屋久島観光スポットを網羅!縄文杉で有名な世界遺産の森を遊びつくす44選

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屋久島観光スポットを網羅!縄文杉で有名な世界遺産の森を遊びつくす44選

屋久島は樹齢7200年とも言われる縄文杉が有名な観光地。縄文杉を中心とした古の森は世界遺産にも指定されています。屋久島は鹿児島の南海に浮かぶ離島であるため、有名な観光地でありながらも、120%満喫するにはちょっとしたコツが必要です。今回は、屋久島観光初心者から玄人にまで役立つ情報、そして島内にある人気観光スポットや自然体験スポット、お土産スポットなど合計42カ所を一気にご紹介します。

目次

屋久島観光スポットを網羅!縄文杉で有名な世界遺産の森を遊びつくす44選

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内地から屋久島までのアクセスは飛行機で飛ぶのがおすすめ!

出典: Hajime NAKANO

◆直行便で屋久島に行くなら

屋久島までのアクセスでまず考えたいのが、飛行機による直行便。屋久島へは「伊丹空港」と「福岡空港」から1日1回直行便が飛んでいます。屋久島までの所要時間は以下の通りです。

>・伊丹空港~屋久島空港 約90分
>・福岡空港~屋久島空港 約55分

◆鹿児島空港経由で屋久島に行くなら

次に、直行便が出ていないその他主要空港からの屋久島までのアクセスですが、鹿児島空港経由で屋久島へ向かうのが一般的。鹿児島空港から屋久島空港へはプロペラ機が1日5便出ています。屋久島までの所要時間は以下の通りです。

・伊丹/福岡以外の空港~鹿児島空港経由~屋久島空港 
(鹿児島空港から屋久島空港までは約35分)

飛行機以外の方法で屋久島に行くなら高速船orフェリー!

出典: ja.wikipedia.org

◆高速船「トッピー・ロケット」(所要時間:90~160分)

屋久島へ渡るのに高速船を使うなら「トッピー・ロケット」に乗りましょう。鹿児島港の高速船ターミナルから1日7便、屋久島まで出航しています。到着港は「安房港」か「宮之浦港」と便によって異なりますので、予約のときにチェックするのをお忘れなく。所要時間はおよそ90~160分ほどです。

◆フェリー「フェリー屋久島2」(所要時間:約4時間)

フェリーで向かうなら「フェリー屋久島2」に乗船しましょう。鹿児島港の南埠頭旅客ターミナルから屋久島へ1日1便の出航で、到着港は「宮之浦港」です。高速船に比べれば時間もかかりますが(約4時間)、その分料金がリーズナブル。時間に余裕があって節約したい方はこちらがおすすめです。また、車ごと乗りこむことも可能なので(要別途予約)、自家用車で屋久島観光する方も安心ですよ。

屋久島観光はレンタカーがスムーズ&リーズナブル

出典: hiroooooki

予算的に問題がなければ、レンタカーを借りての島内移動が便利でオススメです。ノンストップで行けば、約3時間で屋久島を一周することができます。レンタル料金が5,000円/日前後とリーズナブルな価格で利用できるのも魅力のひとつ。「屋久島観光は初めてだけど、できるだけ沢山の観光地を見て回りたい!」という欲張りな方には特におすすめ。

バスを利用する場合はフリーパスを!

出典: Kuruman

車の運転に自信がない方は、もちろんバスでも十分周遊することができます。特に、屋久島定番の観光地だけをゆっくり見て回りたいという方であれば、不便を感じることもないでしょう。屋久島には「まつばんだ交通」と「種子島・屋久島交通」の2路線があり、人気の観光地とあって本数も少なくありません。種子島・屋久島交通ではフリーパスも販売しているので、ぜひ活用しでみてください。港や空港で入手することができます。

1.樹齢は推定2,500~3,000年!日本で最も古い杉「縄文杉」

出典: ajari

屋久島観光と言えば何といっても縄文杉。日本最古&最大直径の天然樹です。樹齢は2,500~3,000年(一説では7,200年)とも言われ、樹高は30m、幹周は16.1m。屋久島のランドマークとして広く知られています。

見どころはやはり、その圧倒的なサイズ。大地にどっしりと根を下ろし、屋久島の厳しい自然環境の中で悠久の年月を過ごしてきた貫禄は、筆舌尽くしがたいオーラを放ちます。特に雨上がりの深い霧に覆われたときの姿は幻想的で、映画やアニメーションの世界に迷い込んだかのような神秘的な感覚に浸ることができますよ。

なお、縄文杉にたどり着くまでは、荒川登山口から往復で約19km、10時間程度の登山が必要なので、観光で訪れるときはスケジュールを丸一日押さえておく必要があります。また、自然保護の観点から杉の周りに立ち入ることはできず、専用の鑑賞デッキから眺める形になるのであしからず。

2.日本百名山にも選ばれた九州一高い山が屋久島に!「宮之浦岳」

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屋久島の観光名所には『日本百名山』にも名を連ねる九州地方の最高峰「宮之浦岳(1,936m)」があります。石灰岩石群に広がる白骨樹が広がる独特の景観が異世界感満点で、登山ファンからも多くの支持を集める屋久島の名峰です。

唯一、日帰り観光が可能な登山道口「淀川登山口」へは宮之浦港から路線バスに乗り、紀元杉前で下車。そこから徒歩で1時間(距離にして約1.6km)ほど歩きますが、スタート前に「そんなに歩くのはちょっと……」という方はタクシーで登山口まで行きましょう。ちなみにレンタカーや自家用車では駐車場がないので注意。一番楽に行けるのはタクシーです(基本情報参照)。

