成田空港⇔東京&周辺の安いアクセス手段は?鉄道・バス・車で比較♪

成田空港⇔東京&周辺の安いアクセス手段は?鉄道・バス・車で比較♪

千葉県成田市の成田国際空港(成田空港)は羽田と並び首都圏の玄関口となる国際空港ですが、都心から距離がある上にアクセス手段も様々です。都心からの移動手段はたくさんあるものの、どれがコスパがいいのか迷うところです。

この記事では、東京および神奈川・千葉・埼玉から成田空港への格安アクセス方法および成田空港から一都三県へ安い運賃・料金でアクセスできる方法について解説します!

LCCが多数乗り入れる成田空港発着の格安アクセスをマスターして、ぜひおトクに旅行を楽しんでくださいね!
※ダイヤ・運賃等の情報は2024年9月現在のものです。ICカード(Suica、PASMO等利用時の運賃は「IC」と表記)

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成田空港⇔東京&周辺の安いアクセス手段は?鉄道・バス・車で比較♪

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成田空港のアクセス手段は3種類!「鉄道(京成・JR)」・「バス」・「自動車」

芝山鉄道3600形電車

成田空港発着のアクセスの方法は鉄道によるアクセスが5通り(京成スカイライナー、成田スカイアクセス線、京成本線、成田エクスプレス、総武快速線)あるほか、高速バスでも都心と結ばれています。
一方で、早朝便の利用や、ご高齢の方や乳幼児連れ、障がいのある人が同伴する場合はマイカー・レンタカーも視野に入るでしょう。

時間通りかつスピーディーさを重視するなら京成スカイライナーや成田エクスプレス、安さを重視するなら京成本線やバスといった感じですが、この記事でそれぞれの格安節約術を解説していきます。

京成スカイライナーで空港へ!安いきっぷも◎

京成スカイライナー

成田空港⇔日暮里駅を最速約36分、時速160km/hで走行する京成スカイライナーは、とにかく急いで成田空港から都心、都心から空港に向かいたいときの選択肢の1つです。

上野をはじめ、山手線に乗り換えて池袋などへもラクラクアクセスできます。スカイライナーの特急券は1,300円なので、運賃と合わせて合計2580円(IC:2,567円)が日暮里⇔成田空港の片道料金です。

本数も多くて便利!空港発7時23分から23時(京成上野発最終は20時20分)の最終までほぼ20分おきにスカイライナーがやってくるので、待ち時間もなくスイスイアクセスできます!

◆凛としたデザインが特徴の「スカイライナー」インテリア

スカイライナー 車内インテリア

山本寛斎氏監修の洗練されたスカイライナーの車内インテリアは快適そのもの!全席にコンセントを完備し、無線LANもあるので、ビジネスマンにも観光客も納得の設備を持つ車両です。

◆スカイライナー利用時のおトクなきっぷはある?

地方から成田空港にいらっしゃる場合にはお得なきっぷがあります。「スカイライナーバリューチケット」は、西鉄福岡(天神)駅、新千歳空港、関西国際空港、福岡国際空港、那覇空港、一部LCC機内で購入可能なきっぷです。スカイライナー片道が通常よりお得な価格で利用できます。

このほか、東京の地下鉄が24時間、48時間、72時間乗り放題の乗車券がセットになった"Keisei Skyliner & Tokyo Subway Ticket"も上記の場所で販売中!こちらには片道のほかにスカイライナー往復券もつけられます。

ぜひ東京をアクティブに楽しんでくださいね。

◆青砥駅停車のスカイライナーで都心・羽田空港・神奈川・スカイツリー⇔成田空港が便利!

東京スカイツリー

スカイライナーは上りの場合、成田空港駅、空港第2ビル駅、日暮里駅、京成上野駅にしか停車しないものがほとんどですが、1時間に1本ほど(成田空港毎時20分ごろ発)新鎌ヶ谷駅、青砥駅に停車するものが運転されています。

これを使えば、新鎌ヶ谷駅から千葉県や埼玉県の大宮・野田・柏・松戸などの発着地のアクセスが便利です。

一方の青砥駅では都営浅草線の押上(東京スカイツリー)・浅草・日本橋・東銀座・泉岳寺・五反田・中延・西馬込方面または京急線方面発着列車に接続します。

成田スカイアクセス線で都心・羽田空港⇔成田空港!

