【豊見城】海軍壕公園の旧海軍司令部壕で沖縄戦と平和を考えよう

画像出典:Yama / PIXTA(ピクスタ)

【豊見城】海軍壕公園の旧海軍司令部壕で沖縄戦と平和を考えよう

沖縄県那覇市と豊見城市の境界付近に位置する海軍壕公園。その中の旧海軍司令部壕は、第二次世界大戦中、沖縄戦で海軍中将大田実により海軍の指揮が執られた場所です。当時は軍事上の最高機密機関でした。戦争末期になると住民を巻き込んだ地上戦となり、多数の死者を出したほか、ここでも自決が行われました。今では旧海軍司令部壕を含め公園として一般開放。平和の尊さを学べますよ。

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目次

【豊見城】海軍壕公園の旧海軍司令部壕で沖縄戦と平和を考えよう

海軍司令部壕とはどのような場所?

ヒバンムイという施設があった

出典: ☆ムヒカ☆ / PIXTA(ピクスタ)

海軍壕公園は、もともと琉球王国の「ヒバンムイ」という薩摩や中国からの船が入港してくることを知らせる施設でした。この海軍壕公園の展望台からは東シナ海の慶良間諸島まで見渡すことができます。

時は流れて第2次世界大戦中、ここに海軍司令部が当時軍事機密で小禄飛行場(今の那覇空港)を守るために建設されることになりました。約3,000人の将兵が掘削作業に従事したとされています。指揮を執った大田実海軍中将をはじめとして約4,000人の日本兵がこの壕で過ごし、当時は相当な「密」で過ごしていました。

1945年4月に米軍が上陸した後、手違いで陸軍との合流ができずに海軍は孤立した戦闘を続けることになりました。そして、1945年6月13日に自決する運びとなったのです。

旧海軍司令部壕の入場料・営業時間は?

2021年3月末までの入場料

2021年4月より入場料金が改定されます

旧海軍司令部壕を映像で見てみよう

まずは慰霊塔前のビジターセンターへ。そこで資料館を見学後、壕の中へ入っていく形となります。館内、壕の中はバリアフリーとなっています。
壕の中は圧迫感がありますが、これはツルハシで掘っていったためです。それでも細長い通路が公園内の地下を網の目のように張り巡らされています。

作戦室や幕僚室、暗号室といった部屋があり、司令部室は最も奥にあります。ここには大田実中将の壁に描かれた墨による書が今でも残存。そして、自決したときの手りゅう弾による傷痕が生々しく残っています。

ここで何千名もの兵士らが自決したと思うと、恐ろしくなりますよね。

海軍壕公園へのアクセスは?

レンタカーでアクセスの場合

国道332号線から県道7号を直進し、県道7号バイパスへ入ります。トンネルを抜けると標識がありますので、右側に見えるダイレックス豊見城店の手前にある交差点を左折してください。

バスでのアクセスの場合

最寄りバス停は55・88・98番の「宇栄原団地前」です。ゆいレール奥武山公園駅や那覇バスターミナル(旭橋)からアクセス可能。

海軍壕公園では遊具も設置!

海軍壕公園には滑り台などの遊具も設置されています。今は子どもたちの声が響く公園もほんの76年前までは戦場でした。これからを生きる子どもたちに戦争の苦しみを味わわせないために、戦争を知り、何ができるのかを考える必要があります。過去は変えられませんが、あなたは未来を変えられます。これからの未来を考えるために是非、海軍壕公園の旧海軍司令部壕を見学してみてください。

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