丹波の国「亀岡」魅惑の24選|ここは一体どこ?京都なのに京都じゃない!?

丹波の国「亀岡」魅惑の24選|ここは一体どこ?京都なのに京都じゃない!?

京の奥座敷とされる丹波の国・亀岡。京都からわずか20分ほどの距離ですが、趣が異なります。四季を通して季節の花が咲き、土地土地に息づく歴史と文化があり、有形無形の文化財の宝庫でもある古の城下町です。有名なトロッコ列車や保津川下りは「亀岡」の魅力のほんの一部にしかすぎません。歩くほど、探訪するほど、そして町の人と触れ合うほどにこの土地の新しい魅力に気が付きます。

さあ、これからご一緒に京都・亀岡という旅のビックリ箱を開けに行きましょう。

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丹波の国「亀岡」魅惑の24選|ここは一体どこ?京都なのに京都じゃない!?

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1.京都亀岡の代名詞「保津峡」保津川下り

保津川下り

世界的に有名な舟下りとして知られ、年間約30万人の観光客が世界中から訪れる保津峡の「保津川下り」。亀岡を代表する観光イベントです。舟から眺める保津峡の自然美と四季の味わいが、乗船のスリルとあいまって感動の体験になります。ミシュランのグリーンガイド・ジャポンでも星付きで紹介されるほどワールドワイドな人気ぶりです。

眺望は巨岩をはじめ、季節を感じさせる山々。時折激流にさしかかり水しぶきがあがったりと刻々と変化する景観は、ここ保津峡ならではです。ゆるりとした観光気分で乗船すると、少し慌てることになるかもしれません。しかし、川下りの魅力のひとつは「スリル」を味わうこと。厳しさとユニークさ、そして景観の美しさをあわせ持つ保津川は例えるなら万華鏡のような川ですよ。急流、激流、起伏ありで油断のならない船旅になります。

いつ訪れても、そのときの「美」と「楽」のある保津川下り。ぜひ、気になる季節に保津峡に遊びにいってみてください。

2.心躍る名物観光。嵯峨野トロッコ列車に乗ろう

嵯峨野トロッコ列車

アールデコ調でクラシカルな車両が特徴の嵯峨野トロッコ列車。保津川渓谷に沿うように走る観光列車で、とくに紅葉シーズンは予約がとれないほどの人気ぶりです。

平均速度は時速25kmとゆっくりめなので、美しい景観を見逃すことなく堪能できます。春夏秋冬それぞれの季節にいい面があり、春は桜、夏の新緑、秋は紅葉、冬であれば雪景色を眺めながら列車旅を楽しめます。また、とりわけ景色が美しい地点では列車の速度がスローダウン。大満足で渓谷美を味わえます。

3.紅葉の穴場的名所。1200年の歴史を誇る神蔵寺の紅葉

神蔵寺の紅葉

延暦元年(782年)に最澄が開いたとされる、山深い古寺「神蔵寺」。本尊は伝教大師最澄御自作と伝えられる薬師如来です。古い歴史があるだけに国宝が多く、「日光菩薩」「月光菩薩」など、他では見ることのできない重要な仏像や図絵を拝むことができます。

朝日山に抱かれる神蔵寺は丹波・亀岡随一の紅葉の名所としても知られ、ピーク時には毎年ライトアップも行われています。樹齢400年のカエデをはじめ、さまざまな紅葉樹が静寂のなかで色づく景色は、こっそりと堪能しに行きたい穴場的紅葉スポットです。

4.亀岡の氏神さま。神々しい紅葉が拝めるご利益スポット「鍬山神社」

鍬山神社の紅葉

亀岡の紅葉見頃は京都市内よりも少し早めです。11月上旬から紅葉シーズンに入り、山々は色化粧をし始めます。自然豊かな亀岡には、紅葉の名所が多くあります。

なかでも氏神様として栄える鍬山神社(くわやまじんじゃ)は、知る人ぞ知る穴場の紅葉スポット!静寂な神の住まいがモミジで装飾された世界は、まさに異境。別世界に迷いこんだような不思議な感覚になります。紅葉の最も美しいシーズンになると、単調ではない紅葉樹の豊かな色彩が観光客を出迎えます。境内には池もあり、その周辺の紅葉もまた格別です。地元でも支持されるベストオブ紅葉スポットといえます。

