日蓮聖人の魂が宿る身延山久遠寺|樹齢400年のしだれ桜は必見!

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日蓮聖人の魂が宿る身延山久遠寺|樹齢400年のしだれ桜は必見!

身延山久遠寺(南巨摩郡)は日蓮宗総本山です。その歴史は鎌倉時代の1274年(文永11年)、日蓮聖人が身延山に入ったときにさかのぼり、今日まで人々の篤い信仰を集めつつ、740余年の歴史を刻んでいます。今日は参拝の方だけではなく、地元の方にも大切にされてきた身延山久遠寺について知っていきましょう。

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日蓮聖人の魂が宿る身延山久遠寺|樹齢400年のしだれ桜は必見!

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身延山久遠寺とは?

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身延山久遠寺は富士山の西側、南巨摩郡に位置し、日蓮宗の総本山として全国に知られています。1274年(文永11年)5月17日、日蓮聖人は身延山に入り、同じ年の6月17日に西谷に草庵を構えました。このため、この年が身延山開闢の年とされています。折しも時代は元の襲来など、次なる乱世への予感を深めていました。この地で日蓮聖人は教えの実践と弟子の育成に力を注ぎ、聖人の死後も教えは脈々と受け継がれます。

その後の室町時代、1475年(文明7年)になって久遠寺は西谷から移転され、以後はこの地で現在まで続いています。江戸時代・明治時代には幾度か大火に見舞われるもその度に多くの人の尽力で復興し、日蓮聖人の想いを今日に伝えているのです。

見どころ

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身延山久遠寺は総門内が約300万坪の広大さを誇り、見どころも数え上げればきりがありません。まず総門・三門をくぐりましょう。すると、登りきると涅槃に達することができるという287段の石段、菩提梯があります。

石段を登ると五重塔、さらに本堂が見えてきます。五重塔は2009年、400年前の姿が復元された状態で大火からよみがえったものです。

急ぎ本堂にむかいましょう。本堂は一度に1500人の法要を行うことができる広大な建物で、1985年に再建されました。さらに奥には日蓮聖人をまつる祖師堂、信徒休息所のある報恩閣、身延山を代表する美林・千本杉などがあります。

久遠寺の大きな特徴は、バリアフリーに力を入れていることではないでしょうか。駐車場からは階段を使わずに境内に入ることができる斜行エレベーターがあります。さらに境内のカート道により、足の不自由な方も参拝しやすくなっています。安心して訪ねることができるよう配慮されているのがうれしいですよね。

ロープウェイに乗って「思親閣」を参拝しよう

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静かな中にも篤い信仰が息づく身延山。その山頂に思親閣(ししんかく)があります。日蓮聖人が遠く故郷を思い出しては房州小湊の両親を思って祈りをささげた地であることから、「親を思う」、思親閣と名付けられているのです。かつては徒歩で本堂裏から2~3時間かかる厳しい道のりでしたが、今日ではロープウェイがあり、約7分で山頂まで到着することができます。なお、ロープウェイ利用料(普通券)は中学生以上往復1,500円、4歳以上12歳未満は往復750円です(※記載の価格は2020年1月10日現在のものです)。

山頂には展望台が設置されており、東に富士山、南に駿河湾、西に七面山、北に八ヶ岳連峰と、どの方角を向いても雄大な風景を存分に楽しむことができます。日蓮聖人の像が立つほか、日蓮聖人お手植の杉も4本あり、故郷の両親を思う聖人の心が参拝者の心を打つことでしょう。本堂前にあったものを移転した仁王門と門内の仁王門も必見。標高が高いので、寒くないように十分あたたかい服装でお出かけ下さい。

全国的にも有名なしだれ桜は必見

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春に久遠寺を訪れるなら必ず見たいのが、境内にある樹齢400年と伝わる2本のしだれ桜。祖師堂前と仏殿前にあるしだれ桜が参拝者はもちろん、全国から桜を見にくる人たちの目を楽しませています。境内の新緑と久遠寺の建物、そして淡いピンクの桜のコントラストは、思わず言葉を失う美しさです。しだれ桜は3月末から4月頃が見ごろですから、時期を外さないように見にいきたいものです。身延山には樹齢400年のしだれ桜の他にも多くの桜の木がありますので、満開の時期に行けば大満足間違いなしです。

アクセス

新宿方面から車で行く場合には中央自動車道・中部横断道を利用し、下部温泉早川ICを経由して約2時間ほどの道のりです。公共交通機関を利用するなら、東京から新幹線で三島駅、さらに東海道本線で富士駅を経て、富士駅から特急ふじかわで身延駅に到着するルートがあります。さらに新宿駅からは身延山への直通バスが出ているため(要予約)、利用するととても便利です。

◎定番土産は「みのぶまんじゅう」

身延山に行ったときに味わいたいのが、定番のお菓子「みのぶまんじゅう」です。江戸時代初期からの伝統をくむお菓子として久遠寺への参拝者、そして地元の人にも愛されています。賞味期限を長く保てないため、県外で見かける機会はそう多くないかもしれません。参拝に疲れたら優しい味のみのぶまんじゅうで元気を回復しましょう。また来よう、きっとそう思える味です。

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