【2024年最新】関東で獅子座流星群が見える場所はどこ?

【2024年最新】関東で獅子座流星群が見える場所はどこ?

2024年の獅子座流星群が見れるおすすめスポットほか、方角や流星群が見える条件、獅子座流星群の特徴についてご紹介します。

獅子座流星群とは、毎年11月14日前後から、同月24日前後にかけて出現する流星群です。軌道傾斜角の理由から、流星の速度はなんと秒速71km!これは流星群としては最速で、あっという間に夜空へと吸い込まれていきます。

獅子座流星群のおすすめ鑑賞ポイントは関東を見渡してみると複数存在!果たしてどんなスポットがあるのか、以下で覗いてみてください。

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【2024年最新】関東で獅子座流星群が見える場所はどこ?

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獅子座流星群とは?

獅子座流星群 見える場所 おすすめ

獅子座流星群とは、冒頭にもあった通り毎年11月14日から24日前後にかけ、秋の夜空に出現する流星群です。

もっとも流星が観測できる「極大」の時期は11月17日前後で、1時間当たり複数の流星を観測できます。秋の風物詩の一つとして古くから観測されてきました。時には雨のように多量の流星が出現することから、毎年注目されている流星群の一つと言えますね。

獅子座流星群の特徴として速度があります。母彗星である「テンペル・タットル彗星」の軌道傾斜角の影響で、地球へと衝突しそうな勢いで突入します。これによって流星の速度は秒速71kmにまで到達しますが、流星群としては最速とのことです。単純計算ですが時速にすると255,600kmで、なんと1時間で地球を6周以上できるスピード!見つけたと思ったら、次の瞬間には夜空へと吸い込まれていきます。

大出現の周期とは?

獅子座流星群は過去、周期的に大出現を繰り返してきた流星群です。この大量の獅子座流星群は、流星群の母彗星である「テンペル・タットル彗星」の公転周期に合わせて発生しています。彗星の公転周期は33年で、この前後年に大量発生しやすいとのこと。

前回の大出現は2001年で、その前は1999年、そこから前は一周期遡って1966年。すべての記録が残っているわけではありませんが、100年以上前にも何度か「大出現」が観測されており、あまりの迫力から世界の終わりを覚悟して、泣き叫んだ方もいたんだそう。今よりも遥かに明かりが少なく、夜空が見やすい時代。空一面を火球が覆っていたらびっくりしますよね。

最古の獅子座流星群の記録は902年まで遡り、スペインに残っています。1799年のドイツで1時間あたり100万を数える流星が観測されたと言われています。近年では1万から数千ほどですが、それでもかなりの量です。

過去の大出現からは時間が経っています。周期的には今年とは限りませんが、またご先祖様が思わず驚いたような大出現を目撃できるかもしれません。

ベストな鑑賞時間はいつ頃?

獅子座流星群を見に行く際、何時ごろから鑑賞すれば良いのか気になりますよね。鑑賞条件がよくなるのは午後21時からですが、放射点が天頂に到達する深夜2時~3時ごろの鑑賞もおすすめです。

獅子座流星群の特徴の一つとして、「火球」と称されるものがあります。深夜2時頃は放射点の高度が上がり、濃い大気層と流星が衝突して光度が増されます。燃え上がる瞬間は本当に火球のようで、一瞬で消えはするもののとても明るい流星が観測されます。

なお2024年は満月と重なってしまう関係で、少し空が明るめです。細かい流星群を探すのではなく、上記の「火球」鑑賞を目標とするのも良いでしょう。

2024年獅子座流星群の特徴とは?

獅子座流星群 見える場所 おすすめ

2024年の獅子座流星群は、11月17日の21時頃が極大(もっとも流星群が活発な日)と予測されています。ただし満月と重なってしまったことで空が明るく、近年の獅子座流星群の観測はやや難しめです。

大出現やそれを思わせる雨のような流星群の期待はできませんが、そんなことお構いなしに突っ込んでくる「火球」を狙って観測したいところですね。

獅子座流星群が見られる方角はどっち?

獅子座流星群 見える場所 おすすめ

獅子座流星群が出現する場所は放射点のある方向だけではなく、空の全体が出現ポイントとなるので決まった方角はありません。夜空全体に出現するので、もっとも見やすい方角を狙って観測しましょう。

ただし2024年は満月と重なっているため、明るくなってしまい流星群が見えにくいことも。従って、満月を避けた方角を観測するのがベストです!

獅子座流星群が見える場所はどこ?