登山口から山頂までは、片道約5時間の道のり。一見大変そうにも思えますが、道程では「花之江河」や「投石岳」、「黒味岳」や「屋久杉の森」「高層湿原」など、屋久島が誇る素晴らしい景色を観光することができます。ヤクシカやヤクシマシャクナゲといったこの山特融の動植物にも出会うことができるため、終始楽しみながら登ることができますよ。女性でも意外と無理なく登ることができるところがおすすめです。

最後には屋久島の森と海の360度大パノラマが待っていますので、胸に期待を膨らませてゴールを目指しましょう。

3.大阪城築城のために切られた大木の切り株「ウィルソン株」

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ウィルソン株は、推定樹齢3,000年とも言われる杉の強大な切り株。1914年頃、屋久島を訪れたアメリカの植物学者ウィルソン博士によって世界中に紹介されたことから、こう呼ばれるようになりました。

切り株の周りは立ち入り禁止ですが、切り株の内部は観光することが可能。そこから上を見上げると、なんと空がハート型に……。そのため人気の撮影ポイントになっています。見える形が形なだけに、屋久島が誇る人気のデートスポットとしても有名です。

【アクセス方法はこの2つ】
・宮之浦港⇒(バス)⇒屋久杉自然館⇒(バス)⇒荒川登山口⇒(徒歩)⇒トロッコ道を抜け、木の階段を400mほど登ったところ
・屋久島空港⇒(バス)⇒屋久杉自然館⇒(バス)⇒荒川登山口⇒(徒歩)⇒トロッコ道を抜け、木の階段を400mほど登ったところ

なおバスチケットは前日までに空港前の観光案内所か宮之浦案内所(屋久島環境文化村センター内)で購入しておきましょう。

4.苔むす森の先にある屋久島最大のビュースポット「太鼓岩」

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太鼓岩は、もののけ姫の部隊のモデルにもなった白谷雲水峡の奥、苔むす森、もののけの森を抜けた先にある大きな岩。屋久島の豊かな森を見下ろす観光スポットとして知られています。太鼓岩の上から見下ろす屋久島の絶景は、コアなファンが「縄文杉は一度見れば満足だけど、太鼓岩からの景色は何度見ても素晴らしい」と言うほどです。

太鼓岩へ行く場合は、宮之浦港からバスに乗り「白谷雲水峡」で降りてください。コース入り口から太鼓岩までは、「くぐり杉」「七本杉」「もののけの森」など見どころ満載。太鼓岩までは約4時間の道のりなので、程よいトレッキングとしても楽しむことができますよ。

ツアーもあるので、安全に観光したい方は申し込むといいでしょう(基本情報参照)。

太鼓岩では大の字になって寝そべったり、近くのベンチでお弁当を食べたりとのんびり過ごすことができます。程よく疲れた体を屋久島の最高の景色とともに癒してみてはいかがでしょうか?

5.屋久島の水の恵みで心も体もリフレッシュ「大川の滝」

出典: sota

屋久島の南西部、海に近い場所にあるのが「大川(おおこ)の滝」。高さ88mからダイナミックに落ちる水流からは、自然の力やマイナスイオンなどの癒しの力が感じられます。滝つぼの近くまでいくことができるので、存分に堪能しましょう。

滝の近くではカワセミやカワガラスといった野鳥や、淡水・汽水域に生息するヨシノボリなどのカワイイ魚も現れるので、見たい方はしっかり目を凝らして周辺をチェックするといいですよ。

なお、近くに「大川湧水」と呼ばれる湧水がありますので、よかったら飲んでみましょう。超軟水の冷たい水で体の中からもリフレッシュできるはずです。

大川の滝に向かう場合は「大川の滝行き(屋久島交通)」のバスに乗りましょう。所要時間は宮之浦港からは約90分、屋久島空港からは約70分かかるので、観光へ向かう前にトイレを済ませてから乗車するといいですよ。

6.屋久島に降る雨が大地に向かって流れ落ちる「千尋の滝」

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屋久島の中央部から南東方向へと流れる鯛ノ川。その途中にあるのが「千尋(せんぴろ)の滝」です。モッチョム岳(940m)の裾に広がる巨大な花こう岩(約250×300m)をめがけて、高さ60mから落ちる水流の景色はとてもダイナミック。特に雨が降った後は水量が多いため豪快さが増し、屋久島の大自然のパワーを観光することができます。

観光で行く場合は駐車場があるので、レンタカーでのアクセスが可能。バスで向かうときは宮之浦港、または屋久島空港から「大川の滝行き」に乗り「鯛ノ川停留所」で降りましょう。滝の展望所までは、そこから徒歩40~60ほどのところにあります。

ちなみに、周辺エリアには「トローキの滝」「竜神の滝」など、屋久島が誇る素敵な滝もあるので(参考を参照)、併せて観光してもいいでしょう。

7.小さな子供やお年寄りと一緒に屋久杉観光「紀元杉」

出典: Travel-Picture

道路沿いで車の中から眺めることができる屋久杉「紀元杉」。屋久島自慢の大木が気軽に見られることもあり、「体力に自信がないなぁ~」という観光客から人気があります(もちろん、そうじゃない観光客にも人気があります)。

