【与那国島観光】観光スポットおすすめ14選

画像出典:Photo Studio Sorisso 美ら島物語 / PIXTA(ピクスタ)

【与那国島観光】観光スポットおすすめ14選

与那国島は日本の最西端にある島で、お隣の台湾とは111kmしか離れていません。サツマイモのような形をした小さな島で、自転車なら3~4時間で1周することができます。自然豊かで、島独自の生態系や文化が息づき、毎年全国からたくさんの観光客が訪れています。今回は、そんな与那国島の観光スポットを14か所まとめてご紹介します。

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【与那国島観光】観光スポットおすすめ14選

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1. 日本最後の夕日が見える丘

与那国島 日本最後の夕日が見える丘

出典: chokoneta / PIXTA(ピクスタ)

日本最西端の島ということは、与那国島は日本で最後に日が沈む場所ということでもあります。久部良港の北にある「日本最後の夕日が見える丘」は、そんなロマンチックな夕焼けの絶景観光スポット。本当の最西端は港を挟んだ西崎(いりざき)ですが、ここからはその岬と灯台、そして夕日というベストショットが望めます。

とくに秋から春先にかけての日が短い時期には、太陽が西崎のすぐ脇に沈んでいくので、より美しい光景になりますよ。夕暮れ時でなくても、岬と水平線が広がる風景はとてもきれいで絵になります。ちなみに、丘までの道のりには街灯がないので、あまり夕日に見惚れていると帰るころには真っ暗になってしまうのでご注意を。

2. 東崎

与那国島 東崎

出典: かずめろ / PIXTA(ピクスタ)

東西に細長い与那国島の、東の端にあるのが東崎(あがりざき)です。三方を断崖に囲まれた狭い岬で、小さな灯台や展望台があります。周囲にはただ青く広大な海と空が広がるばかり。天気が良ければ遠く西表島を望むこともできます。

岬周辺の牧草地には、日本在来種の与那国馬や牛が放牧されています。のんびりと草を食み続ける馬や牛たちを見ていると、心も自然と解きほぐされていきます。当然ながら与那国島で最初に朝日が拝める場所で、西の夕日に劣らず日の出の景色も素晴らしいですよ。

3. 海底遺跡

与那国島

出典: インディ / PIXTA(ピクスタ)

1986年、ダイバーによって島の南岸の海中に巨大な一枚岩が発見されました。そこには人工的に加工されたような直角の段差や柱状の穴などがあり、遺跡なのではないかと話題を呼びました。今なお人工のものなのか自然地形なのか結論は出ておらず、謎に包まれています。

発見以来、与那国を訪れるダイバーの人気スポットとなっている海底遺跡。人工であれ自然であれ、その複雑な形状がダイビング愛好家の冒険心をくすぐり続けていることは間違いありません。ダイビング経験者なら、一度は潜ってみたい憧れのポイントです。

4. 半潜水型海底遺跡観光船ジャックス・ドルフィン号

与那国の海や海底遺跡には興味があるけれど、ダイビングまではちょっと…という人もいるでしょう。そんなときは、半潜水型海底遺跡観光船「ジャックス・ドルフィン号」がおすすめ!船底に窓が付いている観光船で、これなら座りながらにして与那国の海の景色を満喫できます。

ジャックス・ドルフィン号は、与那国島の北岸の祖納(そない)地区にある、ホテルを併設するダイビングショップ「サーウェス・ヨナグニ」が運営しています。港から海底遺跡ポイントまではたったの18分で、所要時間は約1時間です。波の状態により海底遺跡までは行けない日でも、穏やかなポイントで色あざやかな魚やサンゴの景色を見ることができますよ。

ただし、海中のうえにちょっと狭い空間ということで、船酔いしやすい人は十分に注意してください。

5. 志木那島診療所

与那国島 『Dr.コトー診療所』志木那島診療所

出典: kokoro / PIXTA(ピクスタ)

与那国島には大きく北・西・南の3方に3つの集落があります。そのうち南岸にある比川地区にひっそりと建つ観光名所が、志木那島診療所です。これだけでは何のスポットやらといった感じでしょうが、ドラマ『Dr.コトー診療所』のロケ地といえば分かるはず。

