佐賀県にある日本三大稲荷!祐徳稲荷神社を徹底解説

佐賀県にある日本三大稲荷!祐徳稲荷神社を徹底解説

祐徳稲荷神社は佐賀県にある四季の風情が豊かな神社。伏見稲荷大社、笠間稲荷大社とともに日本三大稲荷に数えられる神社です。参拝者の数は九州地方では太宰府天満宮につぐ第二位の年間300万人。多良岳山系に源を発する鹿島、錦波川(浜川)の緑豊かな谷あいに石壁山を背後にして本殿が建立。山裾に広がる境内には楼門、神楽殿。その美しさから「鎮西日光」(ちんぜいにっこう)とも呼ばれています。地元では祐徳さんとの愛称で親しまれており篤く信仰されています。境内は美しい朱塗りの赤の効果か、華やかでにぎやかな雰囲気がいっぱいです。近頃はタイで放送されたドラマの影響でタイの方がたくさん訪れているようです。そんな祐徳稲荷の情報をまとめてみました。

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佐賀県にある日本三大稲荷!祐徳稲荷神社を徹底解説

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祐徳稲荷とは

肥前鹿島藩主鍋島直朝公の夫人花山院萬子媛(まんこひめ)が、花山院邸内の稲荷大神の御分霊を勧請したことが始まりです。境内は、錦波(きんぱ)川を境に本殿、神楽殿、楼門が建っています。楼門から北側には参集殿と日本庭園があり、春は桜、夏は菖蒲、秋は紅葉、冬は蝋梅(ろうばい)と、どの季節も美しい花を愛でることができます。

祐徳稲荷神社のご利益は色々ありますが、衣食住に関することや交通安全・商売繁盛・家運繁栄等々。宮司さんのお話では、ご利益に制限はないので何でもお願いしてみて下さい。との事です。神社入り口付近にある櫻門の随神は有田焼の陶器で作られていてとても珍しいです。

宮司さんや権宮司さんは、鍋島直朝の子孫の方で、いまも神社を大切に守られています。

御本殿は豪華絢爛!

出典: J6HQL / PIXTA(ピクスタ)

見所いっぱいの祐徳稲荷神社ですが、なんといっても豪華絢爛なご本殿は必見です!木々の緑に映える建物の鮮やかな朱色が印象的で、主要な建物は総漆塗り。本殿は京都の清水寺のような懸造りとよばれる独特な構造になっています。

ご本殿が地上18mの山上に建っており、京都清水寺の清水の舞台より12mも高いところにある空中宮殿です。階段が厳しい方は有料のエレベーターをご利用されたらどうでしょうか?往復300円で楽にご本殿に上がれます。このエレベーター、有料ながら大人気です。人気の理由は入場券の変わりに頂ける運気上昇お守りというおみくじです。天然石が入っているので参拝の記念になりますね。

もちろん本殿内部も極彩色の嵐で、驚きの美しさです。本殿の天井には、地元の産業である有田焼きの絵が描かれており、地元愛も感じますね。また御本殿にハート型の文様がいたるところで見かけます。これはハート型ではなく、猪目(いのめ)とよばれるもので火除けのおまじないと言われています。探しながら見学するのも楽しいですね。参拝後は境内からの景色もゆっくりご覧になってみて下さいね。(記載の金額は2020年1月のものです)

江戸時代までの本殿「命婦社」も必見

出典: J6HQL / PIXTA(ピクスタ)

祐徳稲荷神社の命婦社は、ご本殿から約300メートルの所にあります。看板が出ているので、それにしたがって進んでください。ただ、この道のりがなかなか急こう配で整備されていない階段を上ったりする必要があります。「奥の院命婦(みょうぶ)社」は稲荷大神の使いである白狐を「命婦大神」として祭っています。本殿を移築した社は、彫刻が素晴らしく江戸時代の神社建築の特徴を現代に残しているのです。

命婦社の付近の雰囲気は、神秘的でまさにパワースポットです。帰り道も難所アリの看板が出ているほどの道中で、ヒールのある靴ではかなり厳しいので履き慣れた靴がいいでしょう。大変な思いもしますが、有明海まで見渡せるすばらしい景色がご褒美です。少し覚悟はいりますが、せっかく祐徳稲荷に来たのですから、命婦社にご参拝してください。きっとパワーが受け取れますよ。

四季折々の顔を見せる「日本庭園」

出典: kaz-mura / PIXTA(ピクスタ)

祐徳神社内には日本庭園があります。こじんまりとしたかわいらしい庭園です。庭園内は四季折々の花や紅葉が来る人の目を楽しませてくれます。かなり丁寧に整備されているので、すがすがしい空気が流れています。

日本庭園に入るには200円の入場料が必要ですが、一見の価値有です。(記載の金額は2020年1月のものです)

祐徳博物館

境内を出て錦波川を渡ると、祐徳博物館があります。美術工芸品や刀剣類、そして歴代鹿島藩主の甲冑などが展示されています。、常設展以外にも特別展も開催されているので、見ごたえもあります。博物館で祐徳稲荷神社の歴史に触れてみてください。

また、博物館に隣接した東山つつじ苑は5万本が咲く名所として有名です。つつじの季節に行かれるのも楽しみの一つになりそうですね。

門前町歩きも楽しみの1つ

祐徳稲荷神社の境内へとつながる参道沿いにある商店街は、約400メートルの道のりに、お土産屋や食事処など30以上のお店が立ち並んでいます。珍しくて人気のお土産は、紙筒に入ったようかんを押し出して糸を使って切る「稲荷ようかん」です。

また、ランチや休憩に最適な食事処やカフェもあり、うどんや稲荷寿司、珍しい鯉(こい)料理などが名物です。春には桜並木が神社までの道のりをピンク色に染めています。参拝後にゆっくりお食事やお買い物を楽しんでみて下さいね。

◎アクセス

祐徳稲荷神社への最寄り駅は肥前鹿島駅で、駅からバスに乗車します。鹿島バスセンターから「祐徳神社前」まで約15分ほどで到着します。JR長崎本線「肥前浜」駅もありますが、こちらは最寄のバス停まで徒歩10分ほど歩く必要があるので、祐徳稲荷神社に行く予定の場合は肥前鹿島駅の方が行きやすいです。

マイカーでお出かけの場合は長崎自動車道武雄北方ICから車で約30分ほどです。神社横に広大な無料の駐車場があります。3000台のスペースをが設けられているので、車の駐車が出来なくて困ることはほぼないです。安心してお出かけ下さい。

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