阿寒ユーカラ「ロストカムイ」が4月1日にリニューアル！

阿寒湖アイヌシアター「イコㇿ」で開催されているデジタルアートと現代舞踊・伝統的なアイヌ古式舞踊を融合した阿寒ユーカラ「ロストカムイ」が2020年4月1日よりリニューアルされます。

ロストカムイは「イコロ」を代表する演目で、エゾオオカミとアイヌの共生を描いた物語です。自然との共生をしてきたアイヌの歌や踊りと現代舞踊の融合は見事ですよ。

「ロストカムイ」は、1年間公演を行ってきましたが、このたび見るたびにアイヌ文化を深く理解できるようにヴァージョンアップ。すでにご覧になった方も楽しめる構成になっていますよ。

※こちらの情報は2020年3月31日時点のものとなります。コロナウイルスによる影響で中止となる可能性があるため、詳しいお知らせは運営サイトをご確認のほどお願い致します。

夏木マリさんが監修、一流ダンサー・プロデューサーが演出

この公演の演出サポートとナレーションを行うのは、俳優の夏木マリさん。ご存じの方も多いと思いますが、数々の舞台やテレビドラマ、映画などで精力的に活動を続けていらっしゃる方ですね。

音楽は斉藤ノヴさん（パーカッショニスト、サウンドプロデューサー）とKuniyuki Takahashi さんが担当。斉藤さんは、中島みゆきさんや松任谷由実さん、福山雅治さんのコンサートの音楽を担当され、特にサザンオールスターズの「勝手にシンドバッド」のアレンジは高評価を受けました。

小㞍健太さん（ダンサー）は振り付けを担当。ネザーランド・ダンス・シアター1に日本人男性と初めて入団するなど世界的に活躍されています。

公演時間、料金

・2020年4月1日～4月28日土日祝日のみ15時 / 毎日21時（2公演）
・2020年4月29日～10月31日毎日15時 /21時（2公演）

上演時間：約40分　当日入場料：大人2200円 / 小学生600円

阿寒湖アイヌシアター「イコㇿ」とは？

シアターの名前ともなっている「イコロ」とはアイヌ語で「宝」という意味。日本初のアイヌ文化専用屋内劇場として2012年に開業しました。ユネスコ世界無形文化遺産である「アイヌ古式舞踊」を伝承するのが目的です。

この周辺には今でも120人ほどのアイヌの方々が住んでいます。

自然との共存を大切にしてきたアイヌの人々

北海道が日本の「和人」によって開拓されるはるか以前からアイヌの人々は北海道の自然と共存・共栄しながら生きてきました。21世紀になった現在、世界では環境破壊が続いています。そんな時だからこそ、自然に感謝し、共に生きるアイヌの人々の生き方を学ぶ必要があるのではないでしょうか。

画像提供：釧路市
本サイトの無断複写（コピー）・複製・転載を禁じます。

※こちらの情報は2020年3月31日時点のものとなります。コロナウイルスによる影響で中止となる可能性があるため、詳しいお知らせは運営サイトをご確認のほどお願い致します。