境内にある「安産石」は、天岡山を掘ってトンネルが開通したときに採取された珍しい石。山に新しい通り道ができたときの、ありがたい石なので触って帰りましょう。お祈りすると安産になるそうですよ。

5.京都の名勝地。「なで仏」と「身代わり観音」がある穴太寺

穴太寺

身代わり観音伝説で知られる「聖観音像」があることで有名な穴太寺(あなおじ)。丹波の古刹として有名で、全国にある「身代わり観音」発祥の地として人気があります。本堂だけでなく、京都府の名勝に指定されている庭園も美しいものです。

特別拝観としては「安寿と厨子王丸」伝説に出てくる「厨子王丸肌守御本尊」も拝むことができます。重要文化財にもなっているご本尊の「聖観音立像」も秘仏となっていて、特別拝観時のみの開帳です。鎌倉時代に作られた「釈迦如来涅槃像(なで仏)」は、自分の病の場所と同じところを撫で、そのあとに自分の体をなで返すと病気平癒のご利益があるとされています。

また、毎年9月中旬ころになると穴太寺周辺は真っ赤な彼岸花で囲まれます。ひと目見ようと訪れる観光客も少なくありません。

6.縁結びのご利益がある亀岡の元出雲「出雲大神宮」

出雲大神宮

神社で出雲といえば島根の「出雲大社」を思い出す人が多いでしょう。でも実は、京都亀岡にある「出雲大神宮」のほうが“本家”であるという説もあるようなのです。

島根の「出雲大社」がそう名乗り始めたのは明治になってから。それまでは“杵築大社”と呼ばれていました。長くて深い歴史を持つこの社は、足利尊氏が修造したと伝わる重要文化財の本殿を今に伝える丹波國一之宮(丹波の国で一番格式が高い神社)なのです。

■夫婦岩に縁結び祈願を

祀られているのは神様のご夫婦で「大国主命(おおくにぬしのみこと)」と「三穂津姫命(みほつひめのみこと)」。円満な神様カップルがご祭神ということで、縁結び祈願で訪れる人が後を絶ちません。縁結び人気スポットとしての「夫婦岩」もあります。

絵馬は恋愛のご利益いっぱいなハートの形。おみくじには「恋みくじ」もあります。さらに毎月第四日曜日には「えんむすびまつり」も行われていて。その時だけ授与される特別な絵馬も人気です。

■パワーを授かるご神水「真名井の水」

境内には清らかな湧き水「真名井の水」があります。実際、この水質は世界でも稀なものらしく、あちらこちらから噂を聞きつけて大勢の人が訪れます。

■出雲大神宮のご神体「御影山」を拝む

最近では出雲大神宮がパワースポットとして人気上昇なのだとか。有名人がテレビで紹介したのが発端のようですが、実際訪れるとご利益があるようで口コミでも人気が広がっています。

そのパワーの源であり、ご神体そのものは神社の裏手にある御影山。なんと山そのものが巨大なパワースポットになっているというから驚きです。御神体である御影山には社務所で許可を得てから入山することができます。興味のある方は、実際に現地でそのエネルギーを体感してみてください。

7.福をもらう亀岡の七福神めぐり

亀岡市の養仙寺 布袋尊

丹波亀岡では、なんと「日本で一番早く!福を集める」ことができるそう。千歳町毘沙門から千歳あたりを回遊してお参りする七福神めぐりは、第一番神応寺から第七番めにあたる東光寺までが約4km。景色を楽しみながらのちょっとしたお散歩気分で回って、ご利益までいただけてしまう一石七鳥な七福神巡りです。また、ウォーキングコースとしても人気なのだそう。御朱印を特製の色紙に押せたりスタンプラリーも楽しめます。

8.京都府の名勝。石段と苔が美しい法常寺の庭園

法常寺

参道を進むと歴史を感じる石垣が目に飛び込んでくる、亀岡でも屈指の由緒あるお寺「法常寺」。後水尾天皇ゆかりの寺で、下賜された書物などが多数保存されています。また、苔むした石段には何とも言えない趣があって、幽玄な空気がこの寺一帯を包んでいるかのようです。

