【サッカー】プレミアリーグのおすすめスタジアムはどこ?|施設情報・アクセス方法もご紹介!

【サッカー】プレミアリーグのおすすめスタジアムはどこ?|施設情報・アクセス方法もご紹介!

イギリスのプロサッカー、プレミアリーグの試合が行われるスタジアムについて、詳細情報やアクセス方法などをご紹介します。

ハイレベルな試合が展開されるイギリスのプロサッカーリーグ「プレミア・リーグ」。イギリスも世界有数のサッカー大国の1つで、強豪クラブチームがゴロゴロしています。

そんなプレミア・リーグに所属するチームたちのスタジアムにはどんなものがあるのでしょうか?

いくつかのスタジアムから抜粋し、特徴やエピソードを見ていきましょう。

目次

【サッカー】プレミアリーグのおすすめスタジアムはどこ?|施設情報・アクセス方法もご紹介!

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プレミア・リーグってなに?

プレミア・リーグはイギリスにおけるプロサッカーリーグのことで、同国における1部リーグ(国内トップのリーグ)となります。ラ・リーガ(スペイン)やセリエA(イタリア)などと並び、ヨーロッパ5大リーグの1つに数えられています。

創立は1992年と意外にも歴史は浅く、イギリスのトップリーグとして新たに誕生したリーグとなっています。

プレミアリーグには合計20チームが所属でき、ホームとアウェイで1試合ずつ行います。この勝率で順位が決まり、上位チームはヨーロッパ最強を決めるステージへ。最下位のチームは2部リーグへと降格し、2部リーグの上位チームと入れ替わります。

イギリスプロリーグにおいて最上位のリーグである点や、クラブチームにとっては目標地点とも言えるプレミアリーグ。勝ち星がつかないと降格があるため、まさに天国と地獄。片や栄光、片や生き残りを目指してハイレベルな試合となります。必死にサッカーをする理由がわかりますね。

なお、イギリスサッカーには20部まであり、知られていないだけでととてつもない数のクラブチームが存在しています。

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日本人選手も多数活躍

プレミア・リーグのチームには日本人選手も所属しており、活躍しています。

プレミア・リーグのクラブルールとして、他から移籍してきた選手だけでチームを編成することはできません。選手登録の全25名中、8名は自チームで育成した選手である必要があります。

ただし日本のプロ野球のように、「外国人は〇人まで!」という制限はありません。

よってイギリス出身者がメインとなりますが、それ以外は他国からやってきた選手が半数近くを占めます。日本人選手もそうした多国籍軍の一部としてプレーしているようです。

プレミア・リーグのスタジアムとは?

プレミア・リーグに所属する各チームにはホームとなるスタジアムがあり、それぞれ特色を持っています。

プレミア・リーグの歴史は30年ほどと決して歴史が長いわけではありませんが、所属チームは100年以上の歴史を持つチームも存在。長い歴史を持つチームのホームスタジアムにもさまざまなストーリーが隠れています。

①アーセナル(エミレーツ・スタジアム)

プレミア・リーグのスタジアムで、最初に紹介するのはクラブチーム「アーセナル」のホームスタジアム、「エミレーツスタジアム」です。ホームのチーム名から取って、「アーセナル・スタジアム」という別名もあります。

アーセナルは1886年に創設された歴史の長いチームですが、エミレーツスタジアムがホームスタジアムになったのは2006年のこと。チームのスタジアム移転が上手く進まず、現在の位置に新たに建設されました。

最大収容人数は60,432人。ポルトガルに位置するスタジアム「エスタディオ・ダ・ルス」と似ていると言われますが、同じ会社による設計です。

アラブのエミレーツが命名権を獲得!

2006年にエミレーツスタジアムへとホームが移る前は、「アーセナル・スタジアム(ハイバリー)」がホームスタジアムでした。1913年から100年近く使われ続けたスタジアムになります。

移転後のスタジアム命名権を購入した「エミレーツ」は、UAE(アラブ首長国連邦)の航空会社です。

なおUEFA主催試合はスポンサー広告が禁止であり、エミレーツという名前が使えず旧スタジアム名をそのまま流用し「アーセナル・スタジアム」と呼ばれます。

アーセナルの日本人選手

アーセナルには「冨安健洋 選手」が所属しています。ポジションはディフェンスであるため得点シーンこそ少ないですが、すでに海外のクラブチームで実績を残しています。国際大会における日本代表選手でもあります。