ヤクスギランドから車で15分、約6km進んだところにあり、アクセスがよいので小さな子供やお年寄りが一緒でも無理なく観光できるところがおすすめです。

なお、「気軽に……」と言いましたが、あなどることなかれ。推定樹齢は約3,000年、樹高は19.5m、周囲は8.1mもあり、その姿は縄文杉を始めとする、屋久島に残る他の大木にも劣らない立派なものです。古木であるため、それ自体の色彩はシンプルですが、季節になれば12種類もの着生樹(木の上に根を張る木)が彩りを添え、紀元杉を美しく演出します。

8.ウミガメの産卵が観察できる屋久島の人気スポット「永田いなか浜」

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屋久島の北西部にある永田いなか浜。宮之浦港から車・バスで30分程度のところ(田舎浜で下車)にあります。花こう岩が風化してできた白砂が美しいビーチです。

屋久島屈指のウミガメの産卵場所としても有名な観光スポットで、近くにある「屋久島うみがめ館」ではその生態をはく製や写真で詳しく知ることができます。貴重な資料も多数展示されているので、観光で立ち寄らない手はありません。

5~7月にはウミガメの産卵観察会、8月に子ガメ放流観察会(ともに要予約)も開かれており、屋久島の隠れた人気イベントとして定評があります。夜に開催されるので、2017年の観察会に参加しようかな…と思った方は、屋久島永田周辺の宿を押さえるといいかもしれませんね。

参加料金(協力金)は大人が1,000円、高校生が500円、中学生以下は無料とお手頃なのもうれしいところです。

9.屋久島ならではの生き物たちが見られる「安房川」

出典: Hajime NAKANO

屋久島の東海岸へと流れ出る安房川は宮之浦岳を源流とする、水質がとてもきれいな川です。海の水の川の水が交じり合った汽水域で、川の中には海と川の生物が、豊かな生態系のもと共存しています。夏になると、安房川河口付近でシュノーケリングができ、汽水域ならではの独特の環境を観察することができます。

また、安房川の自然を存分に楽しめるのが「安房川リバーカヤック」。安房大橋~森林軌道(トロッコ)付近までを往復する、屋久島観光の中でも人気のアクティビティです。途中、ヤクシカやヤクザル、そのほか多くの野鳥の営みを観察しながら川を上ることができます。

さらに、登った先では川遊びをすることもできます。ライフジャケットを着用するので泳ぐのか苦手な方でも安心して楽しめるので、安房川を観光で訪れた際はぜひチャレンジしていってください。

なお、シュノーケリングもカヤックも参加する際は「屋久島ガイド協会」で予約申し込みをしましょう。

10.登山ファンにも人気! 日帰り観光も楽しめる「太忠岳」

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太忠岳は屋久島の中心のやや東側にある、標高1,497mの山。山頂に立つ天柱石が有名で、そのほか、遠く種子島まで望むことができる眺望が観光客に人気です。なお、最寄りのバス停は「ヤクスギランド」となります。

山頂へ登るにはヤクスギランド入り口からスタートし、往復で約5時間の登山が必要です。途中、荒川橋⇒太忠岳分岐⇒天文の森⇒大岩⇒稜線を経て山頂へ到ります。比較的、中上級者向けの登山ルートなので、しっかりとした装備を持っている方におすすめします。登山が不慣れな方は、必ずガイドを依頼しましょう。

山頂では愛子岳をバックに写真を撮ったり、山の神様に御祈りしたりして過ごせます。お弁当を食べることもできるので、おにぎりなど持参すると良いでしょう。登ることができれば、屋久島観光のハイライトにもなるはず。

11.世界遺産に選ばれた屋久島の自然の中を歩く「西部林道」

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屋久島では唯一、海岸線から山間部までが世界遺産に指定されている「西部林道」。永田側の世界遺産境界から栗生側の世界遺産境界までのおよそ12kmに及ぶ林道です。

西部林道の周りでは、標高300mのところに自生するゴヨウマツや絶滅危惧種に指定されているヤクタネゴヨウ、ガジュマルにヤクシカ、ヤクザルなど、屋久島ならではの自然と出会うことができます。

西部林道を観光する際は、宮之浦~永田側世界遺産境界線、または安房から栗生側世界遺産境界線までタクシーで向かうことをおすすめします。バスで向かうと、最寄りのバス停から境界線まで結構な距離を歩くので注意しましょう。また、林道の周囲を広く散策したい方は、ガイドを依頼すると安全に観光することができます。

12.ちょっとの時間で観光できる海に注ぐ滝「トローキの滝」

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「トローキの滝(轟の滝)」は屋久島の南東部・鯛之川の河口にある、海に直接注ぎ落ちる珍しい滝です。滝つぼになっている入り江には、たくさんの海水魚が生息しています。

屋久島の幹線道路、国道77号線沿いにあるので、屋久島観光の途中にちょっとだけ立ち寄って見るのもOK。「屋久島まごころ市ぼん・たん館」前で見ることが可能です。

また、滝にはカヤックで近づくことができるので、海滝の迫力を間近で見たい人にはオススメです。また、入り江には稀にイルカが迷い込むそうで、運が良ければイルカウォッチングができるかもしれませんよ。

13.時間に余裕があれば、観光プランに盛り込もう「益救神社」

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『延喜式神名帳』に載っている神社のうち、最も南にあるのが屋久島が誇る神社「益救神社(やくじんじゃ)」。宮之浦港の近くにある宮は「里宮」で、宮之浦岳の山頂に「奥宮」があります。

