高松市庵治町の観光8選 四国北端の町は一人でもカップルでも楽しめる!

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高松市庵治町の観光8選 四国北端の町は一人でもカップルでも楽しめる!

香川県庵治町は、香川県の中でも瀬戸内海に面した町であり、温暖な気候や海という自然がもたらす恵みに魅力を感じ、高松市のベッドタウンとして人口の増加もある町です。香川県高松市の屋島も源平合戦では有名な土地ですが、実はここ、庵治町もたくさんの源平合戦の旧跡が残っている場所。そんな庵治町の観光スポットを巡る旅へ、出かけてみましょう。

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高松市庵治町の観光8選 四国北端の町は一人でもカップルでも楽しめる!

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◎庵治町ってどんなところ?

庵治町は、四国の北東部、香川県高松市の東隣に位置しています。名部と北部に丘陵があり、中央に平地が開けているので農業も盛ん。さらに瀬戸内海に面しているために、昔から漁業が盛んでした。

また、瀬戸内海気候を代表するような土地なので、緯度の割に気温が高いために温暖で非常に過ごしやすい気候。さらに降水量が少ないため、大雨などに悩まされることもなく、日照時間が長いので農作物がよく育ち、太陽光発電装置がバッチリ発電する…そんな土地です。しかし、漁業よりも最近目立って伸びてきたもの、それが庵治町の観光業。庵治町の細かい魅力を紐解いていきましょう。

1.鉄道マニアにはたまらないコトデン志度線

コトデン志度線。正式名称は「高松琴平電気鉄道志度線」。香川県高松市の瓦町益と香川県さぬき市の琴電志度駅を結ぶ鉄道路線のことで、沿線には、屋島、八栗山、志度寺など日本全国から観光客が訪れる名所があります。

全線に渡って国道11号が並行して走っており、そのほとんどから海が眺められ、さらに全ての車両のカラーはローズピンクという面白い電車です。さらに興味深いことに、コトデンは日本中から古い鉄道車両を集めているため、鉄道マニアならコトデンの事を知らない人はいない、という程有名なのです。

今は、自動車で旅行に出かける人が多いかもしれませんが、庵治町に行った時には、一度はコトデン志度線に乗車してみることをお勧めします。

2.ビーチコーミング

聞き慣れない言葉かもしれません。ビーチコーミングとは、砂浜で、流木や貝殻などの漂流物を広い集める遊びのこと。庵治の海は瀬戸内海。特に庵治半島の海は潮の流れが速いため、透明度が高く、沿岸はエメラルドグリーンで沖に出ていくに従って濃いグリーンへと変わり、そのグラデーションの美しさは絶景です。

そんな海だからこそ、砂浜には色々な漂流物が漂着してきます。最近は、環境問題に取り組む人や団体も多いようで、そんな観点からもビーチコーミングが密かなブームともなっているようです。漂流物は、同じ物であっても全く同じ形というものはあり得ません。特に流木は、長い間流されることでものすごく味が出ることでも知られています。

一体この木はどこから、どこを通って流れついたのか、もとはどのような場所に生えていたのだろうかというようなことに思いを馳せ、さらに流木を使って何かのアートを造ってみても面白いですよね。また、角が丸くなったビーチグラスや貝殻を集めると、お手軽にアクセサリーづくりも出来ます。ただ、砂浜とはいっても潮の流れが速いので、海水浴は注意した方が良さそうです。

3.竹居観音岬と投げ釣り

海といえば釣り。ただ、道具を持っていない人の場合、観光で釣りを楽しむことは、旅行会社が立てるようなプランじゃないと難しいかもしれません。しかし、魚が好きな人だったら、早朝の海に一度は訪れてみると良いでしょう。

観光で訪れた場合にはどこの海でよく釣れているのか分からないものです。そういう時には、地元の釣り具屋さんに聞けば解決します。

よく、釣りをしている場所といえば、竹居観音岬の浜などは有名。さらに投げ釣りではなく、渡り船で磯釣りを楽しむ人も多いのが庵治半島の伝統のようなので、もしどうしても体験してみたい場合には、宿泊する宿か観光案内所に聞いてみることをお勧め。

竹居観音岬は、四国本土最北端の地としても有名。庵治半島沿いに車を走らせると、突然出てくるのが「竹居観音」という赤いのぼり。車のすれ違いが困難な急坂を下るので注意が必要ですが、下った先にはノスタルジックな時計台があります。この岬は、江戸時代に高松城の鬼門の守り神として、岬に観音石像を祀ったことが始まりだという説も。断崖の岩肌に沿って、細い道を岬の突端まで行ってみると洞窟。もちろん、ただの洞窟ではなく、中に馬頭観世音菩薩が祀られております。

4.庵治太鼓の鼻キャンプ場

庵治の町の国道沿いに点在している砂浜は、夏になれば海水浴を楽しもうとする観光客や地元の人で一気にカラフルになります。浮き輪を持った子ども達もいれば、水着の若者たちもいて、見ているだけでも楽しくなりそうなほど。ただし、潮の流れが速いために遊泳禁止の場所もあるので注意しましょう。

