【宮崎県えびの市】えびの高原は火山湖と絶景を巡るハイキングがおすすめ

画像出典:BLUE7 / PIXTA(ピクスタ)

【宮崎県えびの市】えびの高原は火山湖と絶景を巡るハイキングがおすすめ

えびの高原は日本で初めて国立公園に指定された「霧島錦江湾国立公園」の北側にあります。美しい四季の移ろいが感じられる自然スポットとして知られ、様々な楽しみ方があるハイキングスポットとして人気があります。今回はえびの高原をより楽しむために、おすすめの見どころやハイキングコースを紹介します。

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【宮崎県えびの市】えびの高原は火山湖と絶景を巡るハイキングがおすすめ

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火山湖が点在するえびの高原。貴重な高山植物の自生地

独特の稜線を描く韓国岳

標高1200mにあるえびの高原は、韓国岳(からくにたけ)や甑岳(こしきだけ)、白鳥山、蝦野岳(えびのだけ)に囲まれています。高原内には複数の火山湖も点在しています。※写真は韓国岳

えびの高原という名の由来は火山が関係しています。かつては様々な場所で火山ガスが噴射していたことから、高原内が過酷な環境になり、生息できる植物も限られていたと言います。そんな中、高原内ではすすきが一帯を占めていたのですが、火山ガスの影響ですすきの色がえび色になったことから「えびの高原」と名付けられたのです。すすきは今も韓国岳の裾野に広がり、秋の鑑賞スポットとして人気があります。

えびの高原に自生するノカイドウ

4月下旬~5月上旬に見頃を迎えるノカイドウは、えびの高原にしか自生していない貴重な花です。この時期にトレッキングをするなら観賞してみましょう。

えびの高原のアクセス&駐車場情報 ※2019年11月時点

バスでのアクセス

宮崎市内の宮交シティ(※写真)から、小林市の小林バスセンター(宮崎交通小林営業所)までが約1時間30分。小林バスセンターバス停からえびの高原まで約50分です。霧島連山の登山を楽しむ場合は、霧島連山周遊バスの利用もおすすめです。

車でのアクセス

出典: Sanjo (CC BY-SA 3.0)

宮崎市内から宮崎自動車道を通って約1時間。宮崎自動車道えびのIC(※写真)を下りてから約30分で到着します。えびの高原には駐車場があり、駐車代は有料で1台500円です。

えびのエコミュージアムセンター

霧島連山の登山拠点・えびのエコミュージアムセンター

出典: BLUE7 / PIXTA(ピクスタ)

えびのエコミュージアムセンターは、えびの高原の中央に位置しています。霧島連山の登山拠点で、施設内には霧島の自然に関する情報やパネルや映像で展示されています。

登山情報や火山活動についても知ることができるので、登山やハイキングを楽しむ際には立ち寄るのがおすすめです。えびのエコミュージアムセンターの目の前には硫黄山があり、その後ろには霧島連山の最高峰・韓国岳があり、山々の雄大な景色を目の当たりにできるでしょう。

おすすめのハイキングコース

えびの高原池巡りコースが初心者におすすめ

紅葉が色づく白紫池

初心者でも楽しめるハイキングコースの定番です。えびのエコミュージアムセンターの裏手から白紫池(びゃくしいけ)・六観音御池(ろくかんのんみいけ)・不動池(ふどういけ)へと進んでいくコース。約2時間で一周することができます。季節によって様々な花が咲き誇り、木々の中を抜けていくことでリフレッシュできるでしょう。

白紫池(※写真)は直径250m、水深1mほどの火山湖で、天然のスケートリンク場として活用されていた時期もあります。

他の火山湖と展望台も忘れずに

六観音御池

出典: Sanjo (CC BY-SA 3.0)

えびの高原には火山の爆発によってできた火山湖がいくつもあります。えびの高原の見どころの一つとなっているので足を運んでみましょう。

六観音御池は直径400m、水深14mほどの火山湖。酸性度が高いので湖の色がコバルトブルーとなり、えびの高原の中でも美しい火山湖として知られています。周囲をカエデやミズナラ、アカマツなどに囲まれ、秋には紅葉も楽しめます。

不動池

出典: Ray_go (CC BY-SA 3.0)

直径210m、水深9mほどの火山湖。道路沿いにあるのでドライブをしながら手軽に立ち寄ることが可能。六観音御池と同様に酸性度が高いのでコバルトブルーをした幻想的な湖です。

4つの展望台

えびの展望台から見た韓国岳

出典: Ray_go (CC BY-SA 3.0)

えびの高原には4箇所展望台があります。※写真はえびの展望台から見た韓国岳

■ えびの展望台:韓国岳を正面から望むことができます。すすきヶ原や硫黄山が見えて自然の美しさを堪能できるでしょう。
■ 二湖パノラマ展望台:白紫池のそばにあります。白紫池と六観音御池を望む展望台からの景色が圧巻です。
■ 白鳥山北展望台:韓国岳の撮影スポットとして人気があります。
■ 六観音御池展望台:六観音御池を眺めるのに最適。コバルトブルーをした美しい火山湖を写真に収めることができます。

えびの高原近くの温泉施設

国民宿舎 えびの高原荘

源泉掛け流しの炭酸水素塩温泉を楽しめる施設。大浴場からは韓国岳も望め、リラックスできるでしょう。日帰り入浴も可能です。

白鳥温泉 上湯

霧島白鳥山の中腹にある静かな温泉地。西郷隆盛が滞在した歴史があることでも知られています。展望風呂からはえびの市街地を一望できます。

えびの高原のおすすめ観光シーズンは?

えびの高原は宮崎県の中でも屈指の自然を満喫できるスポット。春には国の天然記念物のノカイドウやハルリンドウなどの可愛らしい花に癒され、夏にはアジサイの仲間・ノリウツギを鑑賞できます。キャンプ村は避暑地としても知られ、暑い夏も涼しく過ごせるでしょう。秋には色とりどりの紅葉、冬にはダイナミックな景色の中でアイススケートを楽しめるなど、四季を満喫できるスポットや施設が複数あります。春夏秋冬それぞれ違った表情を見せてくれるので、どの季節に訪れても楽しめます。

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