知らないなんてもったいない!夕張のおすすめ観光スポット20選

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知らないなんてもったいない!夕張のおすすめ観光スポット20選

かつて炭鉱の街として栄え、最盛期には約12万人もの人口を擁した北海道夕張市。エネルギー構造の変化による炭鉱の閉山などにより、今や街の人口は1万人を下回るほどにまで減ってしまいましたが、実は夕張にはたくさんの観光資源があるんですよ。かの有名な夕張メロンはもちろん、炭鉱跡地や自然スポット、数々の映画の舞台となったロケ地など見どころがいっぱい。さらに、高速道路を利用すれば札幌から1時間とアクセスが良いのも魅力です。そんな夕張を観光しないなんてもったいない!この記事では、夕張を訪れたらぜひ見ておきたいおすすめの観光スポットを厳選して20ヶ所ご紹介いたします。

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知らないなんてもったいない!夕張のおすすめ観光スポット20選

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1.夕張観光案内センター

「夕張観光案内センター」は、JR夕張駅待合所内にあります。夕張支線廃止に伴い、残念ながら当駅も2019年4月1日をもって廃止となってしまいましたが、今でも多くの鉄道ファンが訪れる人気スポットでもあるのです。観光案内所は市内でここだけなので、一度は訪れておくと良いかもしれませんね。夕張観光案内センターでは、夕張市のイベント情報や観光施設、お土産、宿泊施設に関する観光情報を提供しています。

2.道の駅夕張メロード

夕張の美味しいものを食べたい方には、「道の駅夕張メロード」がおすすめ。地元夕張産の新鮮な野菜や果物はもちろん、障がい者厚生施設の方々が作った野菜やパン、小物類が豊富に揃っておりお手頃価格で手に入れることができます。中でも手作りパンは、すぐに売り切れてしまうほどの人気商品なのだとか。

もちろん、名物の夕張メロンにちなんだ商品も取り扱っていますよ。ご当地キャラ「ユメロンくん」と「メロリーナちゃん」のオリジナルグッズは、お土産にぴったり。石炭をイメージして作られたどら焼き「たんどら」や、SNSで人気の「夕張メロンパン」など、老舗菓子メーカー「阿部菓子舗」による商品も販売しています。

3.夕張市農協銘産センター

「夕張市農協銘産センター」は、日本一のメロンを生産する夕張市農業協同組合が運営しています。店内では夕張メロンをはじめ、シャーベットやゼリー、ブランデーなど様々な夕張メロン商品を販売。レストランでは、地元産の野菜を使った美味しいグルメを堪能できます。札幌と道東を結ぶ国道274号線沿いにあり、JR滝ノ上駅から徒歩3分とアクセスが良いのもポイントです。

4.北海道物産センター夕張店

「北海道物産センター夕張店」といえば、夕張の有名ご当地キャラ「メロン熊」でしょう。ボールペンやノート、ハンカチ、貯金箱、お財布などといったメロン熊グッズを豊富に取り揃え、中にはここでしか購入することができない限定グッズも取り扱っています。メロン熊の専門アドバイザー「なっちゃん」に聞けば、おすすめ商品を教えてもらえますよ。

5.夕張市石炭博物館

かつて石炭は「黒いダイヤモンド」と呼ばれ、日本だけでなく世界中で重要なエネルギー源として重宝されていました。炭鉱が盛んであった夕張市は「炭鉱の町」として栄え発展しますが、エネルギー源が石油へと転換したのを機に炭鉱は次々と閉鎖。財政難へと陥ってしまったのです。

そんな夕張の歴史を学ぶことができるのが、日本最大級の炭鉱ミュージアム「石炭博物館」。ここでは、石炭が作られる仕組みや炭鉱で使われる機械、炭鉱作業の様子などを写真を用いてわかりやすく展示しています。さらに、この博物館最大の特徴ともいえる坑道展示は必見です。

救護隊の訓練や炭鉱員の研修場所として使われていた模擬坑道内に入り、キャップランプ一つで真っ暗な坑道を進めば気分はまるで探検家。こんな貴重な体験ができるのは、ここ「石炭博物館」だけではないでしょうか?轟々と迫力ある音を鳴らしながら作動する採掘用機械にも注目です。

6.北炭清水沢火力発電所跡

最盛期には20もの炭鉱が存在したという夕張市。その電気を作り出すために建設されたのが「北炭清水沢火力発電所」です。現在はリサイクル施設として使用されていますが、当時の敷地のうちの1/4ほどが保存され見学できるようになっています。

