名称:湯野上温泉駅
住所:福島県南会津郡下郷町大字湯野上字大島乙74
公式・関連サイトURL:https://aizutetsudo.jp/station/yunokamionsen/
福島県南会津下郷町に位置する「湯野上温泉」。どの季節に訪れても楽しめ、見どころもたくさんあり、周辺の観光は「ゆったり会津東武フリーパス」という、鬼怒川温泉エリアから会津エリアのフリー区間内で使用可能なお得なきっぷが便利です。フリー区間内は乗り降り自由で4日間有効なので、日光・会津方面への観光に重宝します。
会津鉄道では、お座敷列車やトロッコ列車も運行しており、いつもと違う列車に揺られて旅情がそそられ、素敵な観光の思い出になりますね。そして、湯野上温泉周辺には日本人の多くが思い浮かべる原風景のような懐かしさを感じる観光スポットがあります。ここでは、湯野上温泉周辺のぜひ訪れておきたい観光スポットをご紹介します。
目次
江戸時代の風情が残ってます!福島県湯野上温泉の観光スポット5選
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1.かやぶき屋根の駅舎・湯野上温泉駅
湯野上温泉の玄関口である「湯野上温泉駅」は、茅葺き屋根の駅舎になっています。昔懐かしい茅葺き屋根の駅舎は日本でも2駅のみ。「東北の駅百選」にも選ばれており、湯野上温泉に行くなら、ぜひ訪れてほしいスポットになっています。
駅の待合室には囲炉裏で火が焚かれています。理由は、茅葺き屋根に集まる虫を煙で追い払うため。その煙が屋根の方から漂う様子も昔話に出てくるような、なんだか懐かしい光景が広がっています。そのような光景が見れるのも、湯野上温泉駅ならでは。ぜひ、観光の記念に写真を撮っておきましょう。
湯野上温泉駅は春にホーム沿いの桜並木が美しく、桜の名所としても有名です。桜の時期に合わせて、観光にいくのもいいですね!また、夏の山々の緑も、秋の紅葉も、冬の雪景色も、年間通して情緒たっぷりの景色を堪能できます。
駅出入り口とホームの2か所には「手湯」が設置されています。樽に源泉かけ流しの湯がたっぷり入っていますよ。寒い冬に観光に訪れた際は、手湯で手を暖めましょう。酒樽に温泉が入っているのは、地酒も美味しい福島らしいですよね!
また、足湯「親子地蔵尊の湯」もあります。駅構内からも入れるようになっており、列車を待ち時間や観光の休憩に、足湯につかって束の間の休息をすることもできますよ。
2.湯の神の棲むところ・湯野上温泉
湯野上温泉は日本有数の透明度の高さを誇る温泉です。大川ラインの中央部に位置しており、大川渓谷の美しい景色も堪能できます。大川の渓谷沿いに複数の旅館や民宿があり、温泉街には足湯もあります。湯野上温泉の泉質は弱アルカリ単純泉で、マイナスイオン濃度も高く、体の芯までよく温まります。神経痛、筋肉痛、関節痛、冷え性、美肌効果、疲労回復の効能があるといわれています。
湯野上温泉街では「ゆめぐり物語」という3ヶ所の温泉を楽しめる企画が行われます。こけしの形をしている「入湯手形」を購入し、ゆめぐり物語の案内看板が出ている宿のお風呂に入浴できます。温泉街を散歩しながら湯巡りも楽しめので、湯野上温泉の観光プランにいれてみましょう。
名称:湯野上温泉
住所:福島県南会津郡下郷町大字湯野上字大島82−2
公式・関連サイトURL:https://yunokami.com/
3.湯野上温泉郷の中央を流れる・大川渓谷ライン(塔のへつり)
「大川渓谷ライン」は、湯野上温泉郷の中央に大川が流れ、河岸には変わった形をした大きな岩がそびえる渓谷です。大川渓谷の奇妙な形の岩たちは100万年ほどの長い時をかけて自然につくられました。川の流れによる侵食や風化の作用によって現在の形になりました。
今も少しずつ侵食されており、数万年後にはまた今とは形を変えているかもしれないと思うと自然のすごさには驚くばかりです。それぞれの岩に名前もついているので、湯野上温泉で地元の人に、訪ねてみるのも観光の醍醐味ですよね!
この大川渓谷ラインの中でも最も有名なのは「塔のへつり」で、こちらは国の天然記念物にも指定されています。塔の形が立ち並ぶ断崖という意味から「塔のへつり」という名がつけられました。「へつり」とはこの地元の言葉で険しいという意味。大川の上に吊橋がかかっていたり、岩の下に遊歩道があったりと、「塔のへつり」を間近に堪能できます。
近くには会津鉄道の「塔のへつり駅」という、可愛らしいこけしがお出迎えしてくれる無人駅があり、そこからは徒歩で3分ほど。こちらの駅も東北の駅百選に選ばれている、情緒のある素敵な駅なので、湯野上温泉に行くときの観光スポットとして人気があります。
名称:大川渓谷ライン(塔のへつり)
住所:福島県南会津郡下郷町弥五島下タ林5316
公式・関連サイトURL:https://shimogo.jp/sightseeing/tonohetsuri/
4.国天然記念物・中山風穴地特殊植物群落
湯野上温泉駅から徒歩で30分ほどのところにある、天然記念物「中山風穴地特殊植物群落」。標高500から600mほどのところに大小いろいろの風穴があり、地表のすき間から冷たい風が吹いています。周辺の気温は低く、夏でもかなり涼しいので、暑い夏に観光に訪れたのなら、涼しみに行くのもいいですね!
冷気のためか、通常ではもっと標高が高いところに生えるような高山植物などが群生しています。道中には季節ごとに様々な高山植物が生息しているので、自然の中の散策を楽しみながら行きましょう。また、数種類のハイキングコースが整備されていますので、体力に合わせてコースを選んで歩いてみてくださいね。
名称:中山風穴地特殊植物群落
住所:福島県南会津郡下郷町大字湯野上字沼袋乙
公式・関連サイトURL:https://www.tif.ne.jp/jp/spot.html?spot=1562
5.江戸時代の宿場町・大内宿
「大内宿」は、江戸時代の宿場町の風景が残っている場所で、重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。湯野上温泉の歴史に触れる観光をしたいという方におすすめのスポットです。
道の両側に清流が流れ、その小川にかかった橋の向こうに茅葺き屋根の建物が連なった町並みは、今では大変貴重です。小川の清流の音は「日本の音風景100選」にも選ばれています。かつては参勤交代のご一行様が大内宿で休まれており、江戸へ繋がる重要な街道でした。昔ながらの歴史が残る大内宿は、江戸時代の住人になった気分を味わえますよ。
名称:大内宿
住所:福島県南会津郡下郷町大字大内字山本
◎まとめ
湯野上温泉周辺には、今回紹介したところ以外にも、たくさんの観光スポットがあります。雪国だから冬に、湯野上温泉周辺に観光で訪れるには厳しそう…というイメージもあるかと思いますが、茅葺き屋根や渓谷に積もる雪の光景を眺めて、温泉で温まるという観光の楽しみもありますよ。
季節ごとに様々な素晴らしい景色を見せてくれる周囲の山々や渓谷、湯野上温泉駅や大内宿の茅葺き屋根、囲炉裏などの古き良き日本の風景と温かい湯野上温泉。どの季節に観光に行っても、ほっこりと癒され、楽しめる旅行になります。ぜひ、今回ご紹介したスポットを参考に自分に合ったプランを立てましょう!
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