4月こと座流星群の見える場所、方角について気になる情報をご紹介します!
2025年の4月も、毎年恒例「4月こと座流星群」が春の夜空に降り注ぎます。こと座流星群は三大流星群などと比べて出現数は多くなく、派手さは控えめという印象です。しかし2025年は極大の時間が遅く、観測できるチャンス!
こと座流星群のや観測におすすめのスポットについても記載します。ぜひチェックしてみてください。
目次
【2025年最新】4月こと座流星群はどこで見れる?|方角やスポットをご紹介
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4月こと座流星群とは?
こと座流星群とは、毎年4月の中盤から後半にかけて出現する流星群の一つです。流星の出現期間は4月14日から4月30日の約半月間となります。
2025年の観測チャンスとなる極大は4月22日の22時頃で、見頃はその2時間後、翌23日の0時から3時頃までとなります。2025年の場合、深夜まで月明りの影響が少なく、観測にはなかなかの好条件となっています。
1時間の流星数は10程度と、例年それほど多くの流星群が流れるわけではありません。のんびりと気長に流星が出現するのを待ちましょう。
出現率が増加する場合も?
例年1時間あたりの流星数が少なく、比較的活発的ではないとされる「4月こと座流星群」。ただし毎年決まって大人しい流星群というわけではなく、流星数が90を超えるという年も過去にありました。
出現するのも決まって小さな流星だけ、とは限りません。運が良いと火球のように明るい流星が見られる場合もあります。
4月こと座流星群の方角
4月こと座流星群は、極大時前後に東の夜空に出現します。星座の位置的には、こと座とヘラクレス座の中間あたりが放射点(流れ星が始まる一点)です。
こと座は「夏の大三角」を形成する恒星、「ベガ」が所属しています。こと座から見て北東部には「ヘラクレス座」がありますが、放射点はベガとこのヘラクレス座の間にあります。極大前後の時間、まずはベガを探すことで方角で迷わなくなります。
また夏の大三角を見つけたら「上の方にあるのがベガ」と覚えておきましょう。
夏の大三角は春にも見える
夏の大三角、冬の大三角と季節を代表する3つの恒星たちですが、4月こと座流星群が出現する時期はすでに、夏の大三角が登場する時期でもあります。
逆に冬の大三角はシーズンを終え、次に見やすくなるのは次の寒い時期です。
4月こと座流星群のおすすめ観測スポット
以下では、4月こと座流星群のおすすめ観測スポットについてご紹介します。
流星群を観測する条件として、「余計な光源が少ないところ」や「放射点が見えるところ」が挙げられます。街灯りなどが明るすぎる場所だと、流星群どころか星も見えにくいです。山中にある展望台など、人工的な明かりが少ない場所をチョイスするのがベターです。
なお4月こと座流星群の放射点は東の空のやや高めで、見やすい位置にあります。とはいえ近くの山や木々に隠れてしまう場合もあるので、できるだけ空が開けた場所で観測するようにしましょう。
①丹沢湖(神奈川県)
丹沢湖は神奈川県の西側、丹沢山脈内に位置する湖です。
神奈川の都市部からはかなり距離があり、山中にあるので周りに山や木々がある場所が多いですが、人工的な明かりは少なく開けたところも。エリア全体ではないものの、観測条件を満たしています。
天体観測目当ての人や夜景を撮りたいカメラマンも足を運びますが、比較的穴場のスポットと言えるでしょう。キャンプ場もあるので、キャンプをしながら観察をしてみるのもおすすめです。
丹沢湖へのアクセス
丹沢湖は神奈川県にありますが、都心はもちろん、神奈川県西部の都市部からもかなり距離が離れています。湖周辺には無料駐車場があるのと、近くには電車が通っていないため車でのアクセスが基本となります。都内や横浜周辺から訪れる場合、レンタカーを利用してみましょう。
まずは東京から静岡にかけて神奈川県を横断する「国道246号線」で山北町まで訪れ、途中「清水橋」のT字路を曲がります。静岡側から来た場合は左折、東京側からの場合は右折です。すると県道76号線に入り、山中を道なりに進んでいくと丹沢湖に到着します。
周辺エリアは街灯が少ない場合があるので、運転する際は注意しましょう。
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②河口湖(山梨県)
続いても関東圏の近く、「河口湖」をご紹介します。こちらは山梨県南側の山間部に位置する湖です。富士五湖の一湖に数えられ、昼間は湖面に富士山が映る「逆さ富士」で知られています。天体観測に限らず、観光地として人気なエリアです。
標高833メートルの高所にあり、澄んで見える星空が魅力。周辺は見晴らしもよく、流星群鑑賞にピッタリの環境なのがおすすめのポイント。湖畔ではレクリエーションを楽しむことができ、昼は遊んで夜は流星群鑑賞というプランも可能です。多くの魅力が詰まったスポットなので、ぜひ検討してみてください。
河口湖へのアクセス方法
河口湖の近くは高速道路が通っており、最寄りインターチェンジとして中央自動車道の「河口湖IC」があります。料金所の左手に「富士急ハイランド」を見ながら直進して「横町バイパス(国道139号線)」に合流し、東恋路の交差点で右折。そのまま、真っ直ぐ進むと河口湖へと到着します。
③空の公園(大分県)
続いては九州、「空の公園」をご紹介します。
名前から空の景色が望めそうな公園ですが、こちらは大分県の東南部に位置する公園です。公園の標高は250メートルほどで、目の前には太平洋が広がっています。そして夜間は視界を遮るものがなく、大空に広がる星々を観察できます。昼間には海の絶景を見て、夜間は星空観賞。どの時間帯に訪れても楽しめるでしょう。
公園は芝生で整備されているので、展望台で立ち見というよりは芝生の上でゴロゴロしながら流星群を待てるのもポイントです。訪れる際は一応の防寒着と、レジャーシートを忘れないようにしましょう。
なお公園から3kmほど離れたところに「空の展望所」があり、こちらも星空・流星群の観賞にピッタリのスポットです。ぜひこちらからの景色も楽しんでみてください。
空の公園へのアクセス方法
「空の公園」は都市部から距離があるので、車でのアクセスがおすすめです。大分駅周辺からのレンタカー利用も検討してみてください。
最寄りのインターチェンジは東九州自動車道の「佐伯堅田IC」です。大分方面からは国道388線沿いで進み、途中のT字路で「豊後くろしおライン」へ。「空の公園」「空の展望台」はいずれもこのくろしおライン沿いに位置しています。なお大分市から公園までの所要時間は1時間20分ほどです。
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