成田スカイアクセス線

つづいて、スカイライナー料金が不要である京成の一般電車についてご説明いたします。
京成線は空港第2ビル駅から千葉ニュータウン中央駅経由の成田スカイアクセス線と京成船橋駅経由の京成本線という2つの路線に分岐。分岐後、京成高砂駅で再び合流します。

スカイライナーに乗るほどではないけど、急ぎたい場合は「成田スカイアクセス線」が便利です。
また、本数の多さや安いルートを重視する場合は、京成本線経由が良いでしょう。

成田スカイアクセス線経由であれば空港第2ビル駅~京成高砂駅は約40分、京成本線経由であれば約1時間で到着します。

なお、京成高砂駅まではスカイアクセス線経由だと1,000円(IC995円)、京成本線経由だと940円(IC936円)です。

◆羽田空港発着の直通列車もある

京急の車両による成田スカイアクセス線

成田空港発の成田スカイアクセス線には羽田空港行きというものが昼間を中心に設定されています。これは成田スカイアクセス線、京成押上線、都営浅草線、京急線経由で羽田空港まで向かうというもの。
羽田空港行きリムジンバスも運転されていますが、運賃を安く抑えたいのならこちらがおすすめです。

羽田空港までの運賃は1,850円(ICカード利用時の運賃は1,829円)となっています。

京成本線「空港第2ビル駅」「成田空港駅」利用

京成電車

成田スカイアクセス線はスカイライナーを除けば40分に1本ほどの運転なので、日中概ね20分ヘッドの京成本線経由が場合によっては安くてさほど時間が変わらない場合もあります。

また、スカイアクセス線の通らない津田沼・船橋・市川・小岩といった場所へのアクセスが可能です。
成田空港駅から日暮里駅までスカイアクセス線経由だと1,280円ですが、京成本線経由なら1,060円で移動できます。

先述したように成田スカイアクセス線より20分ほど所要時間が多いですが、時間をとるか運賃の安さを取るかはあなた次第です。

このほか、スカイライナーの車両を用いた有料特急「モーニングライナー」(上り1本)、「イブニングライナー」(下り3本)が京成本線経由で運転されていて、青砥駅や船橋駅など京成本線上の主要駅に停車します。時間こそかかりますが、普通運賃+450円で乗れるのが大きなポイントです。

イブニングライナーは京成上野発21:00、22:00、23:00、モーニングライナーは成田空港駅発7:49があります。なお、京成上野⇔成田空港駅の所要時間は約1時間15分です。

最安値!京成「東成田駅」から成田空港にアクセス

東成田駅の駅名標

京成電鉄には、第3の成田空港アクセス手段があるのをご存じでしょうか?それがこの東成田駅で、空港第2ビル駅から500mしか離れていません。時が止まったような雰囲気を持つ駅は主に地元住民や空港職員の利用が中心です。

◆時が止まったかのような静かな東成田駅!

東成田駅改札口

実はここが昔の成田空港駅で、1991年に新しい成田空港駅にアクセスのイニシアチブを譲りました。その後、昼間時間帯には約40分に1本の列車が発着するだけの寂しい駅になりました。

しかし、実はこの東成田駅を目指すのが成田空港アクセスでは最も安い方法です。例えば、日暮里駅から東成田駅までは990円(IC:982円)で、1,000円を切る安さとなっています!

ただ、朝晩の京成本線直通電車を除いて京成成田駅で乗り換えなくてはなりません。安い分、もうひと手間必要な手段といえます。

▼東成田駅から「日本一短い鉄道」芝山鉄道で芝山町へ!

◆東成田駅⇔成田空港は無料連絡バスがおすすめ!