そして、海で遊んだあとにはなんといってもキャンプ。ここ「太鼓の鼻キャンプ場」では、キャンプサイトだけではなくバンガローや自炊施設もあるため、全部自分達でやりたいという本格的なキャンパーはもちろん、バンガローであれば寝るだけのものがあれば十分なのでキャンプに慣れていない人でも楽しめます。

さらに、このキャンプ場にはなんといっても海水浴を楽しむことがメインの場所なので、温水シャワーを完備。もちろん、AC電源もあります。レンタル用具としてテント、テーブル、椅子、タープもありますので、バンガローに泊まり寝袋を借りるなら、食事さえ用意できれば手ぶらで利用することも。

5.恋人の聖地「城岬(しろばな)公園」

日本各地に「恋人の聖地」は点在していますが、城岬公園の特徴は、なんといっても源平合戦の舞台となった屋島を背景とする瀬戸内海の美しい景色。キレイに整備された公園では、家族連れはもちろんのこと、一番のメインでもある恋人同士のために用意されたともいえる夕陽を見るカップルも多くいます。プロポーズに相応しいデートスポットとして「恋人の聖地100選」に選ばれているのです。

また、夫婦水入らずの観光で訪れて、付き合っていた頃の愛情を思い返すのも素敵ですよね。公園内にある「純愛ロード」は、前述した恋人の聖地100選に選ばれた記念に造られた、約70mの歩道。海岸沿いにのびていくこの道は、映画のフィルムに見立てた石坂の道となっており、そこには愛のメッセージが刻まれているのです。

週末は、釣りを楽しむ人や家族連れの観光客も多く訪れるため、ロマンチックに二人だけという訳にはいかないかもしれませんが、純愛ロードの途中にあるハート型の石ベンチに二人で腰を掛け、最もキレイと言われる春秋の夕陽を眺めれば、二人の幸せはもう約束されたようなもの。

是非、観光の愛の思い出として心の一ページに刻むことをお勧めします。

6.活き活き日曜市

毎週日曜日だけ開かれる魚市は、庵治漁協が主催となって開催している市場。市場の魅力は、なんといっても新鮮なものが割安で手に入ること。もちろん、この活き活き日曜市でも市販の2~3割引きの価格で購入出来るので、地元の人からも大人気。観光で訪れた場合には、ぜひ訪れてみたい場所。ただ、8時から開催しているこの市場、わずか15分で売り切れてしまうお店もあるというから、時間は厳守したいところですね。

もちろん、鮮魚だけではなく干物コーナーや新鮮野菜コーナーもあり、さらに漁協の婦人部の方がその場で揚げてくれている魚や野菜の天ぷらは、アツアツで最高に美味。中には、元気に泳ぎ回っているイイダコも売られていますが、さすがにそのまま持ち帰って調理するのはちょっと…という方には、漁師さんがきちんと締めてくれるので安心です。荒天の場合には中止されることもあるため、前日の16時以降に公式ホームページを必ずチェックしてから出かけましょう。

7.レザーアイテムをオーダーメイド「くらふと風船葛」

革作家である藤本玲湧(あきよ)さんの工房で行われているのは、オーダーメイドで注文することが出来る革製品の製作。革に魅了されて20年という藤本さんの作る作品は、クラフト感たっぷりで非常に個性的だと人気。特にカービング細工でつくる浮世絵や和柄のモチーフ作品には、根強い人気があります。

革製品は、使い込むことで味が出てくるものなので、もしもオーダーで注文する場合には、作ったばかりの形だけを思い浮かべるのではなく、使いこんできた時にどんな様相になるかを想像できると、より楽しく待つことが出来るでしょう。

8.歯ART美術館

和田精密歯研株式会社が私設している美術館です。その名のとおり「歯」をモチーフとしたアート作品がズラッと並んでいます。また実際の治療で用いられる差し歯やインプラントなど、最新の技術を用いた用具も展示されているため、訪れる人をなごませながらも驚きも与えてくれます。必見は、一億五千万円の入れ歯のオブジェ。ちょっと引いてしまう人もいるかもしれませんが、観光のネタとして必ず見ておいた方が良さそうです。

歯だけではなく、美術工芸品やレトロなカメラの展示などもありますので、色々な世代が楽しめるでしょう。子どもが書いたむし歯予防のポスターなども展示されているため、家族連れでも大丈夫です。館内には喫茶室もありますので、観賞のあとにキレイな海を眺めながらゆっくりとお茶が飲めるのも魅力ですね。また、展示・撮影会など色々な企画も行っていますので、事前にホームページで確認するか問い合わせをしておくと、より楽しむことが出来るでしょう。

◎まとめ

四国最北端の町、庵治町を楽しみ尽くすのはいかがでしたか。食に遊び、鉄道に芸術鑑賞と、庵治町を味わい尽くすには一日では足りないでしょう。ぜひ、ゆっくりと訪れる計画を立て、それぞれの観光スポットを心行くまで楽しんでみてはいかがでしょうか。

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