いわき湯本温泉で観光!日本三古泉の歴史散策と湯めぐり観光6選

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いわき湯本温泉で観光!日本三古泉の歴史散策と湯めぐり観光6選

福島県南部にある「いわき湯本温泉」は、都心からのアクセスが便利な人気観光地です。女性観光客も多く、色とりどりの浴衣をまとった艶やかな姿が花を咲かせています。そんないわき湯本温泉は、「日本三古泉」にも数えられるほど歴史の長い温泉地。『日本書紀』や『風土記』などにも登場し、江戸時代の頃にはすでに2万人の観光客が足を運んでいたとか。自慢の硫黄泉の温泉に浸かって歴史にも触れられる観光プランはいかがでしょうか?

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いわき湯本温泉で観光!日本三古泉の歴史散策と湯めぐり観光6選

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1.さはこの湯

いわき湯本温泉には3つの共同浴場があります。すべて同じ源泉を使用していますが、その中でもいわき湯本温泉のシンボルと言えるのが「さはこ湯」。観光客に人気の秘密はその外観にあります。火の見櫓(やぐら)をモチーフにした木造の建物は、温泉街でもひときわ目を引く存在です。

観光客にも評判の浴場は八角形の大浴槽。「幸福の湯」と呼ばれていて、この大きな浴槽にはぬる湯と小さな浴槽の熱湯があります。いわき湯本温泉の源泉は約60度!さすがに熱湯に慣れていない観光客はなかなか勇気がいるでしょう。他には打たせ湯がある岩風呂の「宝の湯」があります。お湯はさらりとした含硫黄ーナトリウム硫化塩・塩化物泉。婦人病や神経痛・皮膚病に効果がありますよ。

2.みゆきの湯

歴史あるいわき湯本温泉ですが、駅周辺は大正時代の面影を残しているような街灯や彫刻が設置されています。そんな大正ロマンあふれる雰囲気に溶け込むように造られた「みゆきの湯」は、洋と和を融合させたデザインです。屋根には歴史あるこの地域の一大産業であった常磐炭鉱の石炭。外壁のレンガは、いわき湯本温泉にあったレンガ工場をイメージしています。

ロビーの梁(はり)の杉材も、いわき湯本地区の山林から切り出したということから、地元愛が感じられるでしょう。浴槽はさはこの湯と同じく高温と常温の2種類があり、湯上りには地元のヒノキ材を使用している休憩室でのんびり休むこともできます。

3.上の湯

いわき湯本温泉にある共同浴場の中では、比較的観光客の訪問が少なく地元の人に愛されている温泉です。お湯の良さは、多くの温泉ファンから好評。こじんまりとした造りの浴槽は、3~4人も入ればいっぱいになってしまいそうな大きさです。

「上の湯」はいわき湯本温泉の中心街から少し離れた住宅街の中にある、モルタル塗りの2階建ての建物。1階が上の湯で、その2階は地域の集会場になっています。そんな場所柄、常連さんの地元の人と触れ合いあがら、福島弁の飛び交う中でゆっくりと自慢のお湯に浸かるのも粋ですね。料金は100円。3つの共同浴場の中では最安値です。アットホームな浴場に一度立ち寄ってみてくださいね。

4.温泉神社

いわき湯本温泉を見守るようにそびえ立つ「温泉神社」。全国に7社ある延喜式内温泉神社の1社です。温泉街から石段を登ると到着するこの観光スポットは、いわき湯本温泉よりも4km西にそびえる佐波古峰(さはこみね)にあったものが、現在の場所に移されました。

参道を進むと階段の下に鳥居が現れ、その鳥居の左わきにある石碑にはお湯が流れ落ちて湯気がたっています。さすがは温泉神社!この神社は地下資源の神・医療を司る神様が祀られていて、いわき湯本温泉の守り神として古くから地元の人に崇拝されています。厄災消除や家内安全、延命長寿などのご利益があることから、一度参拝しに訪れてみるのもいいでしょう。

5.スパリゾートハワイアンズ

出典: ptrktn

いわきはかつて炭鉱の町として栄えていましたが、時代が石炭から石油に変わっていくにつれて町は廃れてしまいました。そんな時に起死回生を狙った一大事業が、「いわきにハワイをつくる!」という驚きの発想をもとに誕生した「スパリゾートハワイアンズ」。今では全国から多くの観光客が足を運ぶ人気レジャー施設となりました。温泉やプール、グルメなど幅広い世代が楽しめるラインラップが豊富に揃っています。

そして、ハワイアンズの目玉「フラガールショー」は必見。映画化され話題になったこのショーは一見の価値ありです。可憐な姿にどんどん引き込まれてしまうでしょう。温泉にプールに、フラガールショー。一日では遊びきれないほど魅力が詰まったレジャー施設ですよ。

5.化石館ほるる

いわき湯本温泉と言えば、常磐炭鉱の歴史を語らずにはいられません。「化石館ほるる」は、当時の炭鉱の歴史資料や貴重な化石などを展示している博物館です。館内のエレベーターも工夫されていて、まるで地下深くに向かっているような感覚。照明や音響など迫力ある演出で訪れた観光客を楽しませています。施設内には実際に触れることができる化石コーナーも。

また、恐竜ファンにはたまらない「フタバサウルススズキイ」の地元とあって、恐竜の化石もありますよ。最近では屋内型の子供遊び場もオープン。アンモナイトの標本が作れるワークショップもあるので、親子揃って楽しめる人気の観光スポットです。

◎まとめ

いわき湯本温泉は炭鉱の歴史ある山あいの静かな温泉地。湯量豊富な源泉の魅力、そして四季折々の自然に溶け込んだ温泉街をのんびり自分らしく歩いてみたいものです。温泉だけではなく、歴史にふれることのできる観光スポットだからこそ、普段よりも時間がゆっくりと流れているように感じます。日本三古泉と呼ばれていた昔を思い、日常を忘れゆったりと観光できるおすすめの観光地です!

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