山頂に奥宮があるように、もともとは「宮之浦岳」「永田岳」「栗生岳」を神として祀った山岳信仰のための神社。屋久島で登山を予定している人は、無事に観光できるよう、一度お参りしておくとよいでしょう。

境内に入ると、本州の神社とは異なり、離島の神社ならではの鄙びた空間が広がります。古びた仁王像や数々のほこら、石色の鳥居や黒ずんだ拝殿などが独特のノスタルジックな雰囲気を醸し出しているのです。屋久島ならではの情緒を感じられるので、ぜひ足を運んでみてください。

14.屋久島の大自然が生み出した天然のプール「横河渓谷」

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屋久島の北西部にある永田の集落の奥、照葉樹林の中にあるのが「横河渓谷(よっこけいこく)」。永田岳から下ってきた水流が、花こう岩の大岩を削って造ったプールのような川が見どころです。

水の透明度が非常に高く、夏になれば観光客以外にも屋久島在住の子供やファミリーたちが川遊びやピクニックに足を運びます。少し上流に行けば、人が少なくまるでプライベートリバーのようですが、岩場を流れる川とあってか足元が滑りやすいので無理は禁物です。

近くに駐車場があるので、レンタカーを借りての観光もOK。バスだと最寄りのバス停(永田)から20分ほど歩きます。

※川で泳ぐ際は、川の流れを良く知っている人がいないと危険です。注意しましょう。

15.夕焼けが望める夕方の時間帯がおすすめ「屋久島灯台」

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屋久島の最西端、永田岬の先にあるのがこの「屋久島灯台」。明治時代、台湾をはじめとする南方への航路整備に際して建てられました。

白塗りのきれいな灯台で、海の向こうには口永良部島を望むことができます。岬の先端とあって180度のパノラマ風景が見渡せます。また灯台から眺める夕焼けがとにかく美しい。西部林道や横河渓谷を観光した帰りに立ち寄ってほしい屋久島の穴場絶景観光スポットです。

アクセスについては、屋久島の西側にあるためレンタカーを借りている観光客にオススメ。78号線から灯台へ繋がる道に入りますが、狭くて対向車とすれ違えるかどうかもギリギリのところなので、運転に自信がない方はよくよく検討しましょう。

16.急斜面に威風堂々とそびえ立つ屋久島の旧主「大王杉」

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現在の屋久杉が発見されるまで、屋久島最大の屋久杉として広く知られていたのがこの「大王杉」。その名にふさわしく、樹高24.7m、周囲11.1m、推定樹齢3,000年もの規模を誇ります。

大王というだけあって屋久杉にも負けない貫禄がありますが、風景に溶け込んで意外と気が付かない人が多くいます。ガイド付きのツアーであれば、必ず解説がつくので見逃す心配がありません。人によっては「屋久杉よりもすごい!」とも言うくらいなので期待しましょう。

観光ガイドを付けない方は、荒川登山口から始まる縄文杉への登山ルートの途中、縄文杉の手前にあるので、見逃さないように注意してくださいね。

17.樹齢300年の天然樹木トンネル「中間ガジュマル」

出典: Travel-Picture

屋久島の南西部、中間川の河口近くにあるのが中間ガジュマル。樹齢300年以上とも言われる、不思議な造形の老木です。無数の枝が複雑に行きかい、トンネル状になっているのが何とも不思議。トンネルの下に入って引き気味で撮影すれば、屋久島観光のいい記念写真になりますよ。屋久島フルーツガーデンの近くにあるので、こちらを観光したついでに足を運ぶといいでしょう。5分もあれば十分見て回れるはずです。

18.日本一美しく神秘的なトレッキングコース「白谷雲水峡」

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屋久島の北部を流れる宮之浦川。その支流である白谷川が形成する渓谷が「白谷雲水峡です」。約423ヘクタールにも及ぶ自然休養林で、その標高は約600~1070mにも及びます。屋久島観光でも1位2位を争うほど人気があるトレッキングコースで、毎年多くの観光客がこの地を訪れます。

濃い緑の苔が蒸す森は、もののけ姫にも登場する森のモデルとも言われており、原始の香り漂う神秘的な世界は訪れる観光客を魅了して止みません。たくさんの屋久杉や滝、岩、動植物、江戸時代に作られた歩道(楠川歩道)など、長い時間をかけて自然が造り出した風景が満載です。

トレッキングをする際はガイド付きの観光ツアーがあるので、ぜひ申し込んでください。「太鼓岩コース(約6km/6h)」「苔むす森コース(約3.5km/3h)」など、時間と体力に合わせて選ぶことができますよ。見どころを見逃さずに回りたい人におすすめです。

19.たくさんの屋久杉をコンパクトに観光できる「ヤクスギランド」

出典: H・東洋 / PIXTA(ピクスタ)

屋久島の安房から島の中央部へ約16km入った先にあるのがこの「ヤクスギランド」。推定樹齢1800年の「仏陀杉」をはじめ、「千年杉」や「くぐり杉」、「ひげ長老」「天柱杉」など、個性豊かな巨木たちを見ることができます。

270ヘクタールを超える広大な森の中には大小4つのコース(30分/50分/80分/150分)があり、数々の屋久杉と屋久島ならではの動植物を身近に感じることができます。屋久島ならではの自然をコンパクトに観光することができるので、本格的なトレッキングが不安な方におすすめです。美しい荒川の渓谷とともに、屋久島の原風景を楽しんではいかがでしょうか。

