森の中に佇むサントリー白州蒸溜所でウィスキーの歴史を学ぶ旅

森の中に佇むサントリー白州蒸溜所でウィスキーの歴史を学ぶ旅

日本のウィスキーは独特な個性を持った味わいで、世界5大ウィスキーに数えられるほど、世界的に高い実力を誇っています。最近はウィスキーブームと言われ、中には出荷制限をかけるなどの対応に追われている商品もあるほどです。その中でも「白州」は、山梨県にある「サントリー白州蒸溜所」(北杜市)という、南アルプスの山々に囲まれた場所で作られていて、日本を代表とするウィスキーとして男女問わず高い人気を誇っています。今回は、そんな大自然の中でウィスキーを作るサントリー白州蒸溜所をご紹介します。

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森の中に佇むサントリー白州蒸溜所でウィスキーの歴史を学ぶ旅

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「白州」とは?

「白州」は、南アルプスにある白州蒸留所で1973年に製造が始まったシングルモルトウイスキー。白州蒸溜所にあるモルト原酒の中から、ブレンダーが理想のモルトを選び抜いて作った銘柄です。

日本を代表する名水地「白州」の地下天然水で作られた原酒は、みずみずしさがありながら甘みとキレを感じる、多彩な味わいになっています。飲みやすい味わいになっているので、ストレートやロックだけでなく、ハイボールなど色々な飲み方にアレンジすることも出来ます。

その爽やかな味わいと様々な飲み方が出来ることから、ウィスキー初心者からウィスキー通の方まで人気の高いウィスキーとなっています。

ツアーに参加してじっくり見学

サントリー白州蒸溜所では、毎日(工場休業日、年末年始を除く)施設見学ツアーが行われていて、多くの見学客が訪れています。

蒸溜所を入ってすぐに見える「ウィスキー博物館」では、原料の麦芽を実際に見たり、香りを楽しむことが出来ます。途中専用バスで移動をしながら、ウィスキーの発酵槽や蒸溜窯・貯蔵庫など、普段なかなかお目にかかれない施設の見学も出来ます。白州蒸溜所の発酵槽は木桶を使用していて、世界に沢山ある蒸溜所でも白州蒸溜所ならではだとか。この発酵槽が「白州」の爽やかな味わいに影響しているのでしょう。

また、蒸溜釜も大きさや形状が異なり、それぞれを使い分けながら多彩な味わいのウィスキーが造られています。これらの工程において、造り手のこだわりが感じられますね。

約80分ほどのツアーなので、じっくり施設見学を楽しむ事ができますね。ただし、必ず前日までに予約をしないと参加することが出来ないので、ご注意ください。

モルト原酒も味わえる試飲コーナー

施設見学ツアーでは、「白州」のハイボール作りを体験することが出来ます。作った「白州」ハイボールは試飲も出来ます。ミントを入れて、もともとすっきりした味わいの「白州」が更にすっきりした味になります。

もちろん、「白州」のモルト原酒や「白州」以外のウィスキーも、蒸溜所内の「BAR白州」で試飲することが出来ます。見学が終わった後に、BARで試飲するウィスキーも美味しいですよ。

また、白州蒸溜所限定の燻製のおつまみがついてくるのですが、これも絶品の味でウィスキーとの相性も抜群なので、おすすめです。

限定グッズをお土産に

蒸溜所の見学が終わったら、限定グッズの購入もお忘れなく。蒸溜所内にあるファクトリーショップ「イン・ザ・バレル」では、ウィスキーやこだわりのグラスなど、多彩な記念グッズが販売されています。白州蒸溜所限定の「白州」やショットグラスは高い人気ですぐ売り切れるため、購入する際はお早めに。

他にも、「白州」の梅酒や使用済みの樽で作られたお箸、試飲の時に出されたおつまみも購入することが出来ます。ウィスキー好きならぜひ手に入れたいですよね。白州蒸溜所でしか買えないものばかりですので、記念にぜひ購入することをおすすめします。

バードサンクチュアリの散策もおすすめ

サントリー白州蒸溜所は、豊かな森に囲まれたその立地条件から「森の蒸溜所」と言われていて、蒸溜所周辺は日本初のバードサンクチュアリとなっています。野鳥の聖域となっているその場所には、シジュウカラ・エナガ・カッコウ・イワツバメ・ルリビタキなど、年間約50種の鳥たちが訪れています。

環境の変化に敏感な鳥たちがこれだけ訪れるのも、白州蒸溜所の豊かな自然が維持されていることの証になりますよね。この緑に囲まれた大自然が、ウィスキー造りに良い影響を与えているのかもしれません。

また、白州蒸溜所の敷地内には、隠れ家のようなレストラン「ホワイトテラス」があり、美しい自然に囲まれながら、ウィスキーと相性の良い美味しい食事を「白州」と共に堪能することが出来ますよ。

蒸溜所見学に来られた際は、バードサンクチュアリで散策を楽しみながら、白州の豊かな自然に癒されてみてはいかがでしょうか。

◎アクセス

サントリー白州蒸溜所へのアクセスについて紹介します。

JRの場合、新宿から小淵沢駅まで約2時間、静岡からは約2時間50分、新大阪からは約3時間10分となっています。小淵沢駅からは無料シャトルバス(3月~12月、土日祝のみ)やタクシーに乗り継いで、15~20分ほどで蒸溜所に到着します。

駅の周辺には、シャトルバスの案内板を持ったスタッフの方が数名いらっしゃるので、もしシャトルバスの停車場所が分からなければ教えてもらえますよ。

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