三陸海岸の荒波が創り出した気仙沼市の観光スポット「巨釜・半造」!

画像出典:とっちい / PIXTA(ピクスタ)

三陸海岸の荒波が創り出した気仙沼市の観光スポット「巨釜・半造」!

宮城県気仙沼市には、宮城県指定名勝の1つである巨釜・半造があります。巨釜・半造(おおがま・はんぞう)は、三陸海岸の荒波が創り出した造形美を楽しめる観光スポットとして知られています。今回はそんな巨釜・半造だけではなく、大理石海岸や九九鳴き浜、気仙沼の美味しい魚介類を堪能できる気仙沼お魚いちばをご紹介しながら、気仙沼市の魅力に迫っていきましょう。

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三陸海岸の荒波が創り出した気仙沼市の観光スポット「巨釜・半造」!

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叩きつける波の荒々しい「巨釜」

巨釜は、リアス式海岸ならではの入り組んだ地形に波が侵食して、生み出された奇岩の1つです。荒々しい見た目は、男性的だと言われています。三陸復興国立公園を代表する景観の1つとしても知られています。

海から空へ向かってそびえたつ大理石に石柱は、高さが16m、幅が3mです。明治29年の大津波で先端が折れてしまったことから、折石という別名も付けられました。津波で折れる前は、天柱岩戸呼ばれていました。

表情豊かな岩と海岸線の景色「半造」

半造は、海の資源がとても豊富な場所です。アワビなどの貝類を採って生活したことで、繁昌していた場所でもあります。繁昌がなまって半造になったとも言われていますが、釜を半分にしたような形に見えるから半造と呼ぶ説もあります。

半造の見どころは、まるでトンネルのような穴が根元に空いているトンネル岩です。波が打ち寄せるたびに、滝のように海水が流れていく様は、まさに圧巻の景色。

半造から巨釜までは、遊歩道が整備されているため、波によって浸食されてできた奇岩を眺められるようになっているのです。太平洋を一望することもできるだけではなく、リアス式海岸ならではの景観も楽しみながら散策できます。

足を延ばせばマーブルの岩々「大理石海岸」

大理石海岸は、岩手県境の近くにある広田湾に面した入り江にある海岸です。海岸は大理石の岩礁が連なっていて、大理石ならではの白と青い海のコントラストがとても美しい景色を生み出しています。以前は、大理石海岸の大理石を切り出し、三越百貨店などに使われていたと言いますが、現在は算出されることはありません。

鳴き砂の「九九鳴き浜」を歩いてみよう!

九九鳴き浜は、唐桑半島の付け根にある長さが230m、幅が15mというとても小さな砂浜です。砂が乾いてる時に歩いてみると、「クックッ」という音が鳴ることから、九九鳴き浜と名付けられました。音が鳴る理由は、砂の中に含まれている細かい石英の粒がこすれるからです。

九九鳴き浜にあるような鳴砂は、平成23年に国の天然記念物に指定されるほど貴重なものです。雨が降ってしまうと鳴砂を他見することはできませんが、唐桑半島ビジターセンターの体験コーナーで「クックッ」という音が聴けます。

気仙沼の新鮮魚介が並ぶ「気仙沼お魚いちば」

気仙沼お魚いちばでは、気仙沼ならではのグルメやショッピングを楽しめる場所です。近隣で水揚げされた魚はもちろんですが、地元で作られたふかひれ濃縮スープなどの加工品、各種おみやげ品がずらっと並んでいます。気仙沼お魚いちばで販売されている商品の中でも、第42回農林水産祭で天皇杯を受賞した「あぶりさんま」は、特に人気が高いお土産です。

■気仙沼お魚いちばで購入できるもの(2019年12月時点の情報です)

・メカジキ魚骨スープ 270円(税込)
・いか塩辛白造り 378円(税込)
・昔ながらの濃厚熟成塩辛 756円(税込)
・おつまみさばチップ(カレー味、ホットチリ味、ブラックペッパー味) 216円(税込)
・いぶりさんま 432円(税込)
・かねせん 笹かまぼこ 1,132円(税込)
・牛しぐれ煮 1,188円(税込)
・気仙沼チャウダー 299円(税込) など

港町レストラン鮮

港町レストラン鮮の営業時間は、10:00~21:00(ラストオーダー 20:30)です。海鮮丼やフカヒレラーメン、刺身定食、気仙沼チャンポン、カキフライ刺身定食などを提供しています。

気仙沼いちば寿司

気仙沼いちば寿司の営業時間は、11:00~21:30(ラストオーダー 21:00)です。採れたての新鮮な魚介類を使った寿司を楽しめる回転寿司店となっています。お酒と共に楽しめるくずし割烹コースもおすすめです。

リアスキッチン

リアスキッチンの営業時間は、気仙沼いちば寿司と同じ11:00~21:30(ラストオーダー 21:00)です。海鮮丼や海鮮スープカレーなどを提供しています。

唐桑半島へのアクセス方法

唐桑半島は、国道45号線をひたすら走っていくとつけます。代理石灰岩や巨釜、半造などを左手に見ながら進んでいくと、唐桑半島ビジターセンターまでたどり着けます。ドライブに最適な景観が続いているため、家族旅行やカップルでの旅行でレンタカーを借りて移動する際におすすめの場所だと言えるでしょう。

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