20.南国ならではの旬味グルメを楽しむ!「屋久島フルーツガーデン」

屋久島の南西部、中間川からほど近い場所にある「屋久島フルーツランド」。500円で植物園の案内とフルーツの試食を楽しむことができます。植物園には亜熱帯ならではの種類が、野生種・園芸種合わせて1600~2000種あり、屋久島とはまた違った印象の南国感・ジャングルを感じることができます。花やフルーツの甘い香りが漂っていますので、鼻の神経を意識しつつ存分に堪能しましょう。

フルーツの試食はもぎたてのパイナップル、マンゴー、バナナが美味。その季節に採れる果物をたべることができます。敷地内にある「果実庵」では、手作りジャムやグアバのジュースなど、屋久島土産にピッタリな商品も売られているので、ぜひ買って帰りたいところです。

21.自然の不思議な生命力を目の当たりに!「志戸子ガジュマル園」

出典: Hajime NAKANO

屋久島の北部にある、島最大のガジュマル公園「志戸子ガジュマル園」。ガジュマル以外にも多くの亜熱帯植物が見られることで知られています。見どころは樹齢300年とも言われる巨大ガジュマルやクワズイモのほか、3種類の木がまるで1本の木のように絡み合った「タブ・アコウ合体木」。屋久島が持つ自然生命の神秘を感じることができますよ。

22.屋久島の自然を超気軽に楽しめる「屋久島総合自然公園」

出典: justintonation.blog.so-net.ne.jp

屋久島の北東部、宮之浦川の中流域沿いにあるのが、この「屋久島総合自然公園」。白川雲水峡へ向かう594号線沿いにあります。

見どころは、透き通った水が美しい宮之浦川や長い時間をかけて磨かれた天然の岩、原生林。トレッキングをしなくとも、屋久島独特の自然を気軽に見ることができるとあって、観光客にも人気です。公園には育苗舎もあり、一部の苗は販売もしているのでお土産に買っていくとよいでしょう。

また、公園内には「ゆのこの湯」と呼ばれる、五右衛門風呂の温泉もあるので、観光で疲れた体を癒して帰るのも手です。

23.お散歩で楽しめる白谷雲水峡の魅力「自然休養林」

屋久島の北東部594号線を内陸方向へ向かった先にある白谷雲水峡。ここに屋久島の大自然を手軽に堪能できる自然歩道があります。飛竜落としの滝や巨大な屋久杉、吊り橋など、屋久島独特の自然にあふれており、トレッキングや登山などをしなくても楽しめるのが嬉しいところ。お散歩気分で自然の力をチャージしてみてはどうでしょうか?

24.屋久島でキャンプするならここ!「屋久島青少年旅行村」

屋久島の西部、栗生にある「屋久島青少年旅行村」。屋久島でテント泊を考えている人にオススメの場所です。ここには、簡易宿泊ができる山小屋のほか、キャンプサイトがあります。ログハウス風のバンガローや公園、遊歩道が整備されており、気軽にアウトドアを楽しむことが可能です。また洗濯機があるので、暑い夏でも気にせず汗をかくことができます。

チェックインは15:00~可能で、チェックアウトは10:00まで。オープン期間は3月1日~10月末までです。料金は入場料のみなら大人600円、子供が300円と格安。バンガローは12,000円で宿泊できます。

25.栗生エリアで子供が喜ぶ観光スポット「塚崎タイドプール」

美しい潮だまりで有名な「塚崎タイドプール」。海岸一帯に広がるゴツゴツとした岩礁は、屋久島の力強い自然を象徴する風景のひとつです。干潮時には、プールに取り残された海の生き物を観察することができます。カニや貝、魚やナマコなど、宝探しをしているみたいに楽しめるので、小学生の子供と遊びに行くのにぴったりな観光スポットです。なお、プールと言っても泳ぐ施設はありませんのであしからず。

26.自然味のあるお土産や料理が楽しめる「屋久島有用植物リサーチパーク」

屋久島の南東部、麦生エリアにある植物園「屋久島有用植物リサーチパーク」。広い敷地の中では、たくさんの南国植物が育てられており、巨大なバナナの木やマンゴー、パッションフルーツ、ヤシ、ドリアンなど、様々な植物を観光することができます。

植物園の他にも、ハーブを使った食品やフラワーグッズなどが売られているお土産コーナーやレストランがあるので、屋久島観光の思い出に立ち寄ってはどうでしょうか?また、世界中の有用植物を採取して回ったプラントハンターの貴重な話を聞くこともできますよ。入場料は大人1,000円、子供500円。朝8:30~営業しているので、朝イチに行く観光スポットとしてもオススメです。

27.屋久島固有種、ヤマシャクナゲが見られる「石楠花の森公園」

出典: ケン / PIXTA(ピクスタ)

屋久島の南西部、栗生川の近くにあるのがこの「石楠花の森公園」。ちなみに「石楠花=シャクナゲ」です。屋久島固有のヤクシマシャクナゲを筆頭に、外来種も含め約2,000種類の植物が植えられており、園芸好きの観光客が多く訪れます(入園料は一応無料。寄付金制です)。

シャクナゲの見頃は3~6月なので、この時期に屋久島へ観光に訪れる方にはぜひ足を運んでもらいたいところです。また、ヤクシマシャクナゲは6月上旬に満開を迎えます。白谷雲水峡ではシャクナゲを見るための登山も行われますので、より自然に近い形で見たい方はぜひどうぞ。

28.屋久島の自然と暮らし、産業の歴史を学ぶ「屋久杉自然館」

出典: H・東洋 / PIXTA(ピクスタ)

