しろくま(白熊)とは?鹿児島名物のビッグで甘いかき氷

画像出典:ぽへっとまうす / PIXTA(ピクスタ)

しろくま(白熊)とは?鹿児島名物のビッグで甘いかき氷

「しろくま」(白熊、白くま)は、鹿児島県鹿児島市で生まれた氷菓です。超ド級の大きさのかき氷にフルーツが載り、特製のミルクがかけられたさまは訪れた人を驚かせます。

鹿児島市天文館の「むじゃき」が発祥の店ですが、元祖「むじゃき」の他にも今では鹿児島中で提供する店が存在します。
今回はそんな「しろくま」の魅力に迫ってみましょう。

目次

しろくま(白熊)とは?鹿児島名物のビッグで甘いかき氷

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しろくま(白熊)とは?

「しろくま」は、店によっては「白熊」や「白くま」の表記が使われることもあり、「しろくま」発祥の「天文館むじゃき」では漢字表記の「白熊」が使われています。

「しろくま」が産声を上げたのは終戦直後の1947年のことです。「天文館むじゃき」の創業者である久保武氏の考案で発案され、1949年に発売開始。
発売当時はシンプルなものでしたが、ミルクの改良が行われ、フルーツが載せられるようになりました。

ちなみに「しろくま」という名前はアンゼリカ、チェリー、レーズンを盛り付けたものを上から見ると「白熊」の顔に似ていることが由来です。

しろくま発祥の店「天文館むじゃき」

天文館むじゃき本店(画像左)

出典: CPG / PIXTA(ピクスタ)

鹿児島の「しろくま」(白熊)を語る上で元祖は外せませんよね。
上記画像左にある「天文館むじゃき」は鹿児島一の繁華街天文館に本店を構えます。

天文館本店1階には「白熊菓琲 shirokuma cafe」、2階には「カジュアルレストラン Mujyaki」があります。
カジュアルさや料理のメニューの内容は異なりますが、どちらの店舗でも「しろくま」は味わえます。

▼ボリューミーな「しろくま」(白熊)に大満足

「しろくま」には「レギュラー」と「ベビーサイズ」の2種類があります。とてもボリューミーなため、一回り小さい「ベビーサイズ」でも満足する人が多数います。

また、バリエーションも豊富で、抹茶味の「宇治金時」やフルーツがたくさん載った「スペシャル白熊」など多数ありますよ。いくつかシェアして味を比べあうのも面白いかもしれませんね。

▼アミュプラザ鹿児島地下に「むじゃき」の支店がある

「天文館むじゃき」は、鹿児島中央駅の地下、アミュプラザ鹿児島に支店を持ちます。元祖の「しろくま」(白熊)の氷削りたては、本店とここでしか味わえません。

「しろくま」(白熊)のほかにも鉄板焼きもあり、焼きそばの麺からお好み焼きのソースに至るまで市販の物は一切使用しないというこだわりぶりです。

鉄板焼きでホットになった体を「しろくま」(白熊)で冷やすのもおすすめですよ。

しろくまの名店「カフェ 彼女の家」

「むじゃき」の他にも「しろくま」はアレンジされて鹿児島中で愛されています。

「しろくま」の名店として名高い1982年オープンの「カフェ 彼女の家」では、マンゴーとマンゴーソースがたっぷり載った白熊ならぬ「黄熊」を味わうことができます。
予想以上のボリュームに満足間違いなしです。

その他にパフェ、ワッフルといったメニューも人気です。

▼鹿児島市の繁華街、天文館のスカイチケット観光ガイド

しろくまの名店「リゾートレストラン イルモーレ」

「リゾートレストラン イルモーレ」では、定番の「白熊」のほかに「赤熊」もありますよ。この「赤熊」はドラゴンフルーツが載った独特の味わいが特徴です。

「リゾートレストラン イルモーレ」は結婚式にも使われる高級洋食レストランで、「奄美の里」という施設内にあります。
ここでは、奄美の原風景を残したいと願った藤都喜ヱ門氏によって作られた立派な日本庭園が眺められますよ。

しろくまの名店「紙風船」

天文館で朝8時から「しろくま」が食べられるお店です。落ち着いた雰囲気の中でおいしいモーニングやコーヒーとともに1日の活力をいただけます。

しろくまは若干甘めのミルクとさっぱりとしたフルーツ&氷のベストマッチが楽しめますよ。
ボリュームが多いという方にはミニサイズの「こぐま」も。子どもたちからも人気です。

モーニングは「トースト」と「ホットサンド」から選択可となっています。

しろくまの名店「山形屋食堂」

鹿児島の百貨店「山形屋」(やまかたや)にある「山形屋食堂」でも「しろくま」を味わうことができます。
現代風の「しろくま」と「レトロ白熊」がありますが、「レトロ白熊」はフルーツの配置が特徴的で、食べ進めていくうちにフルーツやあんこが氷の中から顔を出します。

ちなみに山形屋食堂は「焼きそば」が名物。長崎の皿うどんとはまた過ごし違う味わいが特徴です。

しろくまの名店番外編「エアポート山形屋食堂」

鹿児島空港の中にも、しろくまを味わうことができる店があります。

先ほど紹介した「山形屋食堂」の支店「エアポート山形屋食堂」が国内線2階にて営業しています。
盛り付けが白熊の顔みたいに見えますよね。

山形屋名物の焼きそばももちろんありますよ。しろくまだけでもお腹が満たされるので、奄美群島から東京などへの乗り継ぎ時間待ちに便利です。

▼鹿児島空港のお土産ガイド

◎「しろくま」まとめ

鹿児島名物しろくまの画像

出典: yo_1 / PIXTA(ピクスタ)

天文館の「むじゃき」で生まれ、70年以上愛され続ける「しろくま」。提供する店舗は鹿児島で80店舗以上あるので、全部は紹介できませんでした。
しかし、あなたのお気に入りもきっとどこかにあるはずです。

鹿児島の今1番アツくて冷たい「しろくま」を鹿児島にお越しの際は味わってみてくださいね。

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