名称:祖谷のかずら橋
住所:徳島県三好市西祖谷山村善徳162-2
公式・関連サイトURL:https://miyoshi-tourism.jp/spot/iyanokazurabashi/
祖谷(いや)のかずら橋でスリル満点の観光を体験
祖谷(いや)のかずら橋は徳島県三好市にある祖谷温泉エリアの有名な吊り橋です。平家落人伝説が伝えられる場所で、絶景とスリルを味わえる楽しい観光スポットとして人気があります。今回は祖谷のかずら橋の観光ポイント・見どころを紹介します。
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祖谷(いや)のかずら橋でスリル満点の観光を体験
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祖谷のかずら橋とは?平家縁の奇橋
徳島県にある祖谷のかずら橋は、祖谷の渓谷に架かる吊り橋です。日本三奇橋の一つに数えられ、シラクチカズラという植物を編んで作られています。国の重要有形民俗文化財に指定されていて、3年毎に架け替えられる歴史ある橋です。
平家落人ゆかりの祖谷のかずら橋には、山奥の祖谷で暮らし始めた平家一行の伝説が残されています。壇ノ浦で亡くなったとされる幼い安徳天皇は実は影武者で、平国盛らとともに祖谷の地に逃れたと伝えられています。
橋に使われるシラクチカズラの重さは約6トン、幅は2mと狭く長さは45mもあります。下を流れる川の水面からは14mの高さがあり、足元の隙間からは遥か下に川の流れが見えスリル満点ですよ。
かずら橋はライトアップも楽しめる!?
かずら橋は源氏の追っ手が迫った際、植物の吊り橋なら切り落として敵の侵入を防げると設けられたと言われています。
祖谷のかずら橋は夜間にライトアップも行っており、渓谷の暗闇に浮かびあがる吊り橋の姿は幻想的です。レトロバスのツアーでライトアップされた昼間とは違う雰囲気の祖谷のかずら橋も見てみてください。
かずら橋はどこにある?アクセスは?
祖谷のかずら橋は徳島県三好市にある西祖谷地区にあります。最寄り駅はJR大歩危駅で、駅からは四国交通バスで約20分です。大歩危駅のホームには祖谷のかずら橋のミニチュアがあるのでぜひチェックしてみましょう。
祖谷渓谷は日本のチベット、日本三大秘境とも呼ばれる険しい場所なので、バスは峠越えの道を進みます。ただ、道路の道幅は広めでしっかりと舗装されているので自家用車でも不安は少ないでしょう。駐車場を利用する際は橋に近い観光施設「かずら橋夢舞台」の駐車場が便利です。
バスを利用する際は、駅からかずら橋または久保行きに乗車し「かずら橋」か「かずら橋夢舞台」停留所で下車してください。「かずら橋」停留所の横から坂を下り、歩いて数分の場所に祖谷のかずら橋への入り口があります。
子ども連れの方は特に注意!
実はかずら橋は大人でも足がすくむほど、日本一怖い吊り橋とも言われています。水面まで14mという高い場所に架けられているうえ、ギシギシと揺れるので落ちるのではないかと不安や恐怖に襲われる人も少なくありません。吊り橋の踏み板の隙間からは下を流れる川の水が見えます。
踏み板自体が細く、踏み板と踏み板の隙間に広さがあります。歩くたびに吊り橋全体が揺れている状態となり、足を踏み出したものの恐怖で動けなくなってしまう人も時々います。観光客も多いため、橋の途中で戻ることもできないでしょう。
特に小さな子どもを連れている場合、足のサイズによっては踏み板の隙間に足が挟まる場合もあります。体を支える力、吊り橋の横を掴む握力も弱い小さなお子様にとっては大人以上に吊り橋が怖いと感じることもあるので注意してください。
かずら橋の先にある琵琶の滝
琵琶の滝は祖谷のかずら橋を渡った先にあります。剣山を水源とする祖谷川の名滝で、徳島観光でぜひ訪れたいスポットです。神秘的な佇まいが魅力で、水量も多く勢いがあります。滝の高さは15mほどです。
また、琵琶の滝の名前は平家落人伝説に由来があります。その昔、祖谷の地を隠れ里とした平家落人たちは、この滝で琵琶を奏でながら京の都を偲び慰めあったそうです。
秘境の山奥の滝で、華やかな都を思って奏でる琵琶の音はさぞ哀しく響いたことでしょう。かずら橋を渡ったら、ぜひ琵琶の滝にも立ち寄ってみてください。美しくも物悲しい雰囲気が感じられ、平家落人伝説が心に迫るのでおすすめです。
郷土料理「でこまわし」を味わう
祖谷のかずら橋を観光するなら徳島が誇る郷土料理「でこまわし」は外せません。素朴な郷土料理のでこまわしは、地元のジャガイモなどの串焼き料理です。ジャガイモの他には、そば団子や丸こんにゃく、岩豆腐などを串に刺します。
囲炉裏に立てて、焦げないように回しながら焼く様子が阿波人形浄瑠璃の木偶(でこ)人形に似ていることから「でこまわし」と呼ばれるようになったと伝えられています。味噌田楽の香ばしさやほっこりとした味わいを堪能してみましょう。
時間がある方は奥祖谷二重かずら橋もぜひ
祖谷のかずら橋のさらに奥には、奥祖谷二重かずら橋があります。山道を30㎞ほど進んだ標高1,000mほどの場所ある吊り橋です。時間がある方は、ぜひ男橋、女橋の夫婦橋「奥祖谷二重かずら橋」にも足を運んでみてください。
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