新宮市のオススメ観光スポット8選。吉野・熊野エリアの観光も楽しめます!

画像出典:こいち / PIXTA(ピクスタ)

新宮市のオススメ観光スポット8選。吉野・熊野エリアの観光も楽しめます!

和歌山県新宮市は、かつて熊野速玉大社の門前町として栄えた地域です。世界遺産に登録されている紀伊山地の霊場や参詣道など、観光地が多数あります。「吉野熊野国立公園」や天然記念物に指定された「浮島の森」、数ある滝の絶景スポットは必見。温泉もあるので泊りがけでて和歌山を訪れる方にオススメです。

それでは新宮市のおすすめ観光スポットを紹介します!

目次

新宮市のオススメ観光スポット8選。吉野・熊野エリアの観光も楽しめます!

目次を閉じる

1.熊野三山のひとつ「熊野速玉大社」

出典: commons.wikimedia.org

新宮市を訪れたら是が非でも熊野速玉大社には行きましょう。この神社は熊野三山のひとつに数えられ、全国にある熊野神社の総本山です。「熊野速玉大神」と「熊野夫須美大神」の2神を祀っています。創建年代は判っていませんが、日本書紀に登場する速玉之男神の名前が神社名の由来だといわれています。

熊野速玉大社では、数々の国宝や重要文化財を見て回りましょう。敷地内には天然記念物のナギの巨木があり、高さは20m。幹周りが6mもあります。推定樹齢は1000年程度で、熊野速玉大社の目玉スポットです。

アクセスはJR新宮駅から北西方向へ徒歩20分。県道42号へ出て新宮川方面に歩いて行くといいですよ。

2.中国風の楼門がある「徐福公園」

出典: commons.wikimedia.org

中国の秦国から渡来したとされる徐福の墓がある公園です。平成6年8月に公園として整備され、園内にある中国風の楼門が見どころです。徐福は紀元前3世紀・秦の時代の人物で、始皇帝の命により不老不死の仙薬を求めて熊野に上陸したといわれています。

この公園は徐福の墓を中心にした公園で、徐福の他7人の重臣の墓が見られます。秦の始皇帝が好きな方にもおすすめです。公園内では約2200年前の人の墓を見ることができますよ。

JR新宮駅東口から、駅前ロータリーの向こう側にあるのでアクセスが簡単。電車待ちついでに寄ってもいいかもしれません。新宮市へ観光に訪れたときは、徐福茶などのお土産品を買いに管理棟に立ち寄ってみましょう。

3.山と川と海岸の自然 「吉野熊野国立公園」

出典: ja.wikipedia.org

吉野熊野国立公園は、総面積が61,406haもある自然公園で、新宮市がある和歌山県だけでなく、奈良県と三重県にもまたがる国立公園です。広大すぎてどこを訪れるか迷うところですが、新宮市内ならアカウミガメの産卵地で知られる「王子ヶ浜」や熊野本宮大社へと続く「熊野川・川の熊野古道」が有名です。川の熊野古道は市内から熊野本宮大社へ続く国道168号に沿っているので、車で古道の脇を辿ることができます。

国道168号の途中には、川下りの船に乗れる観光施設「志古乗船場」もあるので、新宮市から出発して寄り道しながら熊野本宮大社を目指しても面白いかと思います。新宮駅から熊野本宮大社までは、寄り道なしで車で50分くらいです。

4.穴場の2段の大滝がある「鼻白の滝」

鼻白の滝は国道168号の途中から西に伸びる道へ入ったところ(5分くらい)にある風光明媚な滝です。国道168号を通るバスを利用して行くことも可能です。

知る人ぞ知る穴場の滝で、2段構え&落差83mとサイズ的にも見ごたえ充分です。新宮市の中でもおすすめの景勝地なので、熊野本宮大社へ行く途中に立ち寄るといいでしょう。「一ノ滝」は落差が45m。「二ノ滝」は落差38mです。「鼻が白いウサギが棲んでいた」という言い伝えがあり、名前の由来になっています。夏の暑い日に行くとひんやりとして気持ちがいいですよ。

