【オートキャンプ初心者】高田橋多目的広場で冬キャンに挑戦した結果

【オートキャンプ初心者】高田橋多目的広場で冬キャンに挑戦した結果

オートキャンプの流行は長く続いています。数年前からキャンプを題材としたアニメのヒットやyoutubeなどあらゆるメディアで話題となり、実際にオートキャンプに挑む人口が爆増しました。大自然の中で楽しむバーベキュー、仲間と焚火を囲んでの談笑。非日常的なのんびりとした時間に憧れ、挑戦する方が年々増えています。(筆者もその1人です)
 
しかし最初から1人で挑めるほど簡単でもなさそうですし、キャンプ用品の種類も相場もよくわかりません。というわけで、今回は初心者ながら実際に「高田橋多目的広場」でオートキャンプを体験し、必要なキャンプ用品やキャンプスタイルの違いなど、その実態を詳しく調べてみました。

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【オートキャンプ初心者】高田橋多目的広場で冬キャンに挑戦した結果

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オートキャンプと普通のキャンプの違いは?

初心者のキャンプ体験

オートキャンプというアクティビティ。オートキャンプは「車などでキャンプ地まで行く(乗り入れする)」という意味で使われており、近年使われるようになった和製英語で厳密な意味はありません。通常のキャンプとの違いについて最初は混乱しますが、とにかく車などで向かえばそれはオートキャンプに含まれます。
 
キャンプ用品・食材などの荷物を運ぶ際、すべて担いで徒歩で山奥に向かうなど考えるだけで大変です。車やバイクなどで移動すると考えればかなり気楽。初心者はもちろん、キャンプをするならオートキャンプが基本になります。

オートキャンプでは何をするの?

焼き鳥

キャンプとは一言で言っても、内情はさまざまなスタイルがあり楽しみ方もひとそれぞれ。拠点となるテントを張ってのんびり自然を眺めたり、焚火を楽しんだり、調理器具を用意して食事を楽しんだり……もしくは全部網羅する方もいます。

どれも正解がなく、それぞれで自由な時間を楽しむのがキャンプ最大の魅力です。どのスタイルに偏らせてもいいですし、「キャンプをイメージしてやってみたいこと」を実現するのが良いでしょう。キャンプ初心者の場合なにを揃えればいいのか不安になりますが、まずはやりたいことをイメージすると必要なキャンプ用品も見えてきます。ただし、寝袋(シュラフ)だけは値段・質ともに良いものを買うのがおすすめです。

オートキャンプ初心者が実際に挑戦してみた

ランタン

今回のキャンプ地は「高田橋多目的広場」という場所。神奈川県愛川町と相模原市の境、相模川の河川敷にあります。オートキャンプ・バーベキュー・川釣り・ラジコンなどまさしく多目的で、さまざまなアウトドアを楽しめるおすすめの穴場スポットということです。

前述にもあった通り筆者はキャンプ初心者で、上記のスタイルを決めかねている段階でキャンプ用品も借り物です。そこで今回の目標は「どのスタイルを目指そうか」を決めるため、同行させてくださった「湘南キャンパー(仮名)」の方々から情報を集めようと思います。
 
キャンプにご一緒させて頂くメンバーは、私含む初心者から~中級者が8人ほど集まっています。ありがたいごとにキャンプスタイルもそれぞれ異なるため、かなり多くの情報を得ることができそうです。

キャンプ初心者が用意するもの

テントなどの必須級のキャンプ用品は現状借り物のみになるので、キャンプ初心者である筆者がとりあえず用意した荷物は以下の通り。

・小型ランタン×3
・毛布×2
・布団

現在は1月末。日本のグアム神奈川県がキャンプ地とはいえ、夜は永久凍土級の極寒が予想されます。キャンプにおけるテントは雨風を凌ぐためのもの。寒さを凌ぐためには、まず冬用の寝袋(シュラフ)と毛布など、過剰にも見える防寒対策は必須です。筆者も寒さを恐れるあまり、普段使っている布団セットを持ち出しました。

たとえ夏キャンプの場合にも、冷えると体調を崩してしまいかねません。どのスタイルでも共通して、まずは寒さ対策に比重をおきましょう!

テントがない場合

今回筆者のオートキャンプでは、テントが借りられなかったため車中泊となりました。まだ「どのテントを選べばいいかわからない」という場合にも、雨風を凌げる車中泊はおすすめです。

室内が広い車ならば足を伸ばすこともできそうですが、筆者の車はかなり狭いためやや窮屈。工夫が必要です。

オートキャンプ初心者のテント選び

テントの構造にも種類があり、ドーム型や中央1本で支える円錐型などさまざまありますが、初心者向けは画像のような「ドームテント」が良いとのこと。組み立てが比較的簡単な上にコンパクトで持ち運びも楽。保管場所にも困りません。
 
値段は5000円から1万円ほどで、大きいものでは2万円を超えます。スペースを確保したい場合に3人~4人用のテントを購入するするのもアリですが、1人用でもテントとしては十分に機能するので予算を抑えたい方は1人用のテントを選ぶのがベターとのこと。

軍幕

写真のものはハップテント(通称:軍幕)と呼ばれるタイプで、軍が実際に使っているものとのこと。
値段は50000円~からと高額ですが、他のテントと異なり入口がオープン・クローズと切り替えが可能。オープン時は入口が屋根代わりとなり、雨を避けながら下で調理ができます。就寝時は入口を閉め、雨風を防げるという応用性が高いテントです。

この日は天気に恵まれていましたが、雨や風が強い日は火起こしと火元の保守に苦労します。あらゆることに対応可能なテントは心強いですね。

キャンプ用の調理器具に触れてみよう!