屋久島が世界に誇る屋久杉。その屋久杉の生態や取り巻く自然環境、そして寄り添う人の営みなどを歴史とともに紹介するミュージアムが、この「屋久杉自然館」です。

屋久島自然館の目玉は、何といっても雪の重みで折れた縄文杉の枝。そのサイズに驚くことなかれ。重さが約1t、長さが5m、直径は1mもあります。他にも巨大な屋久杉の切り株や巨大チェーンソーなど、屋久島の林業史に触れながら、屋久杉のアレコレを学ぶことができます。

館内を見て回る際は、ガイドスタッフのほか、音声ガイドなどのサービスがあるので、より深く広く楽しみながら観光することが可能。積極的に活用しましょう。子供の自由研究テーマとしてもオススメですよ。アクセスは路線バスで「屋久杉自然館前」で降りて、歩いてたったの2分です。

29.観光前後に立ち寄りやすい情報収集スポット「屋久島環境文化村センター」

「屋久島環境文化村センター」は屋久島の海の玄関、宮之浦港の近くにある学習型ミュージアムです。アクセスのいい場所にあるので、島を訪れた際は少しでもいいので、足を運んでみるといいでしょう。また、それ以外にも屋久島の観光に関する情報をたくさん取り扱っています。観光情報でわからないことがあるときにも、積極的に利用しましょう。

展示スペースでは、パネルや模型、パンフレットを使った屋久島の解説があるほか、お土産コーナー、喫茶コーナーなどがあるので、帰りのフェリーを待つときに寄っても便利です。観光前の予習&観光の締めとして、大型映像ホールで屋久島の美しい自然の映像を見ていくとよいのではないでしょうか。

30.屋久島の大自然をネホリハホリできる「屋久島世界遺産センター」

出典: H・東洋 / PIXTA(ピクスタ)

1993年の12月、屋久島が世界自然遺産に登録されたときに作られたのがこの「屋久島世界遺産センター」。屋久島だけにとどまらず、世界の自然遺産との関係についても学ぶことができます。

もちろん、屋久島国立公園の情報も十二分に学べます。屋久島の自然の成り立ちから環境保全の取り組み、登山をするさいのルールなどのハウツーまで、屋久島観光をより充実したものにするための情報が目白押し。夏休みであれば、子供の自由研究のテーマとしても役立つかもしれませんね。

アクセスは、安房から紀元杉の方へバスで向かって、屋久杉自然館の前で降りましょう。屋久杉自然館の近くにあるので、こちらと併せて立ち寄るのがおすすめ。専門的な情報展示が多いので、より深く屋久島のことを知ることができますよ。入場料が無料なので、ぜひ逃さずに見ていきましょう。

31.体験しながら学ぶ屋久島の自然「屋久島環境文化研修センター」

「屋久島世界遺産センター」のすぐ近くにあるのが、この「屋久島環境文化研修センター」です。屋久島の山や川、森や海といった大自然と、それに寄り添う人々の暮らしと産業などを素材にしたレベルの高い研修プログラムを提供しています。

木の温もりが感じられるきれいな建物の中には、キャンプサイトや食堂、宿泊室、浴室があり、まるで自然の家のような施設。事前に申し込みができれば、木工製作体験や自然観察活動、ウォークラリーにナイトハイク、といった学習体験に参加することも可能です。

その他、定期的に星空観察会やふるさとセミナー、「自然に親しむ集い」などといったイベントも開催されていますので、子供連れの観光にもピッタリです。また、ふらっと立ち寄って「7000年の森」と呼ばれる散策路をのんびり歩くのもオススメです。

32.孤島屋久島のリアルな暮らし、その歴史が学べる「屋久島町歴史民俗資料館」

宮之浦川の河口にほど近い場所にあるのがこの「屋久島歴史民俗資料館」。屋久島に昔から住んでいた先人たちの暮らしや文化を知ることができる観光施設です。館内には、屋久島で出土した松山式土器や一湊式土器、江戸時代から伝わる文献など、なかなかディープな資料が展示されており、郷土の歴史に興味がある方にはもってこいの施設です。

展示物の中ではオススメなのは「エブラオオコウモリのはく製」。聞くと不気味な感じもしますが、実物はなかなか可愛らしい小動物です。なかなか味のある古い施設ではありますが、入場料が100円ととても安く、宮之浦周辺をふらっと散歩するついでに訪れるのがおすすめ。孤島・屋久島で暮らしてきた人々のリアルな暮らしぶりがうかがいしれて、旅の土産話のネタにピッタリです。

33.屋久島の絶景、モッチョム岳を望む癒しの湯「尾之間温泉」

出典: ja.wikipedia.org

屋久島の南端部、尾之間にあるのがこの「尾之間(おのあいだ)温泉」。少し熱めの硫黄泉質の温泉です。岩風呂と足湯があり、岩風呂については入浴料大人200円、子供100円、足湯は無料と、リーズナブルに天然温泉を楽しむことができます。350年の歴史がるだけあって、なかなか風情がある温泉ですよ。

尾之間温泉をもっと贅沢に堪能したい方は、近くにある「屋久島いわさきホテル」へどうぞ。屋久島を代表する高級リゾートホテルとあって、質の高いサービスと温泉を同時に楽しめます。また、日帰り入浴(1,200円+入湯税150円)があり、宿泊しなくても内湯・露天に入ることができます。「軽く贅沢してく?」くらいのノリで寄ってくといいでしょう。

