もみじ谷大吊橋を観光しよう！塩原のパノラマ景色を楽しむ

自然豊かな塩原渓谷にかかる、「もみじ谷大吊橋（那須塩原市）」。橋の下には塩原ダムが広がっており、四季折々に移り変わる山々が湖面に映り込んで、360度の壮大な景観を楽しむことが出来ます。本州最大級の長さを誇ることでも知られ、ぐらぐらと揺れながら進む空中散歩は迫力満点。開湯1200年の歴史を持つ塩原温泉郷の玄関口に位置するため、観光スポットとしても人気です。今回は、そんなもみじ谷大吊橋の魅力を余すところなくお伝えします。

もみじ谷大吊橋とは？

もみじ谷大吊橋は、長さ320ｍ、主塔高26ｍ、幅員1.5ｍの無補剛桁歩道吊橋です。最大の特徴は、橋にかかる重さを支えるためのワイヤーロープを，橋の左右から横に伸ばしていること。一般的な吊橋は通行部分に補剛桁を設置して強度を補いますが、無補剛桁歩道吊橋はワイヤーロープがその役割を担っています。このタイプの歩道吊橋としては、「もみじ谷大吊橋」は本州最大級です。

塩原温泉郷東部にあり、2013年には「恋人の聖地」にも選ばれたことから、老若男女問わず多くの観光客が訪れます。足元の金網の向こうに湖面が見える部分もあり、吊橋だけあって人が多い時にはかなり揺れるのもポイント。スリルを感じながら自然豊かな景観を楽しみたい方はもちろん、家族連れや恋人同士で訪れるのにもぴったりのスポットでしょう。通行料金は大人が300円、小・中学生が200円となっています。（※記載の金額は2019年12月現在）

おすすめの観光シーズン

もみじ谷大吊橋を訪れるなら、やはり紅葉の季節は見逃せません。橋がかかる塩原渓谷は、例年11月上旬～11月中旬ころになると赤、黄、オレンジとさまざまに色づき、一気に華やかになります。青みがかった色の橋とのコントラストが美しく、下に広がる塩原ダムの湖面にその景観が映り込むのもまた、おもむき深く感じますよ。最も観光客が多く訪れるシーズンです。

もし人混みを避けて雄大な景色をゆったり楽しみたいなら、緑鮮やかな初夏～盛夏もおすすめ。真っ青な青空と遠くまで続く緑の山々が、豊かな自然を肌で感じさせてくれます。タイミングによっては、景色を独り占めできるかもしれませんよ。

春～初夏と秋にはＥボートやカヤック、スタンドアップパドルといったスポーツを楽しめるイベントがあります。綺麗な空気の中、思い切り体を動かしたい方にぴったり。湖面から見上げる、橋からとは少し違った景色も楽しむことができます。

デートにぴったり！「恋人の聖地」

2013年に恋人の聖地に選ばれ、2016年には「恋人の聖地第2回観光交流大賞」も受賞したもみじ谷大吊橋。橋を渡った先の広場には恋人たちの聖地のためのモニュメントが設置されています。モチーフは橋周辺の山に生息する珍しい野鳥、「クマタカ」のつがい。地元の杉材をチェーンソーで削って作り上げられており、仲良く暮らしている様子がよ表現されています。手前にはハート形のベンチも設置されているので、フォトスポットとしてもおススメですよ。

橋の入り口にある「森林の駅」では、名前や日付を入れられる記念メダルや恋人の聖地限定品などを販売しているので、恋人同士で訪れた証としてぜひ手に取ってみてくださいね。

塩原名物「スープ入り焼きそば」を食べてみよう

お腹が空いてきたら、塩原名物「スープ入り焼きそば」を試してみませんか？スープ入り焼きそばは、50年以上もの間、塩原で愛されてきたご当地グルメ。どんぶりに炒めたばかりのソース焼きそばを入れ、その上からしょうゆ味のスープを注ぎ込みます。一見ラーメンのようですが、食べるとガツンとくる焼きそばの味が特徴。徐々にソースとしょうゆの味が混ざりあっていくのも、スープ入り焼きそばならではの楽しさです。森林の駅のレストランでも食べることができます。

もみじ谷限定グッズをお土産に

お土産には、もみじ谷限定グッズがぴったりです。特に恋人の聖地のお土産の中には、ここでしか買えない珍しいものも！手作りのハート形小皿や恋人の聖地クッキー、恋人のペアストラップなどが取り揃えられています。

またチーズケーキやレモン牛乳、とちおとめを使ったスイーツ、地酒など、栃木らしいお土産も多数！森林の駅にはこうしたお土産が購入できるショップも併設されているので、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。

◎土産物店や飲食店も充実

塩原渓谷の雄大な自然を空中散歩しながら楽しめる、もみじ谷大吊橋。森林の駅をはじめとして、塩原温泉郷に近いこともあり、周辺には土産物店や飲食店も充実しています。ご当地グルメやここでしか購入できないお土産もたくさんあるので、せっかくもみじ谷大吊橋を訪れたなら、ぜひお店めぐりにも出かけてみてくださいね。

もみじ谷大吊橋を観光しよう！塩原のパノラマ景色を楽しむ