / PIXTA(ピクスタ)

ロッククライミングの聖地としても知られる「芦屋ロックガーデン」は、花崗岩が侵食された独特な景観と、大阪湾まで見渡せる絶景が人気の観光スポット。

芦屋ロックガーデンへの一般的な登山道は、高座の滝から風吹岩（かざふきいわ）を目指す1時間ほどのコース。鎖場やハシゴが整備されていて、自然のアスレチックのように子供でも安心して岩登り体験を楽しめます。周辺には野生のイノシシが生息しているので、もしかしたらイノシシに遭遇できるかも。

出典： コモンリスザル / PIXTA(ピクスタ)

ロッククライマーに人気の「ピラーロック」は、切り立った岩場が特徴。ピラーロックへ寄るには、風吹岩へ向かう途中の分かれ道を左へ行きます。わかりづらいので通り過ぎないように気をつけてくださいね。

風吹岩から六甲山最高峰への登山道はハイキング感覚で登れるコース。山頂から有馬温泉方面へ下りて、温泉で汗を流すプランもおすすめです。

5.芦屋市総合公園 潮芦屋ビーチ

芦屋市南部、瀬戸内海に面した芦屋市総合公園にも行ってみましょう。公園南側にある「潮芦屋ビーチ」は、潮風がさやさやと聞こえてくる穏やかな印象の砂浜。散歩はもちろん、釣りや潮干狩り、ビーチバレーなども楽しめて、グループや家族で過ごすのにピッタリな場所です。ただし、遊泳禁止区域のため海水浴はできません。

隣接したバーベキュー広場で、潮風を感じながらのバーベキューはいかがでしょう。そのほか、広大な芦屋市総合公園には緑地やビオトープ、遊具広場や陸上トラックなどがあり、市民や観光客の憩いの場として親しまれています。

6.虚子記念文学館

「虚子記念文学館」は文学にふれることができる芦屋の観光スポット。高浜虚子といえば、明治時代から昭和初期に活躍した俳人です。虚子記念文学館には、高浜虚子を中心とした貴重な資料を所蔵、公開しています。俳誌『ホトトギス』や、夏目漱石が書いた『吾輩は猫である』の直筆原稿は必見！常設展示のほか、企画展や多目的ホールでの俳句会も開催されています。

虚子記念文学館の建物は、大正時代から流行したスパニッシュスタイル。『ホトトギス』主宰者である稲畑汀子の自宅に隣接する敷地に建設されたことから、同じイメージのデザインが採用されました。施設内の図書室で、休憩をかねて文学三昧な時間を過ごすのも良いですね。ミュージアムショップもぜひのぞいてみてください。

7.芦屋市谷崎潤一郎記念館

出典： PIXSTAR / PIXTA(ピクスタ)

谷崎潤一郎は芦屋の地を愛していたことで知られており、関西在住も生涯の中で1番長かったといいます。「芦屋市谷崎潤一郎記念館」は谷崎潤一郎の生涯を紹介するとともに、愛用していた机、硯や筆、作品などを展示。谷崎潤一郎は実際のところどういった人だったのか？という点にも注目したいところです。

玄関前に据えられている大きな石は、1938年（昭和13年）の阪神大水害で神戸市東灘区岡本の旧谷崎邸内に入りこんできた重さ15トンもの巨石。そのまま旧谷崎邸の庭石として使用されていましたが、谷崎潤一郎記念館の竣工を記念して移設されました。

8.芦屋市のイベントをチェックしてみよう

高級住宅街のイメージが強い芦屋は、海と山に囲まれた立地で自然が豊か。イベントや祭りの時期には街全体がさらに盛り上がっているので、スケジュールをあわせて旅行計画を立てるのもおすすめ。季節感があるイベントも多いため、ぜひ芦屋観光に組み入れてみましょう。

◆あしや山まつり

「あしや山まつり」は毎年5月上旬の日曜日に奥池遊びの広場で開催されるハイキング＆イベント。芦屋登山会メンバーと一緒にハイキングしたり、新緑の中で健康体操をしたり、ダンスや音楽演奏のイベントも実施。フリーマーケットや抽選会、木工教室など盛りだくさんの楽しみが詰まっていて、子供たちも喜ぶこと間違いなしです。

◆芦屋さくらまつり

桜シーズンの芦屋も最高！この時期に芦屋を訪れる予定の人はぜひとも「芦屋さくらまつり」に足を運んでみてください。芦屋さくらまつりは、芦屋川河畔の大正橋～業平橋間で実施。毎年、市民はもちろん多くの観光客で大変にぎわっています。

特設ステージではドリンク片手に多彩な音楽を楽しみ、ずらっと軒を並べた屋台でグルメを満喫！お花見しながら食事と音楽を楽しめる素敵な時間が過ごせます。

◆芦屋サマーカーニバル

芦屋の夏の風物詩「芦屋サマーカーニバル」は、毎年7月下旬に開催されるお祭り。芦屋市総合公園の潮芦屋ビーチと潮芦屋緑地を会場に、大人から子供まで楽しめるイベントや花火大会を開催しています。