ドラマに使用されたオープンセットが撮影終了後もそのまま残され、与那国の観光地の1つとなっています。実際に中に入ることもでき(有料)、さらに裏側にあるハシゴから屋上へ自由にのぼることも可能です。屋上からは比川浜の海と砂浜を一望できます。さらにコトーの旗が掲げられたままなので、ドラマの光景を思い出しながら楽しめるでしょう。

6. 立神岩

与那国島 立神岩

出典: きい / PIXTA(ピクスタ)

立神岩(たちがみいわ)は、与那国島南東部の海岸にそそり立つ高さ30メートルほどの岩塊です。その昔、海鳥の卵を取るためにこの岩に登った若者が下りられなくなってしまい、神に祈りを捧げて眠りについたところ、目を覚ますと無事に戻っていたという伝説があります。その神々しさから「神の岩」として尊ばれ、信仰されてきました。

岩の東西に2つの展望台があるので、それぞれ見え方の違いを比べてみると面白いでしょう。付近には軍艦岩や人面岩などほかにもいろいろな奇岩巨岩があるので、ドライブやサイクリングがてらゆっくり眺めてみてください。

7. ヨナグニウマふれあい広場

与那国馬は、日本に存在する8種類の在来馬の1つ。通常の馬より小柄で可愛らしいのが特徴で、かつては農耕や物資の運搬、そして交通手段として島の人たちと共存していました。生活の近代化により一時は数を大幅に減らしましたが、今では与那国島に百数十頭が暮らしています。

ヨナグニウマふれあい広場は、そんな与那国馬の保存を目的に作られた施設です。大人から子供、障害をもつ方や高齢者でも気軽に与那国馬と遊べて、そしてその生態や命の尊さなどを学ぶことができます。広場には3種類の予約制乗馬メニューがあり、初心者向けの体験乗馬やトレッキングを楽しむコースから、上級者向けの海や山で乗馬を楽しむコースまで用意されています。

親しみやすい顔に人懐こい性格の馬なので、誰でもすぐに打ち解けることができるでしょう。日本最西端まで来たからには、ここにしかいない在来種の馬とぜひ触れ合ってみましょう。

8. ティンダハナタ

与那国島 ティンダハナタ

出典: マグカップ / PIXTA(ピクスタ)

祖内集落の背後にひときわ目立つ巨大な岩山があります。これが、ティンダバナとも呼ばれる観光名所ティンダハナタです。サンゴの隆起によってできたと言われる約70mの断崖絶壁で、国の名勝にも指定されています。

急な坂道や石段を登った先には、浸食洞を利用した天然の展望台があり、祖内の町並みやエメラルドグリーンに輝く海を一望できます。巨大な岩壁に囲まれた、ダイナミックな景色が楽しめるでしょう。

ティンダハナタには、15世紀末ごろに女性首長サンアイ・イソバが住んでいたとの言い伝えがあります。サンアイ・イソバは巨体と怪力で知られ、島内に4人の兄弟を配置して与那国を治めていたとか。付近にはこのサンアイ・イソバの碑が立っています。

9. 日本最西端の碑

与那国島 日本最西端の碑

出典: HiRo / PIXTA(ピクスタ)

久部良港の西に突き出た西崎(いりざき)は、正真正銘日本の最西端です。ここには日本最西端の灯台と展望台、そして石碑が建っています。夕暮れ時にはただ水平線に真っ直ぐ沈んでいく太陽を拝むことができますよ。もちろん日中の景色も絶佳です。

年に数日のみと条件はたいへん厳しいですが、運が良ければ遥か彼方に台湾の稜線を望むことも可能です。ここで何かをすれば、それはすべて日本の最西端!他の北・東・南の端っこには基本的に行くことができないので、貴重な観光スポットといえるでしょう。

