忠犬ハチ公の故郷!大館観光で神秘的絶景と歴史建築めぐり5選

忠犬ハチ公の故郷!大館観光で神秘的絶景と歴史建築めぐり5選

あの「忠犬ハチ公」が生まれた町として有名な大館は、豊かな自然や趣ある歴史的建造物など秋田でも見所の多い観光地の一つです。しかし、新幹線が止まらないことや県内の他の地域に有名な観光地が多いため、なかなか大館に足をのばす機会がないというのも事実。でも実は、羽田空港から70分足らずで行けてしまうんですよ。週末の弾丸トリップにもぴったりの大館。自然と歴史とハチ公まで、魅力満載の大館観光名所をご紹介します。

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忠犬ハチ公の故郷!大館観光で神秘的絶景と歴史建築めぐり5選

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1.「忠犬ハチ公」に会える場所 -秋田犬会館-(秋田県大館市)

「忠犬ハチ公」秋田犬会館

まずは、大館一の有名犬「忠犬ハチ公」ゆかりの地からご紹介。

大館市内では、ハチ公をモデルにした銅像やモニュメントを至る所で見ることができます。おそらく皆さんが最初に目にするであろう大館駅1番ホーム内のハチ公神社から始まり、大館駅前のハチ公、大館市大子内(おおしない)にある飼い主であった齋藤さん宅前のハチ公、市内の公園のハチ公など、市内散策の間に目にするハチ公は数知れず!大館市民にとても愛されているのがわかります。

そんな数あるハチ公と出会える場所の中でおすすめしたい観光スポットは、秋田犬会館です。こちらの会館前にあるハチ公像は「望郷のハチ公像」と呼ばれ、晩年のハチ公をモデルにしています。

他のハチ公像との大きな違いは、その穏やかな表情!ハチ公像は、その優しい気性を反映してどれも穏やかな表情をしていますが、やはり晩年のハチ公をモチーフとしている分、その佇まいが印象的です。

少しずつ表情や佇まいが異なる「ハチ公」たち。大館に到着したら、ぜひお気に入りの一頭を探してみてくださいね。

2.田代岳県立自然公園(秋田県大館市)

田代岳県立自然公園

アウトドア派の方におすすめしたい観光スポットが、世界遺産・白神山地に属する「田代岳県立自然公園」です。

約1,850ヘクタールもの広大な敷地内には、トレッキングコースとして多くの登山家に親しまれている田代岳を中心に、岩瀬川渓流や五色湖、五色の滝など雄大な自然を楽しめる観光名所が点在しています。大館能代空港から車で約15分ほどで気軽に訪れることができるのも、嬉しい観光ポイント。

2-1.田代岳

田代岳は、頂上部が平らで高層湿原が広がるその神秘的な景色から、「雲上のアラスカ庭園」とも呼ばれています。山麓から出発すると、9合目付近からがらりとその景色が変わるのに気づきます。池塘(ちとう)と呼ばれる泥炭層にできる大小様々な池沼が120以上も散在する様は、まさに絶景!池塘に咲く「ミツガシワ」など高山植物が多数生息し、地上と切り離された雲上の楽園が広がります。

また、古くから五穀豊穣の神「白髭直日神」が祀られ水田信仰が深い田代岳は、山そのものが御神体であるとして地元の人々の守り神とされてきました。山頂にある田代山神社では、今でも毎年半夏生(はんげしょう)の日には例大祭が行われ、観光の見所の一つとなっています。半夏生とは、太陽が黄経100度を通過する日のことで、毎年7月2日頃に訪れます。

秋田県の選択無形民俗文化財にも指定されている「作占い」や「サンゴうち」など、普段なかなか見ることができない稲作の豊凶を占う神事を、観光客と地元の人々が一緒に楽しめる一日ですよ。」

2-2.岩瀬川渓流

ご紹介した田代岳を始め、周囲の山々からの清流を集めて五色湖へと注ぐのが「岩瀬川」です。上流には「五色湖(山瀬ダム)」「糸滝」「三階の滝」「四階の滝」「五色の滝」などの観光名所が盛りだくさん!

