燃え盛る炎の龍が現れる!和歌山の奇祭・新宮の御燈まつりとは?
2021年1月28日 更新
新宮市の熊野速玉大社の摂社、神倉神社では、毎年2月6日に、春を告げる火祭り「御燈まつり」が行われます。
※2021年2月6日開催のお燈まつりでは、新型コロナウイルス感染拡大防止のために「上り子」の参加を全面禁止し、神社関係者のみで神事を執り行う予定です。
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目次
燃え盛る炎の龍が現れる!和歌山の奇祭・新宮の御燈まつりとは?
新宮の御燈まつりとは?
出典: 新宮の御燈祭 © panpanzupan クリエイティブ・コモンズ・ライセンス(表示4.0 国際)
新宮の御燈祭りは、「上り子(あがりこ)」と呼ばれる2000人の白装束の男たちが、神社の山上社殿から一斉に一気に山の下へ駆け下るというお祭り。
その様子が「下り竜」とも称されていて、本当に炎の龍が現れたかのような神々しい光景が広がります。「お燈まつりは男の祭り、山は火の滝くだり竜」と地元の民謡・新宮節でも唄われるほど。その起源は、飛鳥時代ごろまでさかのぼり、旧正月にあたる2月6日に新年の火を迎えるという目的で始まりました。
ちなみに、女人禁制のため、女性は「上り子(あがりこ)」として参加することはできません。一方、男性であれば観光客でも参加可能。沿道での祭りの鑑賞自体は性別関係なく楽しめます。
威勢のいい上り子の男性たちの声が響く大迫力の御燈祭り。小松菜奈・菅田将暉主演の青春映画『溺れるナイフ』で出てくる喧嘩火付け祭りのモデルにもなっています。
今年は感染拡大防止のため、簡素な形での開催になりますが、また大迫力の下り竜が見られるといいですね!
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