9.幻の雲海と出会える霧の都「亀岡」

雲海と出会える霧の都「亀岡」

そもそも、雲海という現象はめったに遭遇することがないとっても珍しい気象現象。一生雲海を見ないまま人生を終える人だって少なくないでしょう。でも、なんと京都の亀岡の場合は秋から冬にかけて、ほぼ毎日のように雲海を拝めることができます。

理由は盆地である事と、保津川の影響。11月から2月頃にかけて、亀岡は霧の都の名にふさわしく美しい霧に包まれ幻想的な風景が展開されます。雲海が最も美しいのは夜明け前。思いきり早起きして、見晴らしの良い竜ケ尾山の山頂「かめおか霧のテラス」から、奇跡の雲海と対面するという観光もアリですね。

10.展望台から望む亀岡ならではの田園夜景

亀岡平和台公園

亀岡平和台公園にある展望台から、亀岡の街が一望できます。特に夜景がおすすめ。高層の建物がなく、見晴らしのよい田園地帯だからこそ見ることのできる夜の灯りが堪能できます。

上から町を見下ろすと、亀岡が国道9号線を中心に、そこから派生する幹線道路がくっきりと浮かび上がります。その夜景は独特の魅力を放ちます。どこもかしこも光だらけの華やかな都会の夜景とはちがう、地方都市ならではの「味」がある和み夜景。ぜひ一度、訪れてみてください。

11.田園風景に出現する丹波最大の古墳「千歳車塚古墳」

千歳車塚古墳

亀岡市千歳町ののどかな田園風景に突如現れる古墳「千歳車塚古墳」。この地方に残された前方後円墳です。前方後円墳というのは、地方首長の墓と言われていて、3世紀頃から畿内地方を中心に作られました。

京都亀岡にある「千歳車塚古墳」は6世紀前半のものと伝えられ、全長80m・幅45mのとても大きな古墳。その独特なフォルムから「車塚」と呼ばれるようになりました。国の史跡指定もうけています。この壮大な古墳はその姿を保つため、毎年2月に雑草や害虫を焼き払う「火入れ」が行なわれています。

ここを訪れるなら春がおすすめです。巨大な古墳の周りを黄色い菜の花が囲んで、新緑におおわれた車塚古墳を鮮やかに演出します。

12.明智光秀の丹波亀山城

丹波亀山城跡

明智光秀は天正5年(1577)頃、当時の丹波(現・亀岡)攻略の拠点とするために織田信長の命によって丹波亀山城を築城したとされます。正確な史料が残っていないために謎が多く、城についてはわからないことだらけ。ただ、山陰道の入り口にあたる肝心な場所にあったため、豊臣秀吉や徳川家康らも重要な拠点として使っていたようです。

慶長15年(1610)に近世城郭としての丹波亀山城が誕生し、そこには城づくりの名手である藤堂高虎が関わったとのこと。五重の「層塔型天守」なるものが造営されました。江戸時代の記録によると、丹波亀山城には櫓・土蔵などの施設や堀が築かれていました。現在ではほとんど遺構が残っていませんが、現地に足を踏み入れると城跡が歴史的な想像を駆り立てることがあるかもしれません。

※現在は大本教団が所有。見学を希望される方は受付にお尋ねください。

13.城下町でほっこりお茶時間「城下町歴史街並み案内所(本町・町家カフェ)」

JR亀岡駅の南側に広がる城下町。その中にあるのが城下町歴史街並み案内所(本町・町家カフェ)です。観光の拠点として開設され、不定期でカフェ営業もしている便利スポット。旧山陰街道に面した本町通りの一角にある風情ある観光案内所兼おやすみ処です。現在もあちらこちらに残っている旧城下町の歴史的な遺産を存分に楽しむためにも、この町家カフェを活用しましょう。

14.ミステリースポット!?「敵は本能寺にあり」の明智戻り岩

明智戻り岩

『信長公記』によると「亀山より中国へは三草越えを仕候。爰を引返し、東向きに馬の首を並べ、云々」とあります。かくして、明智光秀は軍を引き返して本能寺へ向かったというのが歴史の伝えるところですね。まさにその方向転換を行った地点が、亀岡の山中にある巨大な屏風岩のあたりだったと言われています。

