宮城随一の桜の名所!白石川沿いの一目千本桜の観光ガイド【決定版】

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宮城随一の桜の名所!白石川沿いの一目千本桜の観光ガイド【決定版】

仙台郊外にある絶景桜スポット、「一目千本桜」をご存じでしょうか。大河原町から隣の柴田町まで実に8kmもの川沿いを、約1200本の桜並木が続いています。残雪の残る蔵王連峰を背景に、白石川の堤に満開の桜があふれかえる景色の美しさは一見の価値あり。開花時期には毎年「おおかわら桜まつり」も開催されて盛り上がります。

ぜひ桜の時期に合わせて「一目千本桜」を見に行きたいですね。

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宮城随一の桜の名所!白石川沿いの一目千本桜の観光ガイド【決定版】

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桜のトンネルを歩く

一目千本桜は春になると美しく咲く

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「一目(ひとめ)千本桜」は、仙台駅から普通電車で30分ほどに位置する大河原町にあります。地元出身の実業家である高山開治郎氏が、この町に桜の名所を作りたいという思いで、大正12年と昭和2年にあわせて1200本ほどのソメイヨシノを寄贈し、植樹したことに始まります。

清流として有名な白石川沿いの桜スポットとして定着し、いまや町のシンボル的存在となり桜シーズンには国内外から多くの人が訪れます。

春のうららかな日を浴びながら、一斉に咲き誇る桜のトンネルの下を散策してみましょう。おすすめは、大河原駅から柴田町の船岡駅までのひと駅分、約3.5kmを歩くコース。ビューポイントがたくさんあり、歩くのにも程よい距離なので人気のコースです。土手の並木では目線の高さで桜の花を愛でたり、写真を撮ったりしながらゆっくりと散策したいですね。

優雅に船からお花見

蔵王連峰を背景にした一目千本桜

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「一目千本桜」の一番の見どころは、何と言っても残雪が白く輝く蔵王連峰の壮大な山々を背景にした満開の桜並木でしょう。桜の開花時期にあわせて開催している「おおがわら桜まつり」では、日常を離れた素晴らしいお花見体験ができます。

その一つが、風情ある屋形船から眺める桜景色。桜まつり会場を出航し、下流の韮神堰手前まで約2.3kmほどの距離をゆったりと運行しています。春の訪れを感じながら、水上から優雅にお花見できるなんて素敵ですね。

毎年美しい桜が楽しめるのも、地元の人々の努力あってこそ。柴田農林高校が桜樹保護の手助けの活動をしていたり、地域の社会奉仕団体が桜並木の補植を毎年実施しています。遠目に眺めるだけでなく、花の美しさにもぜひ注目してください。

ライトアップされた夜桜もきれい!

白石川沿いの一目千本桜の夜桜

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桜シーズン本番は、大河原駅のホームがかなり混雑するほど、「一目千本桜」は一大観光スポットと化します。スムーズに散策するには早い時間帯がおすすめですが、日没以降にライトアップされた夜桜を見るのもお楽しみの一つです。
自然豊かな風景の中での桜のライトアップはどこか懐かしさ感じさせる美しさが。都会的なイルミネーションなどとはまた違った、光と景色とが幻想的にマッチした空間を心ゆくまで堪能してくださいね。

隣接する船岡城址公園も桜の名所

船岡城下の桜

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「一目千本桜」と並んで桜の絶景スポットとして有名なのが船岡城址公園です。山城跡を利用した小高い場所にある公園で、辺り一面が桜に覆われます。

この二つの桜スポットは、2015年に完成した「しばた千桜橋」でつながっており、気軽に行き来できるので観光客には嬉しいですよね。「しばた千桜橋」はいわゆる撮り鉄たちのシャッタースポットとしても有名なんです。

橋の下をJR東北本線が走っていて、電車を絡めた素敵な桜景色が撮れるので、鉄道好きでなくてもぜひトライしてみたいところ。

公園内にはスロープカーに乗車でき、頂上までスムーズに移動できます。桜のトンネルを抜けるように進むので家族連れにも大変人気です。

「樅ノ木は残った展望デッキ」から一望!

夕焼けと一目千本桜

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船岡城址公園の見どころは何と言っても山頂からの眺望。頂上からは白石川堤と一目千本桜はもちろん、遠くに蔵王連峰が浮かぶように見えるほか、天気が良ければ太平洋まで望めます。

そして、もう一つの外せないビューポイントが一本の樅の木。桜の中に1本だけポツンとそびえる緑の樹木が目に留まるはずです。この木は、江戸時代の伊達家の御家騒動を描いた歴史小説、山本周五郎作『樅の木は残った』のモチーフとして有名な樅(もみ)の木です。

主人公の住まいがあった場所とも伝えられており、ファンにとっては聖地と言われる場所なのです。大河ドラマにもなったこの物語に触れ、歴史を感じながら訪ねるのも趣があって良いですね。

高くそびえ立つ樅の木の下から景色を楽しめるスポットとして「樅ノ木は残った展望デッキ」があります。桜シーズンの眺めは格別、ぜひ足を運びたい場所です。

◎車での訪問は注意。東北本線の徐行運転がもあり

「一目千本桜」および「船岡城址公園」へのアクセスは車でも可能です。ただし、週末を中心にピーク期はかなり混雑し渋滞が発生します。早めに到着してスムーズに駐車場を目指しましょう。大河原駅の周辺で駐車し、散策後に電車で船岡駅などから戻るプランや、その逆のルートも可能です。

シーズン中は電車の徐行運転が行われるなど、車内からも桜が満喫できるので、臨機応変に行動してお花見を楽しめるといいですね。

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