ケガに悩みアーセナルでの活躍場面が減っているものの、2024年現在は契約が延長され期待されている選手の一人です。

エミレーツスタジアムへのアクセス

ピカデリー線アーセナル駅が最寄り駅です。スタジアムには駐車場が少ないため、車よりも電車の移動が基本となるので注意しましょう。

なお選択肢が少なく電車でのアクセスが集中するため、試合前後はかなりの混雑が見込まれます。

②クリスタル・パレス(セルハースト・パーク)

クリスタル・パレスはロンドン南部に位置するサッカークラブです。プレミアリーグに所属ですが降格と昇格を繰り返したチームで、2013年にプレミアリーグに所属して以降優勝争いに食い込むことは稀ながら中位の順位をキープしているチームとなります。

そんなパレスのホーム・フィールドは「セルハースト・パーク」です。完成は1924年と100年近い歴史を持つスタジアムで、何度も拡張と補修が繰り返されて現在も使われ続けています。収容人数は25,486人です。1948年のロンドンオリンピックでは、こちらで試合が開催されました。

パレス所属の日本人選手

パレスには大阪出身の「鎌田大地 選手」が所属しています。ポジションはミッドフィルダーで、日本を出てドイツやイタリアのクラブチームを経たあと、2024年よりチームに移籍しました。

鎌田選手は2024年の8月18日にプレミアリーグデビューを飾りましたが、パレスがプロチームとなった1920年以来、数えて1,000人目の出場選手となりました。記録にも記憶にも残る、メモリアルプレイヤーと言えるでしょう。

セルハースト・パークへのアクセス方法

最寄り駅はノーウッドジャンクション駅で、徒歩15分ほどでアクセス可能となっています。

ロンドン方面とを繋ぐ電車本数は多くありませんが、試合がある際は停車する本数が増えます。

③チェルシー(スタンフォード・ブリッジ)

チェルシーはロンドン西部をホームとするプロサッカークラブで、創設は1905年。プレミアリーグで複数の優勝経験を持つ強豪チームの一つです。

ホームスタジアムは1877年に開場された「スタンフォード・ブリッジ」で、ファンからは「ザ・ブリッジ」という別名で呼ばれています。収容人数は40,431人です。

大規模改修されたスタジアム

歴史のあるスタジアムですが、過去には経年劣化から古びた部分が目立ち、改修や再開発が施されました。

それ以降はホテルやレストラン、グッズショップである「チェルシーメガストア」などが備えられサッカー観戦以外にも楽しみがある施設となっています。日本でいうところの東京ドームのようなイメージですね。

スタンフォードブリッジの特徴としてピッチまでの距離が近く臨場感に優れている点があげられます。もちろん上段席は全体を見渡せるほど高さがあるものの、下の席はすぐ目の前でプレーを観戦できます。

スタンフォード・ブリッジへのアクセス

最寄り駅は「フラム・ブロードウェイ駅」で、駅からスタジアムへは徒歩約3分ほど。駅から出てすぐにスタジアムが見えるので、電車で訪れる場合は迷う心配なくアクセスが可能です。

④トッテナム(トッテナム・ホットスパー・スタジアム)

「トッテナム」こと、トッテナム・ホットスパーFCは、こちらもロンドンをホームタウンとしてプレミアリーグに名を連ねるプロサッカークラブです。創設は1882年、愛称はスパーズ。チームの歴史は古く、1979年からイギリス1部リーグ(のちプレミアリーグ)に在籍し、優勝経験もあります。

そんなトッテナムのホームスタジアムは「トッテナム・ホットスパー・スタジアム」です。2019年から使われており、収容人数は62,850人。天然芝と人工芝、使用用途に合わせて両方を利用できるハイブリットなスタジアムです。

選手入場時のトンネル近くにはガラス張りのビューエリアがあり、試合前後の選手の様子を見ることができる貴重な座席となっています。またレストランやクラフトビール醸造所もあります。

なおトッテナムに日本人選手はいませんが、アジア有数のプレイヤーである「ソンフンミン選手」が長年所属し、21~22年にはプレミアリーグ得点王を記憶しています。

トッテナム・ホットスパー・スタジアムへのアクセス

「ホワイト・ハート・レーン駅」が最寄りで、スタジアムとは徒歩5分ほどと目と鼻の先。このほかバス停も複数あります。

少し距離は離れますが「ノーサンバーランド・パーク駅」も徒歩圏内にあるので、都合に合わせてこちらを利用しましょう。

⑤リヴァプールFC(アンフィールド)

続いてはリヴァプールをホームタウンとする、「リヴァプールFC」のホームスタジアムをご紹介します。リヴァプールのホームスタジアムは「アンフィールド」で、収容人数は60,725人です。

このスタジアムは1884年に建設されたもので、1892年よりリヴァプールFCのホームとして使用されています。100年を超える歴史の中で幾度となく改装が重ねられ、拡大して60,000人規模が収容できるスタジアムとなりました。2024年現在では、UEFAの4つ星スタジアムとして認定されています。