後世になって屏風岩は「明智の戻り岩」と呼ばれるようになり、巨岩の前には立て札がたって次のような案内文が記されています。

摂津と丹波を結ぶ峠道に大きく立ちはだかるこの大岩は屏風岩とよばれていました。1582年、明智光秀公が君主信長から豊臣秀吉の応援を命令されて、亀山を出発し屏風岩あたりまで到達したとき、突如軍勢を引き返すことを決断。本能寺へと向かった歴史的な場所として「明智戻り岩」と呼ばれています。

このあたりには明智戻り岩の他にも天狗岩、駒繋岩、法華岩などがあり、なんともいいがたい重々しい雰囲気が漂っています。

15.丹波の祇園祭。室町時代にはじまる亀岡祭

亀岡の町がお祭りムードで盛り上がる季節。それが、古くからの伝統が受け継がれている「亀岡祭」です。亀岡最大の秋祭りとして街中が賑わい、観光客にも人気の行事。秋の紅葉深まる10月下旬の3日間、京都の祇園祭さながらの賑わいを魅せます。

祭りで巡回する絢爛豪華な山鉾は圧巻。装飾に使われている織物の中には中国やペルシャから伝来のものもあり、大変貴重な文化遺産を間近に見れるのは亀岡祭ならでは!民俗文化財として亀岡の人だけでなく、日本にとって非常に価値の高い行事といえるでしょう。

「亀岡祭」を知らずして、亀岡を知ることはできない。絶対おすすめの秋の風情を堪能ください。

16.平和の祭典。亀岡の保津川花火大会

亀岡平和祭保津川市民花火大会

昭和30年に亀岡市が平和都市宣言したことをきっかけにはじまったのが、保津川の花火大会です。平和を祈って打ち上げられる花火はその数5000発ほど。世界とふるさと亀岡の平和を祈念して夜空が美しい花火で彩られます。

大規模かつ趣向をこらした花火大会の目玉は、特選玉というとても珍しい花火。日本煙火協会推薦のレアなものが披露されるため、それを目当てのリピーターも多いとか。関西圏の花火大会のなかでは穴場かもしれません。

17.ご神事と祭が合わさった神灯籠のお祭り

亀岡市ひえ田野町と吉川町をまたぐ「旧佐伯郷」に伝わるお祭りが佐伯灯籠。ご神事とお祭りが融合したとても珍しいイベントです。

稲作の豊穣や安産を祈りながらのお盆行事。神灯籠はトータル5つ。それぞれに名称があって、祈願に沿った呼称がつけられています。神灯籠は毎年輪番で回ってきた区の方々による手づくり。丹精込めて作られた神灯籠が到着すると、人形浄瑠璃が行われます。太鼓掛けや灯籠追いなどの珍しい神事も行われ、このお祭りで町の人たちの心がひとつになります。国の重要無形民俗文化財として後世まで受け継がれる亀岡の宝です。

18.見たことのない秋桜に会える「亀岡夢コスモス園」

亀岡夢コスモス園

関西有数の規模を誇るコスモス園が亀岡にあります。敷地面積は驚きの広さで5ヘクタール弱!そこに珍種を含めた数十種類のコスモスが咲き誇る風景は圧巻です。およそ800万本の、色とりどりのコスモスが咲く景色は忘れられない思い出になります。

また園内ではコスモスを観るだけじゃなく、丹波地元食材の楽しめる催しやワンちゃんのためのドッグラン、美しい花を持ち帰れる花の販売スポットもあって充実の観光ができます。

19.桜の名所。和らぎの道「七谷川の桜」

七谷川の桜

自然に囲まれている亀岡には「桜の名所」がたくさんあります。トロッコ列車から眺める保津峡の桜は有名ですが、じつは亀岡市内のあちらこちらに絶景桜スポットがあるんです。ここでご紹介するのは、七谷川周辺の桜。和らぎの道をゆっくり歩きながら、約1kmもあるという桜並木を堪能することができます。

七谷川のとなりにある「さくら公園」にもバラエティに富む桜が植えられていて、飽きのこない桜景色が堪能できますよ。

20. 美しい自然が生むホタルのイリュージョン「西別院町ほたる農園」

西別院町ほたる農園

自然豊かで水の綺麗な亀岡だからこそ楽しむことのできる、ホタルの光が亀岡市西別院町にあります。5月下旬から6月上旬にかけて、このあたりの川はあちこちに飛び交う蛍の光でイリュージョン地帯に変身します。京都市内でも哲学の道などいくつか蛍の名所がありますが、亀岡の蛍ショーは別格。一度見たら忘れられないシーンが脳に焼き付きます。

