子供連れでも満足できる旭川のおすすめ観光スポット5選

旭川には、子どもたちがたくさんの動物たちを観察できたり、色とりどりの植物に触れられたり、アートを感じることができるスポットに恵まれています。定番の動物園でペンギンに出会ったり、子どもが大喜びのあの映画の世界に足を踏み入れてみたり、親子揃って楽しめるスポットを厳選して5つご紹介。どのスポットも身体をたくさん動かすことになると思うので、予定を立てるときはお父さんお母さんの体力も考えて検討してみてください。

1.旭川市旭山動物園

言わずと知れた、子どもから大人まで楽しめる大人気の動物園。野生に近い環境を用意し、動物のありのままの行動が観察できるような「行動展示」の方法で、全国的に知名度の高い動物園の1つです。子どもたちに大人気のレッサーパンダやホッキョクグマ、ペンギン、特に男の子に人気のライオン、トラ、チンパンジーなどは、好奇心旺盛な子どもたちの心をぐっと鷲掴みにしてしまうことでしょう。出かける前にはホームページをチェックし、今いる動物を子どもたちと一緒に予習して、行くとより楽しみが大きくなります。特に、ペンギンの散歩の時間は事前にチェックしておくことをお薦めします！

丸一日遊ぶことができますが、園内は坂が多いのでベビーカーや抱っこをする際のお父さんお母さんは十分に体力を温存して行きましょう。また、冬季には寒さが厳しくなり、雪が積もってしまうとベビーカーでの移動が物理的に難しくなります。もしも小さいお子さんがいる場合は、抱っこひものようなものがあるとベストです。園内施設としては休憩所の他、ベビーベッドや授乳室もあるのでご安心ください。

2.上野ファーム

旭川随一のイングリッシュガーデンでは、子どもに美しさを伝えるとともに、花や植物にも触れることができるスポットです。元々田んぼにお米を植えていた農家だったという上野ファーム。どうして現在の庭園になったかというと、そこには都市部と農村部の良い架け橋にしたいという創業者の熱い想いがありました。田んぼのあぜ道に花を植えて、ここに来る人に楽しんでもらいたいというちょっとした景観づくりが年々拡大していきました。その途中でイギリスの庭園文化を知り、2001年には大幅に農場を庭園へと変える大工事を実施し、現在の姿になっています。花が人を呼び、人が人を呼び、シーズン中は多くの人で賑わっています。

上野ファーム内には、来場者が自宅でも花や植物と親しめるよう、苗の販売やガーデニングキットの販売も行われています。また、歩き疲れたら、「NAYA cafe」でひと休み。ランチでは、「季節野菜のファーマーズカレー」や「ガーデン風タコスミートライス」（夏季限定）などのしっかりしたお食事もとることができます。

色とりどりの花を愛でながら、お子さんと一緒にファーム内を散策してみませんか。年間で約400種類の植物を栽培しているので、見たことのない植物と出会えることができて大人でも楽しめること間違いありません。6月〜9月では、週末に「上野ファーム」入り口で鮮度抜群の野菜直売「週末マルシェ」が開催されているので、チェックすることをお忘れなく！

3.雪の美術館

映画「アナと雪の女王」で出てくるお城に似ていることから、一躍人気になった美術館です。外見は中世のお城そのもので、ひょっこり異国に来たような感覚を覚えてしまいます。

特に女の子には大人気のスポットで、自分がお姫様になったかのような気分で美術館内を散策することができます。実際に有料で青いドレスで写真が撮れることもできるので、女心をくすぐってくれるのではないでしょうか。北海道伝統美術工芸村の中にある一施設ですが、「氷の回廊」という地下約20メートルまでの螺旋階段、「音楽堂」というコンサートや結婚式にも使われるホールなど、一見の価値ありです。

雪の冷たさ、その結晶の美しさをガラスで美しく表現した館内を静かに歩いていると、スッと心が冷たくなり、神秘的な北海道の冬の世界に、いつの間にか自分も同化してしまっていることに気がつきます。映画「アナ雪」で雪の女王となってしまった切ない主人公の気持ちも分かるかもしれません。少し寒い気分になってしまったら、併設しているカフェでケーキを頬張りながらほっと一息つくのもお薦めです。幻想的な空間をお子さんと一緒に体験してみてください。

4.ちびっこスキー場

スポーツコミュニケーションの花咲スポーツ公園にある日本最北のプロ野球球場「スタルヒン球場」のレフトスタンドが、冬の間だけ「ちびっこスキー場」になります。子どもたちのためのスキー場でもありますが、手ぶらでふらりと訪れても楽しめるアトラクションが、チュービング。チュービングとは、大きめのタイヤのチューブを膨らませてその上に乗って雪の斜面を滑り降りる遊びで、雪国のちびっこならではの冬の楽しみ方の1つを体験することができます。チュービング自体は数量限定ではあるものの無料で貸し出されていますし、このスキー場自体も入場料も無料で開放されています。

大人から子どもまで、どなたでもちょっとしたスリルを楽しむことができますので、お子さんと一緒に挑戦してみると、一緒に盛り上がれるに違いありません。冬期の間だけ営業しているため、詳しい日程はホームページをチェックして行くことをお薦めします。防寒対策だけはしっかりしていきましょう。

5.旭山公園

「旭山動物園」に隣接したこの公園は、春はお花見の名所、夏はハイキング、秋は紅葉狩りと、ほぼ通年を通して、季節の移り変わりを感じながら楽しめるスポットです。特に4月〜5月の3,500本のエゾヤマザクラが公園を薄紅色に染め上げていく風景は圧巻です。また、毎年ゴールデンウィークには「旭山公園夜桜まつり」が開催され、ライトアップされたサクラの樹の下は多くの人で賑わいます。旭山公園売店では、公園内の散策情報等を提供しているため、分からないことがあれば尋ねられるのも安心です。公園内は段差も少ないユニバーサルデザインで、小さな子どもがつまづいて転ぶ危険性も高くありません。

また、日によっては旭山動物園への入場者数に応じて入り口で渋滞が起きることがよくありますので、時間には余裕を持って行動すると良いです。子どもと一緒に広い公園内をゆっくり散歩しながら、旭川の自然を体いっぱい受け止めてみてください。目をつぶって風の音に耳を澄ませてみると、鳥のさえずりが聞こえてきて穏やかな気持になるはずです。

◎まとめ

他ではなかなか出会うことができない生き物たちや色鮮やかな花、北海道ならではのアトラクションなど、子ども心を刺激するスポットが盛りだくさんの旭川。これらのスポットで遊んだ夜は、お子さんも疲れてぐっすり寝てしまいそうですね。出かけるときは、お父さんお母さんも動きやすい格好で、子どもと一緒に童心に返って遊んでみると楽しいのではないでしょうか。

子供連れでも満足できる旭川のおすすめ観光スポット5選