島根県のご当地グルメ7選!

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島根県のご当地グルメ7選!

神が集まる「神在月」の伝承が有名な出雲を中心に、古代より文化が栄えた島根県。東西に渡る日本海沿岸では魚介類が豊富に獲れ、県の魚であるトビウオ(アゴ)の郷土料理や干物が好評です。また漁獲量日本一のシジミ、日本三大そばの出雲そばなど、島根県のご当地グルメをご紹介!

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島根県のご当地グルメ7選!

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島根県の食文化について

島根にある出雲市の漁港

縁結びの神様として有名な島根県の観光スポット、出雲大社。
島根は八百万の神が集まる地と言われ、パワースポットとして注目を集めています。
しかし一方では、出雲大社があること以外は島根についてあまり知られていないことも事実です。

島根といえば出雲大社や神様といったイメージが強いですが、他には海や山などの自然が多いという特徴もあります。
特に島根で獲れる海の幸はおいしいと評判であり、それらを最大限に生かしたご当地グルメも島根を楽しむ醍醐味の1つです。

出雲そば

出雲そば

島根県の中東部、出雲エリアを代表するご当地グルメが出雲そばです。
一般的なそばとは違い、出雲そばは見た目が黒っぽいという特徴があります。

通常であれば、そば粉を作るときは殻のむいたそばの実を使用します。
しかし出雲そばは殻のついたそばの実をそのまま使用するため、見た目が黒っぽい色になるのです。

そば本来の風味や食感を楽しむことができ、また栄養価も高いことが出雲そばの魅力です。

おすすめポイント!

割り子そば島根県出雲の郷土料理

出雲そばは、2つの食べ方で楽しむことができます。

・割子そば
・釜揚げそば

茹でた後に水洗いをするため冷たい割子そばと、茹でたそばをそのまま器に盛るため温かい釜揚げそば。
どちらも自分でそばつゆを入れて食べるため、お好みの味に調節して食べることが可能です。

うずめ飯

島根県の西部に位置する津和野の名物が、うずめ飯です。
わさびや海苔、三つ葉などの薬味を乗せたご飯に出汁をかけていただきます。

またうずめ飯の「うずめ」とは、「埋める」という意味。
名前のとおり、ご飯の下には醤油や酒などで味付けされたニンジンやシイタケ、かまぼこなどの具材が埋められています。

おすすめポイント!

島根山口線津和野駅

うずめ飯は、一見するとお茶漬けのような見た目をした料理です。
しかしご飯の下からはたくさんの具材が出てくるため、初めてうずめ飯を食べる方は驚くことでしょう。

またうずめ飯は調理に手間がかかるため、島根県内でもうずめ飯を提供しているお店は多くありません。
ですが島根県の南西にある津和野町では、本場のうずめ飯を味わえるお店が営業しているので、ぜひ行ってみてください。

しじみ汁(宍道湖)

しじみの味噌汁

しじみの漁獲量が全国一、島根県の北東部に位置する宍道湖(しんじこ)。
宍道湖で獲れるヤマトシジミを使ったしじみ汁は、島根を代表する郷土料理です。

しっかりと砂抜きをしたしじみを火にかけ、醤油あるいは味噌で味付けをするのがしじみ知るの特徴。
宍道湖のしじみは身が詰まっていて、また汁にはしじみのダシもよく出ているため香りは格別です。

おすすめポイント!

しじみ

宍道湖では豊富な種類の魚介類が獲れることで有名です。
その中でも特に有名な7種類の魚介類を、「宍道湖七珍(しんじこしっちん)」と呼びます。

宍道湖で獲れるヤマトシジミも、宍道湖七珍の1つ。
名産のしじみを使ったしじみ汁は2007年、農林水産省による郷土料理百選に島根県を代表する郷土料理として出雲そばと共に選ばれました。

焼き鯖(雲南)

焼き鯖(雲南)

島根県の雲南市は、南部には中国山地が広がり、北部は平野に続いているため市内での標高差が大きい地域です。
山間部にある雲南市で有名なグルメは、なんと海の幸を使った焼き鯖。

雲南市名物の焼き鯖は、サバを1匹まるごと串に刺して焼くのが特徴です
身はふっくらとし、香ばしい焼き鯖には旨味がぎっしりと詰まっています。

おすすめポイント!

生サバ

雲南市の郷土料理である焼き鯖は、1匹のサバをまるごと焼き上げる豪快な1品です。
そのまま食べてもおいしいですが、雲南市の焼き鯖の楽しみ方は他にもあります。

地元でよく食べられているのが、焼き鯖をほぐしてちらし寿司やお茶漬けに混ぜて食べるスタイル。
雲南市の人々に愛され続ける焼き鯖は、様々な味わい方があることが魅力です。

あご野焼き

あご(トビウオ)

日本海に面した島根県は、海の幸の宝庫。
特に島根の沿岸全域で豊富に獲れるのがトビウオで、地元では「アゴ」と呼ばれます。

そんなアゴを使った島根の郷土料理が、あご野焼きです。
すりつぶしたアゴの身を酒や塩、砂糖などを加えながら練り、その後ゆっくりと焼き上げるのが伝統的な製法になります。

おすすめポイント!

魚のすり身を棒に巻き付け、焼いて食べるという意味では、あご野焼きはちくわに似たグルメです。
しかしちくわと比べてあご野焼きは非常に大きく、ボリュームは十分。

またあご野焼きは年中食べることができますが、特におすすめなのは原料となるアゴが旬を迎える5月〜7月頃に作られたものです。

松江ラーメン

島根に伝わる昔ながらの味、松江ラーメン。
スープは塩味がスタンダードで、脂が少なくさっぱりとした味わいを楽しめます。
麺はやや縮れた中太、具材にはチャーシューや青ネギ・もやしなどが使用されており、値段もお手頃なのが松江ラーメンの特徴です。
豚骨や鶏ガラでダシをとることが多いですが、中には島根の特産であるしじみでダシをとるラーメン店も存在します。

おすすめポイント!

ラーメンが有名な都道府県といえば北海道や福岡のイメージが強く、島根=ラーメン県という印象を抱く方は少ないです。
しかし島根には出雲そばなどのご当地グルメがあるように、麺類をよく食べる県民です。
近年では島根に開業するラーメン店も増えてきており、松江ラーメンのさらなる発展が期待されます。

出雲ぜんざい

和風スイーツの定番であるぜんざいは、一般的に砂糖で甘く煮た小豆に餅や白玉を合わせて食べるスイーツです。
一方、出雲ぜんざいは小豆を煮るときに砂糖と食塩も使用するため、甘みと塩味の両方を同時に味わうことができます。
また出雲ぜんざいは、一般的なぜんざいと比べて汁が多いことも特徴の1つです。

おすすめポイント!

島根県の出雲市は、ぜんざい発祥の地と呼ばれます。
由来は出雲地方で旧暦の10月に執り行われる「神在祭(かみありさい)」にあり、そのお祭りの際に振る舞われるのが「神在餅(じんざいもち)」です。
この「じんざい」が出雲の方言で訛り、後に「ぜんざい」という名称になって京都へ、そして全国へと伝わったようです。

ぜんざいは出雲で人気のスイーツであり、出雲市内にはおいしい出雲ぜんざいを楽しめるお店がたくさんあります。

まとめ

出雲大社をはじめとして、パワースポットとしてのイメージが強い島根県。
しかし島根には、地元で獲れる海の幸を用いたおいしいグルメもたくさんあります、
島根を観光する際は、食べ歩きをして自分のお気に入りご当地グルメを探してみることも楽しいかもしれません。

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