穴のあいた灰色のコンクリート壁や割れた窓、剥き出しになりさび付いた鉄筋、壊れかけた階段など、そこに広がるのはまるでSF映画の世界。不思議な雰囲気を味わえるフォトスポットとして、若者を中心にSNSなどでも話題になっています。見学の詳細は、ホームページにてご確認くださいね。

7.北炭清水沢炭鉱

「北炭清水沢炭鉱」は夕張における炭鉱の一つでしたが、閉山から約30年が経ち、今では見る影もない状態にあります。炭鉱としては規模が比較的小さいため仕組みについて理解しやすく、実際の炭鉱の様子を見学するには最適。現在も事務所や坑口密閉跡、ズリ山がそのままの姿で残されています。ズリ山の麓から頂上までは徒歩で約10分。ぜひ登って全体を見渡してみましょう。

8.北炭化成工業所コークス炉煙突

夕張は閉山した炭鉱が多いため、他の観光地では見ることができないような風景が数多くあります。「北炭化成工業所コークス炉煙突」もその一つ。この巨大な煙突は、脱臭装置の製造を事業とする「北炭化成工業所」のコークス製造のために作られた煙突です。

煙突の高さはおよそ63m。周囲に高い建物がないため、煙突の高さがひときわ目立ちます。このような高い煙突が作られた理由は、工場の周辺住民への健康を配慮する必要性によるもの。そのままの形で取り残された様子は、時代の流れと無常さを実感させるような夕張を象徴する存在になっています。

9.滝の上発電所

「滝の上発電所」は、夕張で炭鉱事業を営んでいた北海道炭鉱汽船株式会社が、自家発電を目的として建設した水力発電所です。建設から90年以上経つにもかかわらず、今も現役で稼働しているというから驚き。
中央に星型のシンボルを頂いたレンガ造りの建物は、夕張の隠れた名所として観光客に愛されています。
特に紅葉とのコラボは必見ですよ。

10.ゆうばりキネマ街道

夕張を行くと、たくさんの映画看板が飾られている一角があります。その名はズバリ「ゆうばりキネマ街道」。「炭鉱から観光へ」のスローガンのもと、映画による夕張の町興しを図って行われた取り組みの一環です。有名な映画が数多く取り上げられており、映画好きの方にはたまらないスポットとなっています。

11.幸福の黄色いハンカチ想い出ひろば

映画『幸福の黄色いハンカチ』をご存じですか?この有名な映画の最後のシーンに登場するロケ地を、そのままの形で保存しているのが「幸福の黄色いハンカチ思い出ひろば」です。かつて炭鉱で働く人やその家族が住んだという長屋集落は、当時の雰囲気を今に伝えています。

そのうちの1軒には、この映画で大活躍した赤いファミリアの車が展示されており、幸福の黄色いハンカチの名場面を再現しているのだとか。ファンにはうれしい限りですね。まだ映画を観ていない方は、夕張を観光する前に一度観ておくことをおすすめします。

12.夕張メロンドーム

屋根にまん丸のメロンが乗ったかわいらしい外観が特徴の「夕張メロンドーム」。夕張メロンの季節になると、新鮮なメロンたちが店内を彩ります。カットメロンも他のお店よりお手頃価格で頂けるので、思う存分夕張メロンを頂きたい方はぜひこちらへ。

メロンゼリーやシャーベットのほか、メロンのソフトクリームも大人気。コクのあるソフトクリームにメロンの風味が加わり、なんとも言えない美味しさが口いっぱいに広がります。観光シーズンに入ると、多くの観光客や修学旅行の学生たちで賑わう夕張屈指の観光スポットです。

13.マウントレースイ

夕張市中心部に位置する「マウントレースイ」は、良好な雪質を誇るスキー場です。初心者コースから上級者コースまで20種類近くのコースを持っているほか、食事処や休憩所が充実しており、ファミリーやカップルに人気のスキー場となっています。

レンタルスキーも一流ブランドを取り揃えているので、手ぶらで訪れても安心。「ホテルマウントレースイ」もしくは「ゆうばりホテルシューパロ」の宿泊の方限定で、新夕張駅からの無料送迎サービスも行っています。詳細は、夕張リゾート総合予約センターで要チェック。

14.シューパロ湖

「シューパロ湖」は、夕張市中心部から東に約10kmの場所にある人造湖です。1962年に竣工した大夕張ダムにより形成されたのですが、その後2015年に竣工した夕張シューパロダムにより面積が拡大し現在の姿となりました。北海道内では2番目に大きい人造湖です。