成田空港無料シャトルバス

東成田駅から成田空港第2ターミナルまでは500mある地下通路を進んでいくか、無料循環バスに乗る必要があります。このバスは第3ターミナルや第1ターミナルも経由していくので、できればバスに乗るのがおすすめです。

JRの成田エクスプレスに格安で乗る方法!神奈川方面発着の空港アクセスにおすすめ

NEX(成田エクスプレス)

成田エクスプレスに乗るのならば、「えきねっと」というサイトからの購入がお得です。当日であってもチケットレス割引で35%OFFの安い価格で購入可能です。えきねっとからの特急料金は東京駅、新宿駅、武蔵小杉駅まで1,120円(通常は1,730円)。横浜駅まで1,550円(通常は2,390円)となっています。

運賃は成田空港駅から千葉駅まで680円(IC682円)、東京駅まで1,340円(IC1,342円)、武蔵小杉駅1,690円(IC1,694円)、横浜駅まで1,980円(IC同額)なので、成田エクスプレス利用時は上記特急料金を加えてください。

成田エクスプレスは8時から19時まで渋谷・新宿方面が1時間に2本確保されており、そのうち1本は東京駅で分割されて一方は渋谷・新宿、もう一方は品川・武蔵小杉・横浜・戸塚・大船へ向かいます。

成田空港からご利用の場合は、くれぐれも車両のお乗り間違いのないようご注意ください。

◆温かみのある成田エクスプレスのインテリア

NEX車内風景

全席座席指定の上、大きな荷物用の置き場もあるので、大荷物の旅行・出張帰りでも安心!グリーン車を含め全席にコンセントを標準装備。錦糸町~品川等の地下を除いてWi-Fiのサービスがあります。

JR総武本線快速電車も成田空港アクセスにおすすめ♪

E235系(横須賀・総武快速線)

成田空港駅から千葉、津田沼、市川、錦糸町などを通って東京駅へ至る路線が総武本線(快速)です。この総武快速線は横須賀線とも直通運転しているので、品川・武蔵小杉・横浜・戸塚・大船・鎌倉・横須賀を経て久里浜まで行けます(一部千葉始発・終着列車あり)。

こちらは成田エクスプレスとは違って特別料金がかかりません。千葉始発・終着のものを除いて基本的にグリーン車も連結しているので、混雑が嫌な人はグリーン車もおすすめです。

京成と比べると本数は少なめで、1時間に2本程度。なかには1時間に1本の時間帯もあるので要注意です。

◆グリーン料金も沼津まで通しで買える

沼津行き方向幕LED

一部列車を除いてグリーン車も連結し、発駅から50km以内(suica料金750円、通常料金、1,010円)、51km以上100km以内(suica料金1,000円、通常料金1,260円)、100km超(suica料金1,550円、通常1,810円)の3パターンの料金があります。

なお、東京駅、品川駅、横浜駅、戸塚駅、大船駅等で東海道本線の下り電車(または東海道本線から横須賀線上り)に乗りかえる場合は、最大で沼津駅⇔成田空港駅が通し料金にてグリーン車を利用できます。この場合は総武快速線と東海道本線の距離は合算(横浜駅以遠は川崎駅経由の最短ルートで計算)します。

バスで成田空港へアクセス!skyticketで予約できる安い路線は?

成田 行先案内

成田空港へのアクセスは電車だけではなく、リムジンバスも便利です。こちらでは東京から成田空港アクセスに使えるバス路線を2つご紹介します。

◆池袋⇔成田空港

国際興業の高速バス

池袋駅西口7番乗り場と成田空港をダイレクトに結ぶリムジンバスです。早朝5時から1~2時間に1本の割合で運行され、日によっては25:20(AM1:20)発、26:42(AM2:42)に成田第3ターミナル着という超早朝便もあります。

まだ電車が動いていない時間帯に成田空港に前乗りできるのは大きいですよね。

特に朝1番の6:35発スプリングジャパン・成田発哈爾浜(ハルビン)行きやpeachの6:45発札幌行き・7:00発奄美大島行きは2時間前からチェックイン開始なので、ホテルに宿泊しない分お金を浮かせられます。