さらに、宿泊をする際はぜひ6階のレストランも忘れずに。モッチョム岳の雄姿を望むことができます。

34.JRホテル屋久島内!屋久島温泉から望む絶景

屋久島で№1ともいわれる高級ホテル「JRホテル屋久島」。このホテルの中にあるのが屋久島温泉です。大浴場と露天風呂からは、東シナ海から太平洋へかけての大海原を眺望することが可能。何とも開放的なロケーションで湯を愉しむことができます。泉質はアルカリ性単純温泉。ややとろみのあるお湯で、よく「美容液に浸かっているみたい」とも言われ、女性客から強い支持を得ています。

なお、温泉は宿泊しなくとも入ることが可能。その場合、入浴料金は大人1,400円、子供700円。入浴可能時間は15:00~19:00(受付は18:00迄)です。ちなみに、ホテル内の売店では、屋久島温泉化粧水「水の精 ほ、ほ、ほっ」(1,300円税込)が売られています。「お湯が肌に合った」という方はぜひ、こちらもお土産に。

35.干潮時にしか入れない屋久島の人気温泉「平内海中温泉」

出典: ja.wikipedia.org

屋久島にある温泉の中でもかなり有名な「平内海中温泉」。天然の海岸ロケーションをうまく利用した開放的な温泉です。特徴は何といっても干潮時(2時間ほど)の間しか入れないという点。つまり、その2時間以外は海の下に沈んでいるのです。

施設としては脱衣所がなく混浴。周りを仕切るものはありません。潮だまりみたいな見た目の湯船で、しかも水着の着用が不可なので、時間帯以外にも注意が必要。タイミングによっては人がいて入りづらい、または「入りたくない」可能性があるので、ある程度覚悟しておきましょう(明るい時間帯に入る人はほぼ皆無だそうです)。運良くは入れた折には、大海原を眼前に最高の湯を堪能できますよ。

なお、入浴料は特にありませんが、入り口で協力金の回収箱があるので、入れた際には100円寄付してくださいね。

36.屋久島の大海原を眼前に臨む温泉「湯泊温泉」

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「平内海中温泉」から西、湯泊の海岸のあるのが「湯泊温泉」。海に近い温泉ですが、潮で満ちてしまうことはありません。平内海中温泉に入れなかった方は、こちらに来て入浴するといいでしょう。湯泊温泉の見た目・設備の簡素さは、平内海中温泉にも引けを取らないものですが、湯船の真ん中に、ほぼ意味をなしていない仕切りがひとつ。一応、男女別の露天風呂になっています。

なお、水着での入浴は不可。しかしながら、湯船の先にある湯は着用して入浴OKなので「ほぼ混浴」の湯船に入る勇気がない女性は、水着を着てそちらに入りましょう。本湯船と変わらない絶景を見ながら温泉に浸かれます。お湯は37度ほどのぬるめの温泉です。「熱い湯を楽しむ」というよりは、「絶景楽しむ」つもりで入りましょう。

37.屋久島の地元民の暮らしに溶け込む鄙びた温泉「楠川温泉」

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400年も前から屋久島の地元の人々たちに愛され、鄙びた佇まいに昭和の風情が残る「楠川温泉」。アルカリ性の単純泉で、湯治場としても知られています。源泉の温度が27度しかないため加熱して使われていますが、肌触りがつるつるしていて、気持ちのいいお湯です。

観光客向けというよりは地元の人々が集う温泉というイメージで、休憩所にあるミニキッチンでは、地元の方がビールのおつまみをちゃっちゃと作っている……なんてのどかな光景も見られます。しかし、決して排他的なイメージはありません。近くまで来たら、ぜひ訪れてみてください。夕方になると、白川雲水峡周辺をトレッキングしてきた登山客で幾分にぎわいます。

建物が古くシンプルな見た目の温泉ですが、温泉らしい香りがしっかりして、入る前から期待が持てる雰囲気がありますよ。なお、入湯料は大人が300円、子供が150円です。

38.島から島へ!コアなファンに人気の温泉へ「寝待温泉(口永良部島)」

屋久島観光のフィールドは、なにも屋久島本島だけではありません。屋久島の西に浮かぶ島「口永良部島」にぜひ足を伸ばしてもらいたい温泉があります。その名も「寝待(ねまち)温泉」。島の観光名所「立神」にある、ここもまたいい感じに鄙びた温泉です。湯治の温泉と知られており、昔から島内外の人に利用されています。お湯はきれいな乳白色で、いかにも体に良さそうな雰囲気が漂います。

口永良部島へは屋久島の宮之浦から町営フェリー「太陽」で約100分。そこから車で15分ほどかかります。現地には交通機関がないので、屋久島本島で原付などをレンタルしてからフェリーに乗り込むといいですよ。

※口永良部島は2015年5月に起きた新岳噴火のため、2016年2月まで避難区域でした。場所によってはまだ再整備されていないかもしれませんので、島に渡る前に観光センターへ立ち寄り、最新の情報を確認してください。

39.空港の近くで屋久島の温泉に入れる「縄文の宿まんてん温泉」

屋久島空港の目の前にあるのが「縄文の宿まんてん温泉」。角質除去や美肌の効果が期待できるアルカリ性単純温泉です。宿泊客はもちろん、入浴のみの利用も可能なので、「空港に着いてすぐひとっ風呂」「帰りの飛行機待ちに寄ってく」なんて楽しみ方も可能です。温泉には内風呂と露天のほか、檜風呂、家族風呂、ミストサウナ、ドライサウナ、岩盤浴があるので、屋久島の温泉を色々な形で楽しめます。

施設はきれいなので女性でも安心して利用可能。入浴料は大人が1,600円、小学生以下が1,000円、幼児が500円、3歳以下は無料です。旅の最後、飛行機を待つ時間に入っていってはいかがでしょうか?

