東京湾に浮かぶ無人島、猿島の観光情報をご紹介します。
猿島とは、神奈川県横須賀市の洋上に浮かぶ無人島です。島内には手つかずの自然の中に隠れる、要塞としての面影が残ります。自然と一体化した人工物の景色は異世界の様相で、魅力的な景観が堪能できるスポットと言えるでしょう。
また、猿島から見て対岸は横須賀の米海軍基地や三笠公園のある横須賀市のメインストリート。猿島ついでに横須賀観光をすることも可能です。そんな猿島の観光情報について詳細を記載しているので、ぜひ横須賀観光の際は参考にしてみてください。
目次
猿島の観光情報まとめ｜東京湾唯一の自然島とは？
猿島の観光情報
以下では、猿島の観光情報について詳細を記載します。
猿島は横須賀市に位置し、対岸からは船で10分ほどの距離となっています。猿島はもともと江戸時代末期、幕府の沿岸要塞の一つとして第二次世界大戦まで使われていました。戦後も要塞跡が残り、島内の各所にレンガなどの要塞としての遺構が残ります。当時のレンガは素材が一定ではなく、色とりどりのレンガが見られるのが特徴です。ファンタジーな世界観が広がっています。
島内は自然の一体化した観光地として栄える一方、レジャースポットとしての一面もあり。さまざまな体験ができる観光スポットと言えるでしょう。
歴史遺産としての風景
猿島は前述の通り、元湾上要塞でした。一方で人工島ではなく自然島であり、レンガや砲台などの要塞設備以外は手つかずの自然が残されています。しかもこれら要塞設備の遺構は当時のまま残されており、自然と要塞跡が完全に同化しています。2015年からは国指定史跡となりました。
要塞エリアのレンガはフランス積みと呼ばれるもので、この形式は日本国内では殆ど見られない貴重な積み方です。
猿島を囲う海の絶景にも注目です。天候や時間、あらゆる要素で海の表情が変化します。岩に打ち付ける力強い波としぶきを眺めつつ、磯遊びを楽しむことができるでしょう。
島内では海水浴・BBQも可能！
猿島で散策を楽しんだ後、ビーチで海水浴やバーベキューが可能となっています。
バーベキュー設備は猿島レンタルショップで借りることができ、リゾート気分で手軽なバーベキューを楽しむことができるでしょう。猿島バーベキューは予約が必要となっているので、猿島のホームページで事前に確認しておきましょう。
探検ツアーで猿島を隅々まで堪能！
猿島には探検ツアーが、船の欠航日を除いて毎日開催されています。
1人につき600円、所要時間は約30分という探検ツアー。猿島の注目ポイントをより深く、効率的に楽しみたい方におすすめです。ツアーは戻りの船の時間に合わせて行われており、帰る船の心配が要らないのも嬉しいポイントと言えるでしょう。そのまま市街地に戻って横須賀の観光をスタート！という旅行計画も立てやすくなっています。
史跡としての猿島、アニメ作品をなぞらえて「ラピュタに出てきたような世界」と称される猿島の探検ツアー。近代的な建造物でありながら自然島という、不思議な空間を堪能しましょう。
猿島のアクセス情報
猿島へは横須賀市から船で移動します。船は三笠公園内にある三笠桟橋から出ており、船移動の所要時間は約10分ほど。船の運賃は入島料金も込みとなっています。船は3月から11月は毎日運航、冬季である12月から2月までは土日祝日のみの運行となっています。冬の季節に訪れる場合は注意が必要です。
三笠桟橋の最寄り駅は京急横須賀中央駅か、JR横須賀駅のいずれかです。横須賀中央駅からは徒歩15分、JR横須賀駅からは徒歩30分となります。三笠桟橋付近へ向かうバスはありませんが、途中で「国道16号線」や「よこすか海岸通り」など目印としても使えそうな主要道があります。
なお、三笠桟橋の付近には東京九州フェリーの横須賀港ターミナルがあり、九州へフェリー旅する際にも便利です。
◎猿島の観光情報まとめ
猿島の観光をまとめました。島のあらゆるところに残された遺構は軍事施設としての歴史を物語り、かつ自然島としての緑も残した不思議な空間。近代日本の要塞としての姿が現在も残ります。ファンタジーな景観ですが、要塞は当時の姿そのままというのもポイントです。史跡としての価値も高く、初夏から秋にかけて訪れたい観光スポットでもあります。
猿島だけに限らず、横須賀は歴史ありグルメありと観光には最適の街です。猿島で異世界探検を楽しんだ後は、ぜひ市街をぐるりと巡ってみましょう！
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