草津宿本陣の見どころをピックアップ!現存する最大級の本陣を訪ねて

画像出典:4617 / PIXTA(ピクスタ)

草津宿本陣の見どころをピックアップ!現存する最大級の本陣を訪ねて

滋賀県草津市にある草津宿本陣は、江戸時代に宿場町に置かれて大名や公家たちが宿泊していた場所です。草津宿本陣は国内に現存する本陣の中では最大規模で、現在では国指定の史跡になっています。江戸時代の空気感を建物ごと残している貴重な観光スポット。

今回は、草津宿本陣に訪れた際にぜひ見てほしいポイントや観光情報をまとめてご紹介していきます。草津旅行の計画を立てる時にはぜひ参考にしてみてください。

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草津宿本陣の見どころをピックアップ!現存する最大級の本陣を訪ねて

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草津宿本陣とは

江戸時代には、人々が盛んに行き来する街道の各要所に「宿場」と呼ばれる施設が置かれていました。宿場は街道を通る人々のための宿泊施設と、物流の中継地点という2つの役割を持ちます。有名な「東海道五十三次」や「中山道六十九次」なども宿場の名前です。

本陣とは、街道を往来する人々の中でも特に大名や公家、幕府の役人など高貴な身分の人々が宿泊するための場所を指して呼ぶ言葉です。江戸時代、街道の交通の要所であった草津宿には2つの本陣がありました。現在でも当時の姿のまま残っているのが草津宿本陣。別称で「木屋本陣(きやほんじん)」と呼ばれることもあります。

草津宿本陣は、寛永12年(1635年)に創建された後、一度焼失してしまいました。現在の建物は、膳所(ぜぜ)藩主本多家が所有していた「瓦ヶ浜御殿」を譲り受けたものと言われています。

草津宿本陣の敷地は4727平方メートル、建物自体の面積は1706平方メートルとたいへん広く立派な建物です。当時各地にあった本陣の中でも草津宿は最大級で、部屋の数も39室あり多くの大名や役人たちが利用していたことがわかります。

本陣の建物は決められた型がありますが、草津宿本陣も型に忠実に建てられました。書院造で表門や御除門、敷台付き玄関など江戸時代の建築様式を間近で見られる貴重なスポットです。当時の残されている宿帳にはシーボルトや新選組・土方歳三など著名な歴史上の人物の名前も見られます。

■営業時間

9:00~17:00(最終入館16:30まで)

■定休日

毎週月曜日、祝日の翌日、年末年始

■入館料

大人…240円
大学・高校生…180円
小・中学生…120円

■共通券

一般…350円 大学・高校生…260円 小・中学生…180円 共通券を購入すると、草津宿本陣と草津宿街道交流館の両方に入場できます。

上段の間

上段の間はその名の通り、廊下より一段高くなっている部屋です。本陣の一番奥まった位置にある最も格式高い部屋で、大名など主客の宿泊に利用されていました。

部屋自体も廊下から一段高くなっていますが、部屋の中央にはさらに厚い畳を2枚敷いた「置畳」と呼ばれる場所があり、その上に座布団を敷いて座ります。これは、単に高貴な身分を表すだけでなく、床下からの襲撃を防ぐためだったとも言われています。

一行の中でも特に高貴な宿泊客が利用する部屋なので、他の部屋よりも立派な造りになっているのが特徴です。床の間や違い棚、書院、格天井など見どころが多くあります。

畳廊下

上段へ続く畳廊下ですが、廊下と呼ぶにはとても広いスペースになっており、宿泊者が多い時は部屋としても利用されていました。草津宿本陣は宿泊用の部屋が40あまりあるので普段から30~40人ほど泊まれますが、この畳廊下を開放すれば70人ほどの宿泊も可能なのです。

常時襖が立てられていたのは、部屋として利用するだけでなく殿様のいる部屋の位置をわかりづらくするためだったとも言われています。

台所土間

現在で言うキッチンスペースにあたる場所です。宿泊客用の食事もすべてここで作っていました。五連式のかまどがあり、大人数用のご飯を炊けるような設備が整えられています。

贅沢なご馳走というよりは、バランスの良い和食で一汁四菜の献立が出されていたと言われています。

湯殿

湯殿は大名などの主客が利用する専用浴室で、外にある湯沸かし屋形で温めたお湯を湯殿まで運んでいました。板張りの床の中央には排水時に使う溝が見られます。

湯舟に対して部屋が8畳と広くなっているのも、外から槍などの攻撃が届きにくするための工夫です。湯舟のあるスペース以外にも、脱衣場やお供の控えの間として畳の間が4畳あります。

草津宿街道交流館

草津宿街道交流館は草津宿本陣の近くにある施設で、草津宿本陣にまつわる歴史資料が多く展示されている資料館です。草津宿や当時の歴史を紹介するスペースや街道を往来していた人々の服装、浮世絵を体験できるスペースなど様々あります。

草津宿本陣と合わせて訪れると、より江戸時代の街道にまつわる知識が詳しくわかります。楽しい体験コーナーも多くあるので、親子で行くのもおすすめ。

■開館時間

9:00~17:00(入館は16:30まで)

■休館日

毎週月曜日、祝日の翌日、年末年始(12月28日~1月4日)

■入館料

大人…200円
高校・大学生…150円
小・中学生…100円

まとめ

草津宿本陣は、現存する江戸時代の建物を間近で見られ当時の雰囲気を肌身で味わうことができる貴重な観光スポット。ここでしか見られないものがたくさんあるので、草津観光の際にはぜひじっくり見学してみてください。

草津宿街道交流館も合わせて訪れると、より当時の人々の暮らしの様子や街道、文化について理解を深められるのでおすすめです。本陣の宿帳には土方歳三など有名な人物の足跡が残されており、新選組ファンにも必見の場所でしょう。

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