このスタジアムをホームとするリヴァプールFCは「レッズ」という別名の通り、赤いカラーが特徴的なチームです。創設された1892年から長い歴史の中で40を越えるタイトルを獲得し、世界的に見ても強豪クラブとして知られています。

リヴァプールFCの日本人選手

リヴァプールFCには日本代表経験もある、遠藤航選手が2023年より所属しています。チームのゲームメイクといった、試合を引っ張る心臓部分の選手として活躍。チームになくてはならない存在として高い評価を受けています。

アンフィールドへのアクセス方法

アンフィールドの最寄り駅は国鉄ウェストコースト本線の「リヴァプール・ライム・ストリート駅」です。駅からは徒歩15分ほどで到着します。

ロンドンからリヴァプール・ライム・ストリート駅までは電車でアクセスが可能。所要時間は3時間から4時間ほどとなっています。

⑥マンチェスターユナイテッド(オールド・トラッフォード)

続いては「マンチェスターユナイテッド」と、そのホームスタジアムである「オールド・トラッフォード」についてご紹介します。

「マンチェスターユナイテッド」はマンチェスターをホームタウンとするクラブです。創設は1878年で、1938年からは1974-75シーズンを除いて全年でトップリーグに所属し続けています。プレミアリーグの優勝回数は13回と世界的な名門サッカークラブとして、日本国内でも高い人気があります。

マンチェスターユナイテッドのホームスタジアムはオールドトラッフォードで、1910年開場と歴史のあるスタジアムながら、収容人数は7万人を越えます。世界で見ても有数なスタジアムであり、ワールドカップやオリンピックの試合にも使用されるなど、インターナショナルに使用されているスタジアムと言えるでしょう。

名門らしくスター選手がズラリ

マンチェスターユナイテッドに所属し活躍したいわゆる「看板選手」は、サッカーファン以外にも名前を轟かせるような世界的なスターが揃っています

近年だけでもエリック・カントナ氏を始め、デビッド・ベッカム氏やクリスティアーノ・ロナウド氏。いずれも一流選手でありながら、サッカーでの活躍を飛び越えてメディアで取り上げられるスター選手です。

ちなみにこうしたスター選手は伝統的に「背番号7」を付けています。プレミアリーグに詳しくなくとも、「マンチェスターユナイテッドの背番号7」を見たら注目してしまいますね。

4つのスタンドで楽しみが違う

オールドトラッフォードは4つのスタンドでわけられており、1層のメインスタンドである「サウス・スタンド」、2層のバックスタンドである「ノーススタンド」、ホーム側のゴール裏スタンドである「ストレトフォード・エンド(ウェストスタンド)」、アウェーサポーター席がある「イーストスタンド」。いずれも特色が違うスタンドとなっています。

サウス・スタンドは「サー・ボビー・チャールトン・スタンド」、ノーススタンドは「サー・アレックス・ファーガソン・スタンド」とそれぞれ別名がありますが、これはマンチェスターユナイテッドに所属したスター選手や名監督の功績を称えて名付けられたものです。

なおノース・スタンドには「マンチェスター・ユナイテッド博物館」も併設されています。

オールド・トラッフォードへのアクセス方法

オールドトラッフォードには駅が隣接されており、マンチェスターの主要駅であるマンチェスター・ピカデリー駅から直行可能です。

ロンドンからは所要時間2時間ほどで到着します。マンチェスター・ピカデリー駅へは、ロンドン・ユーストン本線からスタートしてリヴァプール方面へ向かいましょう。

⑦マンチェスター・シティFC(エティハド・スタジアム)

マンチェスター・シティはマンチェスターをホームタウンとするクラブです。ホームスタジアムは「エディハド・スタジアム」となります。(正確にはシティ・オブ・マンチェスター・スタジアム)

収容人数は53,600人。UAEの航空会社である「エティハド航空」が10年間の命名権を結んでいました。(UEFA主催試合はスポンサー禁止のため、シティ・オブ・マンチェスター・スタジアムと呼称)

名門マンUは隣人でありライバル

マンチェスターには名門チームである「マンチェスターユナイテッド」がいますが、同チームが世界的にサポーターがいるチームなのに対し、「真のマンチェスター市民クラブ」とされるほどホームタウンからの支持が厚いチームとなっています。

マンチェスターユナイテッドへの対抗意識も高く、両チームの試合はマンチェスターダービーとされ名物試合の一つに含まれます。

近年では世界と比べても屈指の強豪チームとなっており、マンチェスターユナイテッドと幾度も激戦を繰り広げてきました。

エティハド・スタジアムとは?

