平内海中温泉♨干潮時だけ入浴できる海の温泉|屋久島の天然温泉

画像出典:masumi / PIXTA(ピクスタ)

平内海中温泉♨干潮時だけ入浴できる海の温泉|屋久島の天然温泉

屋久島の海岸にある平内海中温泉は、いつもは海中に没していて、干潮時の前後5時間ほどだけ入浴できる天然温泉です。屋久杉や苔むす森で世界遺産に登録され、海外からも多くの観光客が訪れる人気の屋久島。散策やトレッキング、観光とともに、大海原を見ながら海中から湧き出す珍しい温泉に浸かり、ワイルドに解放感を味わってみませんか?

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平内海中温泉♨干潮時だけ入浴できる海の温泉|屋久島の天然温泉

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平内海中温泉とは

屋久島の南部には複数の温泉が湧いているのですが、平内(ひらうち)集落の海岸沿いには、波が打ち寄せる岩場に温泉が湧いています。

この温泉の歴史は400年以上と古く、慶長4年(1599年)頃には岩場にお湯が湧き出しているのが発見されていた、と伝わります。岩を石ノミで削り、石を積んで湯船を造ったのが平内海中温泉(ひらうちかいちゅうおんせん)の由来です。

長年にわたり島民の湯治場として親しまれていますが、平内集落のご厚意で観光客にも開放してくださっているんですよ♪

平内海中温泉の特徴

満潮時は海に沈んでいるのですが、潮が引いている時だけ温泉が姿を現します。干潮前後の5時間ほどだけ、海から現れた湯船に浸かれることができる時間限定の天然温泉!まさに、海水と源泉が混ざった「かけ流し」です。

昼間は青い大海原を眺め、夕焼けのオレンジ色に染まる海を見ながら、夜は満天の星の下、波の音を耳にしながら自然のままの温泉に浸かれます。

◆泉質

泉質は、みょうばん温泉(単純硫黄温泉)。神経痛、皮膚病。リューマチなどが適応症とされています。

この温泉のお湯は沸かして飲むと胃腸に良いといわれているので、少しだけ持ち帰らせてもらって試してみても良いですね。

入浴料金

平内海中温泉は、集落の有志の方が清掃・管理してくださっています。入浴の際には、入浴料金の代わりとして志200円を納めてください。

入浴の時間制限はありませんので、湯船が海に没する前まで景色を見ながら海の温泉を堪能しましょう!

更衣室・トイレ

管理棟はありますが、脱衣所やトイレなどはありません。岩陰などで脱衣して入浴することになります。

【混浴】バスタオルと湯浴みはOK!

出典: 今井 空 / PIXTA(ピクスタ)

海岸の岩場で柵などはなく、解放的で丸見え状態。

男女別の浴槽もないため、必然的に「混浴」となっています。岩陰に隠れて脱衣などして入浴しましょう。

水着や下着を着用しての入浴は不可ですが、バスタオルを巻いたり湯浴みは可♪入浴者が多くなければ、女性でもトライできますよ。

海に遠い浴槽は湯温が高めで、海に近いほど海水が混ざり湯温が下がります。入浴前に、小さな浴槽の上がり湯を汲んで体を流してくださいね。

潮位表を確認!干潮前後に行こう

何度も言いますが、平内海中温泉は満潮時、海の中に没してしまいます。干潮前後に行かないと入浴できないため、潮位表で確認して観光スケジュールに組み込みましょう。

隣の種子島を参考に、気象庁の潮位表で干潮のj被告を確認します。干潮の前後5時間程度を目安に行ってみてくださいね。

【参考】▶気象庁 潮位表(種子島)

【アクセス】レンタカー・駐車場/路線バス

平内海中温泉は、屋久島の南西部、平内集落の海岸沿いにあります。レンタカーでのアクセスがオススメですが、路線バスでも行くことができます。

◆レンタカーで駐車場へ。さらに徒歩で海岸へ

県道78号線に掲げられてた案内板に従って、海岸方面へ急坂を下っていきましょう。途中まで、車で下ることができます。駐車スペースは狭いですが数台は駐車OK。

車を降りたら、さらに徒歩で、

階段や坂をどんどん下りていきましょう。

数分で、海中温泉に到着します!

◆路線バス

永田~大川の滝間は「種子島・屋久島交通」が路線バスを運行しているので、バスでアクセスすることも可能です。

宮之浦港方面から、屋久島空港、安房港を経由して「平内海中温泉」バス停で降車。平内海中温泉まで、歩いて5分あまりかかります。

【運行本数】8~10往復/日ほど
【所要時間】参考:宮之浦港から約1時間半、屋久島空港から約1時間。

注意事項

・ゴミは必ず持ち帰るようにしましょう。
・入浴している人がいるときには、絶対に撮影をしないでください。

平内海中温泉は島民の、そして観光客の交流の場にもなっている貴重な温泉です。決められたルールを守り、気持ちよく入浴させてもらって楽しい思い出作りをしてくださいね。

※掲載情報は2020年1月のものです。ご旅行の際は公式ページで最新の情報もご確認ください。

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