映画『ミッドサマー』で話題!スウェーデンの夏至祭「ミッドソンマル」とは?

映画『ミッドサマー』で話題!スウェーデンの夏至祭「ミッドソンマル」とは?

2020年、日本で公開されたアメリカ・スウェーデン合作のホラー映画『ミッドサマー(原題:Midsommar)』。
一日中日が沈まないスウェーデンの「白夜」の地域が舞台の本作は、眼をそむけたくなるような衝撃的なストーリー展開に相反し、ホラーとは思えないカラフルで可愛らしい世界観のギャップに大きな注目を集めました。
そんなミッドサマーはスウェーデンの伝統的な行事、「夏至祭(スウェーデン語:ミッドソンマル、Midsommar)」が舞台になっています。


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目次

映画『ミッドサマー』で話題!スウェーデンの夏至祭「ミッドソンマル」とは?

スウェーデンの夏至祭「ミッドソンマル」とは?

映画『ミッドサマー』では、アメリカの大学生のグループがメンバーの一人の故郷・スウェーデンのホルガ村で開かれる90年に一度の夏至祭に招かれるストーリー。実はこの村人たちはカルト的な信仰をしていて、大学生たちも徐々にその異質な文化やしきたりに巻き込まれ翻弄されていきます。

ちなみに『ホルガ村』という名前の村はスウェーデンに実在します...。

この映画を見るとスウェーデンの夏至祭に対して恐ろしいイメージを持ってしまうかもしれませんが、実際の夏至祭はとっても平和な行事!
スウェーデンをはじめとする北欧の国々では、クリスマスやイースターなどと同様に1年の中のビックイベントになっています。

▽映画の影響でスウェーデンの夏至祭=怖いと思う人が続出!

夏至祭で何をする?

出典: Carles Tomás Martí

夏至祭とは名前の通り夏の到来を祝うお祭り。元々はキリスト教の洗礼者ヨハネの誕生日を祝うためのものでした。現在では毎年6月24日に一番近い金曜日と土曜日が祝日になり、お祭りが行われます。

スウェーデンの夏至祭の特徴といえば『メイポール』!自然の草花で飾られた白樺の柱のことで、この周りを民族音楽などに合わせて回りながらダンスしたり、ゲームをしたりします。『ミッドサマー』でも主人公の大学生・ダニーが参加し、物語の重要なシーンとして用いられていました。もちろん、実際は変な薬を飲まされるということもありません!

△もっとも定番のダンスは『カエルのダンス』。映画では不安を煽るような奇妙な音楽が流れていましたが、実際はかなり愉快で平和なダンスですね。大人も子供も関係なくみんなで踊って夏の到来を喜び合います。

子どもや女性たちは手作りの色とりどりの花冠をつけます。スウェーデンでは夏至祭の前日に7種類の草花を枕の下に置いて寝ると、将来の結婚相手を夢で見ることができる言い伝えがあるんだそう。衣装は普段の私服でOKの場所から、その町の民族衣装でそろえる場所まで、それぞれの特色があります。

踊った後はみんなでごちそう!

ダンスを終えた後はみんなでごちそうをいただきます。
夏至祭ではいちごを食べることが風習となっていて、この時期には多くのお店でたくさんいちごが販売されます。そのためか、いちごの値段が高騰することも。
いちごといえば、日本では冬の果物ですが、スウェーデンでは夏の味覚なんです。

その他ニシンの酢漬けや新じゃがいもなどごちそうが並びます。大人たちはお酒を交えながら語り明かすこともあるそうです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?日本ではまだなじみの薄い「夏至祭」。映画を見たら、作品の舞台となった場所の背景まで調べてみるのも面白いですよね。
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