このホタル鑑賞に適しているのは、暖かくて静かな夜。ホタルは光が嫌いなので、車のライトや懐中電灯、撮影時のフラッシュなどはNGですよ。

21.ここは英国!?「ドゥリムトンビレッジ(英国村)」

ドゥリムトンビレッジ(英国村)

京都亀岡に出現した「ドゥリムトンビレッジ(英国村)」と呼ばれる施設は、イギリスの湖水地方コッツウォルツを模して作られたまさに丹波のイギリス。村のなかには5つの建物があり、ティールームとレストランは誰でも利用できます。もっとドゥリムトン村を知りたいと思ったら英国スタイルのB&Bに宿泊を。宿泊客だけが入ることのできるエリアやパブ、チャペルなどが敷地内にあります。

22.自然に溶け込む美しい滝を抱く「音羽渓谷」

音羽渓谷 音羽の滝

半国山へ登る途中にある美しい渓谷が音羽渓谷。渓谷には3つの滝があり、いずれも「音羽の滝」と呼ばれています。登山初心者や山歩きが苦手な方でも、標高の高くない半国山なら景色を楽しみながらハイキングできますよ。道中で遭遇するのは大きな滝に限らず、たくさんの小さな滝もあります。亀岡の良さ、生命を感じる自然、四季折々の美を感じることができる渓谷です。

なかでもおすすめなのが、水量の増す6~7月の音羽渓谷。マイナスイオンいっぱいで、光に反射する水しぶきが滝の魅力を倍増させます。晴れた日に半国山の頂上まで登ったなら大阪湾、奈良方面の山々まで見渡すこともできます。

23.亀岡武家屋敷で御膳をいただく「へき亭」

築300年の武家屋敷に入るとタイムトリップした気分。歴史を感じる建物で、ゆっくりと贅沢な食事の時間を過ごすのも観光の醍醐味ですね。

一日数組限定。心をこめたおもてなしが自慢の「へき亭」でぜひ四季を感じながら、ゆったりとしたひとときを過ごしてみましょう。地元で採れた京野菜をたくさん味わえます。

24.えっ?これが道の駅?「ガレリアかめおか」

道の駅ガレリアかめおか

せっかく亀岡に来たなら、その土地の歴史や文化を深く知りたいもの。「ガレリアかめおか」は、道の駅にとどまらない大がかりで総合的な地元情報発信基地。図書館や学びの場もあり、レストランで食事もできる充実の大規模施設です。

なかでも注目は物産市場「アトリオ」。地元でできる特産品の栗や黒豆、亀岡牛を使った手作りコロッケなど、亀岡の食材が味わえる美味しいスポットです。京野菜の主産地・亀岡ならではの採れたて野菜を購入できるのもうれしいポイント。

ガラス張りの建物は光が射しこんできて、いるだけでリラックスできますね。

■江戸時代の偉人「石田梅岩」

亀岡生まれの石田梅岩は、江戸中期の偉大な思想家。石門心学という学問を創始した人物で、現代でも色褪せない思想にファンも多くいます。彼が残した有名なフレーズは「負けるが勝ち」。梅岩にとって「人の人たる道」を説いていくのはライフワークで、日本における生涯学習の始祖とも言えそうです。ガレリアかめおかで彼の展示があるほか、亀岡の町を歩いていると梅岩の言葉が記された立て札を見かけます。

◎丹波亀岡魅惑の観光スポットまとめ

京都からちょっと西に行けば、一味違った京都が味わえる。そんな喜びと驚きが待っているのが亀岡市です。明智光秀が築城し城下町を守り育てたように、亀岡の人々は光秀公を慕い歴史と文化を大切に守って現代へと引き継いでいます。

街並みから感じる懐かしさや四季折々の風景・名所・旧跡、そして由緒のある神社仏閣など、見所のどれもが写真やネットの情報だけでは、把握しきれない奥の深さを含んでいます。ぜひ亀岡に行って、町の空気を感じてみてください。「百聞は一見に如かず」です。

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