原生林に囲まれたシューパロ湖には光源がないため、特に夜空がきれいなのが特徴。夏には青空が映る美しい湖面を眺められるほか、冬には一面が白銀の世界となった幻想的な風景を見ることができます。シューパロ湖は、カヌーやラフトボートといった自然を体感するアクティビティも充実していますよ。

15.滝の上公園

国道274号線を夕張川に向かって下ると、目の前に滔々と流れる夕張川と川を取り囲む河岸が現れます。「滝の上公園」は紅葉の名所として知られており、見頃を迎える秋には夕張市内外からたくさんの観光客が訪れます。川岸で見られる幾筋もの模様は、長い年月の末に形成された地層と地殻変動に伴うもの。その姿に、ダイナミックな地球の生命力を感じずにはいられません。

16.三菱大夕張鉄道南大夕張駅跡

「三菱大夕張鉄道」は、夕張が炭鉱の町として繁栄した時代に、炭鉱からの石炭移送や沿線住民の足として利用された鉄道です。しかし、エネルギー源が石炭から石油へと変化する中で、炭鉱の閉山や合理化に伴い昭和62年に廃線となってしまいました。

南大夕張駅跡には、廃止時のままの姿で残されたホームと共に、当時使われていた客車と貨車の計6両が保存されています。客車の中には、車両の保存作業の様子を伝える写真など多くの展示物が。ラッセル式除雪車も見ることができますよ。

野外に展示された車両は老朽化が進みつつあるようにも見えますが、保存会の方々の努力と苦労のおかげでこのような車両きれいに保存されています。経済産業省より「産業遺産」にも認定されているこれらの車両。駅跡も含め、鉄道ファンはたまらないスポットとなっています。

17.夕張神社

夕張の炭鉱が本格化しつつある明治時代、炭鉱の安全と鉄道敷設の安全を祈願して「夕張神社」が創建されました。日露戦争の日本海海戦で当時大国であったロシアに勝利をおさめ、「軍神」として崇められた東郷平八郎直筆の御神額が奉納されています。東郷平八郎は日本海軍の大将であっただけに、軍艦のエネルギー源である石炭を供給する夕張炭鉱へ感謝の念を抱いていたのでしょう。

18.小倉屋ぱんぢゅう店

「小倉屋ぱんぢゅう店」では、夕張名物のぱんうじゅうを購入することができます。この「ぱんぢゅう」というお菓子は、たこ焼きのような生地の中に餡を入れて焼いたもの。外はカリカリとしている一方、中の餡は甘くしっとりとしていてとっても美味しいんですよ。人気商品のため、わざわざ本州から買いに来る方もいらっしゃるほど。夕張観光に訪れた方は、ぜひ食べてみてくださいね。

19.レースイの湯

「レースイの湯」は、スキー場マウントレースイに隣接する「ホテルマウントレースイ」併設の温泉です。「レースイの湯」の泉質は、ナトリウムと炭酸水素塩泉。北海道・十勝で湧出することで知られ、北海道遺産としての認定も受けているモール泉と同じ成分が含まれています。

ガラス張りで開放感にあふれた内風呂や、天候を問わず楽しむことができる屋根付き露天風呂、そのほかミストサウナもあり、スキーや夕張観光で疲れた身体を癒すのに最適。レンタルタオルが付いた「手ぶらセット」もあるので、気軽に訪れてみてはいかがでしょうか?

20.夕張岳

「夕張岳」は花の百名山、日本二百名山としても知られる山です。夕張山地の南に位置し夕張川の水源にもなっています。標高は1,668mでたくさんの高山植物に恵まれているため、お花や植物がすきな方に特におすすめの観光スポットと言えるでしょう。

7月から10月にかけての登山シーズンには、初夏は残雪と新緑の中で次々と花が咲きます。ピークとなる8月は観光客で大賑わい。ゆっくりと時間を過ごしながら登山を楽しみたい方には、秋がおすすめです。特に9月下旬ごろに登山すると、きれいな夕張の紅葉をみることができますよ。ただし、季節により林道ゲートの開放時期が異なるので要注意です。

◎まとめ

相次ぐ鉱山の閉山や経済破綻、人口の減少など明るいニュースが少なかった夕張市ですが、バラエティー豊かな観光スポットと美味しい農産物のおかげで観光地として再び注目を浴びつつあります。「マイナスをプラスに変える」という強かさと、街を愛する市民の思いを夕張観光では感じることができるでしょう。夕張の街が少しでも元気になるよう、観光を通して貢献してみるのも良いかもしれませんね。

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