40.きれいなビーチで屋久島の海を楽しもう「一湊海水浴場」

屋久島の北部にある港町「一湊」。矢筈岬に囲まれたような入り江があり、そこに「一湊海水浴場」があります。とてもきれいに整備がされており、シャワーに更衣室、休憩所など、どの施設も快適に利用することができます(すべて無料)。近所にはキャンプサイトやアスレチック施設など、遊べるスポットがあるので、アクティブに過ごしたいファミリーに向いた海水浴場かもしれません。

海は遠浅のため、意外とすぐに足が届かなくなります。不安な方は浮き輪などを使って遊ぶといいでしょう。また、海の中には巨大なサンゴ群やそれを取り巻くきれいな魚が生息しており、ダイビングにピッタリな環境です。海水浴場ではシュノーケルや浮き輪のレンタルが可能。お店もあるので食事に困ることもありません。アクセスは、宮之浦港から西回りのバスに乗り、「矢筈」で下車です。

41.栗生海水浴場

栗生海水浴場は、屋久島の西海岸、栗生にある海水浴場。堤防に囲まれるように位置する海水浴場で、外海からの影響が少ないことから比較的安全に遊ぶことができ、観光客にも人気があります。堤防ができてからは比較的数こそ減っていますが、屋久島屈指のウミガメの産卵地としても有名で、運が良ければ、大海原へ旅立つ子ガメを見ることも可能。7月末から8月にかけて行くと、見られる可能性も高いです。

また、近くには塚崎タイドプールや屋久島青少年旅行村、大川の滝など、屋久島の有名観光スポットがいくつかあるので、キャンプ泊やコテージ泊を楽しみつつ、屋久島のきれいな海をのんびり満喫するなんてプランもいいでしょう。アクセスですが、行きは栗生行きのバスに乗りましょう。日帰りを予定している方は、帰りの時間帯にバスがないので、タクシーを予約しておくと便利です。

42.海の生き物を間近で観察!天然の水族館「春田浜海水浴場」

屋久島の東岸部、安房地区にある春田浜。夏は海水浴場としてにぎわいます。干潮時にできる水たまり(タイドプール)があるので、小さい子供でも安心して海水浴が楽しめます。海の動植物なども近くで見ることも可能です。屋久島観光はどちらかというと山側がメインなので、昼間は人が少なくのんびり海を楽しめますよ。

43.観光からお土産まで屋久島の情報がいっぱい「屋久島観光センター」

出典: Hajime NAKANO

宮之浦港にある、お土産を買うのに便利な屋久島観光センター。屋久島観光情報の発信地として多くの人に利用されています。ショップ内では、スタッフさんが屋久島の最新観光情報を丁寧に教えてくれます。登山の計画から宿泊案内、ツアーの受付から天気予報、交通情報など、必要な情報はなんでもそろうので、積極的に活用しましょう。

また、2Fには食事処のほかアウトドア用品のレンタルショップがあります。地元の美味しい料理を堪能するのはもちろん、レンタサイクルやキャンプ道具、トレッキングに必要な各種アイテムを一式手配ができるので、自前の道具を持っていかなくとも屋久島の自然を存分に観光することができますよ。

1Fのお土産売り場にはなんと、5000点もの商品がずらりと並びます。屋久島の美味しいお菓子のほか、地元の海産物や農産物、屋久島産の焼酎、屋久杉製品など、プレゼントしてよろこばれるものばかりです。船で帰る方は観光の最後、ここで一通り購入するのが楽ですよ。

44.エコガイドツアーを申し込むなら「屋久島メッセンジャー」

屋久島メッセンジャーは、屋久島の最新トレンドを島内外に発信する会社です。「forestin’gear」と呼ばれるアウトドアブランの直営店運営にはじまり、そのオンラインショップ、エコガイドツアー、法人向けのプランコーディネート、広告プランニング、メモリアル・ロケ撮影、カフェの運営など、屋久島の魅力を世界に発信するお仕事・サポートを手広くやっています。

観光スポットという訳ではありませんが、現地産のフルーツを使ったジュースを飲んだり、お洒落なデザインのお土産を買ったりと、形や記憶に残る旅の思い出を手にすることができるので、足を運んで損はありませんよ。

またエコツアーですが、登山、トレッキング、滝巡り、森歩き&観察会など、とにかくバリエーションが豊富です。お金と体力に余裕があれば、要望に応じた「プライベート&カスタマイズツアー」もプランニングしてくれます。

◎まとめ

内地ではなかなか身近に見ることができない、孤島の大自然を体験できる場所「屋久島」。ぜひ足を運んでもらいたい観光スポットを紹介しましたが、行ってみたいと思える場所はあったでしょうか?いずれにしても、1回の観光ではなかなか回り切れないほど魅力的な場所がたくさんあります。1度と言わず2回、3回と足を運べば、毎回新しい発見があります。それが屋久島です。ぜひ何回でも訪れてみてください。

※記事内で紹介したサービスおよび商品の価格は2016年10月14日現在の情報です。諸事情で変更が出る可能性がありますので、あらかじめご了承ください。

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