五色の滝は、田代岳へ続く登山口へ向かう途中の林道で見ることができますよ。田代の自然を丸ごと満喫するなら、五色湖周辺のキャンプ場やロッジに宿泊するのがおすすめです。

田代岳と岩瀬川渓流、どちらもめったに見ることのできない絶景の連続なので、観光の際はカメラをお忘れなく!

3.芝谷地湿原(秋田県大館市)

芝谷地湿原

自然を満喫したいけど登山は苦手…という方におすすめなのが、低層湿原地帯である「芝谷地湿原」です。面積約6.6ヘクタールの湿原で、散策路は30分〜40分ほどで回ることができる観光エリアです。

国の天然記念物にも指定されているこの一帯では、ノハナショウブやモウセンゴケなど多様な湿原植物を間近で観察することができます。食虫植物が多く群生しているのもこの湿地の特徴で、まるで植物図鑑をひっくり返したような興味深い光景が広がっています。

また、湿原の北側はオオイヌノハナヒゲ群落、西側はアゼスゲ群落、中央はヨシ純群落といったふうに、場所によって植生が異なるので、ぐるぐる回って違いを楽しむのも面白いですよ。

まるで小学生の夏休みに戻ったかのような時間が過ごせる「芝谷地湿原」。半日もあればまわれてしまう大館の穴場スポットなので、ぜひ、観光プランの一つに加えてみてください。

4.桜櫓館(秋田県大館市)

大館市中観光なら、歴史的建造物めぐりがおすすめです。まずご紹介するのは「桜櫓館(おうろうかん)」。

国の有形文化財にも指定されている桜櫓館は、市制施行前の大館市において最後の町長を務めた桜場文蔵氏の私邸でした。風情ある佇まいが素敵なこの邸宅の見どころは、二階の屋根から突き出した展望台!

また、この地方名産である秋田杉からつくった長押をはじめ、あらゆる木材が継ぎ足しなしの長尺を使用している点も注目の観光ポイントです。そして、細部までこだわった繊細なデザインも見どころの一つ。障子や手すりまで、ぜひじっくりご覧ください。

最後に、この建物を出るとき、建築好き・歴史好きの方にぜひ注目してほしい観光ポイントがあります。「武家屋敷」というと同じ秋田でも角館が有名ですが、実はこの桜櫓館でもその名残を見ることができます。それが、玄関の「起り破風(ムクリハフ)」です。思わず一礼したくなるような格式高い玄関、お帰りの際は頭上を見上げるのを忘れずに!

5.鳥潟会館(秋田県大館市)

「鳥潟会館」は歴史的観光スポットです。しっとりとした和の雰囲気が漂っていて、女子旅にもおすすめですよ。鳥潟家は江戸時代の慶長年間より続く旧家です。随所に京風の意匠を取り入れた現在の建物と庭園は、昭和11年から約5年の歳月をかけて1,000人を超える京都の大工・左官・職人の手によって改築されました。

華やかで優美な趣ある佇まいが人気の観光名所で、池を中心とした純和風庭園の彩りを楽しむなら、ツツジが咲き乱れる春や紅葉が見事な秋がおすすめです。もちろん、幻想的な銀世界を楽しめる冬の庭園も、みちのく大館ならではの風情があって格別です。

観光地にありながら、外界から遮断された広々とした趣ある空間は、観光の途中でほっと一息つける癒しスポット。気心の知れた女友達と、あるいは一人でのんびりと観光してみてくださいね。

◎まとめ

東京から飛行機で70分。雄大な自然とみちのくの歴史に触れる秋田・大館のおすすめ観光地をご紹介しました。

週末弾丸トリップを計画するなら、一日は田代岳トレッキングと五色湖散策、一日は大館市中でのんびり歴史めぐりの観光プランがおすすめ。見どころは割りとかたまっていますが、なんせエリアが広大なので、あまり移動は含めず一つ一つの観光エリアを思いっきり堪能するのが満喫ポイントですよ。

もし、長期休暇で秋田を縦断する予定なら、大館から角館までは、ぜひ「内陸縦貫鉄道」にご乗車を。有名な赤い鉄橋を始め、のどかな田園風景や美しい渓流など秋田の観光名所をハイライトで楽しめます。

運動不足気味のワーカーのみなさん!今週末は、ぜひ大館の自然の中で思いっきりリフレッシュを!

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