10. クブラバリ

「日本最後の夕日が見える丘」のすぐ北に、クブラ(久部良)バリと呼ばれる岩の裂け目があります。ここは、与那国の悲しい言い伝えが残る観光ポイント。琉球王朝時代の与那国島では、人が増える一方で食料が不足しました。そのため、口減らしとして妊婦にこの割れ目を跳び越えさせ、成功できた者だけが出産を許されたといわれいます。今では海を一望できる景観スポットですが、島の歴史について考えさせられる場所でもあります。

クブラバリから少し海側へ行くと、クブラフリシという奇岩の風景が現れます。いわゆる千畳敷と呼ばれる地形で、こちらも与那国島を代表する景観の1つです。クブラバリには駐車場が完備されているので、車か自転車で訪れるのがおすすめです。

11. 与那国町伝統工芸館

与那国島の伝統工芸の1つに与那国織があります。500年の歴史をもつといわれる古い織物で、かつては王朝への貢物として納められていました。小さな幾何学模様が可憐な「花織」、祭事などに着用する「ドゥタティ」、色糸を織り込んだ「シダディ(てぬぐい)」、絣模様が美しい「カガンヌブー」の大きく4種類があり、いずれも南国らしい華やかな柄が特徴です。

戦後に一度は途絶えた与那国織ですが、1979年に与那国町伝統工芸館ができたことで織機の音が復活しました。館内では製品の販売のほかに見学も行っているので、与那国が誇る職人の技をぜひその目で見てみてください。巾着やストラップなど、お土産にピッタリな商品もいろいろありますよ。

12. 崎元酒造所

沖縄といえば泡盛が有名ですが、与那国島には花酒という独自のお酒があります。これは泡盛を醸造する際に最初に蒸留される部分を集めたもので、泡盛のアルコール度数が高くても45度なのに対し、花崎はなんと60%もあります。そのため日本の法律上は、焼酎ではなくスピリッツに分類される代物です。

与那国島には花酒を製造する酒蔵が3軒あり、そのうちの1つが崎元酒造所です。島でも最も古い醸造所といわれ、昔ながらの古式地釜直火蒸留で、少数の職人による手作りでつくられています。予約をすれば工場の見学も可能なので、与那国島滞在中にぜひ一度立ち寄って、花酒にチャレンジしてみましょう。

13. アヤミハビル館

アヤミハビルとは、八重山諸島に生息する世界最大級の蛾「ヨナグニサン」の与那国での呼び名です。大人の手のひらサイズの巨大なガですが、成虫の口は退化して無くなっているため、羽化後は一切食事を摂りません。そのため、成虫の寿命はわずか1週間ほどと短く、その大きさに比べて儚い虫でもあります。

そんなヨナグニサンの生態について学べる観光スポットが、アヤミハビル館です。館内にはヨナグニサンと島の暮らしとのかかわりや、そのほかの与那国の生き物について学ぶことができますよ。成虫の標本をみれば、その大きさにびっくりすることでしょう。与那国の亜熱帯の自然に触れることのできる観光施設です。

14. ダティグチディ

東崎から続く放牧地の一画に、低い石垣に囲まれた遺跡があります。これは ダティグチディ(屋手久頂上)といい、沖縄の島々に多数設けられた火番盛(ひばんむい)という遠見番所の1つです。琉球王朝時代に船の往来を監視し、有事の際には狼煙を上げて知らせるための施設で、2007年以降「先島諸島火番盛」として19か所が国の史跡に指定されています。

ダティグチディは規模もそれほど大きくなく、パッと見て感動を覚えるような類のものではありません。ですが、与那国の歴史を伝える貴重な遺跡として今もきちんと保存されています。毎年旧暦8月の丙の日には、番人が毎晩ここに火を灯していたことにちなんで祭事が執り行われます。

◎与那国島へのアクセス

与那国島には、那覇空港と石垣空港からの飛行機、または、石垣島からのフェーリー「よなくに」でアクセスします。

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与那国島は、自然溢れる観光スポットや絶景スポットが多いのが魅力。美しい風景をたくさん写真に撮りましょう。またダイビングやシュノーケリングを楽しんだり、珍しいヨナグニウマとの触れ合ったりするのも、良い思い出になりますよ。

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