5.ハイキングコースとてもオススメな「熊野古道 小雲取越」

「小雲取越」は、世界遺産に登録されている紀伊山地の霊場と参詣道の一部で、ハイキングコースとして利用することができます。通常は熊野古道大雲取を歩き、小雲取越へと向かうのが一般的ですが、小雲取越だけ歩くことも可能です。すべてを回るには1泊2日と宿泊が必要になりますから、全部のコースを巡るのではなく、入り口のみを散策するといった方法もあります。

小雲取越は新宮市のなかでもおすすめの参詣道で、熊野那智大社から熊野本宮大社へ戻る際に使われていた道です。緩やかで歩きやすいルートですが、距離が13kmあるため、訪れる際はしっかり準備をして行きましょう。途中には苔むした石畳みや階段などがあり、熊野古道の情緒が満喫できます。

6.国宝地「浮島の森」

出典: ja.wikipedia.org

「浮島の森」は新宮駅から西へ約600m歩いたところにある観光スポットです。沼地に植物群落全体が浮かんでいて、「新宮藺沢浮島植物群落」として天然記念物になっています。水生生物が枯れて沼池に浮かぶ泥炭になり、その場所に植物の種が運ばれ森になったそうです。

この浮島に生えている植物は地域固有のものに限らず、北方系や南方系の植物も含まれていて、1つの場所で様々な植物を見ることができのがおすすめポイントです。木の橋を渡って森の中に進んで行けますが、沼自体は底なし沼とも言われていて、訪れたときは歩く場所から逸れないように注意しましょう。

7.新宮の町を一望するなら「新宮城」

出典: ja.wikipedia.org

新宮の街並みを一望したいなら「新宮城」を訪れましょう。ここは「丹鶴城」「沖見城」とも呼ばれる新宮市にある城です。

新宮城は、正保年間(1645~1648年)に正保城絵図のひとつである『紀伊国新宮城之図』に描かれています。そこから標高約60mに位置し、3層と5階の天守閣があったと推測されています。天守台の石垣は昭和20年に崩壊。現在は観光用に整備されていて、本丸一体が丹鶴公園になりました。ここからは新宮の町を一望することが可能です。

城の発祥は平安時代末まで遡ると言われていますが、今の場所・形に落ち着いたのは元和4年(1618年)頃のようです。紀州藩主の重臣・浅野忠吉が築城したと言われています。

アクセスは新宮駅から徒歩15分。駐車場があるので車でも行けます。春になると桜の名所としてたくさんの人が訪れます。

8.日帰り温泉が楽しめる「高田グリーンランド」

旅で疲れた体を癒すなら、天然温泉がある施設を利用してみましょう。「高田グリーンランド」は雲取温泉にある施設で、宿泊から日帰り入浴まで楽しめます。素泊まりプランもあるので熊野古道を巡る方にもおすすめです。

露天風呂の湯は乳白色で肌ざわり滑らか。周囲は森や川にも近く、自然を感じながら入浴できます。天台鳥薬風呂もありおすすめです。

※天台鳥薬:始皇帝の命で不老長寿の薬を探し求めていた徐福が発見した言われる薬です。クスノキ科の常緑の木で、古くから強壮などに効果がある漢方として重宝されてきました。ほかにも健胃、神経痛、腎臓炎にもいいそうです。

◎まとめ

新宮市は熊野速玉大社をはじめとする熊野古道関連の観光スポットのほか、中国にまつわる歴史も残る面白い町です。山間部で大自然を堪能することもできますし、市内にもユニークな観光スポットがあります。山へ入るも海へ出るにも便利な位置にあるので、吉野熊野国立公園の観光拠点としても新宮市はおすすめですよ。

国内のエリア一覧

海外のエリア一覧

カテゴリー一覧

新宮市でおすすめの記事

新宮市のアクセスランキング