縁日やステージを楽しめるほか、やはり注目はエンディングを飾る花火大会。潮芦屋ビーチから打ち上げる花火は、音楽とコラボレーションしたエンターテイメントショー。ディナー付きやお弁当付きの有料観覧席は、食事しながら花火をゆっくり見たい人におすすめ。砂浜エリアに入場できる砂浜観覧席なら1000円とお手頃です。

◆あしや秋まつり

毎年10月上旬の日曜日に開催される「あしや秋まつり」。だんじり練り回しとパレードを中心に、吹奏楽演奏やバンド演奏、バトン演技、ビンゴゲームなど工夫を凝らしたイベントが多数実施される秋のお祭りです。

山之町・西之町・打出・三条・精道のだんじり5基が市内を練り歩き、精道小学校に集結。市内巡行はもちろん、回転したり持ち上げたりするパフォーマンスや、掛け声の威勢のよさも見どころ。そしてなんといっても、だんじりの練りまわしに注目！だんじりの上で見事なパフォーマンスを披露している人たちが、どうやって体を支えているのか？も気になるところです。

また、ふるさと物産展や縁日などの食イベントも楽しみ。開催が休日で参加しやすいので、毎年多くの人でにぎわっています。

9.アンリ・シャルパンティエ 芦屋本店

「アンリ・シャルパンティエ」は芦屋本店をはじめ、全国に約80店舗を展開するスイーツ店。特別な日にはアンリ・シャルパンティエ、といったファンも多く、確かな味と高級感あふれる雰囲気が素敵なスポットです。

芦屋本店や銀座メゾンなど、5か所の店舗にはカフェも併設。目の前で作ってくれるクレープシュゼットが人気です。最高級のフィナンシェや種類が多いケーキに思わず目移りしてしまうことでしょう。

10.シェフ・アサヤマ

芦屋駅周辺には美味しいスイーツ店が点在しています。シェフ・アサヤマもその1つ。庭や店内は色とりどりの綺麗な花であふれています。

旬のフルーツを使ったケーキやジュレは地元でもファンが多く、売り切れることもしばしば。また、写真や似顔絵、子供たちが喜ぶキャラクターなどのオリジナルチョコプレート付きケーキは、誕生日やアニバーサリーにピッタリ。パッケージが素敵な焼き菓子もお土産におすすめです。

11.カラコル

カラコルはJR芦屋駅と阪神電鉄芦屋駅の間にある芦屋マダム御用達の紅茶専門店。ソファーとテーブル席、お座敷があるティーサロンは、落ち着いたインテリアの心地良い空間。こだわりの紅茶とスイーツなどをゆったりとした気分でいただくことができます。

紅茶専門店として人気のカラコルは、実は住宅メーカー。リフォームや戸建住宅の建築を相談したり、家具やインテリアの見学もOK。紅茶を飲みながら気軽に相談してみましょう。

※カラコルは、閉店しました。

12.ラッフィナート

「ラッフィナート」は芦屋でおすすめのリストランテ。イタリア語で「優雅」という意味のラッフィナートでは、まさしく優雅な気分を味わいながら食事をいただくことができます。

贅沢なランチのフルコースは4000円、6000円、10000円。夜は予算が倍近くになるため、まずはランチデビューからはじめてみませんか。芦屋マダムたちがよくここで食事をするというのにも納得のお料理を堪能してみてくださいね。ラッフィナートへのアクセスは、JR芦屋駅から北へ徒歩5分ほど。一面ガラス張りのスタイリッシュな建物です。

13.リストランテ ベリー二

「リストランテ ベリー二」は、邸宅のリビングをイメージして作られたお店。店内に入ると綺麗な生花が目にとまります。贅沢な空間は、初デートにもおすすめ。

ベリー二では、総料理長が旬の食材を使って工夫をこらした日替わりの絶品イタリアンのコース料理をいただくことができます。世界各国の食材を取り寄せるという料理長のこだわりが伝わるメニューを味わってみませんか。

14.ジョヴァンニ

芦屋駅周辺は、どこのお店に行こうか迷うほどおすすめのお店が密集しているエリア。イタリアンの名店が多いなか、「ジョヴァンニ」も美味しいと評判のお店です。

このエリアにしては価格設定がお手頃なジョヴァンニは、比較的安価でランチを楽しめることからいつも満席。例えば、ドルチェとドリンクがセットになったパスタランチは1260円～。隠れ家的なお店で美味しいランチが食べられるなんて最高ですね！

◎まとめ

いかがでしたか？高級住宅街で有名な芦屋は、観光に行くには身を引ける場所だと思っている方がいらっしゃったかもしれません。綺麗なビーチを散歩しながらお洒落な場所で食事をするなど、普段の生活ではできないようなセレブの雰囲気や時間を過ごすのに芦屋は最適な場所。また芦屋といえども、自然にふれる観光やお祭りなどリーズナブルに観光することも可能です。まずは一度、芦屋へ行ってみませんか。

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