以下では獅子座流星群が見える場所、おすすめの鑑賞スポットについてご紹介します。

前述の通り獅子座流星群はあらゆる方角からでも鑑賞可能です。さらに言えば必ず展望台などの星空観賞スポットでしか見れないというわけでもなく、条件さえ整えば全国どこでも流星群を鑑賞できるチャンスがあります。ただし夜空の光は人工のものと比べてとても力弱く、周りが明るすぎると見えなくなります。街灯で照らされた市街地は適さないので、人工の光が少ない場所を選ぶのがベストです。

また流星群はどこにでも出現する反面、どこに出現するのかわかりません。出現した流星群を見逃さないために、できるだけ空を広く見渡せる場所がおすすめ。以下では関東近辺で、これらの条件が整っているおすすめスポットをご紹介します!

夜間に訪れる都合、電車などの公共交通機関は運行しておらず使いにくくなっています。そうした事情から流星群の鑑賞に適したエリアへはアクセスに難がある場合が多いので、レンタカー利用も視野に入れておきましょう。

おすすめスポット①奥多摩湖(東京)

獅子座流星群 見える場所 おすすめ 奥多摩

最初にご紹介するのは、都内や神奈川などでは定番の鑑賞スポットの一つである「奥多摩湖」です。東京都23区からは車で1時間もしないほどの距離で、街灯りは少なく公共からの干渉を受けません。

こうした優れた条件下から、平時でも星空観賞に利用されています。当日も同じ流星群を狙う方が訪れているかもしれません。

流星群の鑑賞条件が揃っている点はもちろんなのですが、「大麦代駐車場」は24時間無料で車を駐車可能で、アクセスしやすいのもポイントです。この駐車場もまた、灯りが少なく鑑賞しやすくなっています。

‐奥多摩へのアクセス方法

まずは奥多摩湖の湖畔沿い、国道411号線を見つけて進みましょう。駐車場は湖畔沿いの道中にあります。

山梨・大月方面からは139号線を北上し、奥多摩湖まで着くと深山橋の先を右折で国道411号線へアクセス可能。都内方面からは、あきるのICや八王子方面から国道411号にアクセス可能です。

おすすめスポット②犬吠埼灯台(千葉県)

獅子座流星群 見える場所 犬吠埼峠

流星群を鑑賞するなら、星空観賞の定番スポットに行くのが確実です!千葉県にある「犬吠埼灯台」は、関東全域でも屈指とされる、夜空を望める名所です。満天の星空を背景に、灯台の写真撮影をするのもOK!灯台の下なので真っ暗ではなくやや明るめですが、流星群を探すのに十分な環境が整っています。昼に訪れて、単純に景色を楽しむのも良いですね。

犬吠埼灯台の近くには、同じく流星群鑑賞に最適なスポットである「地球の丸く見える丘展望館」があります。こちらは愛宕山の頂上に位置する施設で、夜間は閉鎖されているものの、近くの展望台から絶景を眺められるスポットとなります。近隣ではもっとも高所に位置するので、邪魔な建物も光も少なく、流星群鑑賞にはピッタリです。

犬吠埼灯台へのアクセス方法

いずれのスポットも銚子市内にあります。銚子市内にあり、最寄りICは潮來です。国道124号線を1時間ほど走ると銚子へ。銚子からは県道286号線と県道244号を経由し、10分少しほどの時間で到着します。

展望台と灯台の中間地点に銚子電鉄の「犬吠駅」があります。駅の南側にある踏切を通る道は、海側に行くと灯台、山側に行くと展望台とどちらのスポットとも繋がっています。

おすすめスポット③戦場ヶ原

獅子座流星群 見える場所 おすすめ 戦場ヶ原

栃木県、東京側から見て日光東照宮や中禅寺湖より少し奥にある「戦場ヶ原」も、天体観測のスポットとして人気です。

戦場ヶ原は「神々が戦った場所」と言われるほど広大な湿原ですが、余計な明るさがないのはもちろんのこと、「肉眼で天の川が見える」と言われるほど綺麗な澄んだ空気が魅力。湿原なのでとても風通しがよく、季節的にかなり冷えこむ点は注意が必要ですが、流星群を観測できる環境は抜群です。

防寒対策をバッチリして、獅子座流星群の出現を待ちましょう。

戦場ヶ原へのアクセス方法

日光の山中へと向かいます。東武線の電車が日光までありますが、観測する時間帯や距離から電車でのアクセスは困難です。日光インターチェンジ、または清滝インターチェンジを降りて国道122号線と国道120号線を中禅寺湖方面へ。

華厳の滝や中禅寺湖を越えた先、戦場ヶ原の中心部を縦断するように国道が通っています。ただし夜間だとどこを走っているのかわかりにくい場合があるので、通り過ぎないように気を付けましょう。

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