マンチェスターシティのホームスタジアムである「エティハド・スタジアム」は、プレミアリーグで5番目に大きいスタジアムとして知られています。

2000年オリンピックの競技場とするために建設された歴史があり(オリンピック誘致自体には失敗)、その後は2002年に開業。サッカーシーズン以外にはコンサート会場として利用されることもあります。東京ドームや札幌ドームを思い出しますね。

エティハド・スタジアムへのアクセス

エディハド・スタジアムの最寄り駅は「エディハド・キャンパス駅」です。マンチェスターの中心駅である「マンチェスター・ピカデリー駅」からブルーラインのメトロリンクに乗って、10分弱で到着します。駅を降りてすぐにスタジアムがあるので、迷う心配はありません。

なおロンドンからマンチェスターへは、ロンドン・ユーストン本線でリバプール方面の電車に乗ることでアクセス可能となっています。所要時間は2時間ほどです。

マンチェスターへ空路で訪れる場合、マンチェスター・エアポート駅からマンチェスター・ピカデリー駅まで向かうことができます。その場合、エディハド・スタジアムまでの合計所要時間は1時間ほどとなっています。

⑧ブライトン (ファルマー・スタジアム)

続いてはプレミアリーグ所属のクラブ、「ブライトン」とホームスタジアムである「ファルマー・スタジアム」についてご紹介しましょう。

ブライトンは正しくは「ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC」というクラブです。創設は1901年、タイトル獲得数は多くありませんが、2017年よりプレミアリーグ入りし近年着実に力を伸ばしてきているチームです。

日本では三笘薫選手の所属クラブとして知られます。日本人最多得点選手を記録し、2023年にはチームのベスト4入りに貢献。チームの顔として紹介されるほどの大活躍でした。

ファルマー・スタジアムとは?

ファルマー・スタジアム、またの名を「ザ・アメリカン・エキスプレス・コミュニティスタジアム(アメックススタジアム)」は収容人数30,750人のスタジアムです。ブライトンはこれまで複数回に渡って本拠地を移転しましたが、当スタジアムは4番目の本拠地です。

スタジアムの開場は2011年。比較的新しいスタジアムですが、グラウンドは天然芝です。サッカースタジアムとしての印象が強めですが、ラグビーやホッケー、コンサート会場など多岐に渡って利用されています。

ラグビーワールドカップ2015の会場として使用され、日本代表が南アフリカ代表に勝利した「ブライトンの奇跡」はこのスタジアムで開催された試合でとなります。

ファルマー・スタジアムへのアクセス

スタジアムのあるファルマーはロンドンからみて南側、イギリス海峡を望む海沿いの街です。最寄り駅は「ファルマー駅」で、こちらは「サザン鉄道」の駅になります。

ロンドンからアクセスする場合、地域の中心駅であるブライトン駅から乗り換え、ファルマー駅にアクセス可能となっています。

ロンドン・ヴィクトリア駅からブライトン行きの電車がでています。まずはこちらに乗車して向かいましょう。また、ロンドン・セント・パンクラス国際駅、ロンドン・ブリッジ駅の2駅からもブライトンへアクセス可能です。

⑨サウサンプトン(セント・メリーズ・スタジアム)

最後にご紹介するのは「サウサンプトンFC」、愛称「セインツ」とそのホームスタジアムである「セント・メリーズ・スタジアム」です。

サウサンプトンはイングランドの南、サウサンプトンをホームタウンとするクラブです。創設は1885年。プレミアリーグへは昇格と降格を繰り返しており、優勝経験はありません。ただし育成組織(ユース)に定評があり、数多く優秀な選手を輩出しているという特徴があります。

セント・メリーズ・スタジアムとは

セント・メリーズ・スタジアムは2001年に開場したスタジアムで、客席はすり鉢状、巨大なスクリーンをどこからでも見られるようになっているように設置されています。

スタンドは4つにわかれていますが、それぞれスタンド方向に隣接した地名がスタンドの名前として付いています。

サッカー専用スタジアムではありますが、会議場として利用されることもあります。ラグビーワールドカップの会場候補(後に外れましたが)になったこともあり、なかなかマルチなポテンシャルを秘めたスタジアムとも言えるでしょう。

セント・メリーズ・スタジアムへのアクセス

スタジアムの最寄り駅は「サウサンプトン中央駅」です。徒歩で30分ほどの距離にあるので、駅からはタクシーを使うのがおすすめです。

ロンドンからサウサンプトンへは、ロンドンの「ウォータールー駅」から乗り換えなしでアクセス可能です。所要時間は1時間程度となっています。

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