調理器具に触れる

筆者は「キャンプに行ったら絶対うまいメシを食うぜ!」と決めているので、調理器具についても聞いてみました。焚火の人は別に、ガスバーナーとキャンプクックセットを用意してお湯を沸かしたり煮込みを作ってる方も。バーナーパッドも併せて使えばお肉も焼けますね。
 
値段はもろもろ合わせると新品で1万円ほど。今回は下から焼くバーナーでの調理でしたが、上から炙る用のバーナーでベーコンなどを焼くのも美味しそうです。キャンプ地では「簡単な調理」が基本ですが、インスタント食品を現地でアレンジするのもおすすめとのこと。例えばカレーメシとチェダーチーズの組み合わせは、味も良く作りやすくと良いことづくめでした。

カレー&チェダーチーズ

キャンプと言えば焚火【火起こし】

火起こし

高田橋多目的広場は河川敷で、遮るものが何もない広い空間。つまり風を感じやすいキャンプ地です!焚火をするにしても、薪や炭以外にも火種は多く用意しましょう。

まずはナイフを使って、薪を下記の画像のように削ります。フェザースティックと呼ばれ、燃えやすくなった薪は火起こしの強い味方です。また、焚火の回りでは毛布など燃え移りやすいものを近くに放置しないよう注意しましょう。
 
火を絶やさないよう、風にも注意しながら暖を取ります。日が落ちてくるとそろそろ肌寒いですが、焚火とコーヒーで気分は快適です。

フェザースティック

キャンプと言えば焚火【椅子は必需品】

初心者のキャンプ体験

キャンプは夜が本番です。夜になって、各所でそれぞれ作った焚火を囲い始めました。今回は椅子をお借りし、小さめの毛布をひざ掛けにして暖を取ります。前述したカレーメシの他、博多風のラーメンや厚切り牛タンバーガーをご馳走になりました。程よい暖かさで幻想的な火を眺めながら、美味しい食事を片手に暖かい飲み物。まさに楽園です。

しかし取材のため1分ほど席を離れて戻ると、椅子(とひざ掛け)が別の人に占領され、まさか楽園を追われる羽目になりました。まさかの都落ちに落胆しつつ、キャンプにおいて専用の椅子は必需品だと納得した瞬間です。
 
ちなみに椅子自体は好みがわかれますが、シンプルな折り畳みのものだと2000~4000円ほどで購入可能です。筆者はこの事件のあとすぐに買いました。

オートキャンプ初心者の注意事項

キャンプ初心者の注意事項

キャンプ初心者(私もです)が、オートキャンプで陥りやすい罠に注意。それはスバリ「トイレの確保」です。全国には有料・無料のキャンプ場があり、特に有料のところは仮設でもトイレ等が整備されているところが殆どです。屋根のある管理所など建物もあります。

今回の高田橋多目的広場は無料で使えるキャンプ場で、土地以外に整備されたものは何もありません。橋の入口付近に公共トイレがありますが時間制限がかけられており、18:00、19:00以降は使用不可能となります。なのでそれ以降は、歩いて30分以上はかかりそうなコンビニくらいでしか用を足せません。

キャンプに挑む際はこうした不測の事態に備え、近くにあるコンビニを確認しておくと良いでしょう。

オートキャンプの朝と朝食

キャンプの朝

高田橋多目的広場でのキャンプ体験、翌日は車内で朝を迎えました。周辺にも1泊されている方がいたのでエンジンはかけず、深夜はなるべく音を立てずの睡眠になります。夜は各々テントまたは車中泊で過ごされたようで、冬用寝袋(シュラフ)だけではテントだろうと車だろうと寒いという具合。特にシュラフは命に関わるため、必ず良質なものを購入した方が良いでしょう。またプラスアルファで防寒の必要がありますね。

体を起こすと車の窓全体が霜に覆われておりこの世の終わりかと思いまたが、布団&毛布という装備のおかげで寒さは一切ありません。車中泊は布団・毛布を丸ごと持ち込み、体の下にもう1枚毛布があればかなり快眠できることがわかりました。しかし車内の外は極寒で、如何に毛布に救われていたかを知ります。
 
オートキャンプの朝、朝食として余ったパンにチーズを塗ったものを食べさせて頂きました。アツアツで味を楽しむことができ、この時ほどパンが美味しいと思ったことはありません。調理の必要がないものとして、冷えた空気の中で食べるカップラーメンも最高ですよ!

オートキャンプ唯一のルールはマナーを守ること

相模川

今回は実際に冬のオートキャンプを経験してみました。経験豊富な方々と一緒だからか安心して過ごせましたが、何も知らずいくと危険なことが多数あり。特に寒さの面、初心者は必ず対策を講じる。これを覚えておくと良さそうですね。
 
キャンプは自由な世界です。筆者は「今度は調理器具を揃えて肉を焼こう」という食事のことばかり考えておりますが、「自分のしたいことをやる」のがキャンプの醍醐味。ひたすら火起こしを楽しむのもいいですし、ワイルドに魚を捕まえようとする方もいます。キャンプに挑む方は、まずキャンプスタイルを想像してみるのも楽しいでしょう。
 
ただし唯一あるルール。それはキャンプ地ではマナーを守ること。大声での会話やごみの放置、薪が足りないからと森林を伐採するなど自然を汚す行為などは厳禁。キャンプ地から帰る時、キャンプ地は来たときのままにして帰ること。自然を大切にして時間を過ごすことが、キャンプを嗜む人のルールなのです。

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