超早朝便が運行されない日でも始発の5:15発の始発便に乗れば、6:37ごろに第3ターミナルに到着できるので、早朝のLCC便でも安心です。

◆小岩・一之江・葛西駅~成田空港線

このバスは小岩駅から都営新宿線の一之江駅、東京メトロ東西線の葛西駅を経由して成田空港に行く路線です。朝一番の小岩駅5:40発の便に乗れば、6:55には成田空港に到着できます。

skyticketで予約できる便は全部で4便ありますが、小岩駅発で全線走るのは朝1便のみで、うち1便は一之江駅始発、残り2便は葛西駅始発です。

成田空港発は予約がいりません。基本的に葛西駅経由一之江駅行きで、1~2時間に1本の割合です。なお最終の21:20発のみ小岩駅まで足を延ばします。

マイカー・レンタカーで成田空港へアクセス!

運転する男性

公共交通機関が不便な場所やご高齢の方、乳幼児・ペット連れ、あるいは障がいをお持ちの方がいるなど、成田空港まで自家用車でのアクセスの方が効率が良い場合もありますよね。

成田空港最寄りのICは「新空港IC」があり、空港すぐ近くまで高速道路を使ってアクセス可能です。首都高から東関東道へと乗り換えてアクセスしましょう。

以下に都内の主要ICから成田空港までの高速料金をまとめます(ガソリン代を含みません)。

成田空港では、マイカーでお越しの方のために成田空港では駐車場があります。予約(外部サイト)もできるので、事前予約をおすすめします。

◆7日間の駐車サービス付き「成田東武ホテルエアポート」

成田東武ホテルエアポート外観

車を使って、なおかつ前泊をお考えの方に朗報です!「成田東武ホテルエアポート」では、1泊すれば自動車を7日間、ホテルに駐車できるオプションを付けることができます。もちろんskyticketでこのプランもご予約可能!これから始まる旅のワクワクの前にぜひ「成田東武ホテルエアポート」でおくつろぎください。

◆京成成田駅付近の駐車場でパーク&ライドも1つの手!

自動車利用でそれほど荷物が多くない人であれば、京成成田駅周辺のパーキングに駐車して成田空港駅・空港第2ビル駅・東成田駅に移動する裏ワザもあります。

なかでもNPC24H京成成田駅前パーキング、成田楽々パーキングは京成成田駅まで徒歩3分以内なので、便利です。

リーズナブルな駐車場が多く、移動の手間さえ面倒でなければ、「パーク&ライド」(車を駐車場に止めて公共交通機関で移動する)のもありでしょう。

◆成田空港ではレンタカーも充実!

ハイエースコミューター

関東地方を楽しむため、レンタカーを借りたい方もいらっしゃることでしょう。skyticketでは、軽自動車から8人乗りワンボックスカー、マイクロバスに至るまで成田空港周辺のレンタカーをご予約いただけます。ぜひ、下記のリンクからラインナップをご確認ください。

都心⇔成田空港の新しいアクセス!"nearMe"、"nearMe limo"を使ってみよう!

"nearMe エアポートシャトル"は23区内および浦安市の自宅・ホテルなど⇔成田空港までドアツードアで移動できる新感覚の乗合タクシーです。乗合なので、他の人と同一車両をシェアする形にはなりますが、その分既存のタクシーよりも割安な料金で成田空港へ向かうことができます。
例えば、渋谷区内の自宅から成田空港までは最安で5,980円~(1人ご利用時)です。

また、大人数であれば、貸切の"nearMe limo"(ニアミーリモ)がおトク!
例えば、世田谷区駒沢から成田空港ならば、1人約3,900円~(9人乗車の場合、1台34,800円)で利用できます。

◆東京ディズニーリゾートもおトクに!

浦安市も範囲内なので、成田空港⇔TDR®も1人あたり約2,900円~("nearMe limo"で9人貸切の場合)で利用できます。パークで思い切り遊んだ後は、電車の乗り継ぎは面倒なので、"nearMe"のご予約がおすすめです。

◎成田空港から始まる旅を楽しもう!

成田空港タイムボードと女性

東京から旅立つ人も東京にやってくる人も多く利用する成田国際空港。成田スカイアクセス線の開通により、都心からかかる時間も短くなりました。

LCCの台頭や、就航地の増加でますます重要性を増している成